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忠明の帰還
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もう忠明に人を斬る体力が残っているか、本人にもわからなかった。
ここで海賊達がいっせいに襲ってきたら、ひとたまりもない。
だが、忠明はあえて前に出て言い放った。
「鬼爪も六人衆も俺が斬った!斬られたい奴は前へ出
ろ!」
幸い、海賊達は恐れおののいて前に出る者などいなかった。
だが一人の男が手を上げて叫んだ。
「相手はひとりだ!数ではこっちが勝っている。一斉
にかかれ!指揮は俺がとる!」
与一と朝、話していた男だ。
おそらく与一の側近なのだろう思われた。
冷静な奴が一人残っていたか…
この人数で指揮をとられると面倒だな。
海賊達は新しい頭が名乗り出たところで各々の武器を構えた。
次の瞬間、忠明の横を黒い影が素早く駆け抜けた。
円頭腕だ。
手に持った網を与一の側近に投げた。
男は苦無を取り出し投げたがすべて網に飲まれ、自身の身体も網に食われた。
網を抜けようともがく暇もなく円頭腕にローマ兵士が使っていたチンクエディアの剣で滅多刺しにされた。
「ぎゃああああ!」
円頭腕は凄みながらゆっくりと忠明の横についた。
頭もいない、六人衆の一人が忠明についた。
海賊達はどうしてよいのか狼狽えた。
忠明は円頭腕を見て不思議な感覚を覚えた。
友とはきっとこういう者をいうのだろう…
円頭腕という味方を得て忠明は勢いづいた。
「連絡係の戸山もここに来る前に斬った。伊集院忠真
も近いうちに始末する!倭寇はこれにて解散!逃げる
なら今だ!これより柳生の一軍がこの島を制圧に来る
であろう!」
海賊達は柳生と聞いていっせいに逃げる準備を始めた。
走り回る海賊達のその様子を見て、忠明は、ほっとした。
これでようやくひと段落ついた…
だか、どうしたものか…海賊と同じ船に乗ってここを出たらたちまちに疲れで眠りついてしまうだろう。
海賊の者に寝首をかかれるかもしれない…
柳生の援軍を待ったほうがいいか?
円頭腕が、この日初めて口を開いた。
「オレノフネ、ノル」
「船?円頭腕の船があるのか?」
忠明は円頭腕に船まで案内された。
大きくはないが、五、六人は乗れる船だ。
「これで島津まで行けるか?」
「ダイジョウブ。オレ、オマエ、シマヅイク。ゼッタイ」
絶対…その言葉に忠明は、円頭腕の心意気を感じた。
「ならば頼む」
そう言うと、忠明は船に乗り込み、船が岸を離れるのを確認すると瓶割の刀を抱いて仰向けになった。
忠明は眠りについた。もう限界だった。
円頭腕が船を漕ぐ間の途中、倭寇の島を目指す柳生の一軍をすれ違った。
柳生の船に乗っていた小幡が円頭腕の船を確認すると、忠明が乗っているではないか。
小幡はもう島のことは柳生に任せ、忠明のいる円頭腕の船に乗った。
そのまま柳生の一軍は後始末のために、竹島へ向かった。
片言の円頭腕の言葉を理解し、忠明が六人衆、鬼爪相手に死闘を繰り広げたこと、円頭腕が盾を渡したこと、張の動きを網で止めたことなどをなんとか理解した。
逃げた者達は助かったが、島に残っていた者達は柳生の手で皆殺しになった。
忠明、円頭腕、小幡の三人の乗せた船は島津を目指し、海の波に揺られていった。
いびきをかく忠明の寝顔を見た小幡は、安堵のため息を漏らした。
「よくご無事で…小野先生…」
島津の浜辺では、阿国がひとりで北東の方を向いて夕日を浴びながら合掌し、沢庵がやっていたように「南無妙法蓮華経」と唱題をあげていた。
後ろから沢庵がやってきた。
「昼間からずっと唱題をあげておるな。もう、宿に戻
りなさい」
「ほんとにこれであの人が帰ってくるんですか?」
「此の本尊の功徳、無量無辺にして広大深遠の妙用あり。故に暫くも此の本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱うれば、即ち祈りとして叶わざるは無く、罪として滅せざ
るは無く、福として来たざるは無く、理として顕われざるは無きなり。忠明はきっと戻ってくる」
「…」
「疑ったら、大聖人様のお力はもらえぬぞ。」
「疑ってはないけど…」
「生死の御事は、御仏意にお任せすることだ」
「大聖人様って誰?沢庵さんみたいな上人ってこと?」
「仏法では聖人とは、仏のことをいう。日蓮大聖人は釈迦が予言した成仏の法、法華経を弘通する上行菩薩の垂迹
応化された御本仏なのだ」
「法華経?」
「女人、悪人も成仏できることを釈迦といた経だ。仏法の肝だな。だが、末法濁悪《まっぽうじょくあく》な時代では釈迦の白法《びゃくほう》も通じない。そこでこの世の最初の御本仏が法華経で予言された上行菩薩として現れ、人の姿、日蓮大聖人となって人類を救う秘要の蔵を、富士山に建立したのだ」
「要するに富士山の御本尊を信じて、南無妙法蓮華経って唱えれば願いが叶うって
こと?」
「だいたいそういうことだ」
「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経…」
阿国は一刻ほど熱心に唱えて宿に戻った。
宿に戻っても自分の部屋で一心不乱に唱題した。
「大聖人様、忠明さまをどうぞ無事に返してくださ
い。南無妙法蓮華経」
夜が明け、桜島の背後から日が出始めるとまた阿国は浜辺に現れた。
そして、日の光を浴びながら静かに唱題をあげ始めた。
桜島の左の方、北東へ向き「南無妙法蓮華経」と、唱えていると桜島より右の方の海から近づいてくる船があった。
船が浅瀬に来ると、乗っていた三人の男達は船を降りて引っ張った。
その一人が、阿国を見つけると船を二人に任せて、阿国の方へ歩いて行った。
「どうぞ、もう一度、もう一度、忠明さまに会わせてください。お願いします。南無妙法蓮華経…」
阿国のその肩に触れる手があった。
ハッと、振り向くと阿国の目の前に、忠明が笑顔で立っていた。
「阿国…」
阿国は息を呑み一瞬唖然としたがすぐに忠明に抱き着いて涙顔をその胸にうずめた。
忠明も生きて阿国をその腕に抱きしめられる瞬間を噛みしめた。
ここで海賊達がいっせいに襲ってきたら、ひとたまりもない。
だが、忠明はあえて前に出て言い放った。
「鬼爪も六人衆も俺が斬った!斬られたい奴は前へ出
ろ!」
幸い、海賊達は恐れおののいて前に出る者などいなかった。
だが一人の男が手を上げて叫んだ。
「相手はひとりだ!数ではこっちが勝っている。一斉
にかかれ!指揮は俺がとる!」
与一と朝、話していた男だ。
おそらく与一の側近なのだろう思われた。
冷静な奴が一人残っていたか…
この人数で指揮をとられると面倒だな。
海賊達は新しい頭が名乗り出たところで各々の武器を構えた。
次の瞬間、忠明の横を黒い影が素早く駆け抜けた。
円頭腕だ。
手に持った網を与一の側近に投げた。
男は苦無を取り出し投げたがすべて網に飲まれ、自身の身体も網に食われた。
網を抜けようともがく暇もなく円頭腕にローマ兵士が使っていたチンクエディアの剣で滅多刺しにされた。
「ぎゃああああ!」
円頭腕は凄みながらゆっくりと忠明の横についた。
頭もいない、六人衆の一人が忠明についた。
海賊達はどうしてよいのか狼狽えた。
忠明は円頭腕を見て不思議な感覚を覚えた。
友とはきっとこういう者をいうのだろう…
円頭腕という味方を得て忠明は勢いづいた。
「連絡係の戸山もここに来る前に斬った。伊集院忠真
も近いうちに始末する!倭寇はこれにて解散!逃げる
なら今だ!これより柳生の一軍がこの島を制圧に来る
であろう!」
海賊達は柳生と聞いていっせいに逃げる準備を始めた。
走り回る海賊達のその様子を見て、忠明は、ほっとした。
これでようやくひと段落ついた…
だか、どうしたものか…海賊と同じ船に乗ってここを出たらたちまちに疲れで眠りついてしまうだろう。
海賊の者に寝首をかかれるかもしれない…
柳生の援軍を待ったほうがいいか?
