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1章
近くに居るのに気づかれないのは何故?
親友のイチャイチャを見て幸せな気分だったのも束の間、ヒソヒソ話と僕を見る気味の悪い視線で、幸せな気分が一転して少しイラついた……
なぜ少しだけで済んだかと言えば、空くんが隣でキレ散らかしていたので僕は冷静さを取り戻せた。
「マジで高校生になっても、人の気持ちを考えられないってヤバくないか!?」
ゼェゼェと肩で息をしている空くんに、ありがとうと伝えると、お礼の意味が分からないと笑っていた。
そんな空くんの耳が赤くなっていて、僕がお礼をする度になぜか毎回、耳を赤く染めるのが不思議だった。
僕へと向けられていた視線が徐々に別の方向へと向けられた時、奥のほうがザワザワとし始めると、その場の雰囲気が一気に変わった。
キャーー翠さまぁ~!
かなめ様こっち向いて下さい!!
律さまぁ~!朔さまぁ~!
女子たちの耳に響く声に周りの空気が震えているようだった。
女子たちとは違い男子は少し離た場所で生徒会の人たち、かっけーと口に出して居たので男女関係なく人気があるのが見て取れた。
少し先を歩いている生徒会の中でも、ひときわ格好良い翠くんを見て、さっきまでの不快な気持ちは無くなった。
やっぱり翠くんは格好良いなぁ~
僕に気付いてくれないかな……
僕の願いは叶わず、翠くん達が見えなくなるまで見送ってると、空くんが顔を強張らせていた。
心配になり声を掛けても生徒会の面々が去っていった方をただ見つめているだけだった。
それは憧れとか、そういう類ではないのは分かる……空くんは誰もが、認識しているαを見ると今みたいに心ここにあらず状態になる時がある。
その理由は、きちんと聞いたことは無いけど大体の予想は付く……
トラウマ……あるんだろうな……
見た目が派手だし気が強そうに見えるけど、空くんは本当は繊細で優しい事を僕は知っている。
だからこそ時々心配になるんだ……
僕は空くんの手を取り教室へと向かった。
席に着いてからも、空くんの様子は変わらずだったけど先生が入ってくると、ワナワナと肩を震わせていた。
「わかりやすっ……」
空くんは皆には隠したいみたいだけど、表情や行動でバレバレ過ぎて逆に皆が気を使うんじゃないかと思うと、口元がニヨニヨするのが自分でも分かった。
先生はと言うと、ポーカーフェイスを決めてるけど空くんを見る目が、他の生徒のソレとは全然違った。
僕も翠くんに、あんな目で見てもらえる日が来るのを想像しただけなのに、顔が溶けていくのが分かった。
そんなご機嫌な僕に隣の席の人が話しかけてきた。
「なぁ~に?」
そう答えただけなのに、顔を真赤に染めてうつ向いてしまった。
用がないなら話しかけないで欲しい……
「……の?」
消え入りそうな声に気づき声の方に顔を向けると、隣の人と目が合った。
何かを聞きたいっぽいけど……あわあわしていて何が言いたいのか、さっぱり分からずに首を傾げると。
「あっ……あの…遥先生の息子さんですよね?」
そう言われて頭をフル回転した結果、遥はるかが開いてる教室の生徒だと言うことが分かり彼はαでは無い事を理解した。
僕は外用の笑顔を浮かべ頷くと、隣の人は花が綻ぶような笑顔を見せてくれた。
「僕、遥先生に救われて……同じ高校に息子さんも行く事になったって……言っていたから、嫌じゃなかったら、仲良くなりたいと思ってます」
最後の方は早口になりながら一切目を合わせてくれなかった。
なんで、こんなにも自信が無さそうに話すんだろと思っていると。
「そ・そんな目で……見ないで下さい……」
そう言いながら顔を伏せた……。
見ないでと言われても隣の人から話しかけてきたのに、どういう事?
遥も時々、意味不明な行動をとる事があるから似た者同士なんだろうか?
