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10話 初めてのデート2
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薬草園の奥には、薬草園で栽培した薬草を使った商品が売っているお店があった。
乾燥させて煎じたもの、薬草の種、魔法ですでに効果を高めて精製した薬。街中のお店より種類が豊富だ。
「わああぁ~……! こんなにたくさん薬草がある……! あ、こっちなんて外国にしか生息してないものなんですよ。こっちも珍しいです。見てくださいウィル様、希少なアメフラスの葉がこんなに!」
「うわ、すごい青い葉っぱだ。これは何に使うんだ?」
「これは深い森の奥深くの沼地の周辺に生えているんですが、湿気をたくさん吸っているんですよ。これを他の薬草と混ぜて風の魔法を使って空に舞わせると雨が降ります」
「へえ、雨が降るのか。なるほど、たまに郊外の畑でごく一部だけ雨が降っているのって」
「そうです。乾燥した土地で農業をやっている方達はこれをよく使いますね」
真っ青なアメフラスの鉢を棚に戻して、ふと私はその隣にあったムビソウに目が留まった。小さな蕾上の可愛い花が連なっている。
ウィル様が可愛いな、と覗き込んできた。
「これはムビソウです。これをお茶にするといい夢が見られると言われています。不眠症の方に出す薬に使うことが多いですね。あ、こっちにムビソウを使った香り袋が売ってますよ。リラックス効果が……ってすみません! 話しすぎですよね……」
オタク特有の早口でまくし立ててしまった!
ニコニコ聞いているウィル様を見て我に返った私は慌てて頭を下げた。こんな素敵なお店は初めてでつい興奮してしまった。
ああもう、恥ずかしい。
「いや、そんなことないさ。少し意外だなあと思ったけど」
「い、意外ですか?」
急に大人しくなった私にきょとんとした顔をしてウィル様が言った。
「いつも大人しいからこんなにおしゃべりだとは思わなかったんだ」
「わ、忘れてください!」
「ええ? 楽しいから気にしなくていいのに」
ウィル様の言葉に私は恥ずかしすぎてそっぽを向いてしまった。今、自分の顔が真っ赤になっているのがわかる。同じ魔法薬師以外でこんな風に話せる相手なんていなかったから、自分でもこんなに話せたことに実はびっくりしていたのだ。
ウィル様はなぜかとても楽しそうだった。
公園内を散策した後、私達は公園全体を見渡せる広い丘の上に出た。
ちょうど太陽が真上に上ったお昼時。敷物を敷いてお弁当を広げている家族連れ、のんびりとお茶を飲みながら日向ぼっこしているカップル。楽しそうに話しをしながら公園名物である薬草アイスを食べている女の子達。皆が思い思いにのどかな時間を過ごしているようだった。
「お待たせ、ステラ」
「ウィル様、ありがとうございます」
丘の片隅にあるベンチに座っていた私にウィル様が木製のプレートに乗ったランチセットを持ってきてくれた。近くの屋台で売っているコーヒーとサンドイッチのセットだ。園内で育てている野菜を使っているらしくて、チーズと共に挟んであるレタスもトマトも瑞々しい。
「こうやって、手で持って食べるんだよ」
「なるほど……、美味しいです!」
「あはは」
こういう食事はあまりしたことがない。一口かぶりついてみたら美味しくて思わず素直にそう言えばウィル様が楽しそうに笑った。
え、笑顔が眩しい……!
