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第22話 商業ギルドで一勝負
しおりを挟む「おお~でかい!ここがこの街の商業ギルドの本部なんですね?」
「ああそうだ」
俺とアルゼさんは今、この街の商業ギルド本部に来ている。本部はこの街の中央にあり、辺りはこの街の入り口の大通り以上に栄えていた。そして商業ギルド本部というだけあって、ここいらにある建物の中でひときわ大きく目立っていた。横の入り口からは多くの荷馬車や豪華な馬車などが出入りをしている。
「それではこちらでお待ちくださいませ」
ギルドの中に入り、受付の人に話を通すと応接室のような部屋へ案内された。案内してくれた人は白いメイド服を着た若い女性であった。キリッとした顔つきをしており、いかにも仕事ができる雰囲気をかもし出している。
ああいうツンとした娘がデレたら本当にかわいいんだろうな。いいなあ、うちの屋敷にもきちんと仕事ができるメイドさんが欲しい。ドジメイドさんはアニメや漫画の中だけで十分である。
応接室はエレナお嬢様の屋敷のものよりもはるかに豪勢な造りとなっていた。煌びやかで細かな装飾の入ったインテリア、金色の額縁に収まった大きな絵画、なんらかの動物か魔物の毛皮で作られているソファー、美しい木目の入った大きなテーブル。いや、元の世界のそこいらの応接室ですら敵わない豪華な部屋だ。さすがにこの街の商業ギルド本部だけはある。
「大変お待たせして申し訳ありません、私がこの商業ギルドを預からして頂いておりますランディと申します、以後お見知りおきを」
応接室に入ってきたのは30才前後の男だ。長く美しい金色の髪を後ろで束ねている。商業ギルド本部のトップということだから、いつぞやの奴隷商の主のようにでっぷりと肥えて白髪の生えたおっさんかと思っていたのだが、想像していたイメージとかけ離れていた。
スラリとした体型にお洒落な服装、凝った造りをしているが決して派手すぎるわけではない。元の世界でお洒落にあまり詳しくはない俺でもわかるこの人の服の着こなし。そして俺よりも高い身長でスッとした顔立ちのイケメン。きっとたいそうおもてになることでしょうよ。……ちっ。
「はじめましてランディ殿、我が主であるアルガン=ベルゼ=エレナ様の代わりに参りましたアルゼと申します。本日はお忙しい中お時間を取っていただき感謝いたします」
そういいながら二人は握手をする。二人ともイケメンなので握手をするだけでも絵になるな。
「この街の領主のひとりであられるアルガン様からのお話ですからね、時間などいくらでもお取りできますとも。ささ、まずはそちらにお座りください。ええっと後ろの彼は……」
おっとランディさんが俺のほうに気づいたようだ。えっとこの場合俺から何か言ったほうがいいのかな。
「この者はユウキと申しまして我が主の奴隷でございます。今回お話しする件について関係がありますので連れてまいりました」
「……なるほど、確かに奴隷紋がありますね。はじめましてユウキ殿、ランディと申します」
そう言いながらランディさんは俺に手を差し出してきた。正直これは意外だった。いくらこの街の領主であるエレナお嬢様の奴隷とはいえ奴隷は奴隷だ。以前市場であった貴族のような物と同じような扱いをされると思っていた。
「はじめましてランディ様、ユウキと申します」
ランディさんと握手をする。思った以上に力があるようだ、もしかしてこの人戦ってもかなり強いんじゃないか?
