胸が大きい女性を助けたら、エロいクラスメートのお母さんだった件

あかせ2

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夏休み明け エロい体育祭 準備編

第207話 満里奈さんの得意技は泣き落としになる?

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 校長の話が終わってから教室に戻ると、誓約書で歓喜していた男子数名が近くに来た。このパターン、前回と同じだな…。(196話参照)

「伊草さん、誓約書は何とかなりそうか?」(男子A)

「なるけど、校長が『女性を怒らせると怖い』ってアドバイスしてたよ」

「そうか…」

それぐらい校長のアドバイスがなくてもわかるが、念を押された感じになるよな。

「なぁ伊草さん。例えば、今おれが『オッパイ揉ませてくれ!』と言ったらどうする?」

どうやら紬さんの意見を参考にするみたいだが、個性的な彼女に訊くのは間違ってるような…。

「断るよ。揉まれたくない人に揉ませる訳ないじゃん」

その発言は納得できるが、女性陣に何度も手を出してる紬さんが言っても説得力はない。さすがに彼らに対して本性を見せたりしないか。

「でもさ、誓約書があったら断れないよな? オッパイを揉まれた後、おれにどんな命令をするんだ?」

誓約書の肝である“仕返し”が気になるか。紬さんはなんて答える?

「そうだね~。『股間を蹴る』とか?」

“強く蹴る”にならなかったのは、胸をどう揉まれるかわからないからだと思う。服の上かかで話は変わりそうだ。

「おいおい。それだと割に合わないぜ」(男子B)

「そうか? オレはギリありだな」(男子C)

「マジかよ? お前、股間にボール当たった事ないだろ? 痛すぎて意識飛ぶぞ」

「そんなにヤバいのかよ? でも、それを我慢すればオッパイを揉める…」

その葛藤や相手の性格を考慮した駆け引きが誓約書の狙いだ。ビビり過ぎて軽めにするか、調子に乗って痛い目に遭うかはその人次第になる。

「伊草さんの意見、参考にさせてもらうよ」(男子A)

「ウチが言うのもなんだけど、調子に乗り過ぎないでね」

本当にその通りだ。満里奈さんも同じ事を思ってるのは、顔を見ればすぐわかる。

「最初からそのつもりだよ」

「んじゃ、また今度ね~」

話が済んだので、俺達は自分の席に戻る。


 残り少ない昼休みを自席で過ごす俺達。校長に呼び出されるとバタバタするから困るんだよな…。

「さっきの話だけど、詩織ちゃんと満里奈だったらどんな仕返しする?」

それは俺も気になる。2人はポイントを貯めないから誓約書の対象外だが、いつものエロ雑談のネタになりそうだ。

「あたしは『ガン無視』かな。ウザい奴に関わりたくないからさ~」

「詩織ちゃんはするんだね。股間を蹴るより効果あるかも」

「男子と女子は体のつくりが違うけど、メンタルの強さは多分同じじゃん? だから無視のほうが効くと思うんだよね~」

俺はどっちも嫌だな…。究極の2択ってやつじゃないか?

「そっか~。満里奈はどう?」

「私は…、特に思い付かないかな」

そもそも、満里奈さんが相手にひどい事をするイメージが湧かない。仕返しせず我慢する印象だな…。

「そういう満里奈には『泣き落とし』が良いんじゃない?」

「何で?」

「満里奈はウチみたいに男子の股間を蹴れるとは思えないし、詩織ちゃんみたいにガン無視できるタイプじゃないから。相手に『悪い事させちゃった~』って気持ちにさせる攻撃が合う気がする」

「あんたが言いたいのはね」

「そうそれ。そういう気持ちにさせるのは、ウチらの中だと満里奈一択でしょ!」

「確かに。真面目な満里奈ちゃんにしかできないよね~」

誰であろうと無理やりは良心が痛むが、満里奈さんは特別かも。

「2人とも変な事言わないで…。まこくんも何か言ってよ」

「実は、俺もそう思っててさ…」

「えっ!?」

「まーちゃんもそう思うなら間違いないじゃん! 満里奈、今度練習しようか」

「練習したってする機会ないから」

俺だって満里奈さんにそんな事させたくない! でも見たい気持ちは少しあるんだよな…。

この話がキリ良く終わったあたりで、昼休みは終わるのだった。


 帰りのホームルームになり、教壇にいる清水先生から連絡事項を聞く。

「――話はこれで終わりよ。伊草さん、少し良いかしら?」

「どうかした? 先生?」

「誓約書の件、先生達の間で意見が割れてるの。は藤岡高校が前例だから誰も驚かなかったけど、誓約書は本当に初めてだからね…」

満場一致で賛成される内容じゃないのはわかっているが、校長がOKしたんだから急に変わる事はないよな?

「みんなが先生と校長に話した内容は、既に多くの学校に知られているわ。五月高校が良い意味で目立つか悪い意味で目立つかは、実行委員にかかっているの」

「そうなんだ。校長は何でもペラペラ話すタイプなんだね」

それは失礼過ぎる…。

「違うわよ! 急にやって学校関係者の反感を買わないように、こまめに報告してるの!」

「それならそう言ってよ~」

きっと先生達は苦労してるんだろうな…。申し訳ない気持ちと成功させたい気持ちが入り混じる。やるからにはベストを尽くしたい!

「だからこれからも校長と話す事になるからよろしくね」

「わかった!」

「じゃあ、帰りのホームルームはこれで終わり」

――放課後になり、クラスメートは嬉しそうに教室を出て行く。俺達はいつものように話し合いをするため、C組の隣にある空き教室に向かう。
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