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君の中の僕
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僕は大西 悠斗高校2年生だ。僕は好きな人がいる。昔からよく遊び笑い合った人。つまりは幼馴染である。最近になってだんだん見てるとドキドキするようになった。その幼馴染の名前は…
「悠斗おはよ~~!」
「おはよう千佳。」
この今話しかけてきたのが僕の好きな人、天野 千佳だ。千佳は僕の家の隣に住んでいて、昔はよく遊びに来ていた。最近ではあまり来なくなったけどな。当たり前か。もう高校2年生だもんな。とか考えていると千佳が後ろからくっついてきた。
「!? おい、やめろよ!」
「えぇ~?いいじゃんべつに。あ、もしかして恥ずかしいの?」
「当たり前だろ!」
周りに人がいるとか関係なさげにくっついてくるとか正直困る。見るだけでドキドキするのにくっついてこられたら本当にやばい。マジでやめてほしい。
「昔はよく一緒にお風呂に入ったりしたのに~?」
「昔の話だろ!僕だってお前だって成長してんだぞ。」
「えっ?悠斗ってばそんなとこ見てたの?やっぱり男の子なんだね~。」
「違うから。そんなことする年齢じゃないって言ってんだよ!」
こうやって話してるだけで嬉しい。できればこの時間が永遠に続けばいいと思う。
その日の夜両親から思いもよらないことを告げられた。その内容は…
「悠斗。わたし達明日結婚記念日なの。」
「そういえばそうだね。それで?」
「千佳ちゃんのところも記念日が明日なのよね。」
「へーそうなんだ。」
「だから一緒に行くことになって、その間悠斗と千佳ちゃんの二人でお留守番してもらうことになったから。」
「えぇ~!?」
そして次の日
「……と……うと……悠斗!起きてご飯だよ!」
「!?なんで千佳が家にいるんだよ!」
「忘れたの?今日から2日間二人でお留守番だよ。」
そうだった。昨日言われたこと忘れてた。どうしよう2日間も二人きりとか。墓場に泊まるぐらいやばい!
その日の夜
「悠斗~。ご飯食べたらお風呂入ってね。なんなら一緒に入る?」
「入るわけないだろ!」
「だよね~。」
今なんとなく千佳が悲しそうな表情したけど気のせいだよな。一応聞いてみるか。
「千佳。一緒に入るか?」
「いいの!?」
「うわっ!」
なんだこの食いつきよう!?もしかして千佳は僕のこと好きなのかな?結局風呂はべつべつに入った。
僕は寝室へと向かった。布団に入り寝ようとすると、千佳が部屋に来た。
「どうした?」
「いや~。人の家で一人で寝るのは心細くて。一緒に寝ていい?」
「かわいいな。」
「えっ!?」
しまった!つい心の声が出てしまった。
「悠斗って私のこと好きなの?」
これはもう言わざるを得ないな。こうなりゃ当たって砕けろだ!
「そうだよ。僕は千佳のことが好きだ!」
「ありがとう。そんなこと言われるとちょっと恥ずかしいな。」
やっぱりだめだったか。僕が諦めかけていると千佳が、
「私も悠斗のこと好きだよ!」
もう泣きそうになった。嬉しすぎる。
「もう絶対千佳のこと離さない一生大切にする。」
僕達はこの春付き合うことになった。
あれから1年僕達の関係は良好である。
「千佳。君の中の僕はどんな存在?」
「えっとね。とっっても大切な人。絶対にいなくならないでほしい人。」
言うまでもなく最高の答えだった。
「僕も同じ気持ち。」
「なにそれちゃんと言ってよ~!」
「いつかきっと言うよ。」
そう、高校卒業までには必ず。胸を張って二人で歩いていけるように。
「悠斗おはよ~~!」
「おはよう千佳。」
この今話しかけてきたのが僕の好きな人、天野 千佳だ。千佳は僕の家の隣に住んでいて、昔はよく遊びに来ていた。最近ではあまり来なくなったけどな。当たり前か。もう高校2年生だもんな。とか考えていると千佳が後ろからくっついてきた。
「!? おい、やめろよ!」
「えぇ~?いいじゃんべつに。あ、もしかして恥ずかしいの?」
「当たり前だろ!」
周りに人がいるとか関係なさげにくっついてくるとか正直困る。見るだけでドキドキするのにくっついてこられたら本当にやばい。マジでやめてほしい。
「昔はよく一緒にお風呂に入ったりしたのに~?」
「昔の話だろ!僕だってお前だって成長してんだぞ。」
「えっ?悠斗ってばそんなとこ見てたの?やっぱり男の子なんだね~。」
「違うから。そんなことする年齢じゃないって言ってんだよ!」
こうやって話してるだけで嬉しい。できればこの時間が永遠に続けばいいと思う。
その日の夜両親から思いもよらないことを告げられた。その内容は…
「悠斗。わたし達明日結婚記念日なの。」
「そういえばそうだね。それで?」
「千佳ちゃんのところも記念日が明日なのよね。」
「へーそうなんだ。」
「だから一緒に行くことになって、その間悠斗と千佳ちゃんの二人でお留守番してもらうことになったから。」
「えぇ~!?」
そして次の日
「……と……うと……悠斗!起きてご飯だよ!」
「!?なんで千佳が家にいるんだよ!」
「忘れたの?今日から2日間二人でお留守番だよ。」
そうだった。昨日言われたこと忘れてた。どうしよう2日間も二人きりとか。墓場に泊まるぐらいやばい!
その日の夜
「悠斗~。ご飯食べたらお風呂入ってね。なんなら一緒に入る?」
「入るわけないだろ!」
「だよね~。」
今なんとなく千佳が悲しそうな表情したけど気のせいだよな。一応聞いてみるか。
「千佳。一緒に入るか?」
「いいの!?」
「うわっ!」
なんだこの食いつきよう!?もしかして千佳は僕のこと好きなのかな?結局風呂はべつべつに入った。
僕は寝室へと向かった。布団に入り寝ようとすると、千佳が部屋に来た。
「どうした?」
「いや~。人の家で一人で寝るのは心細くて。一緒に寝ていい?」
「かわいいな。」
「えっ!?」
しまった!つい心の声が出てしまった。
「悠斗って私のこと好きなの?」
これはもう言わざるを得ないな。こうなりゃ当たって砕けろだ!
「そうだよ。僕は千佳のことが好きだ!」
「ありがとう。そんなこと言われるとちょっと恥ずかしいな。」
やっぱりだめだったか。僕が諦めかけていると千佳が、
「私も悠斗のこと好きだよ!」
もう泣きそうになった。嬉しすぎる。
「もう絶対千佳のこと離さない一生大切にする。」
僕達はこの春付き合うことになった。
あれから1年僕達の関係は良好である。
「千佳。君の中の僕はどんな存在?」
「えっとね。とっっても大切な人。絶対にいなくならないでほしい人。」
言うまでもなく最高の答えだった。
「僕も同じ気持ち。」
「なにそれちゃんと言ってよ~!」
「いつかきっと言うよ。」
そう、高校卒業までには必ず。胸を張って二人で歩いていけるように。
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