【ミステリー小説】 富士山大噴火! 群がる野獣達!

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第二巻

 今から約3000年前、富士山は縄文時代後期に4回の爆発的噴火を起こしている。  
 専門家の間ではこれらは仙石スコリア(Sg)、大沢スコリア(Os)、大室スコリア(Om)、砂沢スコリア(Zn)として知られている。  
 富士山周辺は通常西風が吹いており噴出物は東側に多く積もるが、大沢スコリアのみ東風に乗って浜松付近まで飛んでいることが判明した。
 今から約2900年前に富士山の東斜面で大規模な山体崩壊が発生し、岩屑なだれ、及び泥流が発生した。この時崩壊した山体の体積は1.76 km3と推定されている。
 泥流は御殿場周辺から東へは足柄平野へ、南へは三島周辺を通って駿河湾へ流下した。これは御殿場泥流と呼ばれており、この泥流が堆積した範囲は現在の三島市の広い地域に相当する。山体崩壊が発生した原因は現在のところ、特定されていないが、崩壊当時顕著な噴火活動がないこともあって、富士川河口断層帯ないし神縄・国府津-松田断層帯を震源とする大規模な地震によるのではないかという説がある。

 西暦に入り482年頃(清寧天皇三年)
(旧暦)3月から4月にかけて富士山噴火が発生している。

 「走湯山縁起そうとうざんえんぎの記述では、
清寧天皇せいねんてんのう三年壬戌みずのえいぬ、三・四月、富士浅間山焼崩、黒煙聳天こくえんあまそそる、熱灰頻降、三農営絶、五穀不熟、依之帝臣驚騒、人民愁歎しゅうたん
 とある。
 かなり規模の大きな富士山噴火であったことが読み取れる。
 最後の記述にある「人民愁歎しゅうたん」とはあまりにも規模が大きな噴火であった為当時の人々は恐れ慄き落胆したとある。いやはや、恐ろしい限りである。
  
 西暦781年 (天応元年)に富士山はまたしても噴火した。

 西暦800年~802年(延暦19年)の噴火はやはり規模の大きな噴火であった。
(旧暦)3月14日から4月18日にかけて噴火。

 ー(延暦大噴火)ー
  
 「日本紀略」(厳密には、紀略が引用した「日本後紀」逸文)の記述では、
自去三月十四日迄四月十八日、富士山巓自焼、昼則烟気暗瞑、夜則火花照天、其声若雷、灰下如雨、山下川水皆紅色也」
 と記述されている。

 西暦802年(延暦21年)の富士山噴火。
1月8日 この噴火により相模国足柄路が一時閉鎖され、5月19日から翌年の5月8日までの1年間は、筥荷(箱根)路が迂回路として利用された。火山爆発指数:VEI3であった。

 「駿河国富士山、昼夜恒燎、砂礫如霰者、求之卜筮、占曰、于疫、宜令両国加鎮謝、及読経以攘災殃
五月、甲戌、廃相模国足柄路開筥荷途、以富士焼砕石塞道也」

 西暦864年(貞観6年)の富士山噴火。

 貞観大噴火 864年6月 ~866年初頭にかけて活動青木ヶ原溶岩を形成した噴火で、山頂から北西斜面約10Kmの(現在の長尾山)から大量の溶岩流出とスコリア噴火とを起こしている。空海はこの時富士山の麓にいて事前に富士山噴火を予言し多くの村人達の命を救っている。
この時空海は曼荼羅の世界観を悟ったという。
 
 『日本三代実録』の記述では、5月25日付の報告として
 「富士郡正三位浅間大神大山火、其勢甚熾、焼山方一二許里。
光炎高二十許丈、大有声如雷、地震三度。歴十余日、火猶不滅。焦岩崩嶺、沙石如雨、煙雲鬱蒸、人不得近。大山西北、有本栖水海みずうみ、所焼岩石、流埋海中、遠三十許里、広三四許里、高二三許丈。火焔遂属甲斐国堺。」と記述がある。
(ここでいう1里は6町=約650m。「~許里」は「~里ばかり」の意。)

 7月17日分の報告として

 「駿河国富士大山、忽有暴火、焼砕崗巒、草木焦殺。土鑠石流、埋八代郡本栖并剗両水。水熱如湯、魚鼈皆死。百姓居宅、与海共埋、或有宅無人、其数難記。両海以東、亦有水海、名曰河口海;火焔赴向河口海、本栖、剗等海。未焼埋之前、地大震動、雷電暴雨、雲霧晦冥、山野難弁、然後有此災異焉。」
  とある。

 「剗の海せのうみ」は富士北麓にあった広大な湖の名だが、この時の溶岩流により埋め立てられ、水面の大半を失った。埋め立てを免れた西端部、東端部はのちに精進湖、西湖として知られるようになる。
 流れ出た溶岩は一帯を広く覆い、「青木ヶ原溶岩」を形成した、その後この溶岩の上には新たに森林が形成され、現在では「青木ヶ原樹海」の通り名で知られている。この貞観大噴火は、貞観地震の5年前に起きている。

 西暦937年(承平7年)の富士山大噴火。

 現在の河口湖と富士吉田市の間にあった「御舟湖」を埋め、剣丸尾第1溶岩を噴出させた噴火とされる。
「日本紀略」の記述では承平7年旧暦11月某日の条に、
 「甲斐国言、駿河国富士山神火埋水海」と記述されている。

 西暦999年 (長保元年)の大噴火。

 西暦1015年頃の大噴火。

 「北麓(剣丸尾第1溶岩)と南麓(不動沢溶岩)で同時噴火か。山梨県富士山科学研究所の磁鉄鉱分析による推定で判明した。

 西暦1033年初頭 (長元5年末)の大噴火。

 西暦1083年 (永保3年)の大噴火。

 西暦1435年又は1436年初頭 (永享7年)
の大噴火。

 西暦1511年 (永正8年)の大噴火。

 西暦1704年 (元禄16年末~17年初頭)の大噴火による鳴動めいどう。この記述によると噴火の規模も地震の規模も大きかったことがよく分かる。

 ー(宝永火口と宝永山)ー

 西暦1707年の「宝永大噴火」である。

 


 12月16日(宝永4年)旧暦11月23日 宝永大噴火。火山爆発指数:VEI5であった。

 大量のスコリアと火山灰を噴出。この噴火は日本最大級の地震である宝永地震の49日後に始まり、江戸市中まで大量の火山灰を降下させる等特徴的な噴火であった。

 西暦1708年 (宝永5年)鳴動めいどうという記述がある。大噴火と大地震が同時に起こったということだ。

 西暦1854年 (嘉永7年・安政元年)。
 
 安政東海地震発生。直後、富士の山頂に異様な黒雲がかかり、8合目付近に多数の火が上がる様が眺められたという。

 西暦1923年 (大正12年)。
 あらたな噴気発生。

 西暦1987年 (昭和62年)には山頂のみで有感地震発生。

 西暦2012年 (平成24年)2月10日 富士山3合目(山頂の北西約6km)の山腹で僅かな噴気を確認したが、4月と5月の現地調査では湯気、温度の異常、硫黄臭は認められず。

 ー(宝永大噴火以降の活動)ー

 私が今回、日本人に警告する富士山大噴火と大地震はすでに秒読みに入った、ということを声を大にして警告する。
 その根拠は日月神示の記述である。
しかし、科学的な根拠はない。
私は富士山噴火はあってはならないと思っているからだ。
 その時の規模が小さな規模であれば安心である。
 しかし予想に反してその噴火の規模が大きなものであればその被害は甚大なものとなり関東平野は人間の住める場所ではなくなる、ということだ。
 先ず、電気が止まる。コンピュータが止まる。 
 全ての機能が止まってしまう。ということだ。
 何故止まるのか?
 それは大量に吹き上がる火山灰である。東京都心に火山灰が5cm積もると電気が止まり、車、電車、ライフラインが全て止まる。
 水道もコンピュータもiPhoneも使用不能となる。
 金融機関のATMも止まりキャッシュが引き出し出来なくなる。
 その時頼りになるのは手持ちの現金だけだ。
 すると犯罪が起きる。
 当然、野獣化した人間は食べ物などのあるコンビニやスーパーなどを襲い群衆心理が食料品などの略奪を始める。
 南アメリカ大陸の群衆による食料品などの略奪行為はよくテレビなどで放映されたものだ。
 これが日月神示の警告する群衆心理の野獣化である。
 もうこうなれば手がつけれない。
 果たして治安は維持されるのか!

 下の図は降灰分布図である。
富士山ハザードマップ検討委員会中間報告から引用したものだ。
 ご了承願いたい。
 富士山宝永噴火の予想降灰図である。
恐らく今度の噴火の場所が近くであればの話であるが。
 兎に角富士山の山体は大きくて高い。
噴火の場所によって噴火の規模も違ってくる。
 そんなに心配しなくてもいいのかもしれない。
 私は富士山噴火は無い方がよい。
 何故なら東京の首都機能が失われてしまうともはや日本全国皆、同じ環境になるからだ。
 年金、医療、介護、社会経済活動が全て機能を失ったしまうからだ。
 その時自衛隊は被災地に駆り出されてしまう。
 その時中国等の大国が攻め込んで来たらどうするのか?
 この物語はフィクションとして考えているが現実になるかも知れないのだ。
 それは|日月神示に書記されているからだ。

 


 さて、もう一度過去の富士山大噴火のお話をしよう。

 宝永大噴火後、富士山では大規模な火山活動はなかったが、江戸時代晩期から、昭和中期にかけて、山頂火口南東縁の荒巻と呼ばれる場所を中心に噴気活動があった。
 
 この活動は1854年の安政東海地震をきっかけに始まったと言われており、明治、大正、昭和中期に掛けての期間、荒巻を中心とした一帯で明白な噴気活動があったことが、測候所の記録や登山客の証言として残されている。

 この噴気活動は明治中期から大正にかけて、荒巻を中心に場所を変えつつ活発に活動していたとされる。活動は昭和に入って低下し始めたが、1957年の気象庁の調査に於いても50℃の温度を記録していた。その後1960年代には活動は終息し、現在山頂付近には噴気活動は認められていない。

 しかしながら、噴気活動終了後も山頂火口や宝永火口付近で地熱が観測されたと記録されている。以上のように、富士山がつい近年まで噴気という火山活動の諸形態の一つを続けていたという事実は、富士山が現在も息づいている活火山である証拠である。

 ー(地震との関係)ー

 宝永大噴火は宝永地震の49日後に発生している。その他に南海トラフや相模トラフを震源とする地震や近隣地域地震の前後25年以内に、富士山に何らかの活動が発生している事例が多く、地震と富士山活動とは関連性があるとされる。

 また、噴火活動ではないが、1331年の元弘地震(M7)や1792年、1891年濃尾地震(M8.0)では地震の震動で山体崩壊や大規模な斜面の崩落が発生したと記録されている。

 古富士泥流こふじでいりゅうとは、今から約10万年前の富士山の古富士期と呼ばれる火山活動のうち、特に2 ~3万年前の噴出物が堆積した地層の一種である。



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