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2章
翠くんとみんなで出発
いつもとは違うスマホのアラームの音に反応するように目が覚めた。
寝れそうにないと思っていたけれど……翠くんと話しながらいつの間にか眠ってしまったみたいだ。
ベッドの下に敷かれた布団の中からアラームを止めようと無意識に手を出してる翠くん……
付き合ってから初めて翠くんと同じ空間で一夜を過ごしてしまった。
特に何かがあったわけでは無いけれど……
朝起きて1番に翠くんが目に入ると僕の幸福度が爆上がりする。
「――翠くん」
そう声をかけると布団の中から、もう少し……あと5分と声が聞こえてくる。
――そう言えば翠くんは昔から寝起きが良くなかったな……
あの頃と変わらない翠くん……
そんな姿を見て控えめに言っても……可愛いすぎる。
翠くんの無防備な姿は僕には、かなり目の毒だ……
この行き場のない気持ちを切り替えて、翠くんが布団にくるまっている間に僕は翠くんに格好良いと言って貰えるように身支度をする事にした。
僕の支度が終わったと同じ頃に、モソモソと布団から起きてきた翠くんは恥ずかしげもなく僕の前で着替えを始めて、僕の目は翠くんを追い続ける事ができない。
「楓……見られてると着替えにくいんだけど……」
翠くんの声に恥ずかしくなりながらも、ふと疑問だった事が言葉に出た。
「……どうやったら翠くんみたいに筋肉が付くの?」
体質なのか僕は筋肉が付きにくい……
僕の目の前にいる翠くんは羨ましいほどに隆々しい程の筋肉を露にしている。
はぁ……
同じ男なのにな……
「楓だって細身の割には付いてると思う」
慰めている感じではないのに翠くんの言葉を素直に聞けない自分がいた……
こんな体で、翠くんを抱く事が出来るのかな……
あっ……
なんの疑いもなく僕が翠くんを抱く気でいたけど……
翠くんは、どっちがいいのかな?
正直、翠くんと1つになれるなら僕はどっちでも良いけど翠くんに確認しようと決めた。
そんな事を考えているとチャイムの音が鳴り遥が空くんと話している声が聞こえてくる。
僕と翠くんは手荷物を持って空くんのもとへと向かうと、満面の笑顔を浮かべた空くんが手を振っていた。
「楓、翠先輩おはようございまーす!大きい荷物は、楓のお父さんのが車に積んでくれたけど忘れ物は大丈夫か?」
えっ……なんで父さんが居るの……
認めたくなかったけれど間違いなく、父さんが裏で手を加えた事がハッキリと分かった……
そりゃ、遥に相談した時点で父さんの耳にも入っただろうとは思っていた。
ハイシーズン外でも有名なホテルが、こんなにも簡単にはとれる訳ないよな……
考えたら分かったのにな……
楽しい旅行に行くのに気持ちが落ちそうになった時……
「楓!楽しみだな!」
そう嬉しそうな笑顔を浮かべる翠くんの顔を見たら、父さんの事などは正直どうでもよくなって僕は翠くんに笑顔を返した。
◇◇◇
家の前に停めてある車の近くで父さんと先生が話しているのを横目に、僕は翠くんと一緒に荷物を車に積み込む。
空くんが先生の隣へと向かうと先生から自然に手を繋いでいて、僕も翠くんと……そう思って手を伸ばそうとした……
けれどなんとなく恥ずかしくなって、行き場のなくなったその手に目を落とした。
「先生、よろしくお願いします。」
翠くんが先生に挨拶をすると、にこやかに対応している。
入学式以来、僕は先生には警戒心されてるんだよな……
空くんが誤解を解いてくれたけど……
