2 / 4
卓球に体力なんていらない
-story1-
しおりを挟む
あぁぁぁぁぁぁ今日は何日でしょうか。
何曜日でしょうか。
知りたくもございません。
なんとなく今日が本格的に部活が始まるような気がして…あぁぁぁ
どうやら推理は当たっていたようです。
喫茶店で働いている探偵ぐらいの推理力です。
そんなことより早く起きなきゃいけないです。
未だにめざましがなっています。
じゃあ止めろだって?
それが無理なんですよ。
止まらないんです、なぜか。
だから今、大きなお腹の下に入れて、音を控えめにさせてるんです。
私は、器用にめざましの蓋を開け、電池を抜いた。そしてやっと、音がやんだ。
「はぁ~…」
やっと起きられる。
さっさと暖かい部屋に行きたい。
謎の欲望が混みあげてきた。
だがここからが問題だ。
布団を出てから五秒以内に暖かい部屋に移動しなければ…死すっ…!
ここからはスピードが試されるぜ…
よーい…ドンッ!
【ドドドドドドドドド】
「っしゃ…」
見事に着くことが出来た。ミッション達成だ。
朝っぱらから物音を立てながら自称猿は走った。
よくやったぞ自分。これで1calは減っただろう。
さぁ、着替えに入ろう。流石に制服に一気に着替えるのは寒い。ので、私は暖かいズボンにヒートテック、パーカーを着た。もちろんこれは、いつでも制服に着替える状態。
「アップルパイ…?」
母は仕事、妹は風邪、父は私が小五の時に肝臓がんで亡くなった。ので、大体の家事は私がやっている。それなのに、今日に限ってアップルパイ。
私は和食がよかったよ、母さん。
────────
─────
────
学校に余裕で着いた。
そりゃまぁ、学校が目と鼻の先ですから。
さ、教室へ…って…
緊急事態発生!私の中で警報がなる。
昇降口にアユミ現る。
今昇降口に向かうのは危険だ!
もちろん、近づけば餌食にされてしまう…!
クッソ…!どうすりゃいいんだぁぁぁぁ!
「あ、ルラちゃん!」
「んぉ?…あ!ミユちゃん!」
やっほーと手を振ってくる美咲。
まぁ結構声がでかかったからそうなると思いますけど…アユミがこちらに気が付きまして…
アユミは何かやばいものを見てしまったような顔をしながら、急いで教室に向かっていった。
(ラッキー!)
私もミユと合流し、教室に向かった。
────────
──────
────
教室に入ればいつもお決まりの奴らがギャーギャー騒いでいる。いわゆる「キチ○イ」と言う奴らだ。面白くないのにすぐに笑い出す、ちょっと引いてしまう。
まぁそんな奴らなんか、視界に入らないさ。だって私は…
────恋をしているからぁぁぁぁぁ!!!!
彼は私の気持ちに気づいていないようだけど、結構アタックしてる方だ。まぁ、周りから見れば普通レベルだろう。でも最近よく「ラブラブ~」なんて言われちゃってます。
そしてそして…バレンタインが近づいてきた今日!その彼と〝デート〟の約束をしたのだ!ハッハッハー
※ただの遊ぶ約束です。
彼は私の幼馴染みでもあるから、むかーーーし遊んだことが一度ある。幼馴染みの恋とかよくテレビで聞きますけども、相手は結構イケメンでデブスな私には叶いませんよ。
あぁぁぁぁぁぁ明日が楽しみです!
そんなワクワクしている時にあることを思い出してしまった。
「部活…!」
初日から休む後輩どう思いますか。
こうなったらもうこの手しかない!
「お大事にね、あまり運動をしないように」
「は、はい」
そう、わざと柔道の授業で頭を打ったのだ。大したことは無い。優しく当たったぐらいだ。
これで問題は解決した。
────────
──────
────
ただいま私、おかえり私。
なーんて一人でやっている毎日が続く。
大体家に帰れば誰もいないんだ。
明日が楽しみ…でも100%楽しみと言うわけでもない。不安半分楽しみ半分くらい。
明日で何かが変わる気がする。
私の中で何かが変わる気がするんだ。
まさかと言えども…
いやいやそんなまさか…
そんな…ま…さか…
────彼への気持ちが変わるなんてありえない
何曜日でしょうか。
知りたくもございません。
なんとなく今日が本格的に部活が始まるような気がして…あぁぁぁ
どうやら推理は当たっていたようです。
喫茶店で働いている探偵ぐらいの推理力です。
そんなことより早く起きなきゃいけないです。
未だにめざましがなっています。
じゃあ止めろだって?
