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第10話 東帝国へ。いざ出発
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隙間から中が見えるからって覗くようなクズ男が一体どこにいるだろうか。
そう。ここにいる。
俺はその隙間に顔を近づけ、こっそりと中を覗いた。
その瞬間俺は衝撃的な光景を目にし、あまりにも刺激的すぎて思わず鼻血をぶちまけ後ろにぶっ倒れた。
......。
目を覚ますと俺は藁のベッドで寝ていた。
「そうか...あのあと気絶したのか...。」
あの時の光景は今でも忘れない。おそらくあれは前の世界でいう「G~H」くらいの大きさだった。
「あっ起きたんですね! おはようございます! 昨日はびっくりしました!」
昨日、俺が気絶しているのをみつけたニャターシャは、戦士長のナールを呼びに行き俺をベッドに運んでもらったらしい。
「迷惑かけたな。」
「いえ! 何事もなさそうでよかったです! それにしてもどうして気絶してたのですか? 鼻血もでていましたよ?」
「え、あぁ、いや、多分いろいろあって疲れていただけだ。」
「そうですか...。」
こっそり覗いてニャターシャのアレを見て興奮のあまり気絶したなんて絶対に言えない。
情けなさすぎる。世界情けない気絶の仕方ランキングなんてものがあれば堂々の1位だろう。
「それより集合場所のギルドの前に行こう。」
「そうですね!」
照りつける春の日差しを浴びながら、俺とニャターシャはギルドへ向かうとナールが先に着いていた。
「おう。もう大丈夫なのかアヤトよ。」
「ああ。運んでくれたみたいで、すまなかったな。」
「いや、無事で何よりだ。」
「それより渡したいものがあるんだ。 これを使ってくれ。」
そういって彼はアイテムボックスから剣を取り出し俺に渡した。
思ったよりも軽い。
「それはライトソードといって軽くて剣の初心者でも簡単に扱えるものだ。 盗賊と素手で戦うわけにはいかないからな。 それを君にやる。」
「いいのか? ありがとう。 助かるよ。」
特に特徴もない普通の剣だが、生まれて初めて剣を持ったのですごく興奮した。
「そういえば、今日の依頼主の商人ってどんな人なんだ?」
「この村で唯一の商人で、お酒を作っているんです。」
ニャターシャが教えてくれた。
お酒を売っているのか。相当儲かっていそうだ。
それからしばらく待っていると、向こうから2匹の馬に引かせた馬車がやってきた。
後ろには髪のうすいおじさんが乗っていた。 だがネコ耳だ。
「やあ。 待たせたね。 今日はよろしく頼むよ。」
「はい! よろしくお願いします!」
ニャターシャの挨拶に合わせて軽く頭を下げた。
「人族というのは珍しいね。」
「アヤトだ。 よろしく頼む。」
「ああ。 戦士長から話は聞いているよ。 戦士長が強いというくらいの者が護衛だと心強い。」
「それじゃあ行こうか。」
「おっとその前に。」
商人のおじさんは俺たち3人を横一列に並ばせ、何かを俺たちに向け発動した。
「ステルス!!」
その瞬間、透明な煙が俺たちを覆ってすぐ消えた。
「何をしたんだ?」
「これはステルスといってな、魔物に気配を察知されにくくする魔法なのだよ。 森には強い魔物がおるから商人の私にとっては必須のスキルなのだよ。」
「なるほど。」
「まあそれでも魔物と正面から遭遇してしまったら闘うしかないがね。」
どうやら完全に魔物を避けることはできないようだ。
この世界へ来て初めて魔法を見たが、なんというかとても神秘的だった。
もしかしたら俺も使えるかも知れない。 今度試してみよう。
「では行こうか。」
俺たち3人は馬車に乗りこみ、村を出た。
そう。ここにいる。
俺はその隙間に顔を近づけ、こっそりと中を覗いた。
その瞬間俺は衝撃的な光景を目にし、あまりにも刺激的すぎて思わず鼻血をぶちまけ後ろにぶっ倒れた。
......。
目を覚ますと俺は藁のベッドで寝ていた。
「そうか...あのあと気絶したのか...。」
あの時の光景は今でも忘れない。おそらくあれは前の世界でいう「G~H」くらいの大きさだった。
「あっ起きたんですね! おはようございます! 昨日はびっくりしました!」
昨日、俺が気絶しているのをみつけたニャターシャは、戦士長のナールを呼びに行き俺をベッドに運んでもらったらしい。
「迷惑かけたな。」
「いえ! 何事もなさそうでよかったです! それにしてもどうして気絶してたのですか? 鼻血もでていましたよ?」
「え、あぁ、いや、多分いろいろあって疲れていただけだ。」
「そうですか...。」
こっそり覗いてニャターシャのアレを見て興奮のあまり気絶したなんて絶対に言えない。
情けなさすぎる。世界情けない気絶の仕方ランキングなんてものがあれば堂々の1位だろう。
「それより集合場所のギルドの前に行こう。」
「そうですね!」
照りつける春の日差しを浴びながら、俺とニャターシャはギルドへ向かうとナールが先に着いていた。
「おう。もう大丈夫なのかアヤトよ。」
「ああ。運んでくれたみたいで、すまなかったな。」
「いや、無事で何よりだ。」
「それより渡したいものがあるんだ。 これを使ってくれ。」
そういって彼はアイテムボックスから剣を取り出し俺に渡した。
思ったよりも軽い。
「それはライトソードといって軽くて剣の初心者でも簡単に扱えるものだ。 盗賊と素手で戦うわけにはいかないからな。 それを君にやる。」
「いいのか? ありがとう。 助かるよ。」
特に特徴もない普通の剣だが、生まれて初めて剣を持ったのですごく興奮した。
「そういえば、今日の依頼主の商人ってどんな人なんだ?」
「この村で唯一の商人で、お酒を作っているんです。」
ニャターシャが教えてくれた。
お酒を売っているのか。相当儲かっていそうだ。
それからしばらく待っていると、向こうから2匹の馬に引かせた馬車がやってきた。
後ろには髪のうすいおじさんが乗っていた。 だがネコ耳だ。
「やあ。 待たせたね。 今日はよろしく頼むよ。」
「はい! よろしくお願いします!」
ニャターシャの挨拶に合わせて軽く頭を下げた。
「人族というのは珍しいね。」
「アヤトだ。 よろしく頼む。」
「ああ。 戦士長から話は聞いているよ。 戦士長が強いというくらいの者が護衛だと心強い。」
「それじゃあ行こうか。」
「おっとその前に。」
商人のおじさんは俺たち3人を横一列に並ばせ、何かを俺たちに向け発動した。
「ステルス!!」
その瞬間、透明な煙が俺たちを覆ってすぐ消えた。
「何をしたんだ?」
「これはステルスといってな、魔物に気配を察知されにくくする魔法なのだよ。 森には強い魔物がおるから商人の私にとっては必須のスキルなのだよ。」
「なるほど。」
「まあそれでも魔物と正面から遭遇してしまったら闘うしかないがね。」
どうやら完全に魔物を避けることはできないようだ。
この世界へ来て初めて魔法を見たが、なんというかとても神秘的だった。
もしかしたら俺も使えるかも知れない。 今度試してみよう。
「では行こうか。」
俺たち3人は馬車に乗りこみ、村を出た。
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