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十一章
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とはいえ、
「ありがとう北斗。でもなんだか、照れくさいね」
北斗の顔を見ていられず、立ち上がってそう告げた。もっと成長した未来の僕なら照れずに伝えられたはずだが、そんなものは未来の僕に任せればいいのである。北斗もどうやら、そう考えたらしい。
「ウオッホン。眠留の研究は俺のライフワークでもあるから、俺の研究意欲を満たすため、眠留にはどんどん成長してもらわんとな」
なんて戯言が、背後から間を置かず聞こえてきたのだ。照れまくりそっぽを向いてそう言ったのが明瞭に分かる北斗へ、僕は親友として恩返しをする。
「あ~はいはい。北斗が誰かさんに一日も早く愛の告白をできるよう、僕は一生懸命成長することにするよ」
「グッッ・・・」
七か月前はグホッ、ゲホッ、ブハッ、ダハッと咳きこんだのに、今回は耐えてみせた親友を更なる高みへいざなうべく、僕はより強烈な恩返しを敢行した。
「あっごめん、愛の告白じゃないか。昴を絶対逃がさないよう、湖校を卒業する前に、北斗は正式なプロポーズをしなきゃいけないんだったね」
「グホッ、ゲホッ、ブハッ、ダハッ」
振り返り、恩返しの叶った親友の背中をさすってあげる。北斗は咳を連発しつつも身を起こし、
「任せろ」
はっきりそう応えてくれた。
それが何とも嬉しかった僕はベンチに座り直し、昼と夜の狭間にある変遷のひとときを、北斗と共に過ごしたのだった。
昨日の、放課後。
前期委員のクラス代表が集う会議で、北斗は二年生全体の代表にならなかった。北斗ファンクラブの女の子たちがクラス委員選出時に行った不正の、責任を取ったのである。真山も、それと同種の声明文を北斗に預けていたらしく、両ファンクラブの子たちは一時パニックに陥ったと言う。もちろん二人のことゆえ対策は万全でパニックは五分とかからず収束し、それどころか代表会議も三十分で終わったそうだから流石と言うしかない。北斗は新一年生の入学式に二年代表として出席することも断ったが、「我儘は一つだけにしておきなさい」と日向さんに窘められ、取り下げたそうだ。北斗ファンクラブの会長がこうもしっかりしているのだから、クラブは今後も存続してゆくんだろうな。
との重大事件を、恥ずかしながら僕は今日の午後になって初めて知ったのだけど、僕だけが気づかなかったことはもう一つあった。それは、今日の新忍道サークルの練習が、いつもより十分早く終わった事。授業のある平日にサークル活動をしてこなかった準会員の僕には、いつもの終了時刻が分からなかったのである。よって、入会を希望する一年生と交流するために十分早く練習を終えたと知った時は感動し、視界が霞んでしまった。だが嬉しい出来事があり、霞は一気に晴れる事となる。練習が終わり先輩方が観覧席に足を向けるや、一年生達が観覧席から素早く出てきて横一列に並び、こう言ったのだ。
「「「明朝八時半、よろしくお願いします!!」」」
一年生達は慣れない敬礼をビシッとして、駆け足で練習場を去って行った。その後ろ姿を瞳を潤ませ見つめていた三枝木さんが、一年生達の胸中を教えてくれた。
「練習を見学するうち、あの子たちは体を動かしたくて仕方なくなったらしく、観覧席の一番後ろでスクワットや腕立て伏せを始めました。そして皆で話し合い、先輩方に時間を取らせてはならないと合意しました。あの子たちがああして素早く整列し、挨拶して帰って行ったのは、そういう理由なのです」
三時間足らずとはいえ一年生達の面倒を見ていた三枝木さんは、きっと情が移ったのだろう。けなげなあの子たちの大部分が明日でサークルを去らねばならない事を、両手を固く握りしめ、必死で耐えているようだった。荒海さんが僕らに体を向け、練習開始時の如き声を張り上げた。