「どうしました、なんとも驚いた顔をしておりますね」
「……正直に申し上げまして、奴隷である私に普通に接していただけることに驚いておりました」
「なんだそんなことでございますか。私はこの商業ギルドを預かるものであると共に一人の商人です。商人たるもの利益を生み出す可能性のある者に対して失礼な態度をとるようなことがあってはなりません。何者に対しても敬意を持って振舞うことが大事なのです。まあえらそうなことを言っておりますが、私の師匠からの受け売りですけどね」
すごいな。簡単なことのように言うけどそれが難しいことは俺にでもわかる。この国の人たちの奴隷の扱いを考えればランディさんのように考えることができる商人はごくわずかしかいないのではないだろうか。
「さすがはランディ殿ですな。感服致します」
「ですからそれほどたいしたことはありませんよ、アルゼ殿。そういえば先日アルガン家のほうで新しく開かれたお店に伺わせて貰いました。唐揚とフライドポテトでしたね、いやあ驚きました!高温の油の中に食材をいれるとあのような味になるのですね。いやしかし財布には優しくない食べ物です、なにせエールと一緒に食べるとどちらも止まらなくなってしまいますからね」
さすがは商業ギルドのトップ、情報収集はお手の物ということか。
「お褒めに預かり光栄でございます。それで本日こちらに参りました用件ですが、あるレシピを買って頂きたいと思っております。唐揚とフライドポテトとは比べ物にならないような規模になりそうな物なのでこちらに直接お話を持って参りました」
「……ほう、これは驚きました。てっきり唐揚とフライドポテト、それとマヨネーズという調味料のレシピを売りに来られたものだと愚考しておりました。それとは比べ物にならない規模になりそうなものとは正直想像もつきませんね」
そういうとランディさんの目がスッと細くなる。顔つきも先ほどまでの朗らかな顔から一変し、険しいものとなる。どうやらこれが商人としての顔のようだ。
「まずは実際に味を見てもらったほうが良いでしょう、おいユウキ!」
「はい、アルゼ様」
俺は持ってきた箱から今日焼き上げたパンをいくつか取り出す。
「これは……パンのように見えますが?」
「はい、まずはこちらのパンをお召し上がりください。こちらは今まで私どもの屋敷で焼いていたパンでございます」
「いただきます。ふむ、そうですね、美味しいパンです。我々が商っている高級パンにも劣っていないと思われます」
「次にこちらのパンをお召し上がりください」
「……こちらは先ほどのパンよりも大きいですね、それに柔らかい。それではいただきます」
今度は酵母液を加えて焼き上げたパンを食べてみるランディさん。
「ほう、これはうまい!いや、味自体は先ほど食べたパンと変わりないものか。だがパンが柔らかくなっただけでこれほどまでに食感が変わり食べやすく美味しく感じるとは!」
「いかがでしょうかランディ殿?こちらは先ほどのパンと同じ材料にある工夫を加えて焼き上げたものになります。魔法の力でもなく誰でも行うことが可能となります。費用といたしましてはこのサイズのパンを100個作るごとに銅貨7~8枚といったところでしょうか」
「馬鹿な!!100個で銅貨7~8枚ですって!?」
ランディさんがテーブルに身を乗り出す。だいぶ興奮しているようだ。やはり商人としては味よりも工夫にかかる費用のほうが気になるようだ。
「大変失礼しました、少し興奮してしまったようです。それで本当なのですか?誰にでも可能で100個で銅貨7~8枚でできるというのは?」
「いえ、お気持ちはわかります。最初の準備に数日間必要ですが、それ以降は安定して供給できるようになります。現に我らの屋敷では毎日こちらのパンが食卓に上がっております」
「……なるほど確かにこれは規模が大きすぎます。一商人が扱うレベルをはるかに超えておりますね。恐らく私でもこの商人ギルドを預かっておらず、個人の商売をしておりましたらお断りしていたでしょう」
マジかよ……そこまでのレベルの話なのかよ。こっちの世界に来た当初は気楽に知識チートでお金を稼いでのんびり暮らそうとか思っていたけど、下手な人に話を持ちかけていたら監禁でもされてバッドエンド一直線だったのかもしれない。
「わかりました、こちらのレシピを買わせていただきます。いえ、どうか我々にお売りください。こちらのギルドで定められている支払い額の最大、いや更に上乗せした金額を払いますので何卒お願い致します」
「過分な評価ありがとうございます、こちらこそよろしくお願い致します」
