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~プロローグ~ 動き出す闇の一族
鬼神族最強の姫君1
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「なんという体たらくなのだ……!」
炎に包まれた景観を見据え、刹鬼姫は怒りに震えた。
長らく海に守られていた小豆島は、戦力が充実しておらず、本来なら楽に落とせるはずだった。
それがなぜ、こんな事になったのだ?
傍らに立つ部下が、刹鬼姫に呼びかけてくる。
「刹鬼姫様、ここは退却を! お味方総崩れにございます!」
刹鬼姫は反射的にそれに答えた。
「ならん、これでは土蜘蛛と同じじゃ! 偉大なる双角天様の末裔が、このままおめおめ引き下がれるか!」
刹鬼姫は怒気を吐くと、眼前に印を組み、何事か唱え始める。
周囲の空間に無数の文字が浮かぶと、刹鬼姫の鎧は、禍々しい炎を帯びて燃え上がった。
眼前に映る部下の顔が、事の重大さを知って青ざめている。
「ひ、姫様っ、それは禁術にございます!」
「構わん、御方様の再来の前に、なんとしてもあいつらを討ち取る!」
刹鬼姫の鎧は、地響きを立てて走り出した。
「ただいま黒鷹っ、大体片付いたみたいよ?」
鶴は開口一番そう言うと、誠の後ろに着地した。
負傷した味方を収容するなど、もしものための補助席であるが、最近ここは彼女の専用席になっているのだ。
鶴は慣れた様子で半透明の地図をスクロールしていく。
「龍穴も塞いだし、これで当分、この辺りで餓霊は呼び出せないわ。そろそろ潮時ね」
誠も引き際は理解していた。
ここは本州、餓霊の勢力圏内である。
深入りすれば手強い新手が来るかも知れないし、最悪はディアヌスのような大ボス級と出くわす可能性もある。
特に本州の日本海側には、足の速い厄介な敵部隊がいるらしいし、長居は無用だ。
機体を高速で走らせながら、誠は胸の内を整理していた。
「……ねえ黒鷹、何か気がかりかい?」
上の空の誠に気付き、コマが尋ねてきた。
「もしかして、あの鎧みたいな相手の事? ちらっと見たけど、倒せる時でもやらないっていうか、君らしくなかったよね」
コマは案外鋭いのか、矢継ぎ早に誠の内心をえぐってくる。
「そっ、それは……正直やりにくいっていうか……」
図星を突かれ、誠は少々うろたえた。
先日四国で出会った、鎧のような形状の敵……爪繰と名乗る相手とは、人ならぬ怪物と思って本気で戦った。
しかしこの本州で出会った敵は、どうもそれとは違うのだ。
「……あいつら、いちいち人間臭くて困るんだよ」
そう、恐ろしい相手には違いないが、その言動に感情移入して、無意識に攻撃を躊躇してしまうのだ。
あの特訓の鬼達と身のこなしが似ていたので、初見で手を抜く余裕があったのも事実なのだが……
(周囲の磁場も、鬼のそれと同じだった。とすると、今回あの鎧に乗ってるのは鬼って事か??)
……いやいや、おとぎ話じゃないんだから、と誠は首を振った。
何だか話がおかしな方に向かっている。
巨大な活動死体と戦っていると思ったら、いつの間にか不思議の世界に迷い込んだかのようだ。
だが誠がそこまで考えた時、不意に後ろで鶴が叫んだ。
「黒鷹、強い力が来るわ! 多分これも鬼だけど、危険な術を使ってる!」
半透明の地図には、新たな鎧が映っていた。
鎧は不気味な炎を巻き上げ、凄まじい勢いで迫ってくるのだ。
「な、なんやこいつ……!?」
立ち塞がる相手を見据え、難波は呆然と呟いた。
一見他の鎧と似たような見た目だったが、身にまとう禍々しさに雲泥の差がある。
全身から異様な炎を吹き出していて、鶴のような霊感のない難波でも、強敵である事は容易に理解できた。
「相手にしてたらキリ無いで。カノっち、どないする?」
難波は副官のカノンに呼びかけるが、彼女からの答えは無かった。
「ちょっとカノっち! どっか悪いんか?」
「えっ……!? あっ……ごめん、ちょっと、その……」
再度の呼びかけに、画面のカノンは弱々しく答える。
心ここにあらずだったし、元より色白だった肌は、いつもより更に血の気が無い。
「しっかりしいや、どっかやられたん?」
「ごめん……多分、平気だから……」
カノンは気丈に答えるが、どう見ても大丈夫なようには見えない。
(あかんわ、うちがしっかりせんと……!)