「十分あれば色々なことができる。生意気な一年坊主どもの、顔を立ててやろうぜ!」
「「「はいっっ!!」」」
こうして僕らは、普段より十分早く練習場を後にした。僕は初め、その十分を日記の推敲に充てる算段を付けていたのだけど、運命の仕業なのか僕は、いや僕と北斗は、その十分を親友との語らいに使った。然るに別れ際、僕らは溜息交じりにこう言ったものだ。
「まったくあいつらは正式加入の前に、先輩に貸しを作りやがって」と。
北斗と別れ、一人歩を進めた。二分とかからず目的地に着いた僕はそこに腰を下ろし、目を閉じる。夕日はとうに狭山湖の堤防の向こうに消えていたが、春の日差しをたっぷり浴びた石段は温く、心地よい時間を提供してくれた。といってもそれは、ベンチからここまで歩いてくるほどの時間で終わったんだけどね。
「あっ、眠留く―ん」
目を開け立ち上がり、銀鈴の声へ体を向ける。輝夜さんは両手を掲げ盛んに手を振りスキップしつつも、隣をトボトボ歩く昴に歩調を合わせるという、なんとも器用なことをしていた。それだけでも笑みが零れたのに、昴が普段とは真逆の「元気に振る舞おうとする落ち込んだ豆柴」になっていたものだから、僕はたまらず吹き出してしまった。その途端、
「もう無理~~!」
我慢の限界を突破した輝夜さんが身をよじって笑い始めた。それが大層ショックだったのだろう、昴は唇を尖らせて輝夜さんをなじる。
「ひどいわ輝夜、私がこんなに落ち込んでいるのに!」
「通学路で皆と別れてからずっと我慢してきたんだから、笑わせて~~」
実際はこの言葉を、輝夜さんは腹を抱え身をよじりながら言った。よって忠実に模すためには、読点を五つほど使わねばならなかったのだけど、まあそれは脇に置くとして、
「大丈夫だよ昴」
僕は確たる声でまずそれを昴に伝えた。続いて、輝夜さんに顔を向ける。
「五限目を早退しようとした昴を制し、新入部員の指導に全力を注ぐよう命じたのは、水晶が科した罰の一つだと僕は思う。輝夜さん、薙刀部での昴はどうだった?」
「うん、今日の昴はいつにも増して輝いていた。昴と稽古を望む一年生達が常に長蛇の列を作っていて、昴はその子たちと、二時間休まず一本試合をし続けたの。百二十分で百二十連勝した昴を、一年生達は文字どおり崇め奉っていたわ」
落ち込む豆柴をたちまち脱ぎ捨て、昴は輝夜さんに食って掛かった。
「ちょっと待った! 百二十連勝は輝夜だって同じじゃない。一年生道場に、輝夜をお姫様として崇めない後輩は、一人もいなかったわ」
「それは私のセリフよ。昴はどうしてああもすぐ、女王様になるのかしら」
「あったまきた! 私がそれを悩んでいるって初めて打ち明けたあなたが、それを言うの!!」
「ええ、何度でも言ってあげるわ。や~いや~い、生まれながらの女王様~~」
「輝夜、覚悟なさい!」
「望むところよ、昴!」
――新忍道サークルの誇る二大お調子者も、練習前に同じやり取りをしていたなあ・・・
なんて感慨に耽りつつ輝夜さんと昴のやり取りに頬をほころばせていたのだけど、二人がスッと腰を落とし、目にもとまらぬ攻防を始めるや、僕は呼吸を忘れてそれに見入ってしまった。概して手というものは、何も持っていない時の方が速く、開いている時の方が速く、力を入れていない時の方が速い。然るにその三つを満たす二人の手は神速と表現するほかなく、その神速をもって双方が相手の服を掴もうとし、そしてそれを双方が神速をもって払い落とすという攻防を、二人はし続けていたのだ。夜の帳が世界を覆い始めた今この時、二人の攻防の全てを肉眼で捉え得る人は地上に一人もいないのではないかと、僕は半ば本気で信じたのだった。
かくいう次第で、
「二人ともお願い、僕このままじゃ、窒息しちゃうよ」
比喩でなく本当に呼吸を忘れていた僕は身を屈め膝に手を付き、息も絶え絶えにそう懇願した。二人の戦いを見ていただけの僕がそんな状態だったにもかかわらず、
「あはは、眠留くんごめんごめん」
「眠留ったらだらしないわねえ、あはは」