それが無理なんですよ。
止まらないんです、なぜか。
だから今、大きなお腹の下に入れて、音を控えめにさせてるんです。
私は、器用にめざましの蓋を開け、電池を抜いた。そしてやっと、音がやんだ。
「はぁ~…」
やっと起きられる。
さっさと暖かい部屋に行きたい。
謎の欲望が混みあげてきた。
だがここからが問題だ。
布団を出てから五秒以内に暖かい部屋に移動しなければ…死すっ…!
ここからはスピードが試されるぜ…
よーい…ドンッ!
【ドドドドドドドドド】
「っしゃ…」
見事に着くことが出来た。ミッション達成だ。
朝っぱらから物音を立てながら自称猿は走った。
よくやったぞ自分。これで1calは減っただろう。
さぁ、着替えに入ろう。流石に制服に一気に着替えるのは寒い。ので、私は暖かいズボンにヒートテック、パーカーを着た。もちろんこれは、いつでも制服に着替える状態。
「アップルパイ…?」
母は仕事、妹は風邪、父は私が小五の時に肝臓がんで亡くなった。ので、大体の家事は私がやっている。それなのに、今日に限ってアップルパイ。
私は和食がよかったよ、母さん。
────────
─────
────
学校に余裕で着いた。
そりゃまぁ、学校が目と鼻の先ですから。
さ、教室へ…って…
緊急事態発生!私の中で警報がなる。
昇降口にアユミ現る。
今昇降口に向かうのは危険だ!
もちろん、近づけば餌食にされてしまう…!
クッソ…!どうすりゃいいんだぁぁぁぁ!
「あ、ルラちゃん!」
「んぉ?…あ!ミユちゃん!」
やっほーと手を振ってくる美咲。
まぁ結構声がでかかったからそうなると思いますけど…アユミがこちらに気が付きまして…
アユミは何かやばいものを見てしまったような顔をしながら、急いで教室に向かっていった。
(ラッキー!)
私もミユと合流し、教室に向かった。
────────
──────
────
教室に入ればいつもお決まりの奴らがギャーギャー騒いでいる。いわゆる「キチ○イ」と言う奴らだ。面白くないのにすぐに笑い出す、ちょっと引いてしまう。
まぁそんな奴らなんか、視界に入らないさ。だって私は…
────恋をしているからぁぁぁぁぁ!!!!
彼は私の気持ちに気づいていないようだけど、結構アタックしてる方だ。まぁ、周りから見れば普通レベルだろう。でも最近よく「ラブラブ~」なんて言われちゃってます。
そしてそして…バレンタインが近づいてきた今日!その彼と〝デート〟の約束をしたのだ!ハッハッハー
※ただの遊ぶ約束です。
彼は私の幼馴染みでもあるから、むかーーーし遊んだことが一度ある。幼馴染みの恋とかよくテレビで聞きますけども、相手は結構イケメンでデブスな私には叶いませんよ。
あぁぁぁぁぁぁ明日が楽しみです!
そんなワクワクしている時にあることを思い出してしまった。
「部活…!」
初日から休む後輩どう思いますか。
こうなったらもうこの手しかない!
「お大事にね、あまり運動をしないように」
「は、はい」
そう、わざと柔道の授業で頭を打ったのだ。大したことは無い。優しく当たったぐらいだ。
これで問題は解決した。
────────
──────
────
ただいま私、おかえり私。
なーんて一人でやっている毎日が続く。
大体家に帰れば誰もいないんだ。
明日が楽しみ…でも100%楽しみと言うわけでもない。不安半分楽しみ半分くらい。
明日で何かが変わる気がする。
私の中で何かが変わる気がするんだ。
まさかと言えども…
いやいやそんなまさか…
そんな…ま…さか…
────彼への気持ちが変わるなんてありえない
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる