あおはる?

ツムギ

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あおはる?1

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昼休み

雪那「ねぇ奈緒」

奈緒「ん?」

雪那「私、恋しちゃったかもしれない」

奈緒「へー」

雪那「…ねぇ、奈緒」

奈緒「ん?」

雪那「奈緒ちゃん」

奈緒「んー?」

雪那「聞いてる?」

奈緒「聞いてない」

雪那「聞いて?」

奈緒「やだ」

雪那「お願い。一生のお願い」

奈緒「軽い一生だね。分かった。聞いてあげる」

雪那「じゃあ聞いて?」

奈緒「聞いてるよ」

雪那「違う。私に聞いて?」

奈緒「……何を?」

雪那「言ったよね?私、恋したかもしれんって」

奈緒「………あー、……で?」

雪那「聞いて?誰って」

奈緒「誰?」

雪那「隣のクラスのー、坂本くん!」

奈緒「誰やねん」

雪那「坂本くん」

奈緒「うん、私は知らん人だから誰やねん」

雪那「私美術部じゃん」

奈緒「私は帰宅部だからそれも知らんかった」

雪那「あんた他人に興味なさすぎじゃない?」

奈緒「そうかも」

雪那「で、坂本くんも同じ部活なの」

奈緒「あー…部活で芽生えた青春って奴か」

雪那「それでね、坂本くんがね私の絵を褒めてくれたの!」

奈緒「へー」

雪那「私、美術部だけど部員の中で上手い部類じゃなかったから凄く嬉しくて…それからお話しする内に坂本くんのこと…」

奈緒「青春やん」

雪那「はぁ…坂本くんどんなタイプが好きかな?」

奈緒「知らん人の話されても興味ない」

雪那「ねぇ、どうすればいいと思う?」

奈緒「聞いてた?興味ないんだけど」

雪那「あんた見た目良いんだからモテるじゃん!教えて、モテる秘訣を!」

奈緒「知らんよ、見た目が良いんならそれが理由でしょ?モテたくてモテてる訳でもないし」

雪那「うわっ、嫌味!?ムカつくんだけど」

奈緒「お前から言い出したんだろうが」

雪那「うっわ、逆ギレとか一番ダサいよ?」

奈緒「お?喧嘩なら買うぞ?表出ろ」

雪那「勝った方が放課後タピオカ奢りだからね」

奈緒「おぉ、望む所だ!私の封印されしこの右手の拳が火を吹くぞ」

雪那「それ昨日うちの猫に引っ掻かれたから、手当した跡でしょ?」

奈緒「地味にめっちゃ痛いんだよね」

雪那「おかしいなぁ…うちの子結構人懐っこいんだけど…」

奈緒「猫好きなのに…いたい」

雪那「うん、それに関してはごめん」

奈緒「いいよ、許す」

雪那「許された…。じゃあ、今度はチュールでご機嫌取りからしよう」

奈緒「また行っていいの?猫ちゃん♪猫ちゃん♪」

雪那「本当に猫好きだね、あんた」

奈緒「猫好き!雪那ん家の猫可愛くて好き!」

雪那「分かった分かった、今日部活ない日だから来る?」

奈緒「行く!」

雪那「…………あれ、何の話してたっけ?」

奈緒「猫ちゃん猫ちゃん♪」


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