どうやら無事に商談はまとまったようだ。その後は商業ギルドが店にレシピを売った際にこちら側に支払わられる金額の詳細を決めて、こちら側は酵母液の作り方を説明した。果物の種類の詳細や分量などの細かいことは羊皮紙に書いて渡してある。奴隷である俺が酵母液を作ったということにランディさんはとても驚いていたようだ。
「それではこれで商談のほうは成立となります!良い取引ができました、感謝いたします」
「こちらこそ感謝致します!販売のほうはそちらにお任せしますのでよろしくお願いします。そしてランディ殿、もう一つお願いがあるのですが」
「なんでしょうか?」
「実はアルガン家のほうで新たな商品を開発しようと思っております。ですが現在当家のほうではそれほど余分な資金があるというわけではありません。そこで今回のパンのレシピの販売で期待される利益の一部である金貨1000枚を先にお支払いいただけないかと考えております」
「……金貨1000枚ですか」
「私はこのレシピで稼げることができる金額の一部であると思いますが」
「いえ、もちろん私も将来的には稼ぐことができる金額であると考えております。ですが金貨1000枚というのはかなりの金額となります。商売というものは何が起こるかわかりませんからね。たとえどんなに確率が高くとも確実な未来はありえない、いえこれも師匠からの受け売りですが」
「いただきました資金で新しく開発した商品は一番にこちらに見せるということでいかがでしょうか?」
「そうですね、金貨500枚でしたらなんとか。確かにこのパンの改良を見る限り新商品にも期待が持てるのですが、それ以上となるとこちらにも多少のリスクがあります。そうなるとこのレシピの販売による支払いを減らさせていただく以外には難しいかと」
「………………」
「………………」
膠着状態に陥ってしまった。確かに新商品の開発も行いたいが、このパンのレシピの利益が削られるのはかなり痛い。エレナお嬢様の領地の税金などによる資金はそれほど多くはないのだから。
いやまてよ、一応今回の交渉で使うかもしれないと思っていたこいつが使えるかもしれない。駄目もとで試してみよう。
「ランディ様、アルゼ様、それではこちらのゲームの勝敗で決めるというのはいかがでしょうか?」
「ほう、このゲームは初めて見ますね。どのように戦うのですか?」
「こちらは私の国でリバーシといいます。ルールは単純ではじめに白石と黒石を2枚ずつおき、交互に白石と黒石を一枚づつおいていきます。そしてはさまれた石は裏返り相手の石となります。これを繰り返し最終的に自分の色の石の数が多いほうが勝ちとなります、こんな感じです」
俺はそういいながら適当に石を置いていき、パチパチと何手か進めていく。
「なるほど、実に単純ですね。面白い、特にこちらが不利となるゲームではなさそうですね。アルゼ殿ではなくユウキ殿が私と勝負するのですか?」
「そうですね、私も10回くらいしかやってみたことはないのですがアルゼ様よりは強いかと。新しい商品の開発にはこちらのゲームも含まれております。貴族や商人の方への娯楽としての販売ですね。こちらは試作品となりますのでだいぶ造りが荒いですけど、実際に売るものはもっと綺麗な出来になります。
いかがでしょうか、私が勝てばすぐに金貨1000枚を用意していただき、私が負ければ金貨500枚を用意していただき後々の利益から金貨100枚ほど割引かせていただくと言うのは」
100枚くらいの値引きで賭けに乗ってきてくれるかはわからないがとりあえず言ってみよう。負けたとしても100枚くらいなら許してくれるはずだ。……はずだよね?
ちなみにこのリバーシは屋敷で俺が作ったものだ。材料は木で一応色はちゃんと白と黒に塗っている。ただ木材を丸く切るのは意外と難しく、かなりいびつな丸の形になってしまったものもある。
「わかりました、その勝負お受けしましょう。ただ条件として私が先攻ではじめさせてもよろしいでしょうか?」
「かまいませんよ」
「おいユウキ、勝手に話を進めているが大丈夫なのだろうな?」
「はいアルゼ様、単純なゲームですが自分のほうがランディ様よりも慣れておりますし勝てる可能性は高いかと思いわれます」
「そうはいうがな、ランディ殿はこの若さで商業ギルドのトップとなった方だ。このような頭を使うゲームでお前が勝てるとは思えないのだが」
「よろしいではないでしょうかアルゼ様。そちらが負けたとしても多少減るとはいえ、そちらに入る金額は莫大なものになることは間違いないのですから。こちらが負けた場合にはなんとしても資金を集めて金貨1000枚分をお支払いいたしますので」
