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1章
翠くんに振り向いてもらおう
父さんの話を聞いて1つだけ分かったことが有った……
とは言っても僕の独断と偏見だけど……
αが人を好きになると相手を追いかけたくなる事がありそうだと言う事。
そう考えると僕の知っている人で人を追いかける素質の有る人物【メガネ】から何か得るものが、有りそうだと思うと根拠のない自信が出てきた。
生徒会の全員がαだと言うのが噂だけでは無さそうだと思うと、いつか翠くんに僕を追いかけて貰えるのを想像すると何とも言えない気分になってベットに有る枕に顔を埋めながら足をバタバタと子供みたいな行動をとってしまった。
翠くんが昔みたいな笑顔が出るようにしたいな♪
そう思いながら、うつ伏せのままにモゾモゾしていると部屋の入口から声が聞こえた。
「楓、楽しそうだな。」
えっ……また来たの……
「なんで、また来るの!?早く遥の所へ行きなよ。」
見透かすような目をした父さんの前ではまさに蛇に睨まれた、カエル状態だった僕が出来た事は、父さんめがけて枕を投げる付けることだけだった。
それを父さんは軽々と片手でキャッチすると、まだまだ青いなと言いながら鼻で笑っていた。
「早く出ていって!」
僕の言葉に、楓の事が心配だから見てきてって遥が言うんだもんと大人げない言い方で挑発してきた。
「心配いらないから、早く出ていって!」
僕の言葉を聞いた父さんは僕に近づくと、子どもの心配ぐらいさせてくれよ、と言いながら僕のことを抱きしめてきた……意味不明すぎて反発する言葉も出なかった。
「こんなに体は大きくなっても俺の中ではさ、まだまだ子供だよ何かあったら俺か遥に相談しろよ……それから翠くんの家に行きすぎだぞw」
なんで翠くんの家に行ってる事を父さんが知ってるんだろう?そんな事を考えていると父さんの腕に力が込められた。
「俺は大事な人の事は、なるべく全てを把握していたいんだ……どうだ?父さんは我儘だろ……だけどな相手の気持ちも考えないとだめだぞ、楓も今の俺の行動は嫌だろ?自分本位では相手の気持ちを掴むことは出来ないからな。」
父さんは、それだけ言うと僕を腕から開放した。
「ちゃんと翠くんと話をしなさい。」
そう言うと、はるかぁ~と言いながら部屋を出ていった。
初めに翠くんの事をさけたのは僕の我儘だ……
僕の知らない表情を僕以外の人に向けているのを見た時に目の前が一瞬にしてモノクロになる程にショックを受けたから、これ以上の苦しさを感じたくないから避ける事にしたけれど、やっぱり完全に避ける事は出来なくて、観察の名目で遠くから見守っていた。
その後も翠くんの相手が変わる度に、なんで僕じゃだめなんだろうと胸が苦しくなった。
僕が子供っぽくて小柄だから、翠くんに選んで貰えないと思って色々と僕なりに努力はしてきたけど、1番大切な事を忘れていた気がする。
僕は幼馴染としての翠くんが好きなんじゃない……
初めは僕のヒーローの翠くんに憧れていた、それが一緒に時間を共有していくうちに、僕の中の感情が別の感情へと進化していった。
翠くんの特別になりたい……
翠くんに僕だけを見て欲しい……
翠くんの最後の恋人になりたい……
けれど、翠くんにまだ本当の気持ちを伝える勇気がなかった。
その前に、本当の僕を翠くんに伝えなければと思うとΩだと偽っていた事によって全てがひっくり返りそうで、今までの生活が変わってしまいそうで怖かった。
✽✽✽✽
父さんと話をしてから1週間が経ったけれど、僕の中でまだ結論を出せずにいた。
このまま僕がαだと公表する?それとも聞かれてから答える?
