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体育祭の準備は大詰め!
第274話 早くも2人目とコンタクト!?
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2限後の休憩時間になった。詩織さん達のおかげで女子1人の野球拳参加が決まったぞ! 後はもう1人だが、その前に…。
「なぁ。決まった1人の名前を教えてくれないか? 名前を知らないと不便でさ…」
それに俺だけ知らないから、仲間外れで少し寂しい。
「それもOKもらったから良いよ~。…A組の参加第1号は“はせちゃん”なの」
「はせちゃん?」
「長谷川さんの事。彼氏は同じA組の後藤君なんだって」
満里奈さんが補足してくれた。
「あの2人が付き合ってて、Hをたくさんするのか? 全然そう見えないんだが…」
どちらも黒縁のメガネをかけていて、目立つ事は全くしないタイプだ。休憩時間なのに2人はそれぞれの友達と話してるので、付き合ってるとは思えない。
「あたし達と違って、席が近くないからかな~?」
「それか気持ちを切り替えてるからかも。イチャイチャするのは校外って決めれば、今は我慢できそうだよね」
「我慢できる? ウチは絶対無理」
「あたしも無理」
「私も厳しいけど、そういうのは人それぞれだから…」
俺達があれこれ言う事じゃないのは間違いない。
「満里奈。もう1人といつ話す? 次の体育まで待つ?」
「そうね…。なるべく早くしたいけど、私達が急にコンタクトを取り始めると周りが怪しむかも。それは避けないと…」
俺達の行動でその人に迷惑をかけたら、野球拳に誘うどころじゃない。
「じゃあメモはどう? それなら普通だよね?」
「でもいつも目立ってるあんたがメモを残したところで、カモフラージュになるかどうか…」
「だったらあたしがやるよ。あの人は今のところ嫌いじゃないから、それぐらいなら全然OK」
「ありがと~詩織ちゃん。満里奈、内容はどうする?」
「う~ん、野球拳に興味あるかに触れてから、今後のやり取りをまこくんに教えて良いか確認する感じかな。それから、今日の昼休みか放課後に時間があるかわかると便利だね」
「了解」
内容を把握した詩織さんは早速書き始める。
「もし興味ないって書いてあったら、ウチの“オッパイ念力”で…」
「それは止めてくれる? 火に油を注ぐどころじゃないから」
エロ好きだからといって、同性に何かされるのは嫌な場合がある。どっちもイケる紬さんは本当に特別だ。
「――よし、書き終わった。あの人は席にいないからチャンス!」
詩織さんが席を立ったのに合わせ、俺は彼女を見ないようにする。
「みなちゃんとひめちゃん、うまくやってるかな~?」
B組は3人、C組はA組と同じ2人がパイパイ(PAYPAY)を貯める予定らしい。
「私達と違って1人でやるから大変だと思うわ。だからA組は2人に参加してもらえれば、南谷さんと倉敷さんの負担が減るわね」
「4人いるウチらが、1人のみなちゃん・ひめちゃんに負けちゃダメだよね」
「まぁ、そういう事よ」
――詩織さんが席に戻って来た。
「ちゃんと机の中に入れてきた」
「詩織ちゃんお疲れ~」
「詩織ありがとう」
後は返事を待つだけだ。良い内容を期待したいが…。
それからすぐ、休憩時間の終わりを知らせるチャイムが鳴る。3限が始まる訳だが、このあたりから腹が減るよ…。
3限後の休憩時間になってすぐ、1人の女子生徒が俺達のほうに来た。彼女は確か…、水野さんだな。
水野さんが2人目のパイパイ(PAYPAY)を貯める予定の女子か。
「愛山さん。わざわざメモなんて入れなくても、アタシに直接聞けば良かったのに」
「そうしても良かったけどさ~、『男子にバレたくない』って要望を出す人がいたから気を遣ったんだよ」
「なるほどね~。どうせバレるんだから、隠す必要ないじゃん。ねぇ?」
そういうのは乙女心になると思うが、女子でも理解できない場合があるんだな…。
「それで水野さん。メモの事だけど…」
「悪いけど野球拳はパス。ちょっと前のアタシならOKしたかもしれないけど、今は絶対ヤダ」
その間に何があったんだ? だがそれを聞ける間柄じゃない…。
「なんかあったの水野ちゃん? ウチが相談に乗るよ?」
「実はこの前、ちょっと良い雰囲気になった時に男子にちょい襲われてさ~。それのせいで男子が少し嫌いになってるの、同じ教室で過ごすぐらいは良いけど、エロい目で見られるのはマジ勘弁」
詩織さん達がエロいから良かったものの、一歩間違えたら俺もそう思われたかもしれないのか…。考えると怖い。
「そっか~。じゃあ何でパイパイ(PAYPAY)を貯めようと思ったの?」
紬さんの疑問はもっともだ。今の話を聞いたらエロい事には興味なさそうだぞ?
