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おじさん♡誓われます②*
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アレックス♡
抱きしめると、君は…
幸せそうに笑んだ。
だから今は…
今だけは!
私が貴方を幸せにします。
「セス♡キスして?」
…私は彼にはなれない。
なるつもりも無い。
君の間違いを正さぬが、他の男のフリなどしない。
「…ちゅ、…ん、ンッ♡」
小鳥が啄むように何度も何度も、その可愛い唇に触れる。
君はくすぐったそうに鼻を鳴らした。
それから、触れるだけですぐに離れる私の唇を追いかけてくる。
「…あ、ぁむッ…ん、んふッ♡」
ついに私は君に捕まった。
貴方はきっと逃すまいと、私の顔を嫋やかな両手でとらえる。
そして熱く柔らかい舌が私の歯列を割り入ってきた。
…なんと甘い、舌だろう。
愛らしい見た目と裏腹の、情熱的な口づけに私は激しく翻弄される。
だが、それも良い。
されるがまま、貪られてみよう。
君を精一杯に感じたい。
深く差し込まれた舌が私を犯していく。
そして注がれた君の唾液を一滴も逃さぬように飲み干した。
すると胃の腑が燃えるように熱くなる。
これが、私のαの真の目覚めだった。
私は、優秀な従兄弟達に引けを取らない。
私は、貴方に相応しい男だ。
私は、リリィの夫になりたい!
「ね、脱ごう♡」
君は私の上着に手をかけた。
だが、上手くいかない。
だから私は貴方の手をとって、導いた。
シャツのボタンを教え、君に外してもらう。
そしてすっかりはだけた私の胸に君の手のひらをはわせた。
「…心臓、ドキドキ言ってるね」
そう、私は酷く興奮している。
君のせいだ。
だからもっと下へと君の手を向かわせたい。
意図をもったその誘いに君の手は大人しくしたがってくださる。
私の胸から腹へ、肌の上を滑らせていった。
下履きもまた、ボタンで閉ざされている。
貴方は硬い生地に苦戦しながらも、嬉しそうに外していく。
五つあるボタンの三つ目を外すと、下着を押しのけた私の雄が飛びだした。
「!、…わぁ。スゴい、ね♡」
君はひとしきり感心すると、いきり立つ私のペニスを先から根元までゆっくりと人差し指でたどった。
「ッ…、は」
貴方は悪い人だ。
こんなふうに男の劣情を煽るなんて、可愛くない。
「…リリィ、見たい」
君が意地悪をするから、私も我儘になろう。
「君の全てを、私に見せて欲しい」
想像する事すら禁じられた君の玉体の全てを、私は見たかった。
それも貴方が自ら晒してくれるなら、拭いきれぬ罪悪感もひと時は霧散するに違いない。
「うん?…うん、良いよ?もちろん♡」
君は細い指を酷くゆっくりと肩に這わせ、夜着の肩ひもに掛ける。
スルリッと、簡単にその結び目は解けてしまった。
呆気ないくらい簡単に露われた、貴方の乳房はそのささやかな膨らみが可愛い。
私は、我慢がならなかった。
「…あッ、あぁ、ん!」
思うより先に触れてしまった。
下から上へと乳房を掴みあげて、薄紅色をしてぷっくりと盛り上る乳首を摘む。
「~ひっ!…あッ、あぁァッ」
その途端、ビクビクビクッとリリィは激しく痙攣して私に倒れかかってきた。
私は肝を冷やし、抱きとめた君の様子を窺う。
「…やだ。もぉ!…も、イッちゃった…」
泣きべそをかきながら君が仰った。
…あれだけの事で君は達したのか。
貴方という人は、何という感じやすい肉体をお持ちなのでしょう。
これでは、ずいぶんとお辛かったはずだ。
「もうっ、セスのせいだからねッ」
知っております。
夫でありながら、彼らが貴方を淋しがらせたのがいけない。
この私が、貴方を満たして差し上げる。
「たくさん、イけばよろしい」
貴方が欲しいだけ、私はあげる。
「何度もしよう。私なら、側にいる…」
私は君の側におります。
今、貴方の側にいるのは私だ。
「~っ、本当?…朝まで一緒に居てくれる?」
「もちろん」
離れられる訳がない。
私はいつだって貴方が恋しいのだ。
朝がくれば、私の夢は終わる。
朝日が差せば、きっと私と貴方を別つでしょう。
…朝など来なければいい。
「…ほんと?…、…ぅえぇ、~ん」
泣かないで、リリィ。
頼りなげに震える君を抱き寄せる。
壊さないように、でもきつく抱きしめた。
貴方を私の胸の中におさめてしまおう。
「ぅっく…そっか、…うん。うん、…嬉しい♡」
うつむいた顔をようやく上げた君は、愛らしい泣き笑いを見せてくれた。
私は、君の笑った顔が好きだ。
怒った顔も可愛かった。
先刻の、淡い快さにも濡れた顔は、美しかった。
もっと、多彩な貴方を見せて欲しい。
\\\٩(๑`^´๑)۶////
抱きしめると、君は…
幸せそうに笑んだ。
だから今は…
今だけは!
私が貴方を幸せにします。
「セス♡キスして?」
…私は彼にはなれない。
なるつもりも無い。
君の間違いを正さぬが、他の男のフリなどしない。
「…ちゅ、…ん、ンッ♡」
小鳥が啄むように何度も何度も、その可愛い唇に触れる。
君はくすぐったそうに鼻を鳴らした。
それから、触れるだけですぐに離れる私の唇を追いかけてくる。
「…あ、ぁむッ…ん、んふッ♡」
ついに私は君に捕まった。
貴方はきっと逃すまいと、私の顔を嫋やかな両手でとらえる。
そして熱く柔らかい舌が私の歯列を割り入ってきた。
…なんと甘い、舌だろう。
愛らしい見た目と裏腹の、情熱的な口づけに私は激しく翻弄される。
だが、それも良い。
されるがまま、貪られてみよう。
君を精一杯に感じたい。
深く差し込まれた舌が私を犯していく。
そして注がれた君の唾液を一滴も逃さぬように飲み干した。
すると胃の腑が燃えるように熱くなる。
これが、私のαの真の目覚めだった。
私は、優秀な従兄弟達に引けを取らない。
私は、貴方に相応しい男だ。
私は、リリィの夫になりたい!
「ね、脱ごう♡」
君は私の上着に手をかけた。
だが、上手くいかない。
だから私は貴方の手をとって、導いた。
シャツのボタンを教え、君に外してもらう。
そしてすっかりはだけた私の胸に君の手のひらをはわせた。
「…心臓、ドキドキ言ってるね」
そう、私は酷く興奮している。
君のせいだ。
だからもっと下へと君の手を向かわせたい。
意図をもったその誘いに君の手は大人しくしたがってくださる。
私の胸から腹へ、肌の上を滑らせていった。
下履きもまた、ボタンで閉ざされている。
貴方は硬い生地に苦戦しながらも、嬉しそうに外していく。
五つあるボタンの三つ目を外すと、下着を押しのけた私の雄が飛びだした。
「!、…わぁ。スゴい、ね♡」
君はひとしきり感心すると、いきり立つ私のペニスを先から根元までゆっくりと人差し指でたどった。
「ッ…、は」
貴方は悪い人だ。
こんなふうに男の劣情を煽るなんて、可愛くない。
「…リリィ、見たい」
君が意地悪をするから、私も我儘になろう。
「君の全てを、私に見せて欲しい」
想像する事すら禁じられた君の玉体の全てを、私は見たかった。
それも貴方が自ら晒してくれるなら、拭いきれぬ罪悪感もひと時は霧散するに違いない。
「うん?…うん、良いよ?もちろん♡」
君は細い指を酷くゆっくりと肩に這わせ、夜着の肩ひもに掛ける。
スルリッと、簡単にその結び目は解けてしまった。
呆気ないくらい簡単に露われた、貴方の乳房はそのささやかな膨らみが可愛い。
私は、我慢がならなかった。
「…あッ、あぁ、ん!」
思うより先に触れてしまった。
下から上へと乳房を掴みあげて、薄紅色をしてぷっくりと盛り上る乳首を摘む。
「~ひっ!…あッ、あぁァッ」
その途端、ビクビクビクッとリリィは激しく痙攣して私に倒れかかってきた。
私は肝を冷やし、抱きとめた君の様子を窺う。
「…やだ。もぉ!…も、イッちゃった…」
泣きべそをかきながら君が仰った。
…あれだけの事で君は達したのか。
貴方という人は、何という感じやすい肉体をお持ちなのでしょう。
これでは、ずいぶんとお辛かったはずだ。
「もうっ、セスのせいだからねッ」
知っております。
夫でありながら、彼らが貴方を淋しがらせたのがいけない。
この私が、貴方を満たして差し上げる。
「たくさん、イけばよろしい」
貴方が欲しいだけ、私はあげる。
「何度もしよう。私なら、側にいる…」
私は君の側におります。
今、貴方の側にいるのは私だ。
「~っ、本当?…朝まで一緒に居てくれる?」
「もちろん」
離れられる訳がない。
私はいつだって貴方が恋しいのだ。
朝がくれば、私の夢は終わる。
朝日が差せば、きっと私と貴方を別つでしょう。
…朝など来なければいい。
「…ほんと?…、…ぅえぇ、~ん」
泣かないで、リリィ。
頼りなげに震える君を抱き寄せる。
壊さないように、でもきつく抱きしめた。
貴方を私の胸の中におさめてしまおう。
「ぅっく…そっか、…うん。うん、…嬉しい♡」
うつむいた顔をようやく上げた君は、愛らしい泣き笑いを見せてくれた。
私は、君の笑った顔が好きだ。
怒った顔も可愛かった。
先刻の、淡い快さにも濡れた顔は、美しかった。
もっと、多彩な貴方を見せて欲しい。
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