36 / 88
第三十六話 肉食女子襲来!
しおりを挟む
夏休みも残り3日。そんな中レナンジェスは街中を逃げ回っていた。
『レナンジェス様発見!捕まえますわよ!!』
ハックマン領の女子や他領の女子がレナンジェスを追いかけ回す。中には伯爵家や子爵家のモブ令嬢も居るではないか。
(何故こうなった…)
レナンジェスは訳が解らなかった。
そもそも街で気晴らしでもと思いやって来たのだがレナンジェスを見た女子に囲まれたのだ。
(サインかな?)
初めはそう思ったが女子達はレナンジェスの服を脱がそうとする。
「無礼者!貴族に対して何をする!!」
『既成事実を作るだけです。そうすれば私達はレナンジェス様の傍女ですから』
その言葉にレナンジェスは素早く水魔法で氷の鎖を作り出し建物の屋上に鎖を伸ばす。そして素早く建物に登り逃げ出したのだ。
『待て~!優良物件!!』
女子達はレナンジェスを追いかけ回す。
(アイドルがファンに注意する気持ちが解るわ)
そう考えながらレナンジェスは屋敷に戻ろうとする。するとモブ伯爵家令嬢&子爵家令嬢達がレナンジェスを捕まえに来る。
「貴族のルールを破るとは何事ですか!」
レナンジェスは抗議するがモブ令嬢達はお構いなしだ。
『優良物件を手に入れるだけですわ』
そう言いながら追いかけてくる。
(まずい…逃げなければ犯される…)
レナンジェスは再び逃げ出す。しかし街中がレナンジェス狙いの女子で溢れかえっている。
(何故こんな事に…)
そう考えている時だった。一枚のビラが飛んでくる。
“本日限り、レナンジェス=ハックマンを婦女子限定で襲う事を許可する。
既成事実を作った物はレナンジェス=ハックマンの嫁とする。
期限は夕暮れ時まで。
第二王子 アリウス=オリンポス”
(俺様王子の悪戯か!)
そしてレナンジェスは悟る。ここに居るのは全員、肉食女子であると。
(捕まったら尻に敷かれるパターンだ。何としても童貞を守り抜く!)
レナンジェスはそう決心すると水魔法を巧みに操り、肉食系女子から逃げ回る。
「姫騎士隊、レナンジェスを発見次第襲うのだ!」
「アリウス殿下…戯れにも程があります!」
「仕方が無かろう。お主が帝国大公家令嬢アリス殿を怒らせたのだから。それにここに居る姫騎士は其方のファンで結婚を夢見る乙女たちだ。其方の夢が実現するぞ」
そう言いながら面倒くさそうに言う俺様王子。
「そんな…それではアーンもゴックンも無くなりますよ!」
「悪く思うな」
そう言うと姫騎士隊が魔法を放ってくる。それを魔力吸収(ドレイン)を付与した氷の盾で防ぎながらレナンジェスは逃げ出す。
「来ましたわ!皆の者、ファンの夢を叶えるチャンスです!!」
そこに控えていたのは年配の女性を引き連れたアリスであった。
「アリス令嬢、あんまりです!」
「私とミーア様の中を引き裂くお前は敵だ!!」
そう言いながら未亡人達をレナンジェスに襲わせるアリス。
「こうなれば奥の手だ!水の翼よ!!」
レナンジェスがそう叫ぶと背中にガラスの様に透き通る翼が現れる。そしてレナンジェスは大空へと舞い立った。
「もう、夜になってしまった…」
レナンジェスはそう呟きながら海辺のリゾート地に向かう。
「あれは…」
レナンジェスはライトアップされた舞台に俺様王子とバンドが居るのを発見する。
「レナンジェス、ファンサービスの時間だ!」
俺様王子はそう言いながらレナンジェスを呼び寄せる。
「これは?」
舞台に降り立ったレナンジェスは俺様王子に問い掛ける。
「参加賞の無料ライブだ」
そう言うとレナンジェスにマイクを持たせる俺様王子。
『レナンジェス~』
『キャ~、素敵~』
男女の声が入り混じった声援がレナンジェスに向けられる。
(仕方がないか…)
レナンジェスは覚悟を決めるとマイク越しに叫ぶ。
「いくぜ~」
『ヴォォ~』
声援の中レナンジェスはロックを歌う。そしてアップテンポの曲を数曲歌うとバラード曲に移る。
(あら、俺様王子も参加してきたわ。これは上手くハモらせないと)
すると観衆は静かに2人の歌声を聞いていた。中には涙するものまでいる。
『ラストいくぜ~』
俺様王子と同時に叫ぶとアップテンポの曲を歌う2人。そしてライブが終わると観衆は大熱狂するのであった。
「今度は逃がしませんよ!」
楽屋に入ると最前列で熱狂していたアリスがレナンジェスに言ってくる。
「勘弁してください」
「明日、お前を追いかけるのは男だからな」
レナンジェスがそう言うと俺様王子がトンデモ発言をする。
「堪忍して~」
レナンジェスのシャフトは夜の砂浜に響き渡った。
『レナンジェス様発見!捕まえますわよ!!』
ハックマン領の女子や他領の女子がレナンジェスを追いかけ回す。中には伯爵家や子爵家のモブ令嬢も居るではないか。
(何故こうなった…)
レナンジェスは訳が解らなかった。
そもそも街で気晴らしでもと思いやって来たのだがレナンジェスを見た女子に囲まれたのだ。
(サインかな?)
