始まりの魔女と

あるまん

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第二章

第7話

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「ん……んあっ、あっ、はぁっ……あっ、あ……あああああっっっ~~~!!」

 ビクビクンッ! 

 ……

 嗚呼、生まれてから幾つもの昼と夜・四季を越え、「七つの大罪」の六つは抑えて来たけど、満月時の色欲sexual arousalは抑えられないですね……折角月経menstruationも止めたというのに。

「……ほら、隠れて「一人遊び」をする位なら堂々と出て来なさい。後で廊下は拭いておく事」
 扉の向こうで下半身を露出させ、汗とも愛液とも尿とも区別のつかない程白黒をベット上に引き摺り出す。
「わわっ! ……こ、これは……其の……」
「全く、相変わらずの洪水ですね。その小さい身体minimal bodyのどこに其の量を溜めておけるのか、やはり一度、その腹を引き裂いて見てみないといけませんね……冗談ですよ、これ以上ベッドを汚す事は認めません」

 ……

 「……やぁ、御二人共、1カ月振りの再会かな? 隣の小鳥ちゃんは……ダウンしている様だね。まぁFräuleinの性欲にはワタシもタジタジだしな。全く私の何倍も昼と夜を越えているのにずっと月夜の兎Lunaticの様な発情d いやんいやん久し振りなのにそんな黒くてぶっといの壊れちゃうあひいいいいいんっ!」

 ……久し振りの鼠の軽口に私は溜息を一つ。

「そんな軽口を言えるのなら無事に任務は終えたと理解しました。全く、其処に行くのが無理強制敗北イベントと理解出来る迄ひと月もかかるとは、私が戯れに協力していた時から成長していませんね」
「其れが勇者達の良い所でもあるけどね。御蔭でFräuleinの目的である「平衡保持balance」もしやすいだろうし」
「……とはいえ、もぅ1年も持てば良い方でしょう。既に
*あ*の*方*
の復活も始まった様ですし、もう無理に引き延ばさなくても良いかもですね」

 私は何時も手元から離さない、あの方に戴いた本を横目で見つつ、

「しかし良い所に帰って来ました。貴方に着せようと用意していた最新の「奴隷守」がありますの……Princessにも着せてみましたけどどうにもが合わなくて……貴方には、ピタリと合う筈ですわ」
「や、やだなぁ……ワタシの前は既に黒くてぶっといので一杯だよ……」
「嗚呼、安心して下さい。多少を垂れ流した所で、もぅ既にベッドは湖の様です。もぅ1,2本位は、挿入るはいるのでしょう?」
「もっ、もぅオムツの世話になるのは嫌あああああああああああああああああああ!!!!!」
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