VRゲームでも運と愛し合おう!

藤島白兎

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第二章 ジャスティスジャッジメントの正義

第一話 幕切れ 話疲れた

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 縁は目の前の応接室の扉を開けた。

「すまん、遅れた」
「お帰り縁君」
「お帰り」

 応接室に戻ってきた縁はソファーに座る。
 テーブルに小型のダンボールが置いてあった。

「そうそう縁君、許可とってきたよ」
「なんの?」
「この学園の出入り自由の許可、戦闘専攻は外部からの助っ人は多いの」
「直ぐ許可でるもんなのか?」
「鶴の一声」
「……誰の?」
「私とサンディ先生の推薦で許可おりたよ」
「自慢だが私達は質の高い生徒達を世に放ってるからな、多少の融通が利くもんだ」
「これ私のクラスの専用の許可証」

 スファーリアは小さいダンボールを開けると中には腕章が入っていた。

「腕章なのか」
「バッチとかイヤリングだったり色々あるが、お前は基本的にジャージだから腕章の方がいいだろ」
「なるほどな……お、これにするよ」

 白い生地に黒いトライアングルのマークが描かれている腕章を手に取った。

「ふと思えばお前助っ人はいいんだな」
「副担任よりは気が楽だからな」
「んじゃ、決まったしそろそろ教室に行こう」

 3人はスファーリアの教室へ向かった。
 教室で生徒達は大人しく座っていた。

「みんな居るね、じゃあ縁さんよろしく」

 縁は教壇、スファーリアは黒板の隣にサンディは教室の後ろへ移動した。

「丸投げだなぁ……じゃあ最近何かと話題になる異世界の話でもするか」

 その言葉はに生徒達の顔付きが変わった

「まずは一本槍君、君は異世界から来たね?」
「はい、そうです」
「この世界には元の居た世界に帰還させる魔法や技術が有る」
「僕は元居た世界には帰りませんよ?」
「いや、敵が君の居た世界に転移する魔法や技術を使ってきたら? と、話がしたかった」
「つまり僕やその時一緒に戦っている仲間に使われたらどうするかですね」
「そうだ」
「僕の居た世界には魔法は無かったし、科学技術もこの世界より進んでいません」
「巻き込まれたら困るっすね、戻ってこれる手段が無いなら安心して観光出来ないし」
「私は興味あるけど『過度な好奇心は身を滅ぼす』と占いで出てる」
「まあ、その前に転移や転生ってのはおいそれとは出来ないから心配ないが」
「そうなんすか?」
「ああ、細かく話すと長くなるから説明はまた今度な」
「了解っす」
「んー次はそうだな、みんなは『魔女言語』を知ってるかな?」
「いや、知らないっす、みんなは?」

 ツレの言葉に一本槍とファリレントは首を振った。

「確か名前に『セリア』と付く魔女達が話す言語って水晶玉にでた」
「その通りだ、ある冒険者達が魔女に助力を求めたんだが、魔女言語を話せなくて相手にされなかったらしい、この話に限らないが、技術や知識は自分を助けるから自分の興味が有る範囲で色々と力を付けるといい」
「努力は自分を裏切りませんからね」
「ここのみんなからは何かしらの努力を感じる、話を聞く態度もいいし」
「それは縁さんがお客様だから、お願いして来てくれた人に対してちゃんと話を聞かないのは失礼でしょ?」
「え? じゃあスファーリアさん、普段の生徒達はどんな感じ?」
「はい、ツレ君から順番に白状なさい」
「座学の時だけっすけど、授業の時に邪魔にならないように電子ゲームで遊んでるっす」

 ツレは鞄から携帯型のゲーム機を取り出して縁に見せた。

「ん?」
「自分も座学は授業の邪魔しないように筋トレしていますね」

 一本槍は鞄から筋肉トレーニングに使うサポーターを机に置く。

「んん?」
「私は普段真面目に授業を受けながら、縁先生とスファーリア先生との妄想小説を書いてます」

 ファリレントは机からノートを取り出して縁に見せた!
 タイトルは『兎と音楽』と書いてある。

「は? いやそれ真面目に授業受けてるのか?」
「私は自分に必要無いと感じた時は占いしてます」
「ああ~……ってサボっていいのか?」

 縁は苦笑いしながらスファーリアを見た。

「私は授業の邪魔をしなければ好きにしていいって言ってるの、ただなにが起こっても『自己責任』と言ってるけどね? 知識と技術を学びに来る場所で遊びに来る場所じゃない、当たり前の事でしょ」
「一部ゲーム機で遊んでる生徒が」
「そういう意味じゃない、向上心の無い奴が来られても迷惑なんだ」
「どういう意味だサンディ?」
「たまに勘違いする奴が居るんだよ、ここは必ず受ける教育じゃねーんだから来たくないなら最初から来なきゃいいんだ」
「って事は今居る4人は努力してるから許されてるって事だな?」
「私のクラスはね」
「ちなみに私のクラスでサボりや遊びほうけたら、遠慮なくぶっ叩く、ぶっ飛ばす、ぶっ殺す」

 サンディはニヤリとしながら殺意に満ちた目をしている!