どちらにしても、1番に報告するのは翠くんがいい。
「なぁ楓、最近なんか元気なくね?」
心配そうな空くんに大丈夫だよと笑顔を向けると、そっか……と納得いってない表情をしつつも、わかったと言うと僕の背中をバシッと叩くと、頼りないけど何かあったら俺に話せよとニカッと音が聞こえそうな笑顔を向けてくれた。
頼りないなんて思ったことは1度もない……空くんの底抜けの明るさに僕がどれほど救われているか……
言葉にするのは恥ずかしいけど本当に空くんが居たから頑張れた事も多い、たまに力加減がバグってて本気で痛い時は有るけど……
そんな空くんにも僕は隠しているんだよな……
僕もそろそろ覚悟を決めないといけないなと思った。
「か、楓くん……今日も、い入口に来ていますよ……」
最近、光とも仲良くなって光くんがメガネが来てるよ報告をしてくれるのが定番化して来たと同時に、空くんと光くんも仲良くなってきた気がする。
2人が顔を合わせて笑っているのを見るの目尻が勝手に下がってることに気付いた。
行ってくるねと自分の席からメガネの元へ向かうと目があった。
「ねぇ~今日も来たの?先輩ひまなの?」
僕が声をかけると、やっと先輩と呼んでくれたねと恍惚な表情を浮かべているのをみて普通にドン引きした。
そんな僕の事を見て、空くんと光くんは楽しそうに笑っていた。
僕はメガネに視線を落とすと考えていた事を実行するために声を掛けた。
先輩にお願いがあるんだけど……
そう言って首を傾げると、何故か僕の手を取って何でも言って!と鼻息粗く答えた。
マジでチョロい……
とは言っても僕の独断と偏見だけど……
αが人を好きになると相手を追いかけたくなる事がありそうだと言う事。
そう考えると僕の知っている人で人を追いかける素質の有る人物【メガネ】から何か得るものが、有りそうだと思うと根拠のない自信が出てきた。
生徒会の全員がαだと言うのが噂だけでは無さそうだと思うと、いつか翠くんに僕を追いかけて貰えるのを想像すると何とも言えない気分になってベットに有る枕に顔を埋めながら足をバタバタと子供みたいな行動をとってしまった。
翠くんが昔みたいな笑顔が出るようにしたいな♪
そう思いながら、うつ伏せのままにモゾモゾしていると部屋の入口から声が聞こえた。
「楓、楽しそうだな。」
えっ……また来たの……
「なんで、また来るの!?早く遥の所へ行きなよ。」
見透かすような目をした父さんの前ではまさに蛇に睨まれた、カエル状態だった僕が出来た事は、父さんめがけて枕を投げる付けることだけだった。
それを父さんは軽々と片手でキャッチすると、まだまだ青いなと言いながら鼻で笑っていた。
「早く出ていって!」
僕の言葉に、楓の事が心配だから見てきてって遥が言うんだもんと大人げない言い方で挑発してきた。
「心配いらないから、早く出ていって!」
僕の言葉を聞いた父さんは僕に近づくと、子どもの心配ぐらいさせてくれよ、と言いながら僕のことを抱きしめてきた……意味不明すぎて反発する言葉も出なかった。
「こんなに体は大きくなっても俺の中ではさ、まだまだ子供だよ何かあったら俺か遥に相談しろよ……それから翠くんの家に行きすぎだぞw」
なんで翠くんの家に行ってる事を父さんが知ってるんだろう?そんな事を考えていると父さんの腕に力が込められた。
「俺は大事な人の事は、なるべく全てを把握していたいんだ……どうだ?父さんは我儘だろ……だけどな相手の気持ちも考えないとだめだぞ、楓も今の俺の行動は嫌だろ?自分本位では相手の気持ちを掴むことは出来ないからな。」
父さんは、それだけ言うと僕を腕から開放した。
「ちゃんと翠くんと話をしなさい。」
そう言うと、はるかぁ~と言いながら部屋を出ていった。
初めに翠くんの事をさけたのは僕の我儘だ……
僕の知らない表情を僕以外の人に向けているのを見た時に目の前が一瞬にしてモノクロになる程にショックを受けたから、これ以上の苦しさを感じたくないから避ける事にしたけれど、やっぱり完全に避ける事は出来なくて、観察の名目で遠くから見守っていた。
その後も翠くんの相手が変わる度に、なんで僕じゃだめなんだろうと胸が苦しくなった。
僕が子供っぽくて小柄だから、翠くんに選んで貰えないと思って色々と僕なりに努力はしてきたけど、1番大切な事を忘れていた気がする。
僕は幼馴染としての翠くんが好きなんじゃない……
初めは僕のヒーローの翠くんに憧れていた、それが一緒に時間を共有していくうちに、僕の中の感情が別の感情へと進化していった。
翠くんの特別になりたい……
翠くんに僕だけを見て欲しい……
翠くんの最後の恋人になりたい……
けれど、翠くんにまだ本当の気持ちを伝える勇気がなかった。
その前に、本当の僕を翠くんに伝えなければと思うとΩだと偽っていた事によって全てがひっくり返りそうで、今までの生活が変わってしまいそうで怖かった。
✽✽✽✽
父さんと話をしてから1週間が経ったけれど、僕の中でまだ結論を出せずにいた。
このまま僕がαだと公表する?それとも聞かれてから答える?
どちらにしても、1番に報告するのは翠くんがいい。
「なぁ楓、最近なんか元気なくね?」
心配そうな空くんに大丈夫だよと笑顔を向けると、そっか……と納得いってない表情をしつつも、わかったと言うと僕の背中をバシッと叩くと、頼りないけど何かあったら俺に話せよとニカッと音が聞こえそうな笑顔を向けてくれた。
頼りないなんて思ったことは1度もない……空くんの底抜けの明るさに僕がどれほど救われているか……
言葉にするのは恥ずかしいけど本当に空くんが居たから頑張れた事も多い、たまに力加減がバグってて本気で痛い時は有るけど……
そんな空くんにも僕は隠しているんだよな……
僕もそろそろ覚悟を決めないといけないなと思った。
「か、楓くん……今日も、い入口に来ていますよ……」
最近、光とも仲良くなって光くんがメガネが来てるよ報告をしてくれるのが定番化して来たと同時に、空くんと光くんも仲良くなってきた気がする。
2人が顔を合わせて笑っているのを見るの目尻が勝手に下がってることに気付いた。
行ってくるねと自分の席からメガネの元へ向かうと目があった。
「ねぇ~今日も来たの?先輩ひまなの?」
僕が声をかけると、やっと先輩と呼んでくれたねと恍惚な表情を浮かべているのをみて普通にドン引きした。
そんな僕の事を見て、空くんと光くんは楽しそうに笑っていた。
僕はメガネに視線を落とすと考えていた事を実行するために声を掛けた。
先輩にお願いがあるんだけど……
そう言って首を傾げると、何故か僕の手を取って何でも言って!と鼻息粗く答えた。
マジでチョロい……
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