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「真紅のドレス」
第173話「キロガの機転」
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-イネスの部屋-
イネスの部屋に入ってきたのは、
サンティアゴにいるはずのキロガだった。
キロガが松明を掲げ、イネスの部屋に入ってきた。
キロガ「御免!」
そう言うとキロガはイネスの書斎に松明を投げ込んだ。
ボワッ!
イネスの部屋は火に包まれた。
イネス「貴様!何をする!?」
キロガ「説明は後です。
時は一刻を争います。」
イネス「ここには
私にとってかけがえのないものが・・」
キロガ「だからです。」
イネス「どう言う事だ?!」
キロガ「今この宮殿内で騒ぎが起きておりますが、
おそらく真の狙いはこの部屋です。」
イネス「まるで話が見えぬ・・」
キロガ「先日ホス様が処刑されました。」
イネス「何?!
あの人も遂に我慢できなくなったか・・」
キロガ「いや、処刑を決行されたのはフランシスコ・デ・ビジャグラ様です。」
イネス「ビジャグラが・・
確かにあやつならやりかねん。」
キロガ「ただ、そうなると
ホス様の取り巻きの方々が黙ってはいないでしょう。」
イネス「ビジャグラがやったとて、矛先はあの人に向くだろうな・・」
キロガ「その通りです。
それを危惧して、早急に私がここに駆け付けた訳です。」
イネス「確かにあの人にとって
私との関係は難癖を付けるのに
うってつけの材料。」
キロガ「案の定、こちらで侵入者騒ぎ。
誰の差し金かは断定できませんが、
おそらくバルディビア様と貴女の関係性を
決定づける証拠を探しに来た可能性が高いでしょう。」
イネスの部屋が燃えている為、
オトナが駆けつけた。
オトナ「イネス様、どうなさいました?」
イネス「ゴタゴタしている中、
惑わせてしまいすまない。
誤って松明を落としてしまってな。」
オトナ「そうですか。
新しい部屋を用意させていただきます。」
イネス「よろしく頼む。
と、賊は見つかったのか?」
オトナ「いえ。
北門を破られたきり、
それといって気配がありませぬ。」
イネス「そうか、
私もアポクナスの警護に当たろう。」
オトナ「ありがとうございます。」
イネスの部屋を後にすると、オトナは北門に向かった。
「これは・・」
オトナは門が破壊された状態を観察して驚いた。
元々彼の目のサイズは大きくはないが、
白目が見えないほど黒目が大きく印象的な目をしていた。
そして視力が非常に良く常人の3倍は見え、
それだけでなく鼻も同じくらい良かった。
オトナ「この破壊面・・そして、この匂い・・
この強靭な北門が・・信じられない。
この状態は、一人の人間が一撃のもとに破壊した後だ・・」
イネスの部屋に入ってきたのは、
サンティアゴにいるはずのキロガだった。
キロガが松明を掲げ、イネスの部屋に入ってきた。
キロガ「御免!」
そう言うとキロガはイネスの書斎に松明を投げ込んだ。
ボワッ!
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時は一刻を争います。」
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イネス「どう言う事だ?!」
キロガ「今この宮殿内で騒ぎが起きておりますが、
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あの人も遂に我慢できなくなったか・・」
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確かにあやつならやりかねん。」
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オトナが駆けつけた。
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惑わせてしまいすまない。
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そして視力が非常に良く常人の3倍は見え、
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オトナ「この破壊面・・そして、この匂い・・
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この状態は、一人の人間が一撃のもとに破壊した後だ・・」
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