「れん君、今日と明日みんなの事よろしくね。」
遥の声に、僕は見たことがない柔らかな表情を浮かべた先生に光くんの、時みたいに推しとか言い出したらと思うと血の気が引きそうになりそうになった、その時。
「遥と、れん君は友達なんだってさ」
少し不機嫌そうに声をかけてきた父さん……
へぇ~父さんの年になってもジェラっちゃうんだと思うと口許が緩むのが止められなかった。
「俺の番なのに他の男に笑顔を向けてる姿は、できたら見たくないな……」
そう言い残すと同時に父さんは動きだし、遥を後ろから抱き締めると、もっと俺にもかまってくれと甘えていた……
それをニコニコと見守る空くんと先生、気まずそうに笑っている翠くん、この空気をどうすれば良いか分からない僕……
こんな空気にした張本人なのに、悪びれる素振りもなく遥の頬にチュッチュッしだした時には考えるよりも先に言葉がでてしまった。
「そういう事は家の中で2人の時にやりなよ……」
怒るよりも、呆れる気持ちが大きかったけれど父さんの気持ちが分からないでもないのが困る。
この変な空気を変えたのは先生だった。
「そろそろ出発しよう、小野寺くんと相模くんは後ろに座って。」
遥から離れない父さんを横目に車に乗り込むと、隣に座った翠くんとの距離が思いのほか近くて顔が熱くなるのを感じる。
さらに翠くんから僕のシャンプーの香りがする事に気付くと悶絶しそうになる……それを翠くんに悟られないようにポーカーフェースを装うのに僕は必死だった。
翠くんは楽しい事が待ち遠しくてワクワクしているのが凄く分かり、子供の頃と変わらないキラキラした瞳をしながらシートベルトをしていた。
楓もシートベルトしなよ、そう言いながら僕の方からシートベルトと引き寄せた時にシャンプーの香りとは違う香りが鼻を刺激し、僕の胸の鼓動が早くなるのを感じると無性に翠くんに触れたくなり、空くん達に気付かれないように手を重ね……絡ませた……
嫌だったらどうしよう……
そんな心配は必要なかったみたいに、翠くんは窓の外を見ながら僕の手を握り返している。
横顔すら格好いい翠くん……
受験もあるのに、僕に時間を作ってくれる。
僕も翠くんに、なにかしたいけど……何ができるんだろう。
ホテルの部屋は2部屋予約してある。
翠くんと2人だけで朝まで一緒に居られる……
そして今日こそは翠くんとキスより先の関係に……
そんな事を考えながら、翠くんと繋いだ手はそのままに翠くんの体温を感じていると。
少し開いた車窓から入り込んでくる風が気持ち良い……
――で
――えで
遠くで僕の名前を呼ぶ声が聞こえる……
「楓、起きて見てみろよ海!海が見える!」
翠くんの声なのに翠くんらしくない……と言ったら変だけれど普段、聞いたことがない翠くんの声のトーンに微睡みの中から一気に現実へと戻される。
えっ……もしかして僕、翠くんの手を握ったまま寝ていた?
声の方へと顔を向けると、あろうことか翠くんの肩を枕にしていた事に気づくと声にならない声がでた。
「楓、すげぇ幸せそうな顔で寝てたぜ……起きている時とは違い寝てる時は年齢よりも凄く幼く見えるんだな。」
空くんが後ろを向いて、いつもよりキラキラした表情を浮かべている。
そして……この後に発せられた空くんの言葉に時間を巻き戻したくなる……。
「楓って翠先輩の前では……そんな感じだな……マジ楓の知られざる一面を見たって感じで、かなり驚いた。」
――っ……僕、何かをやらかした?それとも無意識に何か言ってしまった……?
