10 / 22
9話 初めてのデート
しおりを挟む
それから数日後の休日。
アンダーソン家の馬車でウィル様が迎えに来てくれた。
「まあウィル様、今日も一段と素敵ですわね」
「おはようございます、ハーディング伯爵夫人。本日はお嬢様と出かけることをお許しいただきありがとうございます」
「いえいえ、私もとても嬉しいのですよ。娘をお願いしますね」
「はい、おまかせください」
階下から出迎えに出たお母様とウィル様の会話が聞こえてくる。
妙にそわそわして落ち着かない。
「ステラ、動かないで。……うん、よし。上出来ね」
「だ、大丈夫なのかな」
最後の衣装チェックをしていたアメリア姉様は満足そうに頷いた。
鏡の前の私はいつもとだいぶ雰囲気が違う。
柔らかな素材の薄桃色のワンピースに白いカーディガン。髪はアメリア姉様が綺麗に巻いてくれたおかげでふわふわしてるし、薄化粧をしているからなんだか自分じゃないみたいだ。
「あ! ウィル貴様! よくもステラとのこと黙ってたな」
「セオドア!? ……あ、そっか。お前が兄だったか」
「貴様ー!」
階下から何やら騒がしい不穏な声が聞こえてきた。
アメリア姉様がぽんと私の背中を押す。
「ほら、これ以上ウィル様を待たせたら悪いから早く行きなさい」
「あ、ありがとうございます、姉様!」
アメリア姉様がいなかったらきっと私はデートなんて何を着ていいのかわからず頭を抱えていたことだろう。口うるさいけれどいつだってアメリア姉様は私の味方になってくれる。
慌てて表玄関に続く中央の階段を下りて行くとウィル様と目が合った。
「……お待たせ、しました。ウィル様」
「ステラ、お前本当にこいつでいいのか?」
「はいはいセオドアお兄様はこちらよ」
「アメリア!? 俺はまだ話が」
呆気に取られているうちにアメリア姉様がセオドア兄様を引きずって行ってしまった。姉様本当にありがとう。
「まあまあ! ステラ、とっても可愛らしいじゃない。今日のために張り切ったのね」
「お母様……! そそそそんなことは」
「それじゃあ後はごゆっくり。楽しんでいらして」
私の姿に嬉しそうなお母様に促されて私とウィル様は屋敷の外に出た。
ぱたんと扉はあっさり閉じられて、思わず二人で顔を見合わせてしまった。
「あの、あの今日はよろしくお願いします」
「か、可愛いな」
「え!?」
「あ、いやその。ごめん、いつもと全然違うからびっくりして」
よく見るとウィル様は少し照れているようだった。
なぜかこちらまでちょっと恥ずかしくなってしまう。正門の前に停めてある馬車までゆっくりと歩く。
「アメリア姉様が張り切りまして……」
「そっか。アメリア嬢に感謝だな。そういえばハーディング伯爵は?」
「今日は仕事で登城してます。ウィル様に会いたがってましたけど」
「そっか。俺も今度ゆっくりお話ししたいな」
なんだか会話もぎこちない。
人と話すのが得意じゃない私はともかくウィル様はいつだって爽やかに自然に会話していたはずなのにどうしてだろう?