当人たちは準備運動を中断した程度の気楽さで、ころころ笑い合っている。僕は胸中秘かに呟いた。
ああ二人は、なんて男前な友情を築いたのだろう、と。
「ありがとう北斗。でもなんだか、照れくさいね」
北斗の顔を見ていられず、立ち上がってそう告げた。もっと成長した未来の僕なら照れずに伝えられたはずだが、そんなものは未来の僕に任せればいいのである。北斗もどうやら、そう考えたらしい。
「ウオッホン。眠留の研究は俺のライフワークでもあるから、俺の研究意欲を満たすため、眠留にはどんどん成長してもらわんとな」
なんて戯言が、背後から間を置かず聞こえてきたのだ。照れまくりそっぽを向いてそう言ったのが明瞭に分かる北斗へ、僕は親友として恩返しをする。
「あ~はいはい。北斗が誰かさんに一日も早く愛の告白をできるよう、僕は一生懸命成長することにするよ」
「グッッ・・・」
七か月前はグホッ、ゲホッ、ブハッ、ダハッと咳きこんだのに、今回は耐えてみせた親友を更なる高みへいざなうべく、僕はより強烈な恩返しを敢行した。
「あっごめん、愛の告白じゃないか。昴を絶対逃がさないよう、湖校を卒業する前に、北斗は正式なプロポーズをしなきゃいけないんだったね」
「グホッ、ゲホッ、ブハッ、ダハッ」
振り返り、恩返しの叶った親友の背中をさすってあげる。北斗は咳を連発しつつも身を起こし、
「任せろ」
はっきりそう応えてくれた。
それが何とも嬉しかった僕はベンチに座り直し、昼と夜の狭間にある変遷のひとときを、北斗と共に過ごしたのだった。
昨日の、放課後。
前期委員のクラス代表が集う会議で、北斗は二年生全体の代表にならなかった。北斗ファンクラブの女の子たちがクラス委員選出時に行った不正の、責任を取ったのである。真山も、それと同種の声明文を北斗に預けていたらしく、両ファンクラブの子たちは一時パニックに陥ったと言う。もちろん二人のことゆえ対策は万全でパニックは五分とかからず収束し、それどころか代表会議も三十分で終わったそうだから流石と言うしかない。北斗は新一年生の入学式に二年代表として出席することも断ったが、「我儘は一つだけにしておきなさい」と日向さんに窘められ、取り下げたそうだ。北斗ファンクラブの会長がこうもしっかりしているのだから、クラブは今後も存続してゆくんだろうな。
との重大事件を、恥ずかしながら僕は今日の午後になって初めて知ったのだけど、僕だけが気づかなかったことはもう一つあった。それは、今日の新忍道サークルの練習が、いつもより十分早く終わった事。授業のある平日にサークル活動をしてこなかった準会員の僕には、いつもの終了時刻が分からなかったのである。よって、入会を希望する一年生と交流するために十分早く練習を終えたと知った時は感動し、視界が霞んでしまった。だが嬉しい出来事があり、霞は一気に晴れる事となる。練習が終わり先輩方が観覧席に足を向けるや、一年生達が観覧席から素早く出てきて横一列に並び、こう言ったのだ。
「「「明朝八時半、よろしくお願いします!!」」」
一年生達は慣れない敬礼をビシッとして、駆け足で練習場を去って行った。その後ろ姿を瞳を潤ませ見つめていた三枝木さんが、一年生達の胸中を教えてくれた。
「練習を見学するうち、あの子たちは体を動かしたくて仕方なくなったらしく、観覧席の一番後ろでスクワットや腕立て伏せを始めました。そして皆で話し合い、先輩方に時間を取らせてはならないと合意しました。あの子たちがああして素早く整列し、挨拶して帰って行ったのは、そういう理由なのです」
三時間足らずとはいえ一年生達の面倒を見ていた三枝木さんは、きっと情が移ったのだろう。けなげなあの子たちの大部分が明日でサークルを去らねばならない事を、両手を固く握りしめ、必死で耐えているようだった。荒海さんが僕らに体を向け、練習開始時の如き声を張り上げた。
「十分あれば色々なことができる。生意気な一年坊主どもの、顔を立ててやろうぜ!」
「「「はいっっ!!」」」