「サンディは置いといて、スファーリアさん今このクラスは何人居るの?」
「6人」
「スファーリア先生の教えに付いて来れるって凄いな」

 縁は生徒達を見ると、ツレは照れてるのか人差し指で鼻の下をこすり、一本槍は自信に満ちた目で縁を見て、ファリレントは自作小説ノートを抱きしめていて、未来は水晶玉を頭に載せていた。

「私は私のやり方で生徒達を殺したくないだけ、学生の間は私は先生という立場を使って守れるけど、卒業したら過保護はしない」

 スファーリアは厳しい口調で話をしている。

「未来さんみたいな生徒は別枠だけどね」
「ああそう言えば護身術を習いに来た生徒が居るって話をしてたね」

 未来は口では答えずにジェスチャーで両手で丸を作った、水晶玉はまだ頭にある。

「あ、縁君話疲れたならここまでにしておく?」
「ああすまん、話慣れてないから疲れた」
「これは失敗、ちゃんと事前に話しておくべきだった、ここから雑談にするからみんな好きにしていいよ」

 スファーリアは生徒達を見た。
 
「じゃあ遠慮なくゲームするっす」
「僕は筋トレを」

 ツレはゲーム機で遊び始めて一本槍は筋トレサポーターを手足に付けて、教室の後ろへ。

「私はお二人のお話に興味が!」

 ファリレントは目をキラキラさせて縁とスファーリアを交互に見る。
 隣の未来が素早くファリレントの肩に手を置いて首を傾げた。

「待ってファリレント、占いで『学生の恋愛で例えるなら、友人や知人が茶化しちゃいけない時期』と出た」
「くっ! 私、話を聞けない!」

 頭に載せている水晶玉を指差す未来、ファリレントはハンカチを取り出して悔しそうにわざとらしく噛んでいた。

「本当に自由だな」
「私は生徒の本質を知りたいから」
「本質?」
「性格や考え方、何が好きか嫌いか、私のクラスは人数が少ないからこそね」
「ふむ」
「なあ、ふと思ったんだが」

 サンディが縁達に少し声を張って近寄ってくる。

「このクラスの生徒は縁の事どれくらい知ってるんだ?」
「それは知らない、あなた達は普段どんな話をしてるの?」
「『歯を光らせてくっさいセリフを言ってきて、私を笑わせる』とか『告白された』とか! ミュッハー!」

 ファリレントはテンション上げながら自前のトライアングルを叩きだした。

「え?」
「ファリレントちゃんはちょっと妄想する癖があるの」
「ちょっと……か?」
「でもスファーリア先生が毛嫌いしないなら心配はいらないかと、嫌いな人にはズバッと『止めろ、殺されたいか?』とか言いますから」
「ああ~言われてみれば確かに」
「失礼な、私は殺意高くありません」
「全盛期の私達よりスゲーからなスファーリア先生」
「安心しろサンディ、それは時々感じる」
「鐘が鳴った」

 授業終了の鐘と共にスファーリアは教室の時計を見た。

「それじゃ、俺はそろそろ失礼するかな、為になる話があまりできなくてすまなかった」
「今日はいきなり頼んだからね、ごめん」
「次に来る時はちょっと考えくるよ」
「お、縁な先生また来てくれるの? 水晶玉の導きね」
「でも縁さんは何でまた来てくれるんですか?」

 ファリレントがニヤニヤしながら縁に質問をした。

「生徒を死なせたくないってスファーリアさんの気持ちに動かされたから、そして良き縁を持つ者達を手助けしたいだけさ」
「こ、この答えは茶化せない」

 ファリレントは寂しそうにトライアングルを叩いた。

「縁先生、機会が有れば手合わせをお願い出来ますか?」
「いいよ、君には手加減をしないで全力で相手をしよう」
「ありがとうございます!」

 一本槍は綺麗なお辞儀をする。

「学園前まで送ってく」

 縁達教室から出て行っては校門前までやってきた。

「改めて今日はありがとう」
「正直話しやすかった、変なつっかかりもなかったし」
「スファーリアのクラスはいいよな、一本槍以外成人してるから」
「は?」

 サンディの言葉に縁は耳を疑う。

「だから、スファーリアのクラスは一本槍以外大人だぞ?」
「まじかよ!?」
「あのクラスで一番若いのは一本槍だ、確か16歳だったか?」
「若いな、逆に最年長は?」
「老夫婦が私のクラスに居る、今日は老人会と健康診断だったかな」
「おぉ……」

 スファーリアの言葉にどう反応すればいいかわからなかった縁。

「ま、妙なまとまりの正体は成人してるからだな」
「ははは、じゃあまた今度来るよ」
「お疲れ様」
「またな~」
 
 スファーリアは微笑みながら手を振り、サンディは両手を振る。
 縁は光に包まれて消えた。
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