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2章
翠くんのお泊り
翠くんから提案されて、僕はすぐに宿泊先をさがしたけれど夏本番になると金額が上がる事を知り皆と話をして、夏休みに入ってすぐに行く事に決定した。
空くんに先生も一緒にと誘ってみたら、即答してくれたけれど、光くんは趣味のイベントが近いとの事で不参加となってしまったのは凄く残念だ……
けれど翠くんと一緒に行ける初めての旅行に思った以上に僕の胸が跳ねている事に気づかされる。
期末テストと海の準備に追われていて大変だったけど……
その旅行の準備すら凄く楽しくて……
気がつけば明日は海に行く日、朝早く起きなければならないから早く寝ないと、そう思いながらも今夜は楽しみすぎて目がさえてしまい寝れる気がしない……
翠くんが早く泊まりに来てくれないかなと時計に目を向けた時……
インターホンの音が鳴った。
「楓、翠くん来たから降りてきて!」
遥の声に、考えるより先に僕の体は翠くんの元へと動く……
玄関へと向かうと僕の目に少し髪が乱れた翠くんが飛び込んで来た。
まだ本格的ではないとは言え、暑くなってきているのに、僕のために急いで来てくれたのか、翠くんが額に汗をにじませた姿すら僕の胸を高鳴らせるには十分で、自分でもにやけてるのが分かる……
「翠くん!」
僕の声に、翠くんが僕に笑顔を向けてくれただけで今すぐにでも抱き締めたくなる……
遥もいるから、そんな気持ちを隠しながら翠くんの元へと向かった。
「楓、遅くなってごめんな……」
翠くんに、来てくれて嬉しいと言うと力が抜けた笑顔で良かったと言う翠くん……改めて僕の彼氏はなんでこんなに可愛いんだろう……
「翠くん暑いから、僕の部屋に行こう」
そう言いながら、どさくさに紛れて翠くんの手をとると、微かにだけど確実にあの柑橘系の香りが香ってきた。
「――なぁ楓……なんか写真が増えてないか?」
翠くんの若干、引いたような声に我に返ると翠くんは僕の写真コレクションの方を見ていた……
――最近、会えない時もあったから翠くんを隠し撮りしたり、かなめ先輩から貰った写真を飾っていた。
こっそり、コラージュで僕と翠くんのツーショを作ったりしたから、確かに増えたように見えたかもしれないけど、翠くんに困ったような笑顔にさせるモノではないはず……
「そう言えば最近俺ら一緒に写真撮ることが減ったよな……」
そう言いながら僕と翠くんの作られたツーショットの写真を手にした翠くんは、楓は俺と一緒に写真が撮りたい?といじわるそうな笑顔を浮かべながら聞いてきた。
今の翠くんが今の表情を他の人に浮かべていたなら……
普通にムカつくんだろうけど……強気な翠くんもいい……
そんな事を考えてるなんてバレたくないな……
翠くんの顔をに目を向けると、僕が一緒に撮りたいと答えるのを期待しているようにも見えて……
そんな翠くんが可愛くて……抱き締めてキスをしたい。
僕は繋いでいる手を僕の方へと引き寄せるとバランスをくずした翠くんは僕の胸元に顔が埋まった……
僕は翠くんの耳元で、制服で一緒に撮りたいと言うと翠くんの体がピクリと反応したのを見逃さなかった……
翠くんの腰へと手を回しながら、翠くんは?との問いかけに俺も撮りたいと答えた翠くんの耳ははっきりと分かる程に赤く染まっていた。
あぁぁ……かっ……可愛い……
メロい……メロすぎる……
そう思った時には、僕の唇は翠くんの赤く染まった耳を捕らえていた。
耳から首もとへと唇を移動させてると翠くんは、んっと甘い吐息を漏らしながらも汗かいてるから……と体をよじらせている。
翠くんの方が年上だけど、そんな事が気にならない程に今は翠くんを可愛く思う気持ちが押さえられそうにない。
「楓……マジでちょっと待って……」
そう言いながら、僕の腕から抜け出た翠くんは何故か涙目で睨んでいた。
少し前なら、嫌われるかもしれないと恐かった……
けれど今は新しい翠くんの表情が見れたことの嬉しさの方が勝ってしまう。
「翠くん……ゴメンね……?」
僕の言葉に、今の言い方は絶対に悪いとは思ってないだろと言葉を発した翠くんに僕は満面の笑顔を向けてあげる。
