「ぼっち」が結ばれるわけがない!

前田 隆裕

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3話~二人一組になって~

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3話~「二人一組になって~」~
 体育の時間。これは地獄である。スポーツは得意ではなく、むしろ苦手な方だが、別にスポーツが嫌いというわけではない。座学だけではなく、きちんと体も動かすことによって、ご飯も何倍もおいしく感じるようになり、ぐっすり眠れるようになる。心身ともにメリットはとても大きい。一人で生きていくには健やかな体が必要だ。
 だが、体育は集団だ。さらに成績もつけられる。そんなもの体育が始まる前から成績など決まっているだろうが。運動神経がいいやつが好成績とるに決まっているだろうが。たった数ヶ月で運動神経が爆上がりなどするわけがないだろうが。・・・・・・つまり、運動神経悪いやつはどうあがいても体育では落ちこぼれ扱いから抜け出せないのだ。体を育めばいいのだから、成績つけるな、ひとりで勝手にやらせろ!というのが僕の持論である。
暴論なのは重々承知の上だ。
まあ、この学校という組織は一人が叫ぼうが、生徒会が叫ぼうが何も変わらないことぐらいわきまえている。生徒会が無駄に権力を有しているのはラノベの世界だけだ。現実は、生徒の自主性を!という甘い言葉で惑わしながら、時にはそれを都合良く利用する校長と職員会議の独裁政権である。
 そして、体育では僕の能力、視界に入るものを手を触れずして物理的に操る能力ですら防げない、対ぼっち駆逐術式が乱発される、これが実に不快なのである。
 今、またその術式が発動された。体育の先生はこの術式のプロなのだ。