目に毒だ、と視線を逸らして食事に集中すると、ウィル様はぱくぱくと三口ほどでサンドイッチ1つを食べ終えてしまい、すでに次のサンドイッチに手を付けていた。さすが男の人は食べるのが早い。
「今日は楽しめた?」
「……あ、はい! とても。普段見ることのない薬草や植物がたくさん見られましたから。お土産もたくさん買えたし……。研究に役立てられそうです」
「研究かあ……、そういえばあの例の変身薬も君が研究して作ったんだよな」
「うぐっ……! は、はい。そうですが」
思わぬ角度から変身薬の話を振られて、不意打ちで私は喉を詰まらせそうになった。
あの時の惨事は今思い出しても心臓に悪い。まあ、それがきっかけで私達は今日ここにいるのだけれど。
「でもまだ研究中の段階です。とても完成したとは言えない出来でしたから」
変身薬はその名の通り自分の思い浮かべた者に変身する薬だ。でも私が作り出した薬ではなぜかセンスの微妙なぬいぐるみに変身してしまった。一体何がいけなかったのか、いまだ研究中なのだ。
「そっか……。なあ、ステラ。頼みがあるんだけど」
「頼み、ですか?」
ふと一瞬考え込むように俯いたウィル様が真面目な顔をしてこちらを見た。
私に頼み事なんて何だろう。
「あの変身薬、俺も使ってみたらダメか?」
「ええ!?」
「だってあのぬいぐるみだって結構かわいかったじゃないか。あれくらいの大きさになれば、ぬいぐるみや人形と同じ目線になれるだろう?」
グイっとこちらに身を寄せてきたウィル様が真面目な顔で語る。
なるほど、人形と同じ世界を体感したいのかな……。
それにしてもまさかウィル様があの変身薬を使ってみたいだなんて。予想外の頼み事に驚いて、私は首を横に振った。
「そ、それはダメです。個人で研究してるだけの薬ですよ。まだ完成もしてないし、次飲んだらどうなるかもわからないのに」
私は研究のために自分を実験台に変身薬を使ったけれど、魔法薬師として国家に承認されていない魔法薬を人に使わせるわけにはいかない。次、どんな効果や副作用が出るかもわからないんだから。
しかもウィル様は騎士団の期待の若手なのだから、身体に何かあったら笑い事じゃすまない。
「やっぱり駄目かあ」
「……はい、すみません」
心底残念そうにウィル様は乗り出していた身を引いた。そんなに変身薬を使ってみたかったのかな。
「変身薬はいつかは完成するのか?」
「……すぐには無理ですけど、もっと研究を重ねて、完成させたいと思ってます」
この前の結果から考えて、まだまだ道のりは長そうだけれど。でも変身薬を完成させたいという私の気持ちは変わらない。だから、ウィル様の言葉に私はそう答えた。
穏やかな風が吹く丘の上から草むらを駆けまわる子供達を眺めていたウィル様が呟いた。
「そっか……。それじゃあ変身薬が完成するのを楽しみに待ってるよ」
「……が、がんばります。ウィル様には一番に持ってきますね。この公園の薬草園を教えていただいたお礼に」
「本当!? やったあ、嬉しいな」
「はわ!?」
ウィル様が叱られた犬みたいにしょんぼりとしていたから、元気付けたくてつい普段じゃ言わないようなことを言ってしまった。そうしたら本当に嬉しそうに両手を握られて妙な悲鳴を上げてしまった。
「ありがとう、ステラ!」
満面の笑みのウィル様はやっぱり心臓に悪い。
こんなキラキラの笑顔を振りまいていればみんな彼のことを好きになってしまうのも納得だ。
乾燥させて煎じたもの、薬草の種、魔法ですでに効果を高めて精製した薬。街中のお店より種類が豊富だ。
「わああぁ~……! こんなにたくさん薬草がある……! あ、こっちなんて外国にしか生息してないものなんですよ。こっちも珍しいです。見てくださいウィル様、希少なアメフラスの葉がこんなに!」
「うわ、すごい青い葉っぱだ。これは何に使うんだ?」
「これは深い森の奥深くの沼地の周辺に生えているんですが、湿気をたくさん吸っているんですよ。これを他の薬草と混ぜて風の魔法を使って空に舞わせると雨が降ります」
「へえ、雨が降るのか。なるほど、たまに郊外の畑でごく一部だけ雨が降っているのって」
「そうです。乾燥した土地で農業をやっている方達はこれをよく使いますね」
真っ青なアメフラスの鉢を棚に戻して、ふと私はその隣にあったムビソウに目が留まった。小さな蕾上の可愛い花が連なっている。
ウィル様が可愛いな、と覗き込んできた。
「これはムビソウです。これをお茶にするといい夢が見られると言われています。不眠症の方に出す薬に使うことが多いですね。あ、こっちにムビソウを使った香り袋が売ってますよ。リラックス効果が……ってすみません! 話しすぎですよね……」
オタク特有の早口でまくし立ててしまった!
