幽霊の俺が使い魔召喚されたのだが

松林 松茸

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第54話 封印の崩壊

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暗黒大陸では不死の王がミノタウロスやサイクロプスのエッチなビデオを見て研究していた。

「あれ?ホモから異種怪物姦趣味に目覚めたのですか?」

怪物の重鎮が不死の王に声を掛ける。

「ホモ言うな!」

「でも、実際にホモって喜んでいたじゃないですか」

「あれは可愛い系男子と言う恐ろしい兵器がだね」

「下半身に一物は付いていましたよ?」

「だって…童貞で女性の体を知らないのだから仕方がないじゃないか…」

そう言いながら不死の王は泣きそうな顔をする。

「ホモが泣いても気持ち悪いだけですので」

そう言うと怪物の重鎮はその場を去る。

「ホモ、ホモって…大体、女の体を知らなかったんだから仕方がないじゃん!しかも可愛い系男子とか見たら女と思ってしまうよ」

不死の王はそう言いながら秘密の花園の存在をエッチなビデオから学んでいた。

(次こそは女の子と…エッチしてやる!)

不死の王はそう考えながら女性の体の研究を再開する。


一方、火山の空洞に封印されていた暗黒ドラゴンホウモは体に溜まる瘴気でお腹が張っていた。

「…臭くならなければ良いが」

そう言いながら大きなオナラを1発する。すると自分を拘束していた封印が吹き飛んでしまった。

「臭い…でも、封印は解けちゃった…まさかオナラで封印を解けるとは」

そう言いながら人間体になり鼻をつまむ。オナラの匂いが強烈だったのだ。幸い火山の噴火口で換気され、匂いは直ぐに消え去った。同時に暗黒大陸に張り巡らされていた結界が吹き飛んだのを感じていた。


「大変です」

天使が王達の会議場に姿を現すと封印の柱が砕け散った事を報告する。

「それは一大事だ…」

そう言いながら神とドラゴン、魔王は顔を見合わせる。

「怪物の気配はなかったけど…」

妖精の王が困惑した表情を浮かべる。

「これは暗黒大陸で封印を解かれたのだろう」

神はそう言いながら頭を抱える。

「まさか…リッチが?」

ドワーフ王がそう言うと竜馬は首を横に振りながら言う。

「いや、暗黒ドラゴンホウモだろう。凄まじい魔力を感じるからな」

「ホウモが結界を破っただと!じゃあ、怪獣モーホも現れるのじゃないか?」

ドラゴン族は困惑していた。

「もう一度、封印をするしかありませんね」

美女魔王はそう言いながら悪魔達を集める。神はそれに倣って天使を集めた。

「どのみち戦争は起こるからな。今のうちに軍備を整えるか」

ドワーフの王はそう言うと席を立つ。


暗黒大陸の封印が解かれた事件は大陸全土に知れ渡る。そして人々は自分の身を守るために魔法の特訓や武器の購入に熱がはいる。

(怪物だけなら…何とかなるのに)

和也は過去に聞かされた暗黒ドラゴンホウモの事を考えていた。ドラゴンすら退ける力。それが恐ろしく感じたのだ。

「リッチによる薄い本作戦も厄介だ」

真一は彼女を襲われる恐怖を感じていた。

「とりあえず兵士を集めて防衛するしかあるまい」

獣人の王はそう言うと武器を集め兵隊を集めた。

「地上戦ならこちらも活躍できますわ」

美少女真祖も眷属のヴァンパイアを集める。


一方、暗黒大陸では急に消滅した封印に喜びと不安の声が入り混じっていた。

「これは罠かもしれません」

ミノタウロスの重鎮が発現する。

「いや、他の力じゃないか?」

サイクロプスの重鎮は神妙な顔で言い放つ。

「何にしても薄い本作戦は決行できるね」

不死の王だけが喜んでいた。

『ホモは黙っていろ!』

一斉に突っ込みが入る。それでも不死の王は脱童貞を目指して野心に燃え上がるのであった。
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