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1章
☆甘い香り
さっきから感じる僕の鼻を刺激する、この甘い香りはなんなんだろう……
そんな事を思っていると前に立つ翠くんのうなじあたりから、間違いなく香る甘さに誘われる様に鼻を近づけた……
「えっ、えっ、なに……なに!?」
無意識に翠くんの後ろからお腹に手を回し、引き寄せると甘い香りに誘われる様に翠くんの首すじに唇で甘噛をした……
……ッ……ヤダ……
翠くんの仔猫のような声に僕のお腹の下あたりがゾワゾワとした感覚を覚えた時、僕の方へと顔を向けた、翠くんは首の辺りを手で抑えながら赤くなった顔をしながら僕を見据えて口を開いた。
「楓!いきなり、そんな事をしたら驚くからダメ!」
上目遣いで僕をみる翠くんがあまりにも可愛くて……
そんな顔をもっと見ていたくなり、いきなりじゃなかったら良いの?と尋ねたら、赤い顔を更に赤く染めながら、駄目だよと、答えると僕から視線を外した。
へぇ~翠くんってそんな表情できるんだ……
今まで見たことが無い翠くんの艶っぽい顔を、もっと見たくなりってしまい、翠くんの手を取ると手のひらからも僕を誘うような甘い香りが漂ってきた。
僕は翠くん手に顔に近づけると、そのまま手のひらに舌を這わせた……。
「はぁ……っん……」
声にならない音を漏らした翠くんは、その音を隠すかのように反対の腕で口元を隠し今の表情を見られたくないのか顔を伏せていた。
けれど、翠くんの耳が赤く染まっているのを僕は見逃さなかった。
翠くんが可愛いすぎる……
可愛いすぎて……
僕の部屋に閉じ込めたくなった。
翠くんの部屋は相変わらず、可愛いで埋め尽くされているんだな……
そんな事をなんとなく考えながらも目の前の翠くんを見ながら、いつもは格好いい翠くんが今は、顔を赤く染めながらも凄く可愛い表情を僕に見られないように隠している、そんな翠くんが僕の心を跳ねさせてるとは思ってはいなそうだった……。
この間、翠くんの部屋に入った時は、ほのかに香っていた香りが翠くんに近づくにつれ強烈に僕の事を激しく刺激する。
翠くんにも聞こえそうな僕の鼓動は、どんどん高鳴っていった……
頭で考えるより先に体が動き、掴んでいた翠くんの手を引き寄せると僕の腕の中に捕らえた。
首筋から更に濃くなった香りが僕を刺激し誘われる様に翠くんの首筋へとキスを落とすと翠くんの体がピクっと反応を見せた。
その時、翠くんの下半身も反応している事に気づくと、なんともいえない高揚感を感じた。
「……いよ」
翠くんが何かを呟いたけれど僕の頭は、それを理解するよりも甘い香りに自分でも不思議なほどに翻弄されていた。
手のひらですら、あんなにも甘かった……
自分の唇を舌で確認すると手のひら以上に甘く感じられた。
手のひらよりも……首筋よりも……さらに濃く強い甘さの香りを発しているうなじは、どれほどの甘さなのかと考えた時に理性が抑えられずに僕は翠くんのうなじ目掛けて口を開いた……。
と同時に僕の後頭部に強い衝撃を感じた。
「楓、それはやりすぎ」
振り返ると、そこには大人の男として、そしてαとして、間違えを正そうとする緑の顔があった。
普段の緑の声のトーンとは違い、僕は翠くんを捕えていた腕の力を解いた。
緑は、翠くんにいつもの柔らかい笑顔を向けると、顔を洗って母さんと一緒に居てと伝えていた。
僕の腕から抜け出た翠くんの顔を見た時に、一気に血の気が引くのが分かった。
僕はなんて事をしてしまったんだと改めて思うと、緑に殴られた後頭部よりも胸が痛んだ。
翠くんは、振り返ること無く部屋を出ていってしまった。
僕は、緑の顔を見ることが出来なかった……
「楓、なにがあった?」
いつもと変わらないけど表情を浮かべてはいるけれど、目の奥に冷たい光をおびていた……。
僕は感じたまま翠くんのから甘い香りがして、その香りが徐々に濃くなると、いつもの自分でいられなくなった事を伝えると、緑の表情が一瞬だけ固まった様に見えた。
そして翠くんの部屋の窓を開けると、心地よい風が入ってくると、甘い香りが薄れてくるのと同時に頭がクリアになってきた。
僕は、なんて事をしてしまったんだ……
その場に腰から崩れ落ちると自分が翠くんにしてしまった事の怖さに体が震えた。
そして罪悪感から溢れ出る涙を止めることが出来なかった。
翠くんに怖い思いをさせてしまった……
翠くんに痛い思いをさせてしまった……
僕はどうしたら良いんだろう……
緑は何かを言う事は無かったけれど、ただ隣で何かを考えているようだった。
改めて翠くんに、してしまった事を思い出すと泣いて解決出来る訳ではないのに、気持ちの落とし所が分からずに子供の頃の様に声を上げて、その場にうずくまり泣くことしか出来なかった。
「翠くんごめんなさい……」
翠くんは部屋には居ないのに、声に出せるのは翠くんに対しての謝罪だけだった。
緑は僕の背中をポンポンと叩くと、耳元で大丈夫だよ伝わっているはずだよと言うと部屋を出ていった。
「楓……」
翠くんの声に顔を向けると、翠くんは苦しそうな表情をしながら僕の事を見ていた。
「翠くん……ごめんなさい……僕の事を嫌いにならないで……」
止まらない僕の涙を見た翠くんが、少し困った表情を浮かべながら僕の前に腰を下ろすと僕の手を取ると、楓の事を嫌いになるのは難しいかなと笑顔を向けてくれた。
翠くんの前では格好良く居たかった……
それなのに今は涙だけでなく鼻水まで垂らしている、酷い有り様だった、それなのに嫌いにならないと言ってくれた翠くんの優しさに胸が苦しくなった。
そんな翠くんなら、僕がαだと分かっても変わらないと思いながら今日、翠くんにαである事を告げる覚悟が出来た。
そんな事を思っていると前に立つ翠くんのうなじあたりから、間違いなく香る甘さに誘われる様に鼻を近づけた……
「えっ、えっ、なに……なに!?」
無意識に翠くんの後ろからお腹に手を回し、引き寄せると甘い香りに誘われる様に翠くんの首すじに唇で甘噛をした……
……ッ……ヤダ……
翠くんの仔猫のような声に僕のお腹の下あたりがゾワゾワとした感覚を覚えた時、僕の方へと顔を向けた、翠くんは首の辺りを手で抑えながら赤くなった顔をしながら僕を見据えて口を開いた。
「楓!いきなり、そんな事をしたら驚くからダメ!」
上目遣いで僕をみる翠くんがあまりにも可愛くて……
そんな顔をもっと見ていたくなり、いきなりじゃなかったら良いの?と尋ねたら、赤い顔を更に赤く染めながら、駄目だよと、答えると僕から視線を外した。
へぇ~翠くんってそんな表情できるんだ……
今まで見たことが無い翠くんの艶っぽい顔を、もっと見たくなりってしまい、翠くんの手を取ると手のひらからも僕を誘うような甘い香りが漂ってきた。
僕は翠くん手に顔に近づけると、そのまま手のひらに舌を這わせた……。
「はぁ……っん……」
声にならない音を漏らした翠くんは、その音を隠すかのように反対の腕で口元を隠し今の表情を見られたくないのか顔を伏せていた。
けれど、翠くんの耳が赤く染まっているのを僕は見逃さなかった。
翠くんが可愛いすぎる……
可愛いすぎて……
僕の部屋に閉じ込めたくなった。
翠くんの部屋は相変わらず、可愛いで埋め尽くされているんだな……
そんな事をなんとなく考えながらも目の前の翠くんを見ながら、いつもは格好いい翠くんが今は、顔を赤く染めながらも凄く可愛い表情を僕に見られないように隠している、そんな翠くんが僕の心を跳ねさせてるとは思ってはいなそうだった……。