ニコニコ聞いているウィル様を見て我に返った私は慌てて頭を下げた。こんな素敵なお店は初めてでつい興奮してしまった。
ああもう、恥ずかしい。
「いや、そんなことないさ。少し意外だなあと思ったけど」
「い、意外ですか?」
急に大人しくなった私にきょとんとした顔をしてウィル様が言った。
「いつも大人しいからこんなにおしゃべりだとは思わなかったんだ」
「わ、忘れてください!」
「ええ? 楽しいから気にしなくていいのに」
ウィル様の言葉に私は恥ずかしすぎてそっぽを向いてしまった。今、自分の顔が真っ赤になっているのがわかる。同じ魔法薬師以外でこんな風に話せる相手なんていなかったから、自分でもこんなに話せたことに実はびっくりしていたのだ。
ウィル様はなぜかとても楽しそうだった。
公園内を散策した後、私達は公園全体を見渡せる広い丘の上に出た。
ちょうど太陽が真上に上ったお昼時。敷物を敷いてお弁当を広げている家族連れ、のんびりとお茶を飲みながら日向ぼっこしているカップル。楽しそうに話しをしながら公園名物である薬草アイスを食べている女の子達。皆が思い思いにのどかな時間を過ごしているようだった。
「お待たせ、ステラ」
「ウィル様、ありがとうございます」
丘の片隅にあるベンチに座っていた私にウィル様が木製のプレートに乗ったランチセットを持ってきてくれた。近くの屋台で売っているコーヒーとサンドイッチのセットだ。園内で育てている野菜を使っているらしくて、チーズと共に挟んであるレタスもトマトも瑞々しい。
「こうやって、手で持って食べるんだよ」
「なるほど……、美味しいです!」
「あはは」
こういう食事はあまりしたことがない。一口かぶりついてみたら美味しくて思わず素直にそう言えばウィル様が楽しそうに笑った。
え、笑顔が眩しい……!
目に毒だ、と視線を逸らして食事に集中すると、ウィル様はぱくぱくと三口ほどでサンドイッチ1つを食べ終えてしまい、すでに次のサンドイッチに手を付けていた。さすが男の人は食べるのが早い。
「今日は楽しめた?」
「……あ、はい! とても。普段見ることのない薬草や植物がたくさん見られましたから。お土産もたくさん買えたし……。研究に役立てられそうです」
「研究かあ……、そういえばあの例の変身薬も君が研究して作ったんだよな」
「うぐっ……! は、はい。そうですが」
思わぬ角度から変身薬の話を振られて、不意打ちで私は喉を詰まらせそうになった。
あの時の惨事は今思い出しても心臓に悪い。まあ、それがきっかけで私達は今日ここにいるのだけれど。
「でもまだ研究中の段階です。とても完成したとは言えない出来でしたから」
変身薬はその名の通り自分の思い浮かべた者に変身する薬だ。でも私が作り出した薬ではなぜかセンスの微妙なぬいぐるみに変身してしまった。一体何がいけなかったのか、いまだ研究中なのだ。
「そっか……。なあ、ステラ。頼みがあるんだけど」
「頼み、ですか?」
ふと一瞬考え込むように俯いたウィル様が真面目な顔をしてこちらを見た。
私に頼み事なんて何だろう。
「あの変身薬、俺も使ってみたらダメか?」
「ええ!?」
「だってあのぬいぐるみだって結構かわいかったじゃないか。あれくらいの大きさになれば、ぬいぐるみや人形と同じ目線になれるだろう?」
グイっとこちらに身を寄せてきたウィル様が真面目な顔で語る。
なるほど、人形と同じ世界を体感したいのかな……。
それにしてもまさかウィル様があの変身薬を使ってみたいだなんて。予想外の頼み事に驚いて、私は首を横に振った。
「そ、それはダメです。個人で研究してるだけの薬ですよ。まだ完成もしてないし、次飲んだらどうなるかもわからないのに」
私は研究のために自分を実験台に変身薬を使ったけれど、魔法薬師として国家に承認されていない魔法薬を人に使わせるわけにはいかない。次、どんな効果や副作用が出るかもわからないんだから。
しかもウィル様は騎士団の期待の若手なのだから、身体に何かあったら笑い事じゃすまない。
「やっぱり駄目かあ」
「……はい、すみません」
心底残念そうにウィル様は乗り出していた身を引いた。そんなに変身薬を使ってみたかったのかな。
「変身薬はいつかは完成するのか?」
「……すぐには無理ですけど、もっと研究を重ねて、完成させたいと思ってます」
この前の結果から考えて、まだまだ道のりは長そうだけれど。でも変身薬を完成させたいという私の気持ちは変わらない。だから、ウィル様の言葉に私はそう答えた。
穏やかな風が吹く丘の上から草むらを駆けまわる子供達を眺めていたウィル様が呟いた。
「そっか……。それじゃあ変身薬が完成するのを楽しみに待ってるよ」
「……が、がんばります。ウィル様には一番に持ってきますね。この公園の薬草園を教えていただいたお礼に」
「本当!? やったあ、嬉しいな」
「はわ!?」
ウィル様が叱られた犬みたいにしょんぼりとしていたから、元気付けたくてつい普段じゃ言わないようなことを言ってしまった。そうしたら本当に嬉しそうに両手を握られて妙な悲鳴を上げてしまった。
「ありがとう、ステラ!」
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こんなキラキラの笑顔を振りまいていればみんな彼のことを好きになってしまうのも納得だ。
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