初めはそう思ったが女子達はレナンジェスの服を脱がそうとする。
「無礼者!貴族に対して何をする!!」
『既成事実を作るだけです。そうすれば私達はレナンジェス様の傍女ですから』
その言葉にレナンジェスは素早く水魔法で氷の鎖を作り出し建物の屋上に鎖を伸ばす。そして素早く建物に登り逃げ出したのだ。
『待て~!優良物件!!』
女子達はレナンジェスを追いかけ回す。
(アイドルがファンに注意する気持ちが解るわ)
そう考えながらレナンジェスは屋敷に戻ろうとする。するとモブ伯爵家令嬢&子爵家令嬢達がレナンジェスを捕まえに来る。
「貴族のルールを破るとは何事ですか!」
レナンジェスは抗議するがモブ令嬢達はお構いなしだ。
『優良物件を手に入れるだけですわ』
そう言いながら追いかけてくる。
(まずい…逃げなければ犯される…)
レナンジェスは再び逃げ出す。しかし街中がレナンジェス狙いの女子で溢れかえっている。
(何故こんな事に…)
そう考えている時だった。一枚のビラが飛んでくる。
“本日限り、レナンジェス=ハックマンを婦女子限定で襲う事を許可する。
既成事実を作った物はレナンジェス=ハックマンの嫁とする。
期限は夕暮れ時まで。
第二王子 アリウス=オリンポス”
(俺様王子の悪戯か!)
そしてレナンジェスは悟る。ここに居るのは全員、肉食女子であると。
(捕まったら尻に敷かれるパターンだ。何としても童貞を守り抜く!)
レナンジェスはそう決心すると水魔法を巧みに操り、肉食系女子から逃げ回る。
「姫騎士隊、レナンジェスを発見次第襲うのだ!」
「アリウス殿下…戯れにも程があります!」
「仕方が無かろう。お主が帝国大公家令嬢アリス殿を怒らせたのだから。それにここに居る姫騎士は其方のファンで結婚を夢見る乙女たちだ。其方の夢が実現するぞ」
そう言いながら面倒くさそうに言う俺様王子。
「そんな…それではアーンもゴックンも無くなりますよ!」
「悪く思うな」
そう言うと姫騎士隊が魔法を放ってくる。それを魔力吸収(ドレイン)を付与した氷の盾で防ぎながらレナンジェスは逃げ出す。
「来ましたわ!皆の者、ファンの夢を叶えるチャンスです!!」
そこに控えていたのは年配の女性を引き連れたアリスであった。
「アリス令嬢、あんまりです!」
「私とミーア様の中を引き裂くお前は敵だ!!」
そう言いながら未亡人達をレナンジェスに襲わせるアリス。
「こうなれば奥の手だ!水の翼よ!!」
レナンジェスがそう叫ぶと背中にガラスの様に透き通る翼が現れる。そしてレナンジェスは大空へと舞い立った。
「もう、夜になってしまった…」
レナンジェスはそう呟きながら海辺のリゾート地に向かう。
「あれは…」
レナンジェスはライトアップされた舞台に俺様王子とバンドが居るのを発見する。
「レナンジェス、ファンサービスの時間だ!」
俺様王子はそう言いながらレナンジェスを呼び寄せる。
「これは?」
舞台に降り立ったレナンジェスは俺様王子に問い掛ける。
「参加賞の無料ライブだ」
そう言うとレナンジェスにマイクを持たせる俺様王子。
『レナンジェス~』
『キャ~、素敵~』
男女の声が入り混じった声援がレナンジェスに向けられる。
(仕方がないか…)
レナンジェスは覚悟を決めるとマイク越しに叫ぶ。
「いくぜ~」
『ヴォォ~』
声援の中レナンジェスはロックを歌う。そしてアップテンポの曲を数曲歌うとバラード曲に移る。
(あら、俺様王子も参加してきたわ。これは上手くハモらせないと)
すると観衆は静かに2人の歌声を聞いていた。中には涙するものまでいる。
『ラストいくぜ~』
俺様王子と同時に叫ぶとアップテンポの曲を歌う2人。そしてライブが終わると観衆は大熱狂するのであった。
「今度は逃がしませんよ!」
楽屋に入ると最前列で熱狂していたアリスがレナンジェスに言ってくる。
「勘弁してください」
「明日、お前を追いかけるのは男だからな」
