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第5話 ギルド受付の金髪美少女ユナ
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「やっやめてください! お気持ちは嬉しいのですが、盗賊はとても恐ろしい集団です。それにそんな集団のボスはとんでもなく強いでしょうからもし捕まったらどうなるか......。」
彼女は俺の心配をしてくれているようだ。だが......。
「俺が強いのはさっきのでわかっただろ? もはや俺にかなう者は存在しない。 だから俺に任せてくれ。」
俺は彼女の肩に手を置き目を見てそう言った。
「わかりました。 ......ですが私も連れて行ってください! 足手まといなのはわかっていますが、あなた一人で行かせるなんて私が無責任すぎます!」
彼女は一瞬頰を赤らめたが、すぐに真剣な表情になりそう言った。
盗賊の強さがどれほどのものかはわからないが、俺がいる限り彼女が足手まといになることはないだろう。
「ああわかった。」
俺は快く返事をした。
「ありがとうございます。」
彼女の肩から手を離そうとしたが、ちょうど目に入った大きな胸に魅了されなかなか離れられずにいると......、
「胸がお好きなんですか?」
彼女が恥ずかしそうに聞いてきた。
俺はとっさに手を離し、慌てながら、
「そっそういうわけではない! そっそもそもそんなダルダルな服を着ているのがいけないんだ!」
俺はつい取り乱してしまった。が、すぐに落ち着きを取り戻した。
強者としての振る舞いを忘れてはならない。
「ごっごめんなさい! でも服を買うお金が無くて......。」
「まあいい。 まずは盗賊を倒すためにも情報が欲しいしギルドへ行ってみよう。」
「はい!」
そうして俺たちはギルドへ向かった。
「着きました!」
いざギルドの前に来てみると思った以上に立派な建物だった。
とても半年前に盗賊の襲撃を受けたようには見えない。
ナターシャ曰く、ギルドは国際機関が運営しているため、ギルドを荒らせば国際指名手配犯となり、国際騎士団に追われることになるらしい。
なるほどそれで村が荒らされてもギルドは無傷だったというわけか。
そしてギルドの中に入ってみると、立派な食堂が広がっており、意外と楽しそうな雰囲気で村人たちは食事をしていた。
半年前のことでみんな落ち込んでいて暗い雰囲気なのかと勝手に思っていたが、全然そんなこともないようだ。
早速目的の盗賊の情報を集めるために受付の方に行って見ると......。
「いらっしゃいませ!」
愛想が良さそうな金髪でショートヘアの二重の目をした笑顔の可愛い女の子がすごくキラキラした目でこちらを見ていた。
ネコ耳族ではなく人間の女の子だった。
なぜか、まるで王子様に一目惚れをした少女のような目をしている。
俺がこの村では珍しい人間だから喜んでいるのだろうか? それともみんなにこんな感じの対応なのだろうか。
それにしてもこの世界に来て初めての人間との出会いだったからなんだか嬉しかった。
「ヒト族がこの村に来られるなんて珍しいですね! 私は受付嬢のユナと申します!」
彼女は俺の心配をしてくれているようだ。だが......。
「俺が強いのはさっきのでわかっただろ? もはや俺にかなう者は存在しない。 だから俺に任せてくれ。」
俺は彼女の肩に手を置き目を見てそう言った。
「わかりました。 ......ですが私も連れて行ってください! 足手まといなのはわかっていますが、あなた一人で行かせるなんて私が無責任すぎます!」
彼女は一瞬頰を赤らめたが、すぐに真剣な表情になりそう言った。
盗賊の強さがどれほどのものかはわからないが、俺がいる限り彼女が足手まといになることはないだろう。
「ああわかった。」
俺は快く返事をした。
「ありがとうございます。」
彼女の肩から手を離そうとしたが、ちょうど目に入った大きな胸に魅了されなかなか離れられずにいると......、
「胸がお好きなんですか?」
彼女が恥ずかしそうに聞いてきた。
俺はとっさに手を離し、慌てながら、
「そっそういうわけではない! そっそもそもそんなダルダルな服を着ているのがいけないんだ!」
俺はつい取り乱してしまった。が、すぐに落ち着きを取り戻した。
強者としての振る舞いを忘れてはならない。
「ごっごめんなさい! でも服を買うお金が無くて......。」
「まあいい。 まずは盗賊を倒すためにも情報が欲しいしギルドへ行ってみよう。」
「はい!」
そうして俺たちはギルドへ向かった。
「着きました!」
いざギルドの前に来てみると思った以上に立派な建物だった。
とても半年前に盗賊の襲撃を受けたようには見えない。
ナターシャ曰く、ギルドは国際機関が運営しているため、ギルドを荒らせば国際指名手配犯となり、国際騎士団に追われることになるらしい。
なるほどそれで村が荒らされてもギルドは無傷だったというわけか。
そしてギルドの中に入ってみると、立派な食堂が広がっており、意外と楽しそうな雰囲気で村人たちは食事をしていた。
半年前のことでみんな落ち込んでいて暗い雰囲気なのかと勝手に思っていたが、全然そんなこともないようだ。
早速目的の盗賊の情報を集めるために受付の方に行って見ると......。
「いらっしゃいませ!」
愛想が良さそうな金髪でショートヘアの二重の目をした笑顔の可愛い女の子がすごくキラキラした目でこちらを見ていた。
ネコ耳族ではなく人間の女の子だった。
なぜか、まるで王子様に一目惚れをした少女のような目をしている。
俺がこの村では珍しい人間だから喜んでいるのだろうか? それともみんなにこんな感じの対応なのだろうか。
それにしてもこの世界に来て初めての人間との出会いだったからなんだか嬉しかった。
「ヒト族がこの村に来られるなんて珍しいですね! 私は受付嬢のユナと申します!」
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