そんな翠くんの顔を見ながら、僕はもっと抱き締めたいしキスもしたい……
もちろん、それ以上の事も翠くんとしてみたい。
そんな風に思っているのは僕だけ……
翠くんは、僕とシたくないのかな……
勝手に想像して凹んでる自分に乾いた笑いがこぼれた。
――楓
そう呼ばれたと同時に体が引っ張られる感覚を覚えると、翠くんが僕の胸ぐらを掴みながら引き寄せている事に気付く。
「……えっ」
「今、変なこと考えていただろ?」
翠くんは上目遣いで僕を見つめながら、口元は翠くんらしくない、いじわるな笑みを浮かべている。
いつもは好青年な翠くんが時折見せる雄み……
僕を萌え死にさせる気なのかな……
「なぁ今、楓は何をかんがえていた?」
余裕のない表情の翠くんの顔もいい……目が不安そうに揺れているのを見ると妄想中の言葉が出てしまう。
「翠くんと……チューしたい。」
僕の問いかけに翠くんは答えるよりも先に僕を引き寄せると軽く唇を重ねた。
「遥さんも居るし……これで我慢して……」
そう言った翠くんの顔が赤く染まったのが目に入ると僕の顔にも熱がこもっていくのが分かった。
――正直、全然物足りない……
それでも明日は空くんたにちも一緒だけど、初めて親の目が離れる泊まり掛けの旅行……
翠くんとの初めてを期待するなと言う方が無理だ。
だから……今日は我慢……そう自分に言い聞かせた。
◇◇◇◇
「楓、翠くん汗かいているなら、お風呂に入ってもらったら?」
階段下から遥の問いかけに翠くんは、ありがとうございますと返事をしているうちに、僕はパジャマとインナーの準備をする。
「楓のを貸してくれるの?」
翠くんが何故か躊躇している。
「昔なら、僕の方が小さかったから着れなかったかもしれないけど今なら大丈夫だよ」
翠くんは、ありがとうと言いながらも何かを言いたげに部屋をでていった。
ヤバイ……
昔は僕が翠くんを見上げていたけれど、今は翠くんが僕を見上げてくれている。
僕のパジャマを身にまとった翠くん……彼シャツ状態で戻ってくるに違いない。
想像するだけで萌の供給量が凄すぎる。
しかも、僕の家のシャンプーを使うはずだから僕たち同じ香りを纏ってるなんて、そう考えるだけで胸がドキンと音をたてた。
こんな事を考えてるなんて翠くんが知ったら幻滅するかな……
気づかれないように上手く隠せる自信はあるけど……ボロがでないように気を付引き締めなければ。
お風呂上がりの翠くんは、きっと頬が桜色にそまっているかもしれない。
妄想だけで、平穏が保たれる。
翠くんの前では、こんな変態的な妄想をしてるなんて悟られずに、可愛い楓でいないと。
そんな思いは、戻ってきた翠くんによって無惨にも打ち砕かれるとは、この時の僕はみじんも思っていなかった。
――楓……
ドアの向こう側から翠くんが僕の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「翠くん入っても大丈夫だよ」
少しだけ開いたドアから、何かを言いたそうに覗く翠くんに暑いから中に入りなよと声をかけたけれど、入ってくる気配のない翠くんに、僕はドアを開けた……
――えっ……
僕の目に飛び込んできたきたのは、パツパツの今にもボタンが弾け飛びそうなパジャマを着た翠くんだった……
ガッチリしてると思ってはいたけれど、想像以上の逞しさに目を離すことができない。
「楓ゴメン……出来ればオーバーサイズのTシャツとかあれば貸して欲しい。」
翠くんの声で、我に返るとすぐにクローゼットから僕の持っている物で比較的大きめのTシャツとハーフパンツを手渡した。
「パジャマせっかく貸して貰ったのにゴメンな……」
そう言いながら、なんの戸惑いもなく僕の目の前でパジャマを脱ぎ出した翠くんを直視できるはずもなく。
明日の持ち物の確認を装い翠くんから背を向けた。
正直に言えば、もう少し翠くんの体を見ていたかった……
一瞬だったけれど、僕とは正反対の翠くんの体を見てしまい全ての熱が顔に集まるのが分かる。
着替え終わった翠くんとは何事もなかったように、眠くなるまで普通に話しかけてきたけど……