この間、翠くんの部屋に入った時は、ほのかに香っていた香りが翠くんに近づくにつれ強烈に僕の事を激しく刺激する。
翠くんにも聞こえそうな僕の鼓動は、どんどん高鳴っていった……
頭で考えるより先に体が動き、掴んでいた翠くんの手を引き寄せると僕の腕の中に捕らえた。
首筋から更に濃くなった香りが僕を刺激し誘われる様に翠くんの首筋へとキスを落とすと翠くんの体がピクっと反応を見せた。
その時、翠くんの下半身も反応している事に気づくと、なんともいえない高揚感を感じた。
「……いよ」
翠くんが何かを呟いたけれど僕の頭は、それを理解するよりも甘い香りに自分でも不思議なほどに翻弄されていた。
手のひらですら、あんなにも甘かった……
自分の唇を舌で確認すると手のひら以上に甘く感じられた。
手のひらよりも……首筋よりも……さらに濃く強い甘さの香りを発しているうなじは、どれほどの甘さなのかと考えた時に理性が抑えられずに僕は翠くんのうなじ目掛けて口を開いた……。
と同時に僕の後頭部に強い衝撃を感じた。
「楓、それはやりすぎ」
振り返ると、そこには大人の男として、そしてαとして、間違えを正そうとする緑の顔があった。
普段の緑の声のトーンとは違い、僕は翠くんを捕えていた腕の力を解いた。
緑は、翠くんにいつもの柔らかい笑顔を向けると、顔を洗って母さんと一緒に居てと伝えていた。
僕の腕から抜け出た翠くんの顔を見た時に、一気に血の気が引くのが分かった。
僕はなんて事をしてしまったんだと改めて思うと、緑に殴られた後頭部よりも胸が痛んだ。
翠くんは、振り返ること無く部屋を出ていってしまった。
僕は、緑の顔を見ることが出来なかった……
「楓、なにがあった?」
いつもと変わらないけど表情を浮かべてはいるけれど、目の奥に冷たい光をおびていた……。
僕は感じたまま翠くんのから甘い香りがして、その香りが徐々に濃くなると、いつもの自分でいられなくなった事を伝えると、緑の表情が一瞬だけ固まった様に見えた。
そして翠くんの部屋の窓を開けると、心地よい風が入ってくると、甘い香りが薄れてくるのと同時に頭がクリアになってきた。
僕は、なんて事をしてしまったんだ……
その場に腰から崩れ落ちると自分が翠くんにしてしまった事の怖さに体が震えた。
そして罪悪感から溢れ出る涙を止めることが出来なかった。
翠くんに怖い思いをさせてしまった……
翠くんに痛い思いをさせてしまった……
僕はどうしたら良いんだろう……
緑は何かを言う事は無かったけれど、ただ隣で何かを考えているようだった。
改めて翠くんに、してしまった事を思い出すと泣いて解決出来る訳ではないのに、気持ちの落とし所が分からずに子供の頃の様に声を上げて、その場にうずくまり泣くことしか出来なかった。
「翠くんごめんなさい……」
翠くんは部屋には居ないのに、声に出せるのは翠くんに対しての謝罪だけだった。
緑は僕の背中をポンポンと叩くと、耳元で大丈夫だよ伝わっているはずだよと言うと部屋を出ていった。
「楓……」
翠くんの声に顔を向けると、翠くんは苦しそうな表情をしながら僕の事を見ていた。
「翠くん……ごめんなさい……僕の事を嫌いにならないで……」
止まらない僕の涙を見た翠くんが、少し困った表情を浮かべながら僕の前に腰を下ろすと僕の手を取ると、楓の事を嫌いになるのは難しいかなと笑顔を向けてくれた。
翠くんの前では格好良く居たかった……
それなのに今は涙だけでなく鼻水まで垂らしている、酷い有り様だった、それなのに嫌いにならないと言ってくれた翠くんの優しさに胸が苦しくなった。
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