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アドバイスは一丁前にしますよ、利子付きで。

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前略
寝出すと1日中寝ているお兄様
恋愛歴無いのに強制恋愛相談に入りました。

★異世界にトリップしましたが、何の能力も無くて生きるだけで精一杯です!★

あらすじ
ジョンソンの恋愛相談は強制でした。

結局、ジョンソンには必ずアニーを送るように仕向ける事ができた。

最初は私が保護対象だからと渋っていたが、他の女性を送る=その人の事が好きなんだなぁ!と解釈されてしまう可能性を叩き込んだ。

先ずは相手の恋愛対象にはいるんだ!!と熱血指導をした。

合ってるか知らんけど。

その指導の4日後、ジョンソンは夜の時間にお店に現れた。
緊張しているのか、お酒を大量に飲もうとしていたので強制的に水にした。

酔ったら送る事出来んだろうがぁ!!

因みに、私はもうすぐでホールに立つ予定だ。
今までドリンクか運ぶことしかしなかったが勉強の甲斐あって、少し字が読めるようになってきた。

店長にそろそろ頑張ろうか、と言われた。
役立たずから一歩前進だ!!


本日も忙しい夜の時間を終え、帰宅時間になった。
アニーを送るのを提案する時についてきてほしいと言われたが、丁寧にお断りした。

他の女が付いてくる男ってどう考えても嫌だろ。
考えろっ!!

彼らのやり取りは見ずに、私は真っ直ぐ帰宅をする。
アニーに本命がいるので、断られる想定だ。
その為、無理強いはしないが女性の一人歩きは心配だから気をつけてほしいとさりげない感じに終わらせるように伝えた。

しつこい方が嫌だろうしね。

草食系の優しい顔して猪突猛進なジョンソンは何を仕出かすか分からんからな。

「貴方、この世界に慣れてきましたわね。」

ぼーっと歩いてるとルゼルたんが話しかけてきた。

「そうかな?」

「ええ、来た当初より遠慮がなくなってきましたわ。」

「まあ、仕事と家の往復しかしてないしね。
前の世界とおんなじ事しかしてない…」

「あら、そうなの?
この前の休みは部屋に篭って勉強ばかりでしたし、次の休みは街に出かけませんこと?」

「街に?」

「ええ、今は春で精霊祭が開催されているわ。
屋台とかが出ていて賑やかなのよ。」

へー、そうなんだ。

「じゃあ、行こうかな。」

「シャルもお休みのはずだから言っておくわね。」

丁寧にお断りしたら、ルゼルたんに威嚇されました。
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