「……ユウキ、任せていいのだな?」
「はい、お任せください!」
ランディさんは多少といっていたが、金貨100枚といってもかなりの金額になる。アルゼさんにも任せられたし負けるわけにはいかない。
「それでは私の先攻で始めますよ」
ゲームは始まった。先攻のランディさんが黒石で俺が白石だ。パチパチと石をおき、石をひっくり返す音だけがこの部屋に響いていく。
序盤は黒石が優勢。さすがはランディさん、これがリバーシの初めての試合になるにもかかわらず、常に最も多くの石をひっくり返せる場所に的確に石を置いてくる。
「おいユウキ、だいぶ押されているではないか」
「ふふ、私を甘く見ていましたねユウキ殿。確かに私はこのゲームは初めてやりましたが、こういったゲームは得意でしてね。常に最も多く石を返せる場所を見極めていけば勝利できるのは道理!更に先攻も私からなので負ける理由がありませんね」
確かに盤面は黒石でいっぱいだ。だがよかった、どうやら本当にランディさんがリバーシというゲームをするのはこれが初めてらしい。それだけが懸念していた事だったが杞憂に終わってくれたようだ。
「……おや、これは」
中盤から終盤、常に最も多い場所に石を置き続けてきたランディさんの手が止まる。何かに気づいたようだがもう遅い。すでに4つの角と端の大部分は白石で埋まっている。
「………………」
最後に置ける場所に石を置きゲームが終了する。結果は誰の目にも明らかで盤面の大部分を白石が占めていた。
「えっと俺の勝ちということでよろしいでしょうか?」
「………………」
ランディさんからの返事がない。こういうゲームが得意といってたけどそこまで落ち込むとは思わなかった。
「……ふふ、ふははは!いやあ面白い、私がはめられるとは!いやまいった、実に久しぶりの感覚だよ!」
びっくりした、いきなりランディさんが笑い出した。
「いやいや違った、はめられたというのは言い方が悪いですね。私が勝手にこのゲームの本質を勘違いしていただけだったのだからね」
「どういうことだユウキ?」
「いえ実際にははめたようなものですね。確かにこのゲームは終盤までいってみないとこのゲームの本質はわからないです。このゲームは終盤での逆転が容易なので序盤は取れる石の数が少なくても角や端のほうを狙ったほうが終盤に有利になるんですよ」
リバーシのルールは単純だが意外と奥が深い。元の世界にいたものならほとんどの人が知っていると思うが、角を取ったものが圧倒的に有利なのだ。俺もリバーシがそれほど強いというわけでもないがそれくらいは知っている。正直言って1回目に限って言えば初見殺し的なハメ技である。
「なかなか面白いゲームでしたよ。やはり私はまだ奴隷であるユウキ殿を侮っていたようですね。このゲームも自分のほうが慣れているから勝てると思っていると自分で勝手に思い込み、このゲームの本質をわかったつもりになっておりました。
そしてユウキ殿がこのゲームで勝負することの本当の意味を考えずに勝負を受けてしまった。いや実にいい勉強になった、これで私が失うものは入ってくることが確実である金貨1000枚を先に支払うだけというのだから安いものだよ」
「それではランディ殿よろしいのでしょうか?」
「当然ですよアルゼ殿、これは勝負で私がユウキ殿に負けました。約束は守らなくてはなりません、我が商業ギルドの名にかけて必ず金貨1000枚を用意します!」
「ありがとうございます、ランディ様!」
「ただ額が大きいので今すぐには難しいですし、こちらのレシピも実際に作ることが可能か確認してみなければなりません。一週間後にアルガン様のお屋敷にお持ちするという形でよろしいでしょうか、アルゼ殿?」
「とんでもない、またこちらからお伺せてもらいます。一週間後でよろしいのですね?」
「いえいえ、アルガン様にもご挨拶をしたいのでこちらからお伺いいたします。これから長いお付き合いになる可能性も高いですしね」
「……かしこまりました、エレナ様にお伝えしておきます」
「よろしくお伝えください。それからユウキ殿!」
「はい!?」
なぜか俺のほうに話が振られた。
「一週間後にそちらにお伺いするときにこちらのリバーシでまた再戦をお願いしたいです」
「ええ、喜んで!」
ランディさんは意外と負けず嫌いなのかもしれない。いやそうでなければ商業ギルドのトップになんてなれるわけがないか。なかなか難しいお願い事も聞いてもらえることになったし、この試作品はランディさんにプレゼントすることになった。
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