「はい、上体そらしのストレッチだ、二人一組なれよ~」

 生徒達は何食わぬ顔で、さも当然と言わんばかりに続々とペアと作っていく。そしてさも当然のように僕が余る。この術式に対抗するため、高校に入る前に「二人一組になって対抗術式」を考え出した。
 まずは、第一の術「ケハイヲケス」だ。別に透明人間になるわけではない。ただ、だれかのペアの影に隠れ、二人一組なって術式の効果が途切れるまでやり過ごす。しかし、体育の先生は隙を見逃さない。
「おい、また前田一人かよ、だれか、前田とペアを組んでやれ」
 シーンとなる。第一の術失敗。花崎さんが手を上げようとしたところ、僕は即座に能力で押さえつけた。ぼっちの悪い予感しかしないからな。そもそも男女ペアなど論外だ。セクハラ、痴漢という男子特有、社会的即死攻撃を受ける可能性がある。
 そして体育の先生はくどくどと説教を始めた。体育はみんなで楽しくやるもんだとか仲間はずれがどうのこうのとか、それはもうくどくど。気まずさしか残らない。
 仕方ない。ここは第二の術「センセイトペア」だ。だいたい、こういう時間は我慢すれば先生とペアに落ち着く。
「まったく、これじゃ授業が進まんから、先生とやるか」
「はい!」
「なんでそんなにうれしそうなんだ・・・・・・」
 ほっと一息つく。この第二の術は周囲のノイズを発生させるという副作用があるが、僕からすれば全く気にならないため、最高の術である。むしろ経験豊富な先生からの手ほどきを受けた方がメリットが大きいまである(のかもしれない)。案の定クラスメイトはざわついていたが、その後はただ競技に打ち込めばいいだけだ。決められたルールに則り、ただひたすら先生から与えられたタスクをこなす。
 男子は俺の記録は何秒だ、俺の方が0.3秒早いとか記録を競い合い盛り上がる。
 女子は日焼け対策がどうだとか、こういうクリームがいいのだとかで盛り上がる。
 対する僕は自分の記録に向き合い、自己満足で(心の中で)盛り上がる。
「あ、前田君は記録、何秒だった?」
 そんな僕に、ふいに声をかけてきた。花崎さんだ。他の女子も花崎さんに引きつられてぞろぞろとやってくる。まるで子分のごとし。
「50メートル?ああ、7秒7です」
「ふうん、結構速いんだね」
 だったらなんなんだ!というより平均的なタイムを無理に褒められてもなにもうれしくない、と心の中で叫ぶ。そもそも花崎さんに評価される筋合いはない。子分の女子達は、『私たちの(?)花崎さんがおまえのようなぼっちに話しかけてあげたんだから感謝しなさいよねっ!』といわんばかりのご様子。ちらっと他の男子を見てみると、ハンカチがあれば引きちぎれそうな様子で悔しそうな顔をしている。そうだ、こういう場にはタロウだ。タロウは・・・・・・、あっあそこで落ち込んでる。おそらく僕よりもタイムが遅かったようだ。くそ、つかえない。
 しかし、幸いなことに陸上部の連中は当然こんな平凡なタイムよりもずっと速いわけで、ここぞとばかりにアピールを始める。
「花崎さん、俺は6秒台ですよ」
「こいつより俺は速いですよ」
 子分の女子達は引いている。同じく僕も引いた。なんと醜い。花崎さんは陸上部男子の猛烈アピールにもまれて対応に追われていた。嫌な顔一つせず丁寧に対応している様は、さすが入学から数日で子分を作るだけあると思った。僕とは対照的だ。
「はやく次走れ、つっかえてんぞ!」
 先生の怒号で一気に群れはさぁーと引いていった。やはり体育の先生は他の先生とは別格な感じがする。そういえば、体育の先生だけ普通の職員室ではなくて最新エアコンを備えた「体育教官室」といういかにも近寄りがたい部屋まであるそうだ。目をつけられるのはごめんだ。いや、初っぱなからやらかしているような気もするが、目をつぶろう。
 そんなこんなで時は過ぎ、チャイムが鳴った。
「よーし、今日はこれで終わりだ。あーそうだな、あと前田と花崎!おまえら、今日は後片付け頼むわ」
 なんで僕が、と思ったが下手に口答えして口論するほど無駄にエネルギーを消費したくない。とっとと終わらせて帰ろう。
 一方花崎さんは他の子分の女子達から「私たち代わりにやっときますから」なんて声が上がっている。ぼそっと聞こえた声には「あとはぼっちの前田に任せとけばいいから」なんてものもあった。悪口ほど良く耳に入るものだ。花崎さんはなんと答えるのだろう。
「みんなありがとうね、でも任されたの私だから私やるよ。みんな先に着替えに行っておいで」
 さも当たり前のことを言っただけなのに子分の女子達は感動している。この短期間でこれだけ人望?を集めるその力、驚きである。
 僕はそんな様子を傍目に力を行使し、グラウンドに散らばったコーンやら白線を引くローラー?やらをちゃきちゃきと片付け、花崎さんが子分の女子達を全員帰す頃にはすべて終わらせてしまった。
「さて、私もてつだ・・・・・・ってもう終わってる!?」
「はい、はよ帰りましょう」
 仕事は速いにこしたことはない。それにぼっちの対極にいるような人といれば、余計に話がややこしくなることは、これまでのぼっち生活の経験上明らかである。
「待ってよ、仕事全部やってもらって悪いし、何かおごらせてよ」
「気持ちだけもらっておきます」
 気持ちだけ、便利な言葉だ。気持ちなど言葉のみで中身が何もないにもかかわらず、さりげなくも丁重な拒絶文句として働いてしまう。そう言ってそそくさと立ち去ろうとする僕の手を、花崎さんはさっと取って引き留めた。上目遣いでこちらを見てくる。
「気持ちだけ・・・・・・とかじゃなくてさ、前田君と前から結構お話したいと思ってたんだよね。カフェにでも行こうよ」
 きっと、普通の男子高校生ならズッキューンときて、愛だの恋だの始まるのだろう。「前から結構お話ししたいと思っていた」なんて言われたら昇天ものだ。ドラマなら、挿入歌であ~の日、あ~の時、あ~の場所で、き~み~に♪なんて流れそうだ。
 だが、僕は「普通の」男子高校生ではない、究極のぼっち男子高校生である。手を引き留める?煩わしい拘束だ。上目遣い?その裏にはどんな闇が潜んでいるのか怖くて仕方がない。そして「前からお話ししたいと思っていた」は、僕からしたら「前々からつもりに積もった積年の恨み、今こそ晴らしてくれよう。表出てこいや!」に聞こえるのだ。そしてお金大好きの僕は一杯400~500円もするコーヒーをだす、ぼったくり店(世間ではカフェという)に連れ込まれているように聞こえる。想像してみてくれ。恐怖だろう?
どう断ろう、そのことで頭がいっぱいになった。こんな二人一組は絶対に嫌である。
 すると、忘れ物を取りに来た様子の数名の男子高校生がグラウンドに戻ってきた。お、タロウもいる。花崎さんを見かけると顔がパァッと明るくなる。そしてそのすぐ近くで手を握られている僕を見るやいなや、花にまとわりつく毛虫に向けるような視線を送ってきた。そこで僕は、「花崎さん、カフェに行きたいんだって~」と花からあふれる甘い蜜を数名の男子高校生に送ってやる。面白いように食いついた。
「是非いきましょう!」
「どうせならみんな呼びましょう!」
 その『みんな』に、きっと僕は含まれていないんだろうな~、いや含まれたくもない、そう思いながら僕は今度こそ、その場を立ち去ることができた。そしてさっと恨めしそうな顔を僕に送ってきたのもつかの間、花崎さんは外向けであろう最高の笑顔を男子達に振りまいていた。

