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第1話 追放勇者、気が変わる【その4】
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月の光で浮かび上がる、花弁状の痣。
女神に祝福され、勇者として認められた者。
七勇者の一人である、確たる証拠。
今、勇者一行は魔王城攻略中だ。だとすると、ここに立っている青年は、奴としか考えられない。
追放された勇者。
『道化師』
「……いや、違うよ?」
サックは身振りを添えて否定した。
「嘘おっしゃい!!」
動く箇所全部を使って、渾身のツッコミを入れるニオーレ。
ここまでバレバレで、なぜかサックはシラを切った。
「ホント違うんだって……」
ポリポリと、頬を掻きながら説明を続ける。
「俺の最終能力《マスタースキル》は、潜在解放《ウェイクアップ》」
急に、サックはニオーレが落とした皮のムチを拝借した。
「道具の秘めた力を、根底から引き出す能力。例えば何の変哲もないこの皮のムチに《潜在解放》すると……」
ブヒュン。
サックはムチを壁に打ち付けた。
すると、
ドゴォォォ!!!!
激しい音と共に、壁に穴が空いた。
砂埃が部屋を満たす。
唖然とするニオーレ。単なる皮のムチで強固な石の壁を軽々と吹き飛ばしたのだから無理もない。
「ただ、解放しすぎると――ごめんね、壊しちまった」
ポイ。
サックは手に持った皮のムチをニオーレに返した。ムチ部分はボロボロに解け、使い物にならなくなっていた。
ニオーレは思い出した。彼に初めて会ったとき、山賊を蹴り飛ばした後、グリーブはボロボロに壊れていた。
彼はグリーブに、この能力を使っていたのだ。
「この力、あらゆる道具に精通しなければ使えない。『鑑定』『行商』『薬剤』『調合』、あと『錬金術』『暗器』『武器鍛冶』『修理』その他もろもろ……」
つまり、彼が言いたいことは。
「――『道化師』じゃなくて、『道具師』ね。『道具師《アイテムマスター》、アイサック=ベルキッド』」
「……へ?」
「新聞屋が誤字ったあと訂正せず、そのまま広まったらしい。身分隠して旅してる身として、声を上げて修正をお願いするのも変な話だし。まあ、『新聞』らしいことしてくれたよな……」
「じゃあ、追放されたのも誤報……?」
うーん……。
サックは腕を組み、返答に悩んだ。
「そこはまあ……ノーコメントってことで……」
(……隙ありっ!!)
ニオーレが突然起き上がり、襲ってきた。
彼女を留めていた『串』が外れていたのだ。ずっと『隙』を伺っていた。
太もものベルトに仕込んでおいたナイフを握りしめ、サックの首めがけて飛びかかった。
「『影踏み』」
ガクン!
突然ニオーレの動きが止まった。
突進する格好のまま固まってしまった。
今度は首から上も動かない。
「素敵な靴をありがとう。粗末なんてとんでもない。『縮地』に『絶歩』、それに『影踏み』……希に存在する『レア物』だったよ」
サックは履く靴を鳴らした。ニオーレの影がサックの足元まで延びていた。
影を踏みつけることで対象の動きを完全固定する、その靴の固有スキル。サックはそれを『解放』したのだ。
「あ……あ……」
先ほどとは異なり、会話することすら封じられたニオーレ。わずかに声が漏れるだけだった。
「さてと」
影を踏みながら、ニオーレに近づき、今度はナイフを拝借。
「オイオイ、これも一級品じゃないか! 解放すれば『首狩り』が使えるぞ!……どれどれ」
サックは早速、ナイフをニオーレの首に近づけた。
「ひ……」
影踏みでまともに声すら出せない状態。
顔が強ばる。汗だけは人並みに吹き出す。
助けてください、の命乞いすら出来ない。
「や、やめろ!娘だけは助けてやってくれっ!」
家主であるニオーレの父が叫んだ。
彼は、ここで真の父親らしいことをした。
「サック! 勇者アイサック! 勇者でありながら命乞いする人間に手を掛けるか! やめろ!止めてくれ! 殺すならワシにしろ!!」
まだ肩から下がまともに動かない状態の、裸体小太り中年が、父親の威厳を見せつけた。
「……」
ニオーレの眼から、涙が溢れた。父の優しさに涙した。
「やめた」
サックは、ニオーレの太ももに巻いてるホルダからナイフの鞘を外した。
そして、青光りする刀身のナイフを入れ、自分の腰ベルトに挟み込んだ。
「『影踏み』も外すよ」
途端、ニオーレの体が勢いよく倒れた。影踏みは慣性はそのままに縛るようだ。
「お、お、お父様!!」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、父親のところに駆け寄った。
サックは、父親に刺さっていた串を抜いた。
「に、ニオーレ!!」
抱き合う二人。
