二度目の人生は異性!?

高草木文歌

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プロローグ

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私はカイナ。高校二年生。
スタイルも良くないし、顔もブス。
そんな私にも彼氏が出来た。
きっと中身を好きになってくれたんだろう。
そんな私に、悲劇が起きた。
そう、事故です!
彼氏が出来た日、浮かれながら横断歩道を歩いていたら、トラックに跳ねられ、そのまま一度目の人生終了。
まぁ、彼氏には申し訳ないけど、モテていた訳じゃないし、来世は美人になりたいとか思ってた所だし、ま、別にいっか。
そして私は、ワクワクしながら二度目の人生を歩み始めたが…

「オギャーオギャー!」
部屋中に産声が響き渡る。
私の声だ。
『おめでとうございます!元気な〝男の子〟です!』
えぇぇぇ!?
わ、私、男子として産まれた!?
きっとこれは、何かの間違いだ!
いや、でも男子としての生活もいいかもな…
「今日からよろしくね、カイト」
カイト…そうか、私カイトなんだ。
俺は…カイトだ。

──────約10年後

わた…いや、俺は中一になっていた。
二度目の人生と言うのに、勉強法も全然覚えてなくて、平凡な小学生活が終わった今。
また平凡な中学生活が待っている。

「はぁ…」

〝美人〟ではなく〝イケメン〟になったカイト。
そんなカイトも結構モテて、元女子だったからこそ、女子のやってほしいことが分かり、数々の女子の心を射止めていた。

「カイト~!」
そこに居たのは、〝マサト〟だった。
マサトはすごくイケメンで、自分が女子だったら既に恋しているだろう。

「一緒に行こうぜ」
「おう!」

口調も男になり、頑張っているカイト。
これからは、すごく大変な道のり…
でも俺、カイナから性格を離してみせる!
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