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キラクラの戦い/逸品
第93話「次の動き」
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-マジョケテ軍本陣-
アイナビージョ「おお、敵が引いてゆくぞ。」
マジョケテ「どうやらアウカマンの猛攻に恐れをなしている様だな。」
アイナビージョ「右翼は右翼でミジャラプエ殿が
相手の奇妙な戦術を一度の矢を射て
黙らせてしまったそうじゃ。」
マジョケテ「南のマプチェ達め、やりおるわ。
ここはそろそろ夜襲を得意とするワシの出番じゃな。
アラウコの地にモルチェの梟王ありと知らしめくれるわ。」
アイナビージョ「パルタ殿の中軍も麓まで進軍したようじゃ。」
マジョケテ(そろそろ頃合いじゃな。ワシがここで決定的な大手柄を得ようぞ。今から行けば、双方が疲弊し切った頃にワシの軍の圧倒的な強さを見せつけてやれるわ。)
マジョケテ「アイナビージョよ、ヌシは後方を固めてくれ。
ワシの軍も撃って出るぞ。」
アイナビージョ「あい、分かった。」
-バルディビア軍本陣-
アルデレテ「想定より敵の勢いはありましたが、
大局の流れとしてはなんの問題もありません。」
オロ「ガスパル殿とアロンソ殿が二手に分かれ展開し、自然な形で後退し、今は合流し丘の中腹で敵を堰き止めているとの事です。」
バルディビア「そうか。
それでは新しく合流した彼らに花をもたせてやるとするか。」
アルデレテ「バルディビア様、
いくら度量がある貴方でも、ほんとにやつらに任せていいのですか?
しかも実行するのは身分も低いあの様な者に。」
バルディビア「問題ない、そしてこれから先は特に重宝するで人材であろう。
同じアルマグロ派だったゴディニェス殿から、どの様な者か聞いておる。
あの手の手合いは、ある意味最も信頼がおける。」
アルデレテ「ゴディニェス殿・・あの不気味な仮面を被ってる御仁ですか?
私はあの者の話も信頼し切るのもどうかと思いますが・・」
バルディビア「言いたいことは分かる。
ただ、ワシらはゴディニェス殿を厚遇する必要がある。
時期がくれば戦場でも欠かせぬ存在になるであろう。
そして何よりあの財力。」
アルデレテ「その様な目論見があるのですね。
ただ、他の者はどうですか?」
バルディビア「ワシの麗しのアマンテとやり合ったそうだが、腕は確かな様だ。
直接顔を合わせたが、今の所は反旗を翻す事はないだろう。」
「はあ・・」
アルデレテは納得のいかない面持ちで頷いた。
アイナビージョ「おお、敵が引いてゆくぞ。」
マジョケテ「どうやらアウカマンの猛攻に恐れをなしている様だな。」
アイナビージョ「右翼は右翼でミジャラプエ殿が
相手の奇妙な戦術を一度の矢を射て
黙らせてしまったそうじゃ。」
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ここはそろそろ夜襲を得意とするワシの出番じゃな。
アラウコの地にモルチェの梟王ありと知らしめくれるわ。」
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しかも実行するのは身分も低いあの様な者に。」
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