こうしてお互い緊張しながらデートが始まったのだった。
「今日はどこへ行くんですか?」
アンダーソン家の馬車はのどかな道を王都の郊外へと進んでいた。
今日の予定は全てウィル様に任せてしまっているから私はどこへ向かっているのかもわからない。
「今日は先日のお礼だからな。ステラの好きそうなところにしたよ」
「私のですか?」
「そう、王立公園へ行こうと思って」
そういえばデートに誘ってくれた理由はカフェに同行したからだったっけ。そんな大したことじゃないのにウィル様はとても感謝してくれていた。
出発してからずっと緊張気味だった私達はようやくぎこちなくだけどいつもの調子で会話を始めていた。
「王立公園って、王都のはずれにある自然公園でしたっけ」
「行ったことある?」
「……幼い頃に一度だけ。あまり覚えてないですけど」
「だったら丁度良かった」
ラザフォード王立公園は、王都のはずれにある広大な自然を利用した貴族も民間人も利用できる公園だ。
子供の頃、両親に連れられて兄姉達と訪れたことが確かあったはずだけれ記憶はほとんどない。王都に住む人間にとっては割とポピュラーな場所だけれど、何せ私は魔法薬学にはまり成長してからは休日は引きこもり状態だったしここへ来るのはほぼ初めてと言っていい。
「わあっ……!」
「楽しそうだろう?」
王立公園へとたどり着いた馬車から降りて、私達は園内へと足を踏み入れた。
空まで覆ってしまいそうな大樹に自然に群生した花々。透き通った池には魚や虫の姿もある。王都の自然をありのまま残すのがここのコンセプトらしくて、人工的に管理されている感じはあまりしない。人間がしているのは木々や草花が自然と生きられるようにするための手助けなのだろう。
そして何より私をときめかせたのは。
「すごい、この規模の薬草園はなかなかありませんよ!」
「ここの公園は一部がかなり大きな薬草園になってるって聞いたんだ。君は好きそうだろう?」
公園の入ってすぐの所にある緑で出来たアーチを潜ると、そこは薬草園になっていた。王城の庭の一区画でも薬草は育てているけれど、それより広いかもしれない。
中心には四阿が置かれ、そこから東西南北に通路が作られていた。様々な薬草がたくさん作られているみたいだ。
「イチヤクソウにオウギソウ……ムラサキソウまで!」
ムラサキソウは治り辛い喘息等にも使えるけれど生息地がずっと北の方なのでこのあたりでは中々手に入らないのだ。まさかこんなところで育てているなんて。
「へえ、それは珍しいんだ」
「え、あ、ウィル様……! すすすみません。一人ではしゃいでしまって」
つい興奮して一人で先に進んでしまっていたみたいで、ウィル様が後ろからのんびりとついてくる。しまった、と私は慌てて頭を下げた。令嬢にあるまじき振る舞いだ。
けれどウィル様は気にした様子もなく笑っていた。
「謝ることないよ。ステラに喜んでほしくて連れて来たんだからさ」
「え?」
「ステラは魔法薬学が好きなんだろう? だったらこういう場所がいいかなって思って」
「そ、そうだったんですか。……ありがとう、ございます」
ちゃんと私の趣味嗜好を考えてデートプランを考えてくるなんて、さすがウィル様だ。根っからのキラキラ太陽属性。常に人への配慮を欠かさない。
関心してしまうのと同時に、なんだか妙に嬉しくて口元がにやけないように我慢するのが大変だった。ウィル様、意外と私のことちゃんと見てるのだなあって。
最初は緊張していたけれどこんな素敵な場所に連れて来てくれるなんて、ウィル様の心遣いに私は感謝した。
アンダーソン家の馬車でウィル様が迎えに来てくれた。
「まあウィル様、今日も一段と素敵ですわね」
「おはようございます、ハーディング伯爵夫人。本日はお嬢様と出かけることをお許しいただきありがとうございます」
「いえいえ、私もとても嬉しいのですよ。娘をお願いしますね」
「はい、おまかせください」
階下から出迎えに出たお母様とウィル様の会話が聞こえてくる。
妙にそわそわして落ち着かない。