難波は決意すると、素早く仲間達に告げた。
「香川はカノっちをエスコート、鳴っちと合流や! うちと宮島が時間稼ぐで!」
だが難波がそこまで言った時、鎧は一歩足を踏み出した。
その身から激しい炎を噴き出しながら、女の声で叫んだのだ。
「遺言は終わったかい? なら三途の川を渡りなよ!」
そのまま真っ向から突っ込んで来るが、他の相手とはケタ違いの速さだった。
咄嗟に横っ飛びでかわしたものの、相手は尚も巨大な太刀を振り回して来る。
太刀が弧を描く度、刀身を覆う炎が宙に舞った。
「あぶねえぞ、このみっ!」
宮島の機体が割って入り、強化刀で相手の太刀を受けた……のだったが、紅蓮の炎にこちらの刀が触れると、まるで飴細工のように融け落ちていく。
「げえっ、なんだこいつ!?」
面食らう宮島を、相手は手を伸ばして掴んだ。
掴まれた肩が黒煙を上げると、装甲の下の人工筋肉がもがくように脈動し、炎を上げて崩れていく。
「どうだい、殲滅呪詛は初めてだろう?」
相手はあざ笑うように言うと、軽々と宮島の機体を持ち上げた。
そのまま力任せに振り回し、大地にしこたま叩き付ける。
「~~~~~っっっ!!!」
宮島は言葉にならない声を上げたが、そこは百戦錬磨の彼である。難波が戦いやすいよう、地を転がり、敵の足元から離れたのだ。
その隙に難波が射撃を加えるが、相手の炎に触れた弾は、剣と同様に融け落ちてしまう。
「人間ごときが、身の程を知れっ!」
相手は叫ぶと、難波を狙って突進してくる。
最初の一撃が自動小銃を斬り飛ばし、返す刀が横から迫る。
!!!!!!!!!!
咄嗟に左腕の電磁シールドで受けるも、大型トラックが衝突したような爆音が響いた。機体は派手に転倒し、衝撃が全身を叩いたのだ。
「くぅっ……!!!」
息が詰まり、視界が暗転しかけたが、そこで香川の機体が突進して来るのが見えた。
「……香川っ、あんたっ、逃げ言うたやろっ……!」
「そうはいかんさ、化け物退治は仏僧の見せ場なんでね……!」
香川はそう言って果敢に立ち回る。
フェイントや巧みな駆け引きで牽制するも、相手は瞬時に反撃してくるのだ。
「……ちっ、只者じゃないな。やばい相手でも乗ってるのか?」
誠を除けば隊で最も腕の立つ香川だったが、突破口が見つからない。
その隙に距離をとろうとする難波だったが、相手は素早くそれを察知。こちらの機体を、無造作に太刀で突き刺したのだ。
画面の幾つかが火花を放って暗転し、火の粉が眼前に乱れ飛んだ。
(あかん、こいつやば過ぎやろ……! いくら本州がディアヌスのお膝元やからって、いきなりこんなんが出てくるんか……!?)
力が、速度が、そして身のこなしが、今までの敵とは一線を画する存在だった。
並のパイロットでは……いや、あの投獄された特務隊レベルの乗り手でさえ、一対一で渡り合うのは無理だろう。
難波はなんとか声を絞り出した。
「うちはあかん! 宮島、みんな、はよ逃げや!」
「……おめおめ逃がすか、愚か者どもがっ……!」
相手の鎧は言い放つと、大上段に太刀を構える。
だが今にもそれが振り下ろされようとした瞬間、横手から光の弾丸が相手を叩いた。
激しい衝撃で鎧は二歩、三歩とよろめき、光の放たれた方向を見る。
ともすれば遠退きそうな意識の中で、難波はモニターに目を凝らした。
つむじ風のように地を駆ける白い人型重機は、かつて日本中の若者達の希望となった機体である。
やがて難波のモニターに、見知った少年の姿が映った。
「難波、無事か!? 今行く!」
毎度毎度、女心に熱湯を注ぐようなタイミングで助けに来る彼に、難波は我知らず叫んでいた。
「……鳴っち! あんた、遅いでほんま!」
炎に包まれた景観を見据え、刹鬼姫は怒りに震えた。
長らく海に守られていた小豆島は、戦力が充実しておらず、本来なら楽に落とせるはずだった。
それがなぜ、こんな事になったのだ?
傍らに立つ部下が、刹鬼姫に呼びかけてくる。
「刹鬼姫様、ここは退却を! お味方総崩れにございます!」
刹鬼姫は反射的にそれに答えた。
「ならん、これでは土蜘蛛と同じじゃ! 偉大なる双角天様の末裔が、このままおめおめ引き下がれるか!」
刹鬼姫は怒気を吐くと、眼前に印を組み、何事か唱え始める。
周囲の空間に無数の文字が浮かぶと、刹鬼姫の鎧は、禍々しい炎を帯びて燃え上がった。
眼前に映る部下の顔が、事の重大さを知って青ざめている。
「ひ、姫様っ、それは禁術にございます!」
「構わん、御方様の再来の前に、なんとしてもあいつらを討ち取る!」
刹鬼姫の鎧は、地響きを立てて走り出した。
「ただいま黒鷹っ、大体片付いたみたいよ?」
鶴は開口一番そう言うと、誠の後ろに着地した。
負傷した味方を収容するなど、もしものための補助席であるが、最近ここは彼女の専用席になっているのだ。
鶴は慣れた様子で半透明の地図をスクロールしていく。
「龍穴も塞いだし、これで当分、この辺りで餓霊は呼び出せないわ。そろそろ潮時ね」
誠も引き際は理解していた。
ここは本州、餓霊の勢力圏内である。
深入りすれば手強い新手が来るかも知れないし、最悪はディアヌスのような大ボス級と出くわす可能性もある。
特に本州の日本海側には、足の速い厄介な敵部隊がいるらしいし、長居は無用だ。
機体を高速で走らせながら、誠は胸の内を整理していた。
「……ねえ黒鷹、何か気がかりかい?」
上の空の誠に気付き、コマが尋ねてきた。
「もしかして、あの鎧みたいな相手の事? ちらっと見たけど、倒せる時でもやらないっていうか、君らしくなかったよね」
コマは案外鋭いのか、矢継ぎ早に誠の内心をえぐってくる。
「そっ、それは……正直やりにくいっていうか……」
図星を突かれ、誠は少々うろたえた。
先日四国で出会った、鎧のような形状の敵……爪繰と名乗る相手とは、人ならぬ怪物と思って本気で戦った。
しかしこの本州で出会った敵は、どうもそれとは違うのだ。
「……あいつら、いちいち人間臭くて困るんだよ」
そう、恐ろしい相手には違いないが、その言動に感情移入して、無意識に攻撃を躊躇してしまうのだ。
あの特訓の鬼達と身のこなしが似ていたので、初見で手を抜く余裕があったのも事実なのだが……
(周囲の磁場も、鬼のそれと同じだった。とすると、今回あの鎧に乗ってるのは鬼って事か??)
……いやいや、おとぎ話じゃないんだから、と誠は首を振った。
何だか話がおかしな方に向かっている。
巨大な活動死体と戦っていると思ったら、いつの間にか不思議の世界に迷い込んだかのようだ。
だが誠がそこまで考えた時、不意に後ろで鶴が叫んだ。
「黒鷹、強い力が来るわ! 多分これも鬼だけど、危険な術を使ってる!」
半透明の地図には、新たな鎧が映っていた。
鎧は不気味な炎を巻き上げ、凄まじい勢いで迫ってくるのだ。
「な、なんやこいつ……!?」
立ち塞がる相手を見据え、難波は呆然と呟いた。
一見他の鎧と似たような見た目だったが、身にまとう禍々しさに雲泥の差がある。
全身から異様な炎を吹き出していて、鶴のような霊感のない難波でも、強敵である事は容易に理解できた。
「相手にしてたらキリ無いで。カノっち、どないする?」
難波は副官のカノンに呼びかけるが、彼女からの答えは無かった。
「ちょっとカノっち! どっか悪いんか?」
「えっ……!? あっ……ごめん、ちょっと、その……」
再度の呼びかけに、画面のカノンは弱々しく答える。
心ここにあらずだったし、元より色白だった肌は、いつもより更に血の気が無い。
「しっかりしいや、どっかやられたん?」
「ごめん……多分、平気だから……」
カノンは気丈に答えるが、どう見ても大丈夫なようには見えない。
(あかんわ、うちがしっかりせんと……!)
難波は決意すると、素早く仲間達に告げた。
「香川はカノっちをエスコート、鳴っちと合流や! うちと宮島が時間稼ぐで!」
だが難波がそこまで言った時、鎧は一歩足を踏み出した。
その身から激しい炎を噴き出しながら、女の声で叫んだのだ。
「遺言は終わったかい? なら三途の川を渡りなよ!」
そのまま真っ向から突っ込んで来るが、他の相手とはケタ違いの速さだった。
咄嗟に横っ飛びでかわしたものの、相手は尚も巨大な太刀を振り回して来る。
太刀が弧を描く度、刀身を覆う炎が宙に舞った。
「あぶねえぞ、このみっ!」
宮島の機体が割って入り、強化刀で相手の太刀を受けた……のだったが、紅蓮の炎にこちらの刀が触れると、まるで飴細工のように融け落ちていく。
「げえっ、なんだこいつ!?」
面食らう宮島を、相手は手を伸ばして掴んだ。
掴まれた肩が黒煙を上げると、装甲の下の人工筋肉がもがくように脈動し、炎を上げて崩れていく。
「どうだい、殲滅呪詛は初めてだろう?」
相手はあざ笑うように言うと、軽々と宮島の機体を持ち上げた。
そのまま力任せに振り回し、大地にしこたま叩き付ける。
「~~~~~っっっ!!!」
宮島は言葉にならない声を上げたが、そこは百戦錬磨の彼である。難波が戦いやすいよう、地を転がり、敵の足元から離れたのだ。
その隙に難波が射撃を加えるが、相手の炎に触れた弾は、剣と同様に融け落ちてしまう。
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相手は叫ぶと、難波を狙って突進してくる。
最初の一撃が自動小銃を斬り飛ばし、返す刀が横から迫る。
!!!!!!!!!!
咄嗟に左腕の電磁シールドで受けるも、大型トラックが衝突したような爆音が響いた。機体は派手に転倒し、衝撃が全身を叩いたのだ。
「くぅっ……!!!」
息が詰まり、視界が暗転しかけたが、そこで香川の機体が突進して来るのが見えた。
「……香川っ、あんたっ、逃げ言うたやろっ……!」
「そうはいかんさ、化け物退治は仏僧の見せ場なんでね……!」
香川はそう言って果敢に立ち回る。
フェイントや巧みな駆け引きで牽制するも、相手は瞬時に反撃してくるのだ。
「……ちっ、只者じゃないな。やばい相手でも乗ってるのか?」
誠を除けば隊で最も腕の立つ香川だったが、突破口が見つからない。
その隙に距離をとろうとする難波だったが、相手は素早くそれを察知。こちらの機体を、無造作に太刀で突き刺したのだ。
画面の幾つかが火花を放って暗転し、火の粉が眼前に乱れ飛んだ。
(あかん、こいつやば過ぎやろ……! いくら本州がディアヌスのお膝元やからって、いきなりこんなんが出てくるんか……!?)
力が、速度が、そして身のこなしが、今までの敵とは一線を画する存在だった。
並のパイロットでは……いや、あの投獄された特務隊レベルの乗り手でさえ、一対一で渡り合うのは無理だろう。
難波はなんとか声を絞り出した。
「うちはあかん! 宮島、みんな、はよ逃げや!」
「……おめおめ逃がすか、愚か者どもがっ……!」
相手の鎧は言い放つと、大上段に太刀を構える。
だが今にもそれが振り下ろされようとした瞬間、横手から光の弾丸が相手を叩いた。
激しい衝撃で鎧は二歩、三歩とよろめき、光の放たれた方向を見る。
ともすれば遠退きそうな意識の中で、難波はモニターに目を凝らした。
つむじ風のように地を駆ける白い人型重機は、かつて日本中の若者達の希望となった機体である。
やがて難波のモニターに、見知った少年の姿が映った。
「難波、無事か!? 今行く!」
毎度毎度、女心に熱湯を注ぐようなタイミングで助けに来る彼に、難波は我知らず叫んでいた。
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