真に死の間際まで追い詰められたことで、改めて親子愛が強くなったのだろう。
いわゆる、これも『吊り橋効果』である。
「なんか、どうでもよくなっちまった。あんたらに特に恨みとか、俺、よく考えたら無いわ、あとは憲兵とかに任せる」
サックは、そんな親子劇場を見せつけられて、興覚めしたようだ。
「あ、ありがとうございます。もうこんなことはしません! 女神に誓って!」
ニオーレが泣き顔で感謝を述べた。
……が。
内心は、サックに舌を出していた。
この街の憲兵だったら、上部にワイロをたんまり配っている。あの麻酔作用のあるお茶も渡している。
うまく辻褄合わせて、なんなら「追放された勇者」をダシにして、サックを脅迫できるんではないか……。
と、腹黒い算段を立てていた。
兎にも角にも、ここで私たちの命を奪わなかったサックには感謝だ。
「……ま、俺はそう思うけど」
サックは、彼らを指さした。
「こいつらは、どう思ってるのかね」
むくり。むくり。
執事とメイドが起き上がり始めた。
彼らの目は、先ほどとは打って変わって、生気に満ち溢れていた。
が、一様に、怒りの表情であったり、大粒の涙を流すものだったり。
拳を強く握りすぎて出血しているものだったり。
様々な感情が見え隠れしていた。
「……はへ?」
これに驚いたのは、ニオーレだった。
お茶とお香を嗅ぎ続けた人間が、感情を取り戻すとは思ってなかったからだ。
「このお香、彼らを気絶させるものじゃない。『治療』させてたんだ。脳のかなり深い部分まで侵されてたから時間かかったけど……あ、安心しな、奴隷だったころの記憶は『すべて残っている』よ」
「なん……ひっ!!」
気づいたら、ニオーレと父親は、元メイドたちに囲まれていた。
田舎からの出稼ぎに来た者たち、
冒険者として旅をしていた者たち。
親。
子供。
配偶者。
旅の仲間。
無二の親友。
そして、自身の人生をぐちゃぐちゃにされた者たちだ。
彼らが、ニオーレたちを許すとは、到底想像できない。
「ま、まってくださいま……ぐぶっ!」
ニオーレの整った顔に、女メイドが持つ杖《メイス》の一振りがクリーンヒットした。
これを皮切りに、執事とメイドの復讐劇が開幕した。
「息子のカタキだ!」
「よくも! よくも!」
「父をどこへやった!」
「トゴとジェフを……返せっ!」
「くそっ! くそっ! お前らのせいで!!」
ばぎっ どごっ ぐしゃ
「いやあ! 誰か! 誰か助けて! た、助け……」
「ぎやぁぁぁぁぁ!!」
二人の断末魔を背に、サックは屋敷を後にした。
擬態獣のマントを羽織り、彼はそのまま、夜の街を歩き始めた。
「……女神の加護があらんことを」
女神に祝福され、勇者として認められた者。
七勇者の一人である、確たる証拠。
今、勇者一行は魔王城攻略中だ。だとすると、ここに立っている青年は、奴としか考えられない。
追放された勇者。
『道化師』
「……いや、違うよ?」
サックは身振りを添えて否定した。
「嘘おっしゃい!!」
動く箇所全部を使って、渾身のツッコミを入れるニオーレ。
ここまでバレバレで、なぜかサックはシラを切った。
「ホント違うんだって……」
ポリポリと、頬を掻きながら説明を続ける。
「俺の最終能力《マスタースキル》は、潜在解放《ウェイクアップ》」
急に、サックはニオーレが落とした皮のムチを拝借した。
「道具の秘めた力を、根底から引き出す能力。例えば何の変哲もないこの皮のムチに《潜在解放》すると……」
ブヒュン。
サックはムチを壁に打ち付けた。
すると、
ドゴォォォ!!!!
激しい音と共に、壁に穴が空いた。
砂埃が部屋を満たす。
唖然とするニオーレ。単なる皮のムチで強固な石の壁を軽々と吹き飛ばしたのだから無理もない。
「ただ、解放しすぎると――ごめんね、壊しちまった」
ポイ。
サックは手に持った皮のムチをニオーレに返した。ムチ部分はボロボロに解け、使い物にならなくなっていた。
ニオーレは思い出した。彼に初めて会ったとき、山賊を蹴り飛ばした後、グリーブはボロボロに壊れていた。
彼はグリーブに、この能力を使っていたのだ。
「この力、あらゆる道具に精通しなければ使えない。『鑑定』『行商』『薬剤』『調合』、あと『錬金術』『暗器』『武器鍛冶』『修理』その他もろもろ……」
つまり、彼が言いたいことは。
「――『道化師』じゃなくて、『道具師』ね。『道具師《アイテムマスター》、アイサック=ベルキッド』」
「……へ?」
「新聞屋が誤字ったあと訂正せず、そのまま広まったらしい。身分隠して旅してる身として、声を上げて修正をお願いするのも変な話だし。まあ、『新聞』らしいことしてくれたよな……」
「じゃあ、追放されたのも誤報……?」
うーん……。
サックは腕を組み、返答に悩んだ。
「そこはまあ……ノーコメントってことで……」
(……隙ありっ!!)