「ステラ、動かないで。……うん、よし。上出来ね」
「だ、大丈夫なのかな」
最後の衣装チェックをしていたアメリア姉様は満足そうに頷いた。
鏡の前の私はいつもとだいぶ雰囲気が違う。
柔らかな素材の薄桃色のワンピースに白いカーディガン。髪はアメリア姉様が綺麗に巻いてくれたおかげでふわふわしてるし、薄化粧をしているからなんだか自分じゃないみたいだ。
「あ! ウィル貴様! よくもステラとのこと黙ってたな」
「セオドア!? ……あ、そっか。お前が兄だったか」
「貴様ー!」
階下から何やら騒がしい不穏な声が聞こえてきた。
アメリア姉様がぽんと私の背中を押す。
「ほら、これ以上ウィル様を待たせたら悪いから早く行きなさい」
「あ、ありがとうございます、姉様!」
アメリア姉様がいなかったらきっと私はデートなんて何を着ていいのかわからず頭を抱えていたことだろう。口うるさいけれどいつだってアメリア姉様は私の味方になってくれる。
慌てて表玄関に続く中央の階段を下りて行くとウィル様と目が合った。
「……お待たせ、しました。ウィル様」
「ステラ、お前本当にこいつでいいのか?」
「はいはいセオドアお兄様はこちらよ」
「アメリア!? 俺はまだ話が」
呆気に取られているうちにアメリア姉様がセオドア兄様を引きずって行ってしまった。姉様本当にありがとう。
「まあまあ! ステラ、とっても可愛らしいじゃない。今日のために張り切ったのね」
「お母様……! そそそそんなことは」
「それじゃあ後はごゆっくり。楽しんでいらして」
私の姿に嬉しそうなお母様に促されて私とウィル様は屋敷の外に出た。
ぱたんと扉はあっさり閉じられて、思わず二人で顔を見合わせてしまった。
「あの、あの今日はよろしくお願いします」
「か、可愛いな」
「え!?」
「あ、いやその。ごめん、いつもと全然違うからびっくりして」
よく見るとウィル様は少し照れているようだった。
なぜかこちらまでちょっと恥ずかしくなってしまう。正門の前に停めてある馬車までゆっくりと歩く。
「アメリア姉様が張り切りまして……」
「そっか。アメリア嬢に感謝だな。そういえばハーディング伯爵は?」
「今日は仕事で登城してます。ウィル様に会いたがってましたけど」
「そっか。俺も今度ゆっくりお話ししたいな」
なんだか会話もぎこちない。
人と話すのが得意じゃない私はともかくウィル様はいつだって爽やかに自然に会話していたはずなのにどうしてだろう?
こうしてお互い緊張しながらデートが始まったのだった。
「今日はどこへ行くんですか?」
アンダーソン家の馬車はのどかな道を王都の郊外へと進んでいた。
今日の予定は全てウィル様に任せてしまっているから私はどこへ向かっているのかもわからない。
「今日は先日のお礼だからな。ステラの好きそうなところにしたよ」
「私のですか?」
「そう、王立公園へ行こうと思って」
そういえばデートに誘ってくれた理由はカフェに同行したからだったっけ。そんな大したことじゃないのにウィル様はとても感謝してくれていた。
出発してからずっと緊張気味だった私達はようやくぎこちなくだけどいつもの調子で会話を始めていた。
「王立公園って、王都のはずれにある自然公園でしたっけ」
「行ったことある?」
「……幼い頃に一度だけ。あまり覚えてないですけど」
「だったら丁度良かった」
ラザフォード王立公園は、王都のはずれにある広大な自然を利用した貴族も民間人も利用できる公園だ。
子供の頃、両親に連れられて兄姉達と訪れたことが確かあったはずだけれ記憶はほとんどない。王都に住む人間にとっては割とポピュラーな場所だけれど、何せ私は魔法薬学にはまり成長してからは休日は引きこもり状態だったしここへ来るのはほぼ初めてと言っていい。
「わあっ……!」
「楽しそうだろう?」
王立公園へとたどり着いた馬車から降りて、私達は園内へと足を踏み入れた。
空まで覆ってしまいそうな大樹に自然に群生した花々。透き通った池には魚や虫の姿もある。王都の自然をありのまま残すのがここのコンセプトらしくて、人工的に管理されている感じはあまりしない。人間がしているのは木々や草花が自然と生きられるようにするための手助けなのだろう。
