幽霊の俺が使い魔召喚されたのだが

松林 松茸

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第30話 王族会議再び

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戦地のとあるテントの中で各国の王が一堂に会していた。

「先日、何者かがミノタウロスを仕留めたらしいな」

そう言ったのはエルフの王である。和也の姿は映っていなかったがミノタウロスの心臓を貫く瞬間の映像があったのだ。ただし、貫いた物の形までは判別できなかったが。

「あぁ、上位種の皮膚は硬いうえに鋼の鎧を身に纏っているからな。それを貫くとは大した威力だ」

そう言いながらドワーフ王が相槌を打つ。

「あんなことが出来るのは我々の中だと竜馬と魔王と真祖くらいか」

妖精王がそう言いながら怪訝な顔をする。

「妖精王よ、如何したのか?」

獣人王は妖精王の様子を見ながら問いかける。

「いや、あそこまでの攻撃力を持つ者がいる事に驚いているのだよ」

「武器さえあれば獣人でも可能だ。それにドワーフが作る兵器でも可能ではないか?」

竜馬はそう言いながら犯人の正体にうすうす気づいていた。

(和也め、余計な事をして…帰ったらお仕置きだな)

そう考えながら股間にテントを張る。

「これからの事だが、1発で心臓を貫けるビームを実践投入したいのだがどうだろうか?」

ドワーフ王はそう言いながらビームバズーカを皆に見せる。

「良いんじゃないの。私は戦いより女の子を愛でていたいし」

魔王はそう言いながらあっさり周りに賛同させようとする。

「そうだな。それで兵士の生存率が上がるなら良いと思うよ」

真祖も魔王に同調した。女性同士で意見が会うのだろう。

「それでは数日後に新兵器を投入する。ただし、こちらから攻めれば守りが手薄になるので山脈の周りだけとしよう」

「ところで山脈内部の改造はどうなった?」

獣人王がドワーフ王に尋ねる。

「あぁ、それは終わっているよ。登ろうとしても滑って落ちるだけだな」

そう言いながら愉快そうに笑うドワーフ王。山脈の内側は氷のように滑る施工がなされているのだ。

「それにしても何時までこれが続くやら」

竜馬はうんざりしたような表情をして大きくため息をつく。それには数人が同調していた。


王族会議が行われているころ、和也は仕事に勤しんでいた。最近は怪物対策が進んだせいか鍼灸院は大忙しだった。皆が気を張りすぎて疲れていたのだろう。

(ウホッ、この人の筋肉やお尻はたまらないな)

和也は複数人の男性客に鍼灸治療を同時に施しながら眠ってしまった男達のお尻や背中の筋肉を見て興奮していた。

(やっぱりこの仕事を初めて良かったよ)

男の裸を見ながらお金を稼げるなんて和也からすればまさに天国であった。和也は本格的に男に目覚めていたのだ。

(あぁ、出来れば一物をしゃぶりたいけど…それは犯罪になるからできないな)

そう考えながらも和也の脳内メモリに男達の裸をインプットしていく。最近は過去の男の一物や白いお尻が鮮明に思い出せるようになっていたのだ。それは具現化能力の影響であろう。

具現化するには詳細に形をイメージしなくてはならない。そのイメージ力が強ければ強いほどより忠実な形で物を具現化できるのだ。更に硬度などもイメージで変えられる。今の和也であれば金剛石レベルの硬さの武器でも具現化できるであろう。

(今日もおかずが大量で良い日だったな)

和也は仕事を終えると屋敷に戻る。しかし洋子が居たため今日のアナニーは出来そうにない。

(それにしても…洋子さんはどうしたのだろう?)

何やら難しそうな顔をしながら考え事をしている。

「どうしたんですか?なんか難しい顔をしていますけど」

すると洋子は和也を少し見てまた考え事を始めた。

(これは…放っておこう)

そう思いながら部屋を出ようとした時だ。

「和也君、頭が回らないからスカートを捲ってお尻を突き出してくれない?」

「え!…そんなの恥ずかしいから嫌です!」

和也は速攻拒否した。すると洋子は大画面テレビに和也の入浴シーンを映し出す。初めて竜馬に掘られた日の映像だ。

「もうそれは消してくださいよ」

和也は恥ずかしそうに洋子に懇願する。お尻を広げて鏡で確認している姿なんかは見られるだけでも恥ずかしい。

「これを見ていたらなんか頭が整理出来てきたみたい」

そう言いながら洋子は和也と竜馬のベッドシーンの録画を画面に映し出す。

「恥ずかしいから止めてください!何でもしますから!」

「ん?今、何でもすると言ったわね?」

それから和也は恥ずかしいポーズをさせられて洋子に動画撮影された。お尻を自分で開いたり、近くにあった人参に避妊具を付けて挿入されたりだ。和也は恥ずかしさのあまり赤面する。同時に見られる悦びに目覚めかけていた。

「解ったわ!上位種だけを性欲を衰えさせる方法が!」

「どうするんですか?」

「怪物同士を同性愛者にすれば良いのよ!その薬を作るわ!」

そんな洋子の様子を見て和也は“あぁ、またとんでもない事を言い出した”と呆れかえっていた。

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