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亜香里と真紀理の研鑽
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「つまり左足を半歩出しているのは前に進むためだけとはかぎらないということだ」
珍しく亜香里と真紀理が武道場で話していた。
居合胴着に刀を腰に差し、真紀理はTシャツにショートパンツで稽古に来ていた。
まだ香織と沙織は来ていなかったので二人で体捌きとフットワークの話をしていた。
「まあキックボクシングでもオーソドックスは左が前だし、それって前に出るだけとはかぎらないし」
「無外流には稲妻という技がある」
亜香里は左足を前に進めると頭をかばうように抜き上げると同時に右足で右側に出て両手で斜めに切り下げた。
「これは相手が正面から斬ってくるのを剣で受け流しながら右へ捌き腰を斬る技だ」
「その頭は片手で守りながらってこと?」
「たしかに頭守る体はとってるが実際には相手の剣が降りてくる前に体捌きで躱す」
「じゃ頭を守るのは形だけってこと?」
「そういうことになるな」
亜香里は納刀した。
「ま、蹴るからってガード下げないキックボクシングと一緒だね。でもわたしなら牽制するな」
「なにぃ?今なんと言った!」
「牽制するっていったよ」
亜香里は腕を組んでじっと考えにふけった。
「牽制…か」
真紀理がステップを踏みながらジャブを数発打つとサイドステップで相手の脇腹にボディーブローを入れる動きをしてみせた。
「こんな感じ」
「厶ッ!それだ!」
亜香里は抜きざまに下から斬り上げると素早く右へ捌いて腰の位置へ斬り込んだ。
まるで漫画で見るような動きだ。
「これだ…真と稲妻を掛け合わせた動き…」
亜香里はさらに続けた。
「いやそれは無外流五用の捨でもあり、真でもあり…無外流の真実が見えた気がする…」
「え。見せて見せて」
真紀理が木刀を正眼に構えた。
すかさず亜香里が下から真紀理の剣を斬り上げ、同じように右側から腰へ斬り込んだ。
「おお…」
真紀理は真紀理で亜香里の動きを見せられ考え始めた。
珍しく亜香里と真紀理が武道場で話していた。
居合胴着に刀を腰に差し、真紀理はTシャツにショートパンツで稽古に来ていた。
まだ香織と沙織は来ていなかったので二人で体捌きとフットワークの話をしていた。
「まあキックボクシングでもオーソドックスは左が前だし、それって前に出るだけとはかぎらないし」
「無外流には稲妻という技がある」
亜香里は左足を前に進めると頭をかばうように抜き上げると同時に右足で右側に出て両手で斜めに切り下げた。
「これは相手が正面から斬ってくるのを剣で受け流しながら右へ捌き腰を斬る技だ」
「その頭は片手で守りながらってこと?」
「たしかに頭守る体はとってるが実際には相手の剣が降りてくる前に体捌きで躱す」
「じゃ頭を守るのは形だけってこと?」
「そういうことになるな」
亜香里は納刀した。
「ま、蹴るからってガード下げないキックボクシングと一緒だね。でもわたしなら牽制するな」
「なにぃ?今なんと言った!」
「牽制するっていったよ」
亜香里は腕を組んでじっと考えにふけった。
「牽制…か」
真紀理がステップを踏みながらジャブを数発打つとサイドステップで相手の脇腹にボディーブローを入れる動きをしてみせた。
「こんな感じ」
「厶ッ!それだ!」
亜香里は抜きざまに下から斬り上げると素早く右へ捌いて腰の位置へ斬り込んだ。
まるで漫画で見るような動きだ。
「これだ…真と稲妻を掛け合わせた動き…」
亜香里はさらに続けた。
「いやそれは無外流五用の捨でもあり、真でもあり…無外流の真実が見えた気がする…」
「え。見せて見せて」
真紀理が木刀を正眼に構えた。
すかさず亜香里が下から真紀理の剣を斬り上げ、同じように右側から腰へ斬り込んだ。
「おお…」
真紀理は真紀理で亜香里の動きを見せられ考え始めた。
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