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1章
翠くんの太もも枕
翠くんのピンク色に染まった首筋が目に入ると、僕の色を色付けたくて何度もチュッチュッとキスを落とした。
けれど思うように僕色に色づかず……どうしたら良いのか分からないながらも、皮膚の薄い所にキスを落とし続けると、翠くんが我慢の限界らしく、声を出して笑いだした。
「楓……そんなに風に何度も首にキスされると……くすぐったいな……」
少し涙目になりながら顔を深紅に染めた翠くんに楓……重たいから……と言われたら、大人しく翠くんの上から離れるしかなかった。
僕の翠くんに対する気持ちが足りないから僕色の印が付かないのかと思うと凄く凹んだ……。
「楓は、思っていたより俺の事が好きなんだな……」
翠くんの声に反応するように、僕が翠くんに顔を向けると……
ハァァ、ヤバァァイ可愛い!いつもの笑い方とは違う、今まで僕の目には映したことが無い笑い方……顔全体が脱力した様な、はにかんだ、ふにゃふにゃした笑顔に僕は釘付けになってしまった……
「――翠くん……すき……すき……大好きすぎて無理……アァッ……ヤバイ胸が苦しいよ……翠くんすきが止まらないよ……」
僕の返事を聞いた、翠くん……そんなに俺の事が好きなんだ……と言うと、さっきよりも顔が崩れていた……
無理……このまま隣に座ってるだけなんて無理……
「翠くん、ギューしてもいい?」
僕が両手を広げたのを見た翠くんは、少し考えてたような素振りを見せて口を開いた。
「俺が楓をギューって、したいんだけどダメ?」
えっ……ご褒美かな?
ダメじゃないと言いながら翠くんの腰に手を回し太ももに頭を預けた。
「楓……これだと俺は抱きしめられないね……」
そう言いながら、翠くんが僕の髪を指に絡めている刺激が気持ち良くて、もっと……もっと……触って欲しいと思った。
翠くんは僕の髪を指で遊びながら、ぼそぼそと話し始めた。
「なんで、こんなに大きくなったの?可愛いかった楓が居なくなってしまったみたいで、少し悲しかったよ……俺の知ってる楓が……居なくなったような気がして胸が苦しかった……なぁ楓……、本当に今まで誰とも付き合った事がないの……それだけ綺麗な容姿をしていたら、その時だけの関係の奴とか居たんじゃないか?」
翠くんが何を聞きたいのか分からなかったけど、僕の容姿を誉めてくれた事は分かった、それと……翠くんが何かを後悔しているのが伝わってきた……
「僕は翠くんじゃないと嫌だ……翠くん以外はいらない……」
翠くんは、聞き逃しそうなほど小さな声で、ありがとうと言うと僕の頭を撫でた。
翠くんの大きな手で撫でられると気持ち良くて、僕の気持ちととは関係なく瞼が重くなるのを止めることが出来なかった。
甘い甘い香りが広がって来たのが分かった時、翠くんの口が僕の耳元に近付いて来るのを感じた。
「――楓、俺も楓の事が好きだ……ちゃんと自分の気持ちを整理したいから……ちゃんと楓の事を支える自覚が持てるまで……もう少しだけ待っててな……」
翠くんの声が遠くに聞こえて行くなかで、僕の髪に翠くんがキスを落としたように空気が揺れた……。
僕は翠くんだけが大好きなんだよ……
言葉として発せれたかは分からない……僕は翠くんの腰に手を回し太ももを枕にしたまま意識がプツリと切れた。
****
遠くで翠くんと遥の話してる声が聞こえる……
頭を撫でる大きな手がが温かくて、心地よい……
「こんなに、たくさん……」
頭を撫でる手とは別の手で翠くんに耳を触れられると、無意識に声がでてしまった。
「くすぐったいよぉ~」
凄く幸せな気分に浸っていたのに、遥の『翠くん重くない?』との声が聞こえて一気に目が覚めた。
「やっと起きた?」
えっ……えぇ~、僕もしかして寝てた……
「楓、翠くん足が痺れてしまうから起きたらどうかな?」
遥に言われて初めて状況を理解をした……
僕は翠くんの太ももを枕にしてしまった……
「翠くん、ごめんね……マジで最悪だ……」
急いで飛び起きると、翠くんの顔を真っ直ぐに見ることが出来ずに居ると、僕に目線を合わせた翠くんが楓は本当に変わってなかったんだなと、笑った。
「楓の寝顔は子供の頃のまんまで安心したよ」
うわぁ~寝顔みられた……恥ずかしさから顔を伏せると、遥が昔は一緒に寝たりしてたのに今さら何を恥ずかしがってるの?と笑っていた。