不安な気持ちで翠くんを盗み見ると、窓の外に広がる海を見ながら話を聞いてないふりをしている。
あぁぁぁ……絶対に間違いなく、何かをやらかしてしまったんだ……
そんな僕を見て、にやにやしている空くんに先生が、やさしく嗜めていた。
その気遣いが逆に……うん……気まずくなる……。
間違いなく何かやらかしたのは確か……けれど3人とも何があったかを話すつもりは、なさそうだった。
この車内の空気をなんとかしてと思っていたのに、ホテルに着くまでこの居心地の悪い空気が変わらない事をこの時の僕は想像すらしていなかった。
寝れそうにないと思っていたけれど……翠くんと話しながらいつの間にか眠ってしまったみたいだ。
ベッドの下に敷かれた布団の中からアラームを止めようと無意識に手を出してる翠くん……
付き合ってから初めて翠くんと同じ空間で一夜を過ごしてしまった。
特に何かがあったわけでは無いけれど……
朝起きて1番に翠くんが目に入ると僕の幸福度が爆上がりする。
「――翠くん」
そう声をかけると布団の中から、もう少し……あと5分と声が聞こえてくる。
――そう言えば翠くんは昔から寝起きが良くなかったな……
あの頃と変わらない翠くん……
そんな姿を見て控えめに言っても……可愛いすぎる。
翠くんの無防備な姿は僕には、かなり目の毒だ……
この行き場のない気持ちを切り替えて、翠くんが布団にくるまっている間に僕は翠くんに格好良いと言って貰えるように身支度をする事にした。
僕の支度が終わったと同じ頃に、モソモソと布団から起きてきた翠くんは恥ずかしげもなく僕の前で着替えを始めて、僕の目は翠くんを追い続ける事ができない。
「楓……見られてると着替えにくいんだけど……」
翠くんの声に恥ずかしくなりながらも、ふと疑問だった事が言葉に出た。
「……どうやったら翠くんみたいに筋肉が付くの?」
体質なのか僕は筋肉が付きにくい……
僕の目の前にいる翠くんは羨ましいほどに隆々しい程の筋肉を露にしている。
はぁ……
同じ男なのにな……
「楓だって細身の割には付いてると思う」
慰めている感じではないのに翠くんの言葉を素直に聞けない自分がいた……
こんな体で、翠くんを抱く事が出来るのかな……
あっ……
なんの疑いもなく僕が翠くんを抱く気でいたけど……
翠くんは、どっちがいいのかな?
正直、翠くんと1つになれるなら僕はどっちでも良いけど翠くんに確認しようと決めた。
そんな事を考えているとチャイムの音が鳴り遥が空くんと話している声が聞こえてくる。
僕と翠くんは手荷物を持って空くんのもとへと向かうと、満面の笑顔を浮かべた空くんが手を振っていた。
「楓、翠先輩おはようございまーす!大きい荷物は、楓のお父さんのが車に積んでくれたけど忘れ物は大丈夫か?」
えっ……なんで父さんが居るの……
認めたくなかったけれど間違いなく、父さんが裏で手を加えた事がハッキリと分かった……
そりゃ、遥に相談した時点で父さんの耳にも入っただろうとは思っていた。
ハイシーズン外でも有名なホテルが、こんなにも簡単にはとれる訳ないよな……
考えたら分かったのにな……
楽しい旅行に行くのに気持ちが落ちそうになった時……
「楓!楽しみだな!」
そう嬉しそうな笑顔を浮かべる翠くんの顔を見たら、父さんの事などは正直どうでもよくなって僕は翠くんに笑顔を返した。
◇◇◇
家の前に停めてある車の近くで父さんと先生が話しているのを横目に、僕は翠くんと一緒に荷物を車に積み込む。
空くんが先生の隣へと向かうと先生から自然に手を繋いでいて、僕も翠くんと……そう思って手を伸ばそうとした……
けれどなんとなく恥ずかしくなって、行き場のなくなったその手に目を落とした。
「先生、よろしくお願いします。」
翠くんが先生に挨拶をすると、にこやかに対応している。
入学式以来、僕は先生には警戒心されてるんだよな……
空くんが誤解を解いてくれたけど……
「れん君、今日と明日みんなの事よろしくね。」