 男子更衣室に戻ると、ほとんどの男子はすでに着替えが終わり、誰もいなかった。残っていたのは数々の制汗剤の甘ったるい香りが入り交じった強烈な悪臭、モテたいという欲望の残り香であった。

 その後の授業は、特に何も起こることはなく、放課後のカフェはどうするかの話で盛り上がるクラスメイトをよそに、平和に過ごすことができた。
「はい、今日の授業は終わりです!終わりのホームルームやりますよ~」
 最後の授業はちょうどクラス担任の授業だったため、すぐに終わりのホームルームへ移行した。来週月曜以降の簡単な連絡だけなので一瞬だ。
「最近不審者目撃情報があったのと・・・・・・あっ、来週部活紹介があるから、楽しみにしといてね!」
 ちらっと僕の顔を見る先生をガン無視し、土日はどうするか、思いにふける。
「ではまた来週!起立、礼!はい、さようなら~」
 本来であれば、ここで生徒は教室から散っていくのであるが、だれも散っていかない。放課後みんなで集まるのだろう。僕は教室にとどまる集団から一目散に一人飛びだし、帰路へとついた。帰路一番乗りだ。図書委員の仕事も今日はなし。校舎から出て行くのも僕以外にいない。上級生は部活、僕以外の同クラスの高校生は放課後の集まり、そりゃ当然だ。
 だれもいない通学路、慌ただしい心を癒やす春陽気、歩みとともに遠ざかっていく吹奏楽部金管楽器の規則的な練習音、そして明日から土日という最高の日。
「しあわせだな~」
「ほんとですね~」
 返ってくるとは思わずに発した言葉は、独り言を聞かれたという衝撃の事実に反射され、心にグサッと刺さる。後ろを振り向くと、雪本さんがいた。なぜか隣に並んでくる。
 放課後の集まりには行かないのか?という疑問が喉の奥からでかかったが、そのまま飲み込んだ。そんな野暮なことを聞く必要はない。というよりどの口がそれを言うのかと逆に追及される。
 しばらく無言が続く。一体何なんだ、この時間は。ぽけ~としながら一人で帰るはずだったのに、やはり二人一組というのは僕を苦しめる。それじゃお先に!といって早歩きするか?
「あのっ」
 先に言葉を発したのは雪本さんだ。
「前田君は放課後、クラスの集まりに行かないんですか?」
「行かないですね」
「なにかこの後、用事とかあるんですか?」
 なんでそんなことまで聞いてくるのだ?集まりに行く行かないは個人の自由意志なのではないか?用事がなければ行かなければならないものなのか?
「ないです」
「・・・・・・私も特にないんです」
 そこまで言っておいて、なんで雪本さんは集まりに行かない。まったくよくわからん。いや僕も人のことは言えないが。またしばらく無言が続く。『お先に!』といって失礼するタイミングを逃してしまった。早く駅に着かないものだろうか。少しでも早く、この二人一組の呪縛から解放されたい。あっ、駅が見えてきた。何歩で着くかカウントダウンして心を落ち着かせよう。1歩、2歩、3歩、4歩、5歩・・・・・・
「前田君って市内方面?それとも逆方面?」
「えっと6歩」
「?」
「あっ・・・・・・市内方面です」
「あっじゃあ一緒ですね!」
 この気まずさは電車内まで続くのかと思うとまた気が重くなった。またしばらく無言が続く。電車内でも無言が続く。
 自分が降りる駅に着いた。
「それじゃお先に!」
「うん、またね」
 それじゃお先にという言葉がこの日一番力がこもっていたように感じる。二人一組の呪縛はいま解けたのだ。いったい雪本さんは何がしたかったのか、僕にはさっぱりだったが、そんなことは来る土日への期待感によって吹き飛ばされたのだった。
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