子供の頃と今は違うから恥ずかしいと言えば、僕にとって2人ともまだまだ子供だよと遥は目を細めていた。
遥が翠くんに寮の門限は大丈夫かと確認しているのを聞いて、僕は思ってた以上に翠くんの膝で寝てしまったみたいだった。
「門限に、間に合うまではゆっくりしていってね」
遥はお菓子と飲み物を置くと部屋から出ていった。
「――僕が寝てるとき、どんな話しをしてた……の?」
気になった事が、そのまま声に出ていた……
翠くんは、楓は楓って事を話したよと笑っていた。
なんとなく、誤魔化された気分だけど……翠くんの顔を見るとそれ以上、聞く事は出来なかった……
「――なぁ楓、さっきは何でチュッチュしたの?」
翠くんは、絶対に分かってるはずなのに……僕の口から言わせたいのが雰囲気で分かった……
「――翠くんは僕のものだから、手をだすなって僕の印を付けたかったの……翠くん気付いてるよね……」
翠くんは腕で顔を隠すとヤバッ……と小さく言葉を漏らした……
えっ……キモいと思われた……自分でも若干キモいかなと思っていたけど翠くんに言われると凹むな……と思っていると、翠くんに名前を呼ばれて僕の身体が翠くんの方へと引き寄せられた。
「――こうやるんだよ……」
翠くんの顔が僕の首元に近付くと首にピリリと甘い痛みを感じた。
「――ッ」
痛いのに、このまま離れないで欲しいっての気持ちが溢れてきた時に僕の身体は翠くんから離された。
「わぁ、楓の顔が真っ赤だ……」
そう話す翠くんは、いじわるな笑顔を浮かべてた。
「――僕は翠くんのものなんだから、印なんか無くても大丈夫だよ……」
本当は嬉しいのに、恥ずかしくて思ってもいないことを言ってしまった。
翠くんは、念のため……ね、と僕の頭を撫でた。
翠くんの唇は、もう触れていないはずなのに感覚が離れないし、熱をおびてる場所は翠くん色に染まっているに、ちがいない。
今すぐに確認したいけど、翠くんから離れるのも嫌だと思っていると、翠くんが時計を確認するのが見てとれた。
時間オーバーか……なんで門限なんて有る寮に翠くんは入ったんだろう……
「楓、俺そろそろ帰らないと怒られるかも……」
寂しいけど、明日も会えるしと自分をはげました。
「ねぇ翠くん、こんな印を付けておいて……まだ(仮)は、外してくれないの?」
翠くんは、ごめんねと言うと僕の頭をなでた……
翠くんの姿が見えなくなるまで見送ると、洗面台に向かった。
翠くんが付けた翠くんの印が、僕が翠くんの所有物といわれているみたいで嬉しくて、顔が緩むのが止められなかった。
やっとここまで来たんだ……翠くんは絶対に僕の事が好きなのに、きっと素直になれないだけなんだ。
もう絶対に離してあげないし、誰かに譲るつもりもない。
翠くんが僕の事しか考えられないように……もう少し可愛いアピールを続けるのも悪くないと思うと、洗面台の鏡に映る僕の顔が凄く悪い笑みをたたえていた……。
けれど思うように僕色に色づかず……どうしたら良いのか分からないながらも、皮膚の薄い所にキスを落とし続けると、翠くんが我慢の限界らしく、声を出して笑いだした。
「楓……そんなに風に何度も首にキスされると……くすぐったいな……」
少し涙目になりながら顔を深紅に染めた翠くんに楓……重たいから……と言われたら、大人しく翠くんの上から離れるしかなかった。
僕の翠くんに対する気持ちが足りないから僕色の印が付かないのかと思うと凄く凹んだ……。
「楓は、思っていたより俺の事が好きなんだな……」
翠くんの声に反応するように、僕が翠くんに顔を向けると……
ハァァ、ヤバァァイ可愛い!いつもの笑い方とは違う、今まで僕の目には映したことが無い笑い方……顔全体が脱力した様な、はにかんだ、ふにゃふにゃした笑顔に僕は釘付けになってしまった……
「――翠くん……すき……すき……大好きすぎて無理……アァッ……ヤバイ胸が苦しいよ……翠くんすきが止まらないよ……」
僕の返事を聞いた、翠くん……そんなに俺の事が好きなんだ……と言うと、さっきよりも顔が崩れていた……
無理……このまま隣に座ってるだけなんて無理……
「翠くん、ギューしてもいい?」
僕が両手を広げたのを見た翠くんは、少し考えてたような素振りを見せて口を開いた。
「俺が楓をギューって、したいんだけどダメ?」
えっ……ご褒美かな?
ダメじゃないと言いながら翠くんの腰に手を回し太ももに頭を預けた。
「楓……これだと俺は抱きしめられないね……」
そう言いながら、翠くんが僕の髪を指に絡めている刺激が気持ち良くて、もっと……もっと……触って欲しいと思った。
翠くんは僕の髪を指で遊びながら、ぼそぼそと話し始めた。
「なんで、こんなに大きくなったの?可愛いかった楓が居なくなってしまったみたいで、少し悲しかったよ……俺の知ってる楓が……居なくなったような気がして胸が苦しかった……なぁ楓……、本当に今まで誰とも付き合った事がないの……それだけ綺麗な容姿をしていたら、その時だけの関係の奴とか居たんじゃないか?」
翠くんが何を聞きたいのか分からなかったけど、僕の容姿を誉めてくれた事は分かった、それと……翠くんが何かを後悔しているのが伝わってきた……
「僕は翠くんじゃないと嫌だ……翠くん以外はいらない……」
翠くんは、聞き逃しそうなほど小さな声で、ありがとうと言うと僕の頭を撫でた。
翠くんの大きな手で撫でられると気持ち良くて、僕の気持ちととは関係なく瞼が重くなるのを止めることが出来なかった。
甘い甘い香りが広がって来たのが分かった時、翠くんの口が僕の耳元に近付いて来るのを感じた。
「――楓、俺も楓の事が好きだ……ちゃんと自分の気持ちを整理したいから……ちゃんと楓の事を支える自覚が持てるまで……もう少しだけ待っててな……」
翠くんの声が遠くに聞こえて行くなかで、僕の髪に翠くんがキスを落としたように空気が揺れた……。
僕は翠くんだけが大好きなんだよ……
言葉として発せれたかは分からない……僕は翠くんの腰に手を回し太ももを枕にしたまま意識がプツリと切れた。
****
遠くで翠くんと遥の話してる声が聞こえる……
頭を撫でる大きな手がが温かくて、心地よい……
「こんなに、たくさん……」
頭を撫でる手とは別の手で翠くんに耳を触れられると、無意識に声がでてしまった。
「くすぐったいよぉ~」
凄く幸せな気分に浸っていたのに、遥の『翠くん重くない?』との声が聞こえて一気に目が覚めた。
「やっと起きた?」
えっ……えぇ~、僕もしかして寝てた……
「楓、翠くん足が痺れてしまうから起きたらどうかな?」
遥に言われて初めて状況を理解をした……
僕は翠くんの太ももを枕にしてしまった……
「翠くん、ごめんね……マジで最悪だ……」
急いで飛び起きると、翠くんの顔を真っ直ぐに見ることが出来ずに居ると、僕に目線を合わせた翠くんが楓は本当に変わってなかったんだなと、笑った。
「楓の寝顔は子供の頃のまんまで安心したよ」
うわぁ~寝顔みられた……恥ずかしさから顔を伏せると、遥が昔は一緒に寝たりしてたのに今さら何を恥ずかしがってるの?と笑っていた。
子供の頃と今は違うから恥ずかしいと言えば、僕にとって2人ともまだまだ子供だよと遥は目を細めていた。
遥が翠くんに寮の門限は大丈夫かと確認しているのを聞いて、僕は思ってた以上に翠くんの膝で寝てしまったみたいだった。
「門限に、間に合うまではゆっくりしていってね」
遥はお菓子と飲み物を置くと部屋から出ていった。
「――僕が寝てるとき、どんな話しをしてた……の?」
気になった事が、そのまま声に出ていた……
翠くんは、楓は楓って事を話したよと笑っていた。
なんとなく、誤魔化された気分だけど……翠くんの顔を見るとそれ以上、聞く事は出来なかった……
「――なぁ楓、さっきは何でチュッチュしたの?」
翠くんは、絶対に分かってるはずなのに……僕の口から言わせたいのが雰囲気で分かった……
「――翠くんは僕のものだから、手をだすなって僕の印を付けたかったの……翠くん気付いてるよね……」
翠くんは腕で顔を隠すとヤバッ……と小さく言葉を漏らした……
えっ……キモいと思われた……自分でも若干キモいかなと思っていたけど翠くんに言われると凹むな……と思っていると、翠くんに名前を呼ばれて僕の身体が翠くんの方へと引き寄せられた。
「――こうやるんだよ……」
翠くんの顔が僕の首元に近付くと首にピリリと甘い痛みを感じた。
「――ッ」
痛いのに、このまま離れないで欲しいっての気持ちが溢れてきた時に僕の身体は翠くんから離された。
「わぁ、楓の顔が真っ赤だ……」
そう話す翠くんは、いじわるな笑顔を浮かべてた。
「――僕は翠くんのものなんだから、印なんか無くても大丈夫だよ……」
本当は嬉しいのに、恥ずかしくて思ってもいないことを言ってしまった。
翠くんは、念のため……ね、と僕の頭を撫でた。
翠くんの唇は、もう触れていないはずなのに感覚が離れないし、熱をおびてる場所は翠くん色に染まっているに、ちがいない。
今すぐに確認したいけど、翠くんから離れるのも嫌だと思っていると、翠くんが時計を確認するのが見てとれた。
時間オーバーか……なんで門限なんて有る寮に翠くんは入ったんだろう……
「楓、俺そろそろ帰らないと怒られるかも……」
寂しいけど、明日も会えるしと自分をはげました。
「ねぇ翠くん、こんな印を付けておいて……まだ(仮)は、外してくれないの?」
翠くんは、ごめんねと言うと僕の頭をなでた……
翠くんの姿が見えなくなるまで見送ると、洗面台に向かった。
翠くんが付けた翠くんの印が、僕が翠くんの所有物といわれているみたいで嬉しくて、顔が緩むのが止められなかった。
やっとここまで来たんだ……翠くんは絶対に僕の事が好きなのに、きっと素直になれないだけなんだ。
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