円頭腕が、この日初めて口を開いた。
「オレノフネ、ノル」
「船?円頭腕の船があるのか?」
忠明は円頭腕に船まで案内された。
大きくはないが、五、六人は乗れる船だ。
「これで島津まで行けるか?」
「ダイジョウブ。オレ、オマエ、シマヅイク。ゼッタイ」
絶対…その言葉に忠明は、円頭腕の心意気を感じた。
「ならば頼む」
そう言うと、忠明は船に乗り込み、船が岸を離れるのを確認すると瓶割の刀を抱いて仰向けになった。
忠明は眠りについた。もう限界だった。
円頭腕が船を漕ぐ間の途中、倭寇の島を目指す柳生の一軍をすれ違った。
柳生の船に乗っていた小幡が円頭腕の船を確認すると、忠明が乗っているではないか。
小幡はもう島のことは柳生に任せ、忠明のいる円頭腕の船に乗った。
そのまま柳生の一軍は後始末のために、竹島へ向かった。
片言の円頭腕の言葉を理解し、忠明が六人衆、鬼爪相手に死闘を繰り広げたこと、円頭腕が盾を渡したこと、張の動きを網で止めたことなどをなんとか理解した。
逃げた者達は助かったが、島に残っていた者達は柳生の手で皆殺しになった。
忠明、円頭腕、小幡の三人の乗せた船は島津を目指し、海の波に揺られていった。
いびきをかく忠明の寝顔を見た小幡は、安堵のため息を漏らした。
「よくご無事で…小野先生…」
島津の浜辺では、阿国がひとりで北東の方を向いて夕日を浴びながら合掌し、沢庵がやっていたように「南無妙法蓮華経」と唱題をあげていた。
後ろから沢庵がやってきた。
「昼間からずっと唱題をあげておるな。もう、宿に戻
りなさい」
「ほんとにこれであの人が帰ってくるんですか?」
「此の本尊の功徳、無量無辺にして広大深遠の妙用あり。故に暫くも此の本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱うれば、即ち祈りとして叶わざるは無く、罪として滅せざ
るは無く、福として来たざるは無く、理として顕われざるは無きなり。忠明はきっと戻ってくる」
「…」
「疑ったら、大聖人様のお力はもらえぬぞ。」
「疑ってはないけど…」
「生死の御事は、御仏意にお任せすることだ」
「大聖人様って誰?沢庵さんみたいな上人ってこと?」
「仏法では聖人とは、仏のことをいう。日蓮大聖人は釈迦が予言した成仏の法、法華経を弘通する上行菩薩の垂迹
応化された御本仏なのだ」
「法華経?」
「女人、悪人も成仏できることを釈迦といた経だ。仏法の肝だな。だが、末法濁悪《まっぽうじょくあく》な時代では釈迦の白法《びゃくほう》も通じない。そこでこの世の最初の御本仏が法華経で予言された上行菩薩として現れ、人の姿、日蓮大聖人となって人類を救う秘要の蔵を、富士山に建立したのだ」
「要するに富士山の御本尊を信じて、南無妙法蓮華経って唱えれば願いが叶うって
こと?」
「だいたいそういうことだ」
「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経…」
阿国は一刻ほど熱心に唱えて宿に戻った。
宿に戻っても自分の部屋で一心不乱に唱題した。
「大聖人様、忠明さまをどうぞ無事に返してくださ
い。南無妙法蓮華経」
夜が明け、桜島の背後から日が出始めるとまた阿国は浜辺に現れた。
そして、日の光を浴びながら静かに唱題をあげ始めた。
桜島の左の方、北東へ向き「南無妙法蓮華経」と、唱えていると桜島より右の方の海から近づいてくる船があった。
船が浅瀬に来ると、乗っていた三人の男達は船を降りて引っ張った。
その一人が、阿国を見つけると船を二人に任せて、阿国の方へ歩いて行った。
「どうぞ、もう一度、もう一度、忠明さまに会わせてください。お願いします。南無妙法蓮華経…」
阿国のその肩に触れる手があった。
ハッと、振り向くと阿国の目の前に、忠明が笑顔で立っていた。
「阿国…」
阿国は息を呑み一瞬唖然としたがすぐに忠明に抱き着いて涙顔をその胸にうずめた。
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