遥の声に、僕は見たことがない柔らかな表情を浮かべた先生に光くんの、時みたいに推しとか言い出したらと思うと血の気が引きそうになりそうになった、その時。
「遥と、れん君は友達なんだってさ」
少し不機嫌そうに声をかけてきた父さん……
へぇ~父さんの年になってもジェラっちゃうんだと思うと口許が緩むのが止められなかった。
「俺の番なのに他の男に笑顔を向けてる姿は、できたら見たくないな……」
そう言い残すと同時に父さんは動きだし、遥を後ろから抱き締めると、もっと俺にもかまってくれと甘えていた……
それをニコニコと見守る空くんと先生、気まずそうに笑っている翠くん、この空気をどうすれば良いか分からない僕……
こんな空気にした張本人なのに、悪びれる素振りもなく遥の頬にチュッチュッしだした時には考えるよりも先に言葉がでてしまった。
「そういう事は家の中で2人の時にやりなよ……」
怒るよりも、呆れる気持ちが大きかったけれど父さんの気持ちが分からないでもないのが困る。
この変な空気を変えたのは先生だった。
「そろそろ出発しよう、小野寺くんと相模くんは後ろに座って。」
遥から離れない父さんを横目に車に乗り込むと、隣に座った翠くんとの距離が思いのほか近くて顔が熱くなるのを感じる。
さらに翠くんから僕のシャンプーの香りがする事に気付くと悶絶しそうになる……それを翠くんに悟られないようにポーカーフェースを装うのに僕は必死だった。
翠くんは楽しい事が待ち遠しくてワクワクしているのが凄く分かり、子供の頃と変わらないキラキラした瞳をしながらシートベルトをしていた。
楓もシートベルトしなよ、そう言いながら僕の方からシートベルトと引き寄せた時にシャンプーの香りとは違う香りが鼻を刺激し、僕の胸の鼓動が早くなるのを感じると無性に翠くんに触れたくなり、空くん達に気付かれないように手を重ね……絡ませた……
嫌だったらどうしよう……
そんな心配は必要なかったみたいに、翠くんは窓の外を見ながら僕の手を握り返している。
横顔すら格好いい翠くん……
受験もあるのに、僕に時間を作ってくれる。
僕も翠くんに、なにかしたいけど……何ができるんだろう。
ホテルの部屋は2部屋予約してある。
翠くんと2人だけで朝まで一緒に居られる……
そして今日こそは翠くんとキスより先の関係に……
そんな事を考えながら、翠くんと繋いだ手はそのままに翠くんの体温を感じていると。
少し開いた車窓から入り込んでくる風が気持ち良い……
――で
――えで
遠くで僕の名前を呼ぶ声が聞こえる……
「楓、起きて見てみろよ海!海が見える!」
翠くんの声なのに翠くんらしくない……と言ったら変だけれど普段、聞いたことがない翠くんの声のトーンに微睡みの中から一気に現実へと戻される。
えっ……もしかして僕、翠くんの手を握ったまま寝ていた?
声の方へと顔を向けると、あろうことか翠くんの肩を枕にしていた事に気づくと声にならない声がでた。
「楓、すげぇ幸せそうな顔で寝てたぜ……起きている時とは違い寝てる時は年齢よりも凄く幼く見えるんだな。」
空くんが後ろを向いて、いつもよりキラキラした表情を浮かべている。
そして……この後に発せられた空くんの言葉に時間を巻き戻したくなる……。
「楓って翠先輩の前では……そんな感じだな……マジ楓の知られざる一面を見たって感じで、かなり驚いた。」
――っ……僕、何かをやらかした?それとも無意識に何か言ってしまった……?
不安な気持ちで翠くんを盗み見ると、窓の外に広がる海を見ながら話を聞いてないふりをしている。
あぁぁぁ……絶対に間違いなく、何かをやらかしてしまったんだ……
そんな僕を見て、にやにやしている空くんに先生が、やさしく嗜めていた。
その気遣いが逆に……うん……気まずくなる……。
間違いなく何かやらかしたのは確か……けれど3人とも何があったかを話すつもりは、なさそうだった。
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