僕は小さくため息をつくと隣の人に声を掛けた。
「ねぇ~名前おしえてよ?」
隣の人は、しばらくモジモジした後に、佐野光ですと答えた。
「ふぅ~ん……光くんって言うんだ……よけいなお世話かまだけど、あんまりオドオドしない方が良いよ~性格悪い人に標的にされるよ、僕に言われたくないかもしれないけどね……」
僕の言葉を聞いた、光くんは楓くんはヒーローかな?と言っていたけどヒーローって言うのは翠くんみたいな人を言うんだよと心の中で思った。
翠くんに会いに行きたいな……
でも……翠くんに僕を見つけて貰いたい気持ちもあるんだよな……。
なぜ少しだけで済んだかと言えば、空くんが隣でキレ散らかしていたので僕は冷静さを取り戻せた。
「マジで高校生になっても、人の気持ちを考えられないってヤバくないか!?」
ゼェゼェと肩で息をしている空くんに、ありがとうと伝えると、お礼の意味が分からないと笑っていた。
そんな空くんの耳が赤くなっていて、僕がお礼をする度になぜか毎回、耳を赤く染めるのが不思議だった。
僕へと向けられていた視線が徐々に別の方向へと向けられた時、奥のほうがザワザワとし始めると、その場の雰囲気が一気に変わった。
キャーー翠さまぁ~!
かなめ様こっち向いて下さい!!
律さまぁ~!朔さまぁ~!
女子たちの耳に響く声に周りの空気が震えているようだった。
女子たちとは違い男子は少し離た場所で生徒会の人たち、かっけーと口に出して居たので男女関係なく人気があるのが見て取れた。
少し先を歩いている生徒会の中でも、ひときわ格好良い翠くんを見て、さっきまでの不快な気持ちは無くなった。
やっぱり翠くんは格好良いなぁ~
僕に気付いてくれないかな……
僕の願いは叶わず、翠くん達が見えなくなるまで見送ってると、空くんが顔を強張らせていた。
心配になり声を掛けても生徒会の面々が去っていった方をただ見つめているだけだった。
それは憧れとか、そういう類ではないのは分かる……空くんは誰もが、認識しているαを見ると今みたいに心ここにあらず状態になる時がある。
その理由は、きちんと聞いたことは無いけど大体の予想は付く……
トラウマ……あるんだろうな……
見た目が派手だし気が強そうに見えるけど、空くんは本当は繊細で優しい事を僕は知っている。
だからこそ時々心配になるんだ……
僕は空くんの手を取り教室へと向かった。
席に着いてからも、空くんの様子は変わらずだったけど先生が入ってくると、ワナワナと肩を震わせていた。
「わかりやすっ……」
空くんは皆には隠したいみたいだけど、表情や行動でバレバレ過ぎて逆に皆が気を使うんじゃないかと思うと、口元がニヨニヨするのが自分でも分かった。
先生はと言うと、ポーカーフェイスを決めてるけど空くんを見る目が、他の生徒のソレとは全然違った。
僕も翠くんに、あんな目で見てもらえる日が来るのを想像しただけなのに、顔が溶けていくのが分かった。
そんなご機嫌な僕に隣の席の人が話しかけてきた。
「なぁ~に?」
そう答えただけなのに、顔を真赤に染めてうつ向いてしまった。
用がないなら話しかけないで欲しい……
「……の?」
消え入りそうな声に気づき声の方に顔を向けると、隣の人と目が合った。
何かを聞きたいっぽいけど……あわあわしていて何が言いたいのか、さっぱり分からずに首を傾げると。
「あっ……あの…遥先生の息子さんですよね?」
そう言われて頭をフル回転した結果、遥はるかが開いてる教室の生徒だと言うことが分かり彼はαでは無い事を理解した。
僕は外用の笑顔を浮かべ頷くと、隣の人は花が綻ぶような笑顔を見せてくれた。
「僕、遥先生に救われて……同じ高校に息子さんも行く事になったって……言っていたから、嫌じゃなかったら、仲良くなりたいと思ってます」
最後の方は早口になりながら一切目を合わせてくれなかった。
なんで、こんなにも自信が無さそうに話すんだろと思っていると。
「そ・そんな目で……見ないで下さい……」
そう言いながら顔を伏せた……。
見ないでと言われても隣の人から話しかけてきたのに、どういう事?
遥も時々、意味不明な行動をとる事があるから似た者同士なんだろうか?
僕は小さくため息をつくと隣の人に声を掛けた。
「ねぇ~名前おしえてよ?」
隣の人は、しばらくモジモジした後に、佐野光ですと答えた。
「ふぅ~ん……光くんって言うんだ……よけいなお世話かまだけど、あんまりオドオドしない方が良いよ~性格悪い人に標的にされるよ、僕に言われたくないかもしれないけどね……」
僕の言葉を聞いた、光くんは楓くんはヒーローかな?と言っていたけどヒーローって言うのは翠くんみたいな人を言うんだよと心の中で思った。
翠くんに会いに行きたいな……
でも……翠くんに僕を見つけて貰いたい気持ちもあるんだよな……。
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