「それの後にお姉ちゃんから聞いたんだけど、女の人同士で楽しめて気持ち良くなれるお店があるんだって。でもそこは18歳未満はダメみたいでね…。だからポイントを使って『そのお店の真似事』をしてみたいの」
つまり水野さんは、ブラ戦でパイパイ(PAYPAY)を貯める気なんだな。体育祭当日をスクール水着で過ごすのは、どう考えても方向性が合わない。
「相手は誰にする気なの? 水野ちゃん?」
「それは決めてない。友達に頼むか、あえて無関係の人に頼むか悩んでる」
誓約書があればほぼ断られないが、今後の関係を思うと簡単には決まらないよな…。
「わかった。教えてくれてありがとね、水野ちゃん」
「気にしないで。…それじゃあ」
交渉は失敗か…。仕方ないとはいえ、落胆する俺だった。
「なぁ。決まった1人の名前を教えてくれないか? 名前を知らないと不便でさ…」
それに俺だけ知らないから、仲間外れで少し寂しい。
「それもOKもらったから良いよ~。…A組の参加第1号は“はせちゃん”なの」
「はせちゃん?」
「長谷川さんの事。彼氏は同じA組の後藤君なんだって」
満里奈さんが補足してくれた。
「あの2人が付き合ってて、Hをたくさんするのか? 全然そう見えないんだが…」
どちらも黒縁のメガネをかけていて、目立つ事は全くしないタイプだ。休憩時間なのに2人はそれぞれの友達と話してるので、付き合ってるとは思えない。
「あたし達と違って、席が近くないからかな~?」
「それか気持ちを切り替えてるからかも。イチャイチャするのは校外って決めれば、今は我慢できそうだよね」
「我慢できる? ウチは絶対無理」
「あたしも無理」
「私も厳しいけど、そういうのは人それぞれだから…」
俺達があれこれ言う事じゃないのは間違いない。
「満里奈。もう1人といつ話す? 次の体育まで待つ?」
「そうね…。なるべく早くしたいけど、私達が急にコンタクトを取り始めると周りが怪しむかも。それは避けないと…」
俺達の行動でその人に迷惑をかけたら、野球拳に誘うどころじゃない。
「じゃあメモはどう? それなら普通だよね?」
「でもいつも目立ってるあんたがメモを残したところで、カモフラージュになるかどうか…」
「だったらあたしがやるよ。あの人は今のところ嫌いじゃないから、それぐらいなら全然OK」
「ありがと~詩織ちゃん。満里奈、内容はどうする?」
「う~ん、野球拳に興味あるかに触れてから、今後のやり取りをまこくんに教えて良いか確認する感じかな。それから、今日の昼休みか放課後に時間があるかわかると便利だね」
「了解」
内容を把握した詩織さんは早速書き始める。
「もし興味ないって書いてあったら、ウチの“オッパイ念力”で…」
「それは止めてくれる? 火に油を注ぐどころじゃないから」
エロ好きだからといって、同性に何かされるのは嫌な場合がある。どっちもイケる紬さんは本当に特別だ。
「――よし、書き終わった。あの人は席にいないからチャンス!」
詩織さんが席を立ったのに合わせ、俺は彼女を見ないようにする。
「みなちゃんとひめちゃん、うまくやってるかな~?」
B組は3人、C組はA組と同じ2人がパイパイ(PAYPAY)を貯める予定らしい。
「私達と違って1人でやるから大変だと思うわ。だからA組は2人に参加してもらえれば、南谷さんと倉敷さんの負担が減るわね」
「4人いるウチらが、1人のみなちゃん・ひめちゃんに負けちゃダメだよね」
「まぁ、そういう事よ」
――詩織さんが席に戻って来た。
「ちゃんと机の中に入れてきた」
「詩織ちゃんお疲れ~」
「詩織ありがとう」
後は返事を待つだけだ。良い内容を期待したいが…。
それからすぐ、休憩時間の終わりを知らせるチャイムが鳴る。3限が始まる訳だが、このあたりから腹が減るよ…。
3限後の休憩時間になってすぐ、1人の女子生徒が俺達のほうに来た。彼女は確か…、水野さんだな。
水野さんが2人目のパイパイ(PAYPAY)を貯める予定の女子か。
「愛山さん。わざわざメモなんて入れなくても、アタシに直接聞けば良かったのに」
「そうしても良かったけどさ~、『男子にバレたくない』って要望を出す人がいたから気を遣ったんだよ」
「なるほどね~。どうせバレるんだから、隠す必要ないじゃん。ねぇ?」
そういうのは乙女心になると思うが、女子でも理解できない場合があるんだな…。
「それで水野さん。メモの事だけど…」
「悪いけど野球拳はパス。ちょっと前のアタシならOKしたかもしれないけど、今は絶対ヤダ」
その間に何があったんだ? だがそれを聞ける間柄じゃない…。
「なんかあったの水野ちゃん? ウチが相談に乗るよ?」
「実はこの前、ちょっと良い雰囲気になった時に男子にちょい襲われてさ~。それのせいで男子が少し嫌いになってるの、同じ教室で過ごすぐらいは良いけど、エロい目で見られるのはマジ勘弁」
詩織さん達がエロいから良かったものの、一歩間違えたら俺もそう思われたかもしれないのか…。考えると怖い。
「そっか~。じゃあ何でパイパイ(PAYPAY)を貯めようと思ったの?」
紬さんの疑問はもっともだ。今の話を聞いたらエロい事には興味なさそうだぞ?
「それの後にお姉ちゃんから聞いたんだけど、女の人同士で楽しめて気持ち良くなれるお店があるんだって。でもそこは18歳未満はダメみたいでね…。だからポイントを使って『そのお店の真似事』をしてみたいの」
つまり水野さんは、ブラ戦でパイパイ(PAYPAY)を貯める気なんだな。体育祭当日をスクール水着で過ごすのは、どう考えても方向性が合わない。
「相手は誰にする気なの? 水野ちゃん?」
「それは決めてない。友達に頼むか、あえて無関係の人に頼むか悩んでる」
誓約書があればほぼ断られないが、今後の関係を思うと簡単には決まらないよな…。
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