そして何より私をときめかせたのは。
「すごい、この規模の薬草園はなかなかありませんよ!」
「ここの公園は一部がかなり大きな薬草園になってるって聞いたんだ。君は好きそうだろう?」
公園の入ってすぐの所にある緑で出来たアーチを潜ると、そこは薬草園になっていた。王城の庭の一区画でも薬草は育てているけれど、それより広いかもしれない。
中心には四阿が置かれ、そこから東西南北に通路が作られていた。様々な薬草がたくさん作られているみたいだ。
「イチヤクソウにオウギソウ……ムラサキソウまで!」
ムラサキソウは治り辛い喘息等にも使えるけれど生息地がずっと北の方なのでこのあたりでは中々手に入らないのだ。まさかこんなところで育てているなんて。
「へえ、それは珍しいんだ」
「え、あ、ウィル様……! すすすみません。一人ではしゃいでしまって」
つい興奮して一人で先に進んでしまっていたみたいで、ウィル様が後ろからのんびりとついてくる。しまった、と私は慌てて頭を下げた。令嬢にあるまじき振る舞いだ。
けれどウィル様は気にした様子もなく笑っていた。
「謝ることないよ。ステラに喜んでほしくて連れて来たんだからさ」
「え?」
「ステラは魔法薬学が好きなんだろう? だったらこういう場所がいいかなって思って」
「そ、そうだったんですか。……ありがとう、ございます」
ちゃんと私の趣味嗜好を考えてデートプランを考えてくるなんて、さすがウィル様だ。根っからのキラキラ太陽属性。常に人への配慮を欠かさない。
関心してしまうのと同時に、なんだか妙に嬉しくて口元がにやけないように我慢するのが大変だった。ウィル様、意外と私のことちゃんと見てるのだなあって。
最初は緊張していたけれどこんな素敵な場所に連れて来てくれるなんて、ウィル様の心遣いに私は感謝した。
0
あなたにおすすめの小説
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
料理スキルしか取り柄がない令嬢ですが、冷徹騎士団長の胃袋を掴んだら国一番の寵姫になってしまいました
さら
恋愛
婚約破棄された伯爵令嬢クラリッサ。
裁縫も舞踏も楽器も壊滅的、唯一の取り柄は――料理だけ。
「貴族の娘が台所仕事など恥だ」と笑われ、家からも見放され、辺境の冷徹騎士団長のもとへ“料理番”として嫁入りすることに。
恐れられる団長レオンハルトは無表情で冷徹。けれど、彼の皿はいつも空っぽで……?
温かいシチューで兵の心を癒し、香草の香りで団長の孤独を溶かす。気づけば彼の灰色の瞳は、わたしだけを見つめていた。
――料理しかできないはずの私が、いつの間にか「国一番の寵姫」と呼ばれている!?
胃袋から始まるシンデレラストーリー、ここに開幕!
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
家を乗っ取られて辺境に嫁がされることになったら、三食研究付きの溺愛生活が待っていました
ミズメ
恋愛
ライラ・ハルフォードは伯爵令嬢でありながら、毎日魔法薬の研究に精を出していた。
一つ結びの三つ編み、大きな丸レンズの眼鏡、白衣。""変わり者令嬢""と揶揄されながら、信頼出来る仲間と共に毎日楽しく研究に励む。
「大変です……!」
ライラはある日、とんでもない事実に気が付いた。作成した魔法薬に、なんと"薄毛"の副作用があったのだ。その解消の為に尽力していると、出席させられた夜会で、伯爵家を乗っ取った叔父からふたまわりも歳上の辺境伯の後妻となる婚約が整ったことを告げられる。
手詰まりかと思えたそれは、ライラにとって幸せへと続く道だった。
◎さくっと終わる短編です(10話程度)
◎薄毛の話題が出てきます。苦手な方(?)はお気をつけて…!
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる