26 / 51
1章
翠くんが僕の部屋に
しおりを挟む
今日の最後の授業を終えるチャイムが鳴ると、緊張からか身体が固くなるのを感じ始めたとき後ろから強烈な一撃が飛んできた。
「今日、ちゃんと話すんだろ?マジがんばれよ!」
空くんの笑顔を見ると身体が解れたのが分かった、背中が痛いのは変わりなかったけど……
「楓くん大丈夫だよ、僕なんとなくだけど会長も楓くんと同じ気持ちにしか見えないから素直に伝えて来てね」
緊張しすぎてお腹が痛くなってきた時、クラスメイトの視線が後ろの扉に注がれているみたいだった。
光くんは一瞬おどろいて、にっこりと僕の顔をみた……
空くんに、後ろと言われて振り替えると息を切らしている翠くんが立っているのが見えた。
――翠くん……
「あっ……この後、楓の事を借りても良いかな?」
翠くんの言葉に胸が跳ねた……でも期待しすぎないようにしないとと思っていると空くんと光くんに荷物を持たされ、頑張れと物理的に背中を押された。
振り返るとクラスメイトが応援をしてくれてるのが痛いほど伝わってきて泣きそうになるのを堪えるのが大変だった。
「――楓に話したいことがあるんだ……」
そう話す翠くんの顔が昨日の表情とは、あきらかに違い何の話を、されるのだろうと考えるとだけで怖くないと言ったら嘘になりそうだ。
なんとなく翠くんの後ろを無言で歩いていると、翠くんが隣を歩いてよと困った様な笑みを浮かべていた。
「楓、昨日はゴメンな……俺は楓が思ってるほど格好よくはないんだよ……」
そんな事はないと言いたかった……でも今日は翠くんの話をちゃんと聞くと決めたんだ……
「楓の前では格好よくいたかったんだけどね……」
伏せられた睫毛が憂いを漂わせている姿すらも僕には魅力的に見える……どんな翠くんでも好きなんだけどな……
「どこかで、ゆっくり話せる所に行こう」
僕は翠くんに僕の家じゃダメかな?と尋ねれば、いいよと答えてくれた。
✽✽✽✽
家に着いた時には、遥はまだ帰宅していなかった事もあり、翠くんに先に僕の部屋に行って貰って僕は飲み物を用意しながらも冷静さを保てるようにと、気持ちを切り替えてから飲み物を持って部屋へと向かった。
「翠くん、座ってれば良かったのに……」
部屋に入ると翠くんは立ったままシェルフに飾った写真立てを見ていた。
今日、翠くんを部屋に呼んで話をするつもりで敢えて隠さなかった翠くんを隠し撮りした何枚かの写真に翠くんが気づいたみたいだった。
「気持ち悪いでしょ……でも僕は悪いことはしてないから謝らないよ……」
翠くんの横顔からは感情は読み取れないけれど……気持ちが良いものではない行為だと言う事は僕だって分かる……
「翠くん座って……」
僕の目の前に、翠くんが座ったのを確認して飲み物を差し出した。
若干の沈黙の後に先に声を出したのは翠くんだった。
「楓、昨日は本当にごめん……俺、帰ってから自分の事しか考えてなかった事に改めて気づいたんだ……本当にごめん……泣かせてごめん……」
僕が頷くと、翠くんはほっとしたような顔をした後に大きく息を吐いて真っ直ぐに僕を見据えた。
「楓は本当にαなの?それなのにβの俺が彼氏でも良いと思えるの?」
真っ直ぐに僕を見つめる瞳には僕だけが写し出されているのを見て、翠くんが僕だけを見ていると思うと顔が火照った。
「本当にαだよ……それでも僕は翠くんじゃないと嫌だバースは関係ない、僕が好きな人は翠くんだから……僕の最初も最後も翠くんじゃないと嫌だ……」
僕の言葉を聞いた翠くんの目が大きく見開かれると同時に翠くんの瞳がゆらゆらと揺らめいていた……
あきらかに動揺しているのが分かったけれど、翠くんから素直な言葉を引き出したい……
「――それって……楓は今まで、そういう関係になった人は居ないってこと……」
僕が頷くと、翠くんは凄い勢いで僕に頭を下げた。
「俺の勝手な思い込みで、楓を傷つける事を言って本当にゴメン、謝ったところで許せることじゃないと思う……ひどい事を言ってごめん……」
翠くんの表情は分からないけれど指先が小刻みに震えているのを見て、やっぱり僕は翠くんの事を手放せないと思った。
「翠くん、僕は怒ってないよ……翠くん以外の誰かを好きになると思われたことが悲しくて苦しかった……」
翠くんに、頭を上げてと言いたいけれど……たぶん翠くんの顔が涙で濡れていそうで、言葉にする事ができなかった。
いつもより、穏やかな声色で翠くんに話をかける事だけが今の僕に出来る事だと改めて思った。
翠くんは僕の事が嫌いなの?と尋ねれば、やっと僕が望んでいた言葉……好きだと答えてくれた。
翠くんの口から発せれた『好き』の2文字の言葉は今まで苦しかった事などがリセットされる程に僕にとって幸せな言葉だった。
「ねぇ翠くん……僕が翠くんを隠し撮りをして、しかもそれを内緒で部屋に飾ってるのは気持ち悪くない?」
涙声の翠くんは、途切れ途切れではあったけど気持ち悪いなんて思ったことはないと答えてくれた。
その一言で僕がどれほど嬉しかったか翠くんには分からないだろう、自分の事を肯定してくれた……それだけで僕は嬉しかった……
僕は翠くんの隣に移動すると翠くんの頬に両手を添え僕の方へと顔を向けさせた。
――やっぱり……泣いていた……
「楓、本当にごめん……傷つけて……泣かせてごめん……βでごめん……」
最後の言葉を絞り出すように放った翠くんに僕の胸が締め付けられた。
「翠くん……もし嫌じゃなかったらギューしてもいい?」
翠くんの涙に濡れた顔が小さく縦に動いたと同時に僕は翠くんを腕のなかに閉じ込めた……
やっと……捕まえた……もう絶対に離してあげない……
「僕は翠くんがいいんだよ……βなんて僕にとったらただのアルファベットにしかすぎない……小野寺翠が好きで好きで仕方ないんだ……だから翠くん……」
そこまで言った時に、翠くんに言葉を遮られた……この期に及んでまだ僕の翠くんに……なってくれないのかと思った時、僕の胸元に顔を付けていた翠くんが僕の方へと顔を向けた。
「楓……2ヶ月後に神社で行われる祭りの時に、俺から楓に伝える……だから、それまで仮のままで居たい……」
頭をフル回転で考えれば別れなくても良いと言う事、翠くんから僕に告白をしてくれると言う事……そんな僕にとってご褒美みたいな事を断る人が居るのだろうか?
僕は翠くんの耳元に顔を近づけると、待ってるねとだけ伝えると、翠くんを捕らえている腕に力をいれた。
僕の胸でモゴモゴと動いている翠くんが愛らしくて、腕を離したくないと思っていると部屋のドアを叩く音がした。
「楓、帰ってるの?誰か来ているなら何か持ってこようか?」
遥の声に、悪いことをしている訳ではないのに心臓が凄い勢いで暴れだし口から出そうになる。
「自分で用意したから大丈夫、遥は下にいていいよ……」
何故か早口になってしまったけれど、遥は何か欲しいものがあったら取りに来てねとドア越しに言うと下へと降りていった。
ドキドキドキ
僕の音なのか……翠くんの音なのか……分からないけど心地よい胸の痛みを感じた。
「楓……そろそろこの体勢が恥ずかしくなってきた……」
そう言いながら僕の腕から抜け出た翠くんは少し汗ばんだ顔は今まで見たことが無いほどに艶っぽかった。
そしてあの時、翠くん部屋で香ってきた甘い香りが、僕の部屋に充満している事に気付いた。
そうか……この香りは翠くんの香りなんだと、この時やっと理解をした。
「お祭りの日、俺からちゃんと話すから……」
そう話す翠くんを見て、悪い返事ではないと何故だか確信していた。
「今日、ちゃんと話すんだろ?マジがんばれよ!」
空くんの笑顔を見ると身体が解れたのが分かった、背中が痛いのは変わりなかったけど……
「楓くん大丈夫だよ、僕なんとなくだけど会長も楓くんと同じ気持ちにしか見えないから素直に伝えて来てね」
緊張しすぎてお腹が痛くなってきた時、クラスメイトの視線が後ろの扉に注がれているみたいだった。
光くんは一瞬おどろいて、にっこりと僕の顔をみた……
空くんに、後ろと言われて振り替えると息を切らしている翠くんが立っているのが見えた。
――翠くん……
「あっ……この後、楓の事を借りても良いかな?」
翠くんの言葉に胸が跳ねた……でも期待しすぎないようにしないとと思っていると空くんと光くんに荷物を持たされ、頑張れと物理的に背中を押された。
振り返るとクラスメイトが応援をしてくれてるのが痛いほど伝わってきて泣きそうになるのを堪えるのが大変だった。
「――楓に話したいことがあるんだ……」
そう話す翠くんの顔が昨日の表情とは、あきらかに違い何の話を、されるのだろうと考えるとだけで怖くないと言ったら嘘になりそうだ。
なんとなく翠くんの後ろを無言で歩いていると、翠くんが隣を歩いてよと困った様な笑みを浮かべていた。
「楓、昨日はゴメンな……俺は楓が思ってるほど格好よくはないんだよ……」
そんな事はないと言いたかった……でも今日は翠くんの話をちゃんと聞くと決めたんだ……
「楓の前では格好よくいたかったんだけどね……」
伏せられた睫毛が憂いを漂わせている姿すらも僕には魅力的に見える……どんな翠くんでも好きなんだけどな……
「どこかで、ゆっくり話せる所に行こう」
僕は翠くんに僕の家じゃダメかな?と尋ねれば、いいよと答えてくれた。
✽✽✽✽
家に着いた時には、遥はまだ帰宅していなかった事もあり、翠くんに先に僕の部屋に行って貰って僕は飲み物を用意しながらも冷静さを保てるようにと、気持ちを切り替えてから飲み物を持って部屋へと向かった。
「翠くん、座ってれば良かったのに……」
部屋に入ると翠くんは立ったままシェルフに飾った写真立てを見ていた。
今日、翠くんを部屋に呼んで話をするつもりで敢えて隠さなかった翠くんを隠し撮りした何枚かの写真に翠くんが気づいたみたいだった。
「気持ち悪いでしょ……でも僕は悪いことはしてないから謝らないよ……」
翠くんの横顔からは感情は読み取れないけれど……気持ちが良いものではない行為だと言う事は僕だって分かる……
「翠くん座って……」
僕の目の前に、翠くんが座ったのを確認して飲み物を差し出した。
若干の沈黙の後に先に声を出したのは翠くんだった。
「楓、昨日は本当にごめん……俺、帰ってから自分の事しか考えてなかった事に改めて気づいたんだ……本当にごめん……泣かせてごめん……」
僕が頷くと、翠くんはほっとしたような顔をした後に大きく息を吐いて真っ直ぐに僕を見据えた。
「楓は本当にαなの?それなのにβの俺が彼氏でも良いと思えるの?」
真っ直ぐに僕を見つめる瞳には僕だけが写し出されているのを見て、翠くんが僕だけを見ていると思うと顔が火照った。
「本当にαだよ……それでも僕は翠くんじゃないと嫌だバースは関係ない、僕が好きな人は翠くんだから……僕の最初も最後も翠くんじゃないと嫌だ……」
僕の言葉を聞いた翠くんの目が大きく見開かれると同時に翠くんの瞳がゆらゆらと揺らめいていた……
あきらかに動揺しているのが分かったけれど、翠くんから素直な言葉を引き出したい……
「――それって……楓は今まで、そういう関係になった人は居ないってこと……」
僕が頷くと、翠くんは凄い勢いで僕に頭を下げた。
「俺の勝手な思い込みで、楓を傷つける事を言って本当にゴメン、謝ったところで許せることじゃないと思う……ひどい事を言ってごめん……」
翠くんの表情は分からないけれど指先が小刻みに震えているのを見て、やっぱり僕は翠くんの事を手放せないと思った。
「翠くん、僕は怒ってないよ……翠くん以外の誰かを好きになると思われたことが悲しくて苦しかった……」
翠くんに、頭を上げてと言いたいけれど……たぶん翠くんの顔が涙で濡れていそうで、言葉にする事ができなかった。
いつもより、穏やかな声色で翠くんに話をかける事だけが今の僕に出来る事だと改めて思った。
翠くんは僕の事が嫌いなの?と尋ねれば、やっと僕が望んでいた言葉……好きだと答えてくれた。
翠くんの口から発せれた『好き』の2文字の言葉は今まで苦しかった事などがリセットされる程に僕にとって幸せな言葉だった。
「ねぇ翠くん……僕が翠くんを隠し撮りをして、しかもそれを内緒で部屋に飾ってるのは気持ち悪くない?」
涙声の翠くんは、途切れ途切れではあったけど気持ち悪いなんて思ったことはないと答えてくれた。
その一言で僕がどれほど嬉しかったか翠くんには分からないだろう、自分の事を肯定してくれた……それだけで僕は嬉しかった……
僕は翠くんの隣に移動すると翠くんの頬に両手を添え僕の方へと顔を向けさせた。
――やっぱり……泣いていた……
「楓、本当にごめん……傷つけて……泣かせてごめん……βでごめん……」
最後の言葉を絞り出すように放った翠くんに僕の胸が締め付けられた。
「翠くん……もし嫌じゃなかったらギューしてもいい?」
翠くんの涙に濡れた顔が小さく縦に動いたと同時に僕は翠くんを腕のなかに閉じ込めた……
やっと……捕まえた……もう絶対に離してあげない……
「僕は翠くんがいいんだよ……βなんて僕にとったらただのアルファベットにしかすぎない……小野寺翠が好きで好きで仕方ないんだ……だから翠くん……」
そこまで言った時に、翠くんに言葉を遮られた……この期に及んでまだ僕の翠くんに……なってくれないのかと思った時、僕の胸元に顔を付けていた翠くんが僕の方へと顔を向けた。
「楓……2ヶ月後に神社で行われる祭りの時に、俺から楓に伝える……だから、それまで仮のままで居たい……」
頭をフル回転で考えれば別れなくても良いと言う事、翠くんから僕に告白をしてくれると言う事……そんな僕にとってご褒美みたいな事を断る人が居るのだろうか?
僕は翠くんの耳元に顔を近づけると、待ってるねとだけ伝えると、翠くんを捕らえている腕に力をいれた。
僕の胸でモゴモゴと動いている翠くんが愛らしくて、腕を離したくないと思っていると部屋のドアを叩く音がした。
「楓、帰ってるの?誰か来ているなら何か持ってこようか?」
遥の声に、悪いことをしている訳ではないのに心臓が凄い勢いで暴れだし口から出そうになる。
「自分で用意したから大丈夫、遥は下にいていいよ……」
何故か早口になってしまったけれど、遥は何か欲しいものがあったら取りに来てねとドア越しに言うと下へと降りていった。
ドキドキドキ
僕の音なのか……翠くんの音なのか……分からないけど心地よい胸の痛みを感じた。
「楓……そろそろこの体勢が恥ずかしくなってきた……」
そう言いながら僕の腕から抜け出た翠くんは少し汗ばんだ顔は今まで見たことが無いほどに艶っぽかった。
そしてあの時、翠くん部屋で香ってきた甘い香りが、僕の部屋に充満している事に気付いた。
そうか……この香りは翠くんの香りなんだと、この時やっと理解をした。
「お祭りの日、俺からちゃんと話すから……」
そう話す翠くんを見て、悪い返事ではないと何故だか確信していた。
72
あなたにおすすめの小説
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
かわいいと思っていた年下の幼なじみが大人になって押し倒してきた
こたま
BL
二軒お隣に住んでいる二つ下の男の子、須藤幸樹(こうき)くん。天使のように可愛くて僕、川井由斗(ゆうと)の後をついて歩いて、離れると泣いてしまったり。かわいがっていたらどんどん大きくなって、大人びてきた。大学院修士卒業時の就職で、大学卒の彼が同じ会社に入社することになった。年下攻めのハッピーエンドBLです。
本気になった幼なじみがメロすぎます!
文月あお
BL
同じマンションに住む年下の幼なじみ・玲央は、イケメンで、生意気だけど根はいいやつだし、とてもモテる。
俺は失恋するたびに「玲央みたいな男に生まれたかったなぁ」なんて思う。
いいなぁ玲央は。きっと俺より経験豊富なんだろうな――と、つい出来心で聞いてしまったんだ。
「やっぱ唇ってさ、やわらけーの?」
その軽率な質問が、俺と玲央の幼なじみライフを、まるっと変えてしまった。
「忘れないでよ、今日のこと」
「唯くんは俺の隣しかだめだから」
「なんで邪魔してたか、わかんねーの?」
俺と玲央は幼なじみで。男同士で。生まれたときからずっと一緒で。
俺の恋の相手は女の子のはずだし、玲央の恋の相手は、もっと素敵な人であるはずなのに。
「素数でも数えてなきゃ、俺はふつーにこうなんだよ、唯くんといたら」
そんな必死な顔で迫ってくんなよ……メロすぎんだろーが……!
【攻め】倉田玲央(高一)×【受け】五十嵐唯(高三)
【完結】トラウマ眼鏡系男子は幼馴染み王子に恋をする
獏乃みゆ
BL
黒髪メガネの地味な男子高校生・青山優李(あおやま ゆうり)。
小学生の頃、外見を理由にいじめられた彼は、顔を隠すように黒縁メガネをかけるようになった。
そんな優李を救ってくれたのは、幼馴染の遠野悠斗(とおの はると)。
優李は彼に恋をした。けれど、悠斗は同性で、その上誰もが振り返るほどの美貌の持ち主――手の届かない存在だった。
それでも傍にいたいと願う優李は自分の想いを絶対に隠し通そうと心に誓う。
一方、悠斗も密やかな想いをを秘めたまま優李を見つめ続ける。
一見穏やかな日常の裏で、二人の想いは静かにすれ違い始める。
やがて優李の前に、過去の“痛み”が再び姿を現す。
友情と恋の境界で揺れる二人が、すれ違いの果てに見つける答えとは。
――トラウマを抱えた少年と、彼を救った“王子”の救済と成長の物語。
─────────
両片想い幼馴染男子高校生の物語です。
個人的に、癖のあるキャラクターが好きなので、二人とも読み始めと印象が変化します。ご注意ください。
※主人公はメガネキャラですが、純粋に視力が悪くてメガネ着用というわけではないので、メガネ属性好きで読み始められる方はご注意ください。
※悠斗くん、穏やかで優しげな王子様キャラですが、途中で印象が変わる場合がありますので、キラキラ王子様がお好きな方はご注意ください。
─────
※ムーンライトノベルズにて連載していたものを加筆修正したものになります。
部分的に表現などが異なりますが、大筋のストーリーに変更はありません。
おそらく、より読みやすくなっているかと思います。
【完結】ネクラ実況者、人気配信者に狙われる
ちょんす
BL
自分の居場所がほしくて始めたゲーム実況。けれど、現実は甘くない。再生数は伸びず、コメントもほとんどつかない。いつしか実況は、夢を叶える手段ではなく、自分の無価値さを突きつける“鏡”のようになっていた。
そんなある日、届いた一通のDM。送信者の名前は、俺が心から尊敬している大人気実況者「桐山キリト」。まさかと思いながらも、なりすましだと決めつけて無視しようとした。……でも、その相手は、本物だった。
「一緒にコラボ配信、しない?」
顔も知らない。会ったこともない。でも、画面の向こうから届いた言葉が、少しずつ、俺の心を変えていく。
これは、ネクラ実況者と人気配信者の、すれ違いとまっすぐな好意が交差する、ネット発ラブストーリー。
※プロットや構成をAIに相談しながら制作しています。執筆・仕上げはすべて自分で行っています。
【完結】後悔は再会の果てへ
関鷹親
BL
日々仕事で疲労困憊の松沢月人は、通勤中に倒れてしまう。
その時に助けてくれたのは、自らが縁を切ったはずの青柳晃成だった。
数年ぶりの再会に戸惑いながらも、変わらず接してくれる晃成に強く惹かれてしまう。
小さい頃から育ててきた独占欲は、縁を切ったくらいではなくなりはしない。
そうして再び始まった交流の中で、二人は一つの答えに辿り着く。
末っ子気質の甘ん坊大型犬×しっかり者の男前
ド陰キャが海外スパダリに溺愛される話
NANiMO
BL
人生に疲れた有宮ハイネは、日本に滞在中のアメリカ人、トーマスに助けられる。しかもなんたる偶然か、トーマスはハイネと交流を続けてきたネット友達で……?
「きみさえよければ、ここに住まない?」
トーマスの提案で、奇妙な同居生活がスタートするが………
距離が近い!
甘やかしが過ぎる!
自己肯定感低すぎ男、ハイネは、この溺愛を耐え抜くことができるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる