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三日目(その二十九)♡
しおりを挟む動いたのは錬だった。
棚から小さな袋を取ると、それを口にくわえ、ズボンとパンツを脱ぐ。
そして袋の封を切ると、反り上がった自分のモノに素早く装着をし、ユリの太腿の間へと急ぐ。
左右に押し開いた中心部にその硬くなったモノを擦り付けると、ユリが甘い声を漏らす。
「あっ、んんっ、やっ……」
「ユリ、焦らすな……」
奥にある誘惑の入り口を見つけると、錬は一気にその欲望を押し込んだ。
「あっーーっ!」
ズブブッと錬のモノが入ってくる。
奥まで辿り着くと、今度は入り口まで戻り、そしてまた入ってくる。
「ああ、やっ、だめ……」
それはスピードを増し、どんどんと激しくなる。
「ズ、ズブブッ、ズリュッ、ズチュッズチッ」
それに合わせるように、ユリの声が静かな部屋に響く。
「あーっ、あ、あん、やっ、あん、あっ」
「くっ! ユリ」
錬が腰を激しく動かしながら、ユリに囁きかける。
「ユリ、好きだ……ユリ……」
「んっ、あっ、錬、好き……私も、んっ、好き」
激しい動きの中、キスを交わす。
唾液をたっぷりに、舌を絡ませる。
錬は体を起こすと、ユリの太腿を再度押し開き、さらにその奥へと欲望を届かせる。
「あっ、あ、はっ、んんっ、あんっ」
体を揺らし、その気持ちよさに身を任せるユリ。
ふと横を見ると、環が自分のモノを出し、指先で擦っている。
「ハアッ、ハアッ、ユリちゃん、ひどいよ。また僕のこと、忘れてたでしょ……」
環の顔は、苦悶の表情を浮かべている。
「ハアッ、いいんだ僕は……くっ、どうせニ番手だからね。……ユリちゃんを……最初に連れてきたのは……ハアッ、錬だし。それでも僕は……ハアッ、ユリちゃんのことがーーっ!」
環の言葉が突然止まる。
ユリが、環のモノを口にくわえたのだ。
* * * * * *
「あっ、……ユリ、ちゃん?」
「ん、ハアッ、私、あんっ、あっ、私は……ん、環くんのこと、好きだよ……あっ、んっ、やっ、むぐっ……」
錬に貫かれ、その快感に身を置きつつも、必死に環のモノをくわえるユリの姿に全身で感じる環。
「うっ、ユリ、ちゃん……あっ、気持ち、いい!」
「ユリ、そんな余裕があるのか?」
ふたりの様子を見ていた錬が、ユリの体をいきなり反転させる。
「ひあっ」
そして腰を掴み、お尻を高く突き出させると、一気に後ろからモノを押し込んだ。
「ああっ! ……やっ、んんっ、バック、いやぁ……」
「やっべー、気持ち、いい……。ハアッ……ほら、ユリ」
錬に促され見ると、環がユリを待っている。
「こっちの方が……やりやすいだろ、環に」
「う、うん」
錬は動きを抑えてくれている。
待っている環のモノをそっと手に持つと、今度は口の奥深くまでくわえ込む。
「うっ、ユリ、ちゃん」
大きくて全部は入りきらないが、必死にくわえ、ズチュズチュッと動かす。
唾液をベトベトに、そそり立ったモノを舐め回す。
「ひゃまひふん、ひもちひーひ?」
環に疑問文を投げかけるユリだが、なにを言っているのかわからない。
「ユリ、ちゃん。……だめ、だよ。そこで、しゃべらないで……」
気持ちよさそうな環に嬉しさを感じる一方、ユリは後ろの錬が気になる。
動きを抑えながらも、時折耐え切れず、切なそうに動く錬がたまらない。
そしてその動きに合わせるように、自分の腰もまた自然に動くのがわかった。
(あー、だめ。腰が、勝手に、動いちゃう)
錬の手が、ツッと腰に触れてくる。
「んっ! むぅっ……」
環のモノをくわえながら体をビクッとさせると、腰が横に大きく振られる。
「うっ、くっ! ユリ……煽る、な」
すると、それを見ていた環の指先がユリの胸の先端に触れた。
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