ニオーレが突然起き上がり、襲ってきた。
彼女を留めていた『串』が外れていたのだ。ずっと『隙』を伺っていた。
太もものベルトに仕込んでおいたナイフを握りしめ、サックの首めがけて飛びかかった。
「『影踏み』」
ガクン!
突然ニオーレの動きが止まった。
突進する格好のまま固まってしまった。
今度は首から上も動かない。
「素敵な靴をありがとう。粗末なんてとんでもない。『縮地』に『絶歩』、それに『影踏み』……希に存在する『レア物』だったよ」
サックは履く靴を鳴らした。ニオーレの影がサックの足元まで延びていた。
影を踏みつけることで対象の動きを完全固定する、その靴の固有スキル。サックはそれを『解放』したのだ。
「あ……あ……」
先ほどとは異なり、会話することすら封じられたニオーレ。わずかに声が漏れるだけだった。
「さてと」
影を踏みながら、ニオーレに近づき、今度はナイフを拝借。
「オイオイ、これも一級品じゃないか! 解放すれば『首狩り』が使えるぞ!……どれどれ」
サックは早速、ナイフをニオーレの首に近づけた。
「ひ……」
影踏みでまともに声すら出せない状態。
顔が強ばる。汗だけは人並みに吹き出す。
助けてください、の命乞いすら出来ない。
「や、やめろ!娘だけは助けてやってくれっ!」
家主であるニオーレの父が叫んだ。
彼は、ここで真の父親らしいことをした。
「サック! 勇者アイサック! 勇者でありながら命乞いする人間に手を掛けるか! やめろ!止めてくれ! 殺すならワシにしろ!!」
まだ肩から下がまともに動かない状態の、裸体小太り中年が、父親の威厳を見せつけた。
「……」
ニオーレの眼から、涙が溢れた。父の優しさに涙した。
「やめた」
サックは、ニオーレの太ももに巻いてるホルダからナイフの鞘を外した。
そして、青光りする刀身のナイフを入れ、自分の腰ベルトに挟み込んだ。
「『影踏み』も外すよ」
途端、ニオーレの体が勢いよく倒れた。影踏みは慣性はそのままに縛るようだ。
「お、お、お父様!!」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、父親のところに駆け寄った。
サックは、父親に刺さっていた串を抜いた。
「に、ニオーレ!!」
抱き合う二人。
真に死の間際まで追い詰められたことで、改めて親子愛が強くなったのだろう。
いわゆる、これも『吊り橋効果』である。
「なんか、どうでもよくなっちまった。あんたらに特に恨みとか、俺、よく考えたら無いわ、あとは憲兵とかに任せる」
サックは、そんな親子劇場を見せつけられて、興覚めしたようだ。
「あ、ありがとうございます。もうこんなことはしません! 女神に誓って!」
ニオーレが泣き顔で感謝を述べた。
……が。
内心は、サックに舌を出していた。
この街の憲兵だったら、上部にワイロをたんまり配っている。あの麻酔作用のあるお茶も渡している。
うまく辻褄合わせて、なんなら「追放された勇者」をダシにして、サックを脅迫できるんではないか……。
と、腹黒い算段を立てていた。
兎にも角にも、ここで私たちの命を奪わなかったサックには感謝だ。
「……ま、俺はそう思うけど」
サックは、彼らを指さした。
「こいつらは、どう思ってるのかね」
むくり。むくり。
執事とメイドが起き上がり始めた。
彼らの目は、先ほどとは打って変わって、生気に満ち溢れていた。
が、一様に、怒りの表情であったり、大粒の涙を流すものだったり。
拳を強く握りすぎて出血しているものだったり。
様々な感情が見え隠れしていた。
「……はへ?」
これに驚いたのは、ニオーレだった。
お茶とお香を嗅ぎ続けた人間が、感情を取り戻すとは思ってなかったからだ。
「このお香、彼らを気絶させるものじゃない。『治療』させてたんだ。脳のかなり深い部分まで侵されてたから時間かかったけど……あ、安心しな、奴隷だったころの記憶は『すべて残っている』よ」
「なん……ひっ!!」
気づいたら、ニオーレと父親は、元メイドたちに囲まれていた。
田舎からの出稼ぎに来た者たち、
冒険者として旅をしていた者たち。
親。
子供。
配偶者。
旅の仲間。
無二の親友。
そして、自身の人生をぐちゃぐちゃにされた者たちだ。
彼らが、ニオーレたちを許すとは、到底想像できない。
「ま、まってくださいま……ぐぶっ!」
ニオーレの整った顔に、女メイドが持つ杖《メイス》の一振りがクリーンヒットした。
これを皮切りに、執事とメイドの復讐劇が開幕した。
「息子のカタキだ!」
「よくも! よくも!」
「父をどこへやった!」
「トゴとジェフを……返せっ!」
「くそっ! くそっ! お前らのせいで!!」
ばぎっ どごっ ぐしゃ
「いやあ! 誰か! 誰か助けて! た、助け……」
「ぎやぁぁぁぁぁ!!」
二人の断末魔を背に、サックは屋敷を後にした。
擬態獣のマントを羽織り、彼はそのまま、夜の街を歩き始めた。
「……女神の加護があらんことを」
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