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第1話 『創造神』誕生!
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「おんぎゃあ!おんぎゃあ!」
ある日、気がつくと俺は大きな産声をあげていた。
何がきっかけで転生したのかは思い出せないが、それ以外の前世の記憶はしっかりと残っているし、転生した事を何故か疑問を持つことなく理解できた。
生まれたばかりなのに視界がハッキリとしていて、耳もよく聴こえた。
(それにしても......)
ここは一体どこなのだろうか。
西と南には大海原が広がっており、北と東は森に囲まれている。
そしてそんな中、不自然に外に置かれたキングサイズのベッドの上に俺は今寝ている。
おそらくここは大陸の南西の端に位置しているのだろう。
産まれたばかりで身動きのとれない赤ん坊である今、そんなことを推測するくらいしか出来ることが無い。
(てか、このまま餓死するのでは......)
と思っていたが、翌日には歩けるようになっていた。
(この世界の成長速度はどうなってんだ?まああまり考えるのはやめておこう。)
俺はまず考えた。どうやって生きていくべきか。
Q.泣いて誰かの助けを待つ。
A.波の音で泣き声はかき消され体力も消耗するので却下。
Q.森の中へ入り人を探す。
A.森はかなり深く、辺りに人がいそうに無い。それに魔物とかがいるかもしれないので却下。
Q.森の浅いところで木の実などを探して生き延びる。
A.これかな。
そう決めた俺は森の浅いところで木の実などの食べられそうなものを探した。のだが。
(ない......つんだ。)
絶望と同時に降り注ぐ雨に打たれながらその日はそのまま眠った。
起きても当然現実は変わっていなかった。
空腹と喉の乾きで体力も限界に近い。ベッドもビショビショで最悪な気分だ。
俺はうつむきながら最後の望みをかけて食料を探しに森へ向かおうとした。
その時、不意に水たまりに映る自分の姿を目にした。
(あぁ。俺ほんとに赤ん坊になってたんだ。ん?何か見えるぞ?)
水面に映る自分の右上に何か吹き出しのようなものが現れた。
名前:
スキル:創造神
レベル:1
(これは·····ステータス画面。俺のか。)
(名前は無いのか。スキル......創造神?)
俺はしばらくフリーズした後、なんとなく理解した。
(もしかしたら......)
試しに俺は右腕を前に伸ばし、手のひらを広げて頭でアレをイメージしながら心の中でひたすらソレを念じた。すると、
ポテンッ
俺はソレを拾い、即座にかぶりついた。
「あーー!!!うめえーーーーーーー!!!!」
そう。俺はリンゴを創造することに成功したのだ。
ある日、気がつくと俺は大きな産声をあげていた。
何がきっかけで転生したのかは思い出せないが、それ以外の前世の記憶はしっかりと残っているし、転生した事を何故か疑問を持つことなく理解できた。
生まれたばかりなのに視界がハッキリとしていて、耳もよく聴こえた。
(それにしても......)
ここは一体どこなのだろうか。
西と南には大海原が広がっており、北と東は森に囲まれている。
そしてそんな中、不自然に外に置かれたキングサイズのベッドの上に俺は今寝ている。
おそらくここは大陸の南西の端に位置しているのだろう。
産まれたばかりで身動きのとれない赤ん坊である今、そんなことを推測するくらいしか出来ることが無い。
(てか、このまま餓死するのでは......)
と思っていたが、翌日には歩けるようになっていた。
(この世界の成長速度はどうなってんだ?まああまり考えるのはやめておこう。)
俺はまず考えた。どうやって生きていくべきか。
Q.泣いて誰かの助けを待つ。
A.波の音で泣き声はかき消され体力も消耗するので却下。
Q.森の中へ入り人を探す。
A.森はかなり深く、辺りに人がいそうに無い。それに魔物とかがいるかもしれないので却下。
Q.森の浅いところで木の実などを探して生き延びる。
A.これかな。
そう決めた俺は森の浅いところで木の実などの食べられそうなものを探した。のだが。
(ない......つんだ。)
絶望と同時に降り注ぐ雨に打たれながらその日はそのまま眠った。
起きても当然現実は変わっていなかった。
空腹と喉の乾きで体力も限界に近い。ベッドもビショビショで最悪な気分だ。
俺はうつむきながら最後の望みをかけて食料を探しに森へ向かおうとした。
その時、不意に水たまりに映る自分の姿を目にした。
(あぁ。俺ほんとに赤ん坊になってたんだ。ん?何か見えるぞ?)
水面に映る自分の右上に何か吹き出しのようなものが現れた。
名前:
スキル:創造神
レベル:1
(これは·····ステータス画面。俺のか。)
(名前は無いのか。スキル......創造神?)
俺はしばらくフリーズした後、なんとなく理解した。
(もしかしたら......)
試しに俺は右腕を前に伸ばし、手のひらを広げて頭でアレをイメージしながら心の中でひたすらソレを念じた。すると、
ポテンッ
俺はソレを拾い、即座にかぶりついた。
「あーー!!!うめえーーーーーーー!!!!」
そう。俺はリンゴを創造することに成功したのだ。
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