なぜか一緒にベッドに入ることは頑なに拒まれてしまい、付き合っているのにと思うと少しだけ……いや凄く淋しかった。
ベッドへと入った僕は今夜は普通に眠れはずはなかった……
空くんに先生も一緒にと誘ってみたら、即答してくれたけれど、光くんは趣味のイベントが近いとの事で不参加となってしまったのは凄く残念だ……
けれど翠くんと一緒に行ける初めての旅行に思った以上に僕の胸が跳ねている事に気づかされる。
期末テストと海の準備に追われていて大変だったけど……
その旅行の準備すら凄く楽しくて……
気がつけば明日は海に行く日、朝早く起きなければならないから早く寝ないと、そう思いながらも今夜は楽しみすぎて目がさえてしまい寝れる気がしない……
翠くんが早く泊まりに来てくれないかなと時計に目を向けた時……
インターホンの音が鳴った。
「楓、翠くん来たから降りてきて!」
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玄関へと向かうと僕の目に少し髪が乱れた翠くんが飛び込んで来た。
まだ本格的ではないとは言え、暑くなってきているのに、僕のために急いで来てくれたのか、翠くんが額に汗をにじませた姿すら僕の胸を高鳴らせるには十分で、自分でもにやけてるのが分かる……
「翠くん!」
僕の声に、翠くんが僕に笑顔を向けてくれただけで今すぐにでも抱き締めたくなる……
遥もいるから、そんな気持ちを隠しながら翠くんの元へと向かった。
「楓、遅くなってごめんな……」
翠くんに、来てくれて嬉しいと言うと力が抜けた笑顔で良かったと言う翠くん……改めて僕の彼氏はなんでこんなに可愛いんだろう……
「翠くん暑いから、僕の部屋に行こう」
そう言いながら、どさくさに紛れて翠くんの手をとると、微かにだけど確実にあの柑橘系の香りが香ってきた。
「――なぁ楓……なんか写真が増えてないか?」
翠くんの若干、引いたような声に我に返ると翠くんは僕の写真コレクションの方を見ていた……
――最近、会えない時もあったから翠くんを隠し撮りしたり、かなめ先輩から貰った写真を飾っていた。
こっそり、コラージュで僕と翠くんのツーショを作ったりしたから、確かに増えたように見えたかもしれないけど、翠くんに困ったような笑顔にさせるモノではないはず……
「そう言えば最近俺ら一緒に写真撮ることが減ったよな……」
そう言いながら僕と翠くんの作られたツーショットの写真を手にした翠くんは、楓は俺と一緒に写真が撮りたい?といじわるそうな笑顔を浮かべながら聞いてきた。
今の翠くんが今の表情を他の人に浮かべていたなら……
普通にムカつくんだろうけど……強気な翠くんもいい……
そんな事を考えてるなんてバレたくないな……
翠くんの顔をに目を向けると、僕が一緒に撮りたいと答えるのを期待しているようにも見えて……
そんな翠くんが可愛くて……抱き締めてキスをしたい。
僕は繋いでいる手を僕の方へと引き寄せるとバランスをくずした翠くんは僕の胸元に顔が埋まった……
僕は翠くんの耳元で、制服で一緒に撮りたいと言うと翠くんの体がピクリと反応したのを見逃さなかった……
翠くんの腰へと手を回しながら、翠くんは?との問いかけに俺も撮りたいと答えた翠くんの耳ははっきりと分かる程に赤く染まっていた。
あぁぁ……かっ……可愛い……
メロい……メロすぎる……
そう思った時には、僕の唇は翠くんの赤く染まった耳を捕らえていた。
耳から首もとへと唇を移動させてると翠くんは、んっと甘い吐息を漏らしながらも汗かいてるから……と体をよじらせている。
翠くんの方が年上だけど、そんな事が気にならない程に今は翠くんを可愛く思う気持ちが押さえられそうにない。
「楓……マジでちょっと待って……」
そう言いながら、僕の腕から抜け出た翠くんは何故か涙目で睨んでいた。
少し前なら、嫌われるかもしれないと恐かった……
けれど今は新しい翠くんの表情が見れたことの嬉しさの方が勝ってしまう。
「翠くん……ゴメンね……?」
僕の言葉に、今の言い方は絶対に悪いとは思ってないだろと言葉を発した翠くんに僕は満面の笑顔を向けてあげる。
そんな翠くんの顔を見ながら、僕はもっと抱き締めたいしキスもしたい……
もちろん、それ以上の事も翠くんとしてみたい。
そんな風に思っているのは僕だけ……
翠くんは、僕とシたくないのかな……
勝手に想像して凹んでる自分に乾いた笑いがこぼれた。
――楓
そう呼ばれたと同時に体が引っ張られる感覚を覚えると、翠くんが僕の胸ぐらを掴みながら引き寄せている事に気付く。
「……えっ」
「今、変なこと考えていただろ?」
翠くんは上目遣いで僕を見つめながら、口元は翠くんらしくない、いじわるな笑みを浮かべている。
いつもは好青年な翠くんが時折見せる雄み……
僕を萌え死にさせる気なのかな……
「なぁ今、楓は何をかんがえていた?」
余裕のない表情の翠くんの顔もいい……目が不安そうに揺れているのを見ると妄想中の言葉が出てしまう。
「翠くんと……チューしたい。」
僕の問いかけに翠くんは答えるよりも先に僕を引き寄せると軽く唇を重ねた。
「遥さんも居るし……これで我慢して……」
そう言った翠くんの顔が赤く染まったのが目に入ると僕の顔にも熱がこもっていくのが分かった。
――正直、全然物足りない……
それでも明日は空くんたにちも一緒だけど、初めて親の目が離れる泊まり掛けの旅行……
翠くんとの初めてを期待するなと言う方が無理だ。
だから……今日は我慢……そう自分に言い聞かせた。
◇◇◇◇
「楓、翠くん汗かいているなら、お風呂に入ってもらったら?」
階段下から遥の問いかけに翠くんは、ありがとうございますと返事をしているうちに、僕はパジャマとインナーの準備をする。
「楓のを貸してくれるの?」
翠くんが何故か躊躇している。
「昔なら、僕の方が小さかったから着れなかったかもしれないけど今なら大丈夫だよ」
翠くんは、ありがとうと言いながらも何かを言いたげに部屋をでていった。
ヤバイ……
昔は僕が翠くんを見上げていたけれど、今は翠くんが僕を見上げてくれている。
僕のパジャマを身にまとった翠くん……彼シャツ状態で戻ってくるに違いない。
想像するだけで萌の供給量が凄すぎる。
しかも、僕の家のシャンプーを使うはずだから僕たち同じ香りを纏ってるなんて、そう考えるだけで胸がドキンと音をたてた。
こんな事を考えてるなんて翠くんが知ったら幻滅するかな……
気づかれないように上手く隠せる自信はあるけど……ボロがでないように気を付引き締めなければ。
お風呂上がりの翠くんは、きっと頬が桜色にそまっているかもしれない。
妄想だけで、平穏が保たれる。
翠くんの前では、こんな変態的な妄想をしてるなんて悟られずに、可愛い楓でいないと。
そんな思いは、戻ってきた翠くんによって無惨にも打ち砕かれるとは、この時の僕はみじんも思っていなかった。
――楓……
ドアの向こう側から翠くんが僕の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「翠くん入っても大丈夫だよ」
少しだけ開いたドアから、何かを言いたそうに覗く翠くんに暑いから中に入りなよと声をかけたけれど、入ってくる気配のない翠くんに、僕はドアを開けた……
――えっ……
僕の目に飛び込んできたきたのは、パツパツの今にもボタンが弾け飛びそうなパジャマを着た翠くんだった……
ガッチリしてると思ってはいたけれど、想像以上の逞しさに目を離すことができない。
「楓ゴメン……出来ればオーバーサイズのTシャツとかあれば貸して欲しい。」
翠くんの声で、我に返るとすぐにクローゼットから僕の持っている物で比較的大きめのTシャツとハーフパンツを手渡した。
「パジャマせっかく貸して貰ったのにゴメンな……」
そう言いながら、なんの戸惑いもなく僕の目の前でパジャマを脱ぎ出した翠くんを直視できるはずもなく。
明日の持ち物の確認を装い翠くんから背を向けた。
正直に言えば、もう少し翠くんの体を見ていたかった……
一瞬だったけれど、僕とは正反対の翠くんの体を見てしまい全ての熱が顔に集まるのが分かる。
着替え終わった翠くんとは何事もなかったように、眠くなるまで普通に話しかけてきたけど……
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