こうして僕らは、普段より十分早く練習場を後にした。僕は初め、その十分を日記の推敲に充てる算段を付けていたのだけど、運命の仕業なのか僕は、いや僕と北斗は、その十分を親友との語らいに使った。然るに別れ際、僕らは溜息交じりにこう言ったものだ。
「まったくあいつらは正式加入の前に、先輩に貸しを作りやがって」と。
北斗と別れ、一人歩を進めた。二分とかからず目的地に着いた僕はそこに腰を下ろし、目を閉じる。夕日はとうに狭山湖の堤防の向こうに消えていたが、春の日差しをたっぷり浴びた石段は温く、心地よい時間を提供してくれた。といってもそれは、ベンチからここまで歩いてくるほどの時間で終わったんだけどね。
「あっ、眠留く―ん」
目を開け立ち上がり、銀鈴の声へ体を向ける。輝夜さんは両手を掲げ盛んに手を振りスキップしつつも、隣をトボトボ歩く昴に歩調を合わせるという、なんとも器用なことをしていた。それだけでも笑みが零れたのに、昴が普段とは真逆の「元気に振る舞おうとする落ち込んだ豆柴」になっていたものだから、僕はたまらず吹き出してしまった。その途端、
「もう無理~~!」
我慢の限界を突破した輝夜さんが身をよじって笑い始めた。それが大層ショックだったのだろう、昴は唇を尖らせて輝夜さんをなじる。
「ひどいわ輝夜、私がこんなに落ち込んでいるのに!」
「通学路で皆と別れてからずっと我慢してきたんだから、笑わせて~~」
実際はこの言葉を、輝夜さんは腹を抱え身をよじりながら言った。よって忠実に模すためには、読点を五つほど使わねばならなかったのだけど、まあそれは脇に置くとして、
「大丈夫だよ昴」
僕は確たる声でまずそれを昴に伝えた。続いて、輝夜さんに顔を向ける。
「五限目を早退しようとした昴を制し、新入部員の指導に全力を注ぐよう命じたのは、水晶が科した罰の一つだと僕は思う。輝夜さん、薙刀部での昴はどうだった?」
「うん、今日の昴はいつにも増して輝いていた。昴と稽古を望む一年生達が常に長蛇の列を作っていて、昴はその子たちと、二時間休まず一本試合をし続けたの。百二十分で百二十連勝した昴を、一年生達は文字どおり崇め奉っていたわ」
落ち込む豆柴をたちまち脱ぎ捨て、昴は輝夜さんに食って掛かった。
「ちょっと待った! 百二十連勝は輝夜だって同じじゃない。一年生道場に、輝夜をお姫様として崇めない後輩は、一人もいなかったわ」
「それは私のセリフよ。昴はどうしてああもすぐ、女王様になるのかしら」
「あったまきた! 私がそれを悩んでいるって初めて打ち明けたあなたが、それを言うの!!」
「ええ、何度でも言ってあげるわ。や~いや~い、生まれながらの女王様~~」
「輝夜、覚悟なさい!」
「望むところよ、昴!」
――新忍道サークルの誇る二大お調子者も、練習前に同じやり取りをしていたなあ・・・
なんて感慨に耽りつつ輝夜さんと昴のやり取りに頬をほころばせていたのだけど、二人がスッと腰を落とし、目にもとまらぬ攻防を始めるや、僕は呼吸を忘れてそれに見入ってしまった。概して手というものは、何も持っていない時の方が速く、開いている時の方が速く、力を入れていない時の方が速い。然るにその三つを満たす二人の手は神速と表現するほかなく、その神速をもって双方が相手の服を掴もうとし、そしてそれを双方が神速をもって払い落とすという攻防を、二人はし続けていたのだ。夜の帳が世界を覆い始めた今この時、二人の攻防の全てを肉眼で捉え得る人は地上に一人もいないのではないかと、僕は半ば本気で信じたのだった。
かくいう次第で、
「二人ともお願い、僕このままじゃ、窒息しちゃうよ」
比喩でなく本当に呼吸を忘れていた僕は身を屈め膝に手を付き、息も絶え絶えにそう懇願した。二人の戦いを見ていただけの僕がそんな状態だったにもかかわらず、
「あはは、眠留くんごめんごめん」
「眠留ったらだらしないわねえ、あはは」
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