レナンジェスがそう言うと俺様王子がトンデモ発言をする。
「堪忍して~」
レナンジェスのシャフトは夜の砂浜に響き渡った。
11
あなたにおすすめの小説
【完結】双子の兄が主人公で、困る
* ゆるゆ
BL
『きらきら男は僕のモノ』公言する、ぴんくの髪の主人公な兄のせいで、見た目はそっくりだが質実剛健、ちいさなことからコツコツとな双子の弟が、兄のとばっちりで断罪されかけたり、 悪役令息からいじわるされたり 、逆ハーレムになりかけたりとか、ほんとに困る──! 伴侶(予定)いるので。……って思ってたのに……!
ルティとトトの動画を作りました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
本編、両親にごあいさつ編、完結しました!
おまけのお話を、時々更新しています。
本編以外はぜんぶ、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
無能の騎士~退職させられたいので典型的な無能で最低最悪な騎士を演じます~
紫鶴
BL
早く退職させられたい!!
俺は労働が嫌いだ。玉の輿で稼ぎの良い婚約者をゲットできたのに、家族に俺には勿体なさ過ぎる!というので騎士団に入団させられて働いている。くそう、ヴィがいるから楽できると思ったのになんでだよ!!でも家族の圧力が怖いから自主退職できない!
はっ!そうだ!退職させた方が良いと思わせればいいんだ!!
なので俺は無能で最悪最低な悪徳貴族(騎士)を演じることにした。
「ベルちゃん、大好き」
「まっ!準備してないから!!ちょっとヴィ!服脱がせないでよ!!」
でろでろに主人公を溺愛している婚約者と早く退職させられたい主人公のらぶあまな話。
ーーー
ムーンライトノベルズでも連載中。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
この僕が、いろんな人に詰め寄られまくって困ってます!〜まだ無自覚編〜
小屋瀬
BL
〜まだ無自覚編〜のあらすじ
アニメ・漫画ヲタクの主人公、薄井 凌(うすい りょう)と、幼なじみの金持ち息子の悠斗(ゆうと)、ストーカー気質の天才少年の遊佐(ゆさ)。そしていつもだるーんとしてる担任の幸崎(さいざき)teacher。
主にこれらのメンバーで構成される相関図激ヤバ案件のBL物語。
他にも天才遊佐の事が好きな科学者だったり、悠斗Loveの悠斗の実の兄だったりと個性豊かな人達が出てくるよ☆
〜自覚編〜 のあらすじ(書く予定)
アニメ・漫画をこよなく愛し、スポーツ万能、頭も良い、ヲタク男子&陽キャな主人公、薄井 凌(うすい りょう)には、とある悩みがある。
それは、何人かの同性の人たちに好意を寄せられていることに気づいてしまったからである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【超重要】
☆まず、主人公が各キャラからの好意を自覚するまでの間、結構な文字数がかかると思います。(まぁ、「自覚する前」ということを踏まえて呼んでくだせぇ)
また、自覚した後、今まで通りの頻度で物語を書くかどうかは気分次第です。(だって書くの疲れるんだもん)
ですので、それでもいいよって方や、気長に待つよって方、どうぞどうぞ、読んでってくだせぇな!
(まぁ「長編」設定してますもん。)
・女性キャラが出てくることがありますが、主人公との恋愛には発展しません。
・突然そういうシーンが出てくることがあります。ご了承ください。
・気分にもよりますが、3日に1回は新しい話を更新します(3日以内に投稿されない場合もあります。まぁ、そこは善処します。(その時はまた近況ボード等でお知らせすると思います。))。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる