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第一章
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世の中には様々な趣味を持つ人々がいる。
私の場合は俳句や和歌であろうか。
私が俳句や和歌に興味を持ったのは、社会人になって3年目の時であった。
私はその時25歳であった。
私は日本独自の詩の形態に魅了されたのだ。
いわゆる詩の世界には
「和歌」「俳句」「短歌」「川柳」の四つがある。
これらの語に接する機会は多いものの、その違いについて詳しく言える人は、そう多くあるまい。
しかし、日本人としてはやはり、それぞれの内容についてしっかり知っておいて欲しい。
そこで今回は、「和歌」「俳句」「短歌」「川柳」の意味や違いなどについて常識程度のことをこのエッセイの中に執筆した。
「和歌」は、日本で最も古くから親しまれている詩歌の形態である。
「倭歌」とも書く。
一般的な読み方は「わか」であるが
「やまとうた」と訓読することもある。
「和歌(倭歌)」の「和(倭)」は、日本の古い呼び名に当たる。「歌」はこの場合「詩歌」を意味する。「和歌」は「日本伝統のうた」という意味を持つのだ。
「和歌」の構成は、5音(仮名で5文字の言葉)と7音(仮名で7文字の言葉)が基調となっている。
種類としては、「長歌」「短歌」「旋頭歌)」「片歌」などがある。
知っておくといざという時役に立つ。
つまり「貴方は学識がある」と、言われることであろう。
このことから分かるように、「短歌」は「和歌」の一種類となっている。
一方、「俳句」との違いは、次のような点である。
「俳句」とは、「俳諧の句」を略した言葉である。
「俳諧」は、もともと「おかしみ」や「滑稽味」を意味する言葉であった。
室町時代に詩歌の一形態として確立されると、江戸時代に入って広く普及した。
「発句」と「連句」から成る。
現在は5・7・5の3句から成る「発句」を指して、「俳句」と呼ぶことが一般的である。数え方の単位は「句」で、「一句」「二句」などとなる。
「俳句」と「短歌」は、共に5音と7音を基調とする点では同じであるがこまかい部分では色々な違いがある。「短歌」が全部で31文字を基本として構成されるのに対し、「俳句」は5・7・5の17文字を基本として構成する。
また、季節に関連した「季語」を使わなければならない点も、「短歌」との違いになるのだ。
「短歌」とは、「和歌」の一形式を意味する言葉である。
「長歌」の対になるものを指す。
「短歌」は、5・7・5・7・7の5句で構成される。
全部で31文字から成るため、 三十一文字」と呼ばれる。
初句から第3句まで(5・7・5)の部分を「上の句」または「本の句」と言い、第4・5句(7・7)の部分を、「下の句」または「末」と言う。
数え方は「俳句」と違い、「一首」「二首」のようになる。
「短歌」は、本来は前述のように「和歌」の一種である。しかし現在では、両者は同じものとして認識されている。
その一方で、明治以降の新しい「短歌」については「和歌」とは呼ばず「近代短歌」として使い分けている。
「川柳」とは、風刺や機知、世相などを読みこんだ、5・7・5の17文字から成る詩を意味する。
読み方は、「 川柳」となる。
「川柳」は、江戸時代に「雑排」と呼ばれる「俳諧」の一種から生まれた。
「川柳」の呼び名は、代表的な作者であった「柄井川柳」の名に由来している。
「川柳」は、5・7・5の17文字で構成されるという点では、「俳句」と同様である。
しかし、季語がなく、題材や言葉遣いも問わないという点は、「俳句」との違いとなっている。
to be continued
私の場合は俳句や和歌であろうか。
私が俳句や和歌に興味を持ったのは、社会人になって3年目の時であった。
私はその時25歳であった。
私は日本独自の詩の形態に魅了されたのだ。
いわゆる詩の世界には
「和歌」「俳句」「短歌」「川柳」の四つがある。
これらの語に接する機会は多いものの、その違いについて詳しく言える人は、そう多くあるまい。
しかし、日本人としてはやはり、それぞれの内容についてしっかり知っておいて欲しい。
そこで今回は、「和歌」「俳句」「短歌」「川柳」の意味や違いなどについて常識程度のことをこのエッセイの中に執筆した。
「和歌」は、日本で最も古くから親しまれている詩歌の形態である。
「倭歌」とも書く。
一般的な読み方は「わか」であるが
「やまとうた」と訓読することもある。
「和歌(倭歌)」の「和(倭)」は、日本の古い呼び名に当たる。「歌」はこの場合「詩歌」を意味する。「和歌」は「日本伝統のうた」という意味を持つのだ。
「和歌」の構成は、5音(仮名で5文字の言葉)と7音(仮名で7文字の言葉)が基調となっている。
種類としては、「長歌」「短歌」「旋頭歌)」「片歌」などがある。
知っておくといざという時役に立つ。
つまり「貴方は学識がある」と、言われることであろう。
このことから分かるように、「短歌」は「和歌」の一種類となっている。
一方、「俳句」との違いは、次のような点である。
「俳句」とは、「俳諧の句」を略した言葉である。
「俳諧」は、もともと「おかしみ」や「滑稽味」を意味する言葉であった。
室町時代に詩歌の一形態として確立されると、江戸時代に入って広く普及した。
「発句」と「連句」から成る。
現在は5・7・5の3句から成る「発句」を指して、「俳句」と呼ぶことが一般的である。数え方の単位は「句」で、「一句」「二句」などとなる。
「俳句」と「短歌」は、共に5音と7音を基調とする点では同じであるがこまかい部分では色々な違いがある。「短歌」が全部で31文字を基本として構成されるのに対し、「俳句」は5・7・5の17文字を基本として構成する。
また、季節に関連した「季語」を使わなければならない点も、「短歌」との違いになるのだ。
「短歌」とは、「和歌」の一形式を意味する言葉である。
「長歌」の対になるものを指す。
「短歌」は、5・7・5・7・7の5句で構成される。
全部で31文字から成るため、 三十一文字」と呼ばれる。
初句から第3句まで(5・7・5)の部分を「上の句」または「本の句」と言い、第4・5句(7・7)の部分を、「下の句」または「末」と言う。
数え方は「俳句」と違い、「一首」「二首」のようになる。
「短歌」は、本来は前述のように「和歌」の一種である。しかし現在では、両者は同じものとして認識されている。
その一方で、明治以降の新しい「短歌」については「和歌」とは呼ばず「近代短歌」として使い分けている。
「川柳」とは、風刺や機知、世相などを読みこんだ、5・7・5の17文字から成る詩を意味する。
読み方は、「 川柳」となる。
「川柳」は、江戸時代に「雑排」と呼ばれる「俳諧」の一種から生まれた。
「川柳」の呼び名は、代表的な作者であった「柄井川柳」の名に由来している。
「川柳」は、5・7・5の17文字で構成されるという点では、「俳句」と同様である。
しかし、季語がなく、題材や言葉遣いも問わないという点は、「俳句」との違いとなっている。
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