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不思議な夢
しおりを挟む「おい·····っ!!なぜなのだ·····!!お前は俺が嫌いだったのではないのか···!?」
「いいえ·····っ、はぁ···はぁ····、私は貴方を心から、愛して···っ、おりました·····ずっと、ずっ···と·····」
誰の声なの??誰と何を話してるの····?なんでだろう···、悲しい···、?これは···、夢··?
「俺は···っ!俺は···っ、お前を苦しませた······。なのに!!なのに、なぜお前は····俺からっ、離れなかったんだ····っ!!」
今にも泣き出しそうな、苦しそうな男の人の声。聞いたことはないはずなのに、落ち着く声。
なぜだろう···?
「私は···貴方を····っ、信じて····、おりましたから·····っ!!はぁ···、うっ···!貴方の·····そばに···っ、いられるので··あればっ、それだけでっ、幸せでした···。」
「サーラ···っ。サーラ···っ!!サーラ!!」
左手に温かさを感じる。優しい温もり。手、握られてる···?
私···、今、泣いてる·····?
「······名前···っ、やっと呼んで····くれた·····っ!はぁ····嬉しい···です····」
「·····っ!!···名前を呼んで欲しいならっ、何度だって呼んでやる···っ!!望みがあるなら···なんだって叶えてやる·····!!俺の愛もくれてやる···っ!!だから···、だからっ!ずっと····ずっと···っ!!そばにいてくれっ!!」
···女の人の力なく、泣きながらも一生懸命発する言葉に、とても心を打たれる。男の人ももう泣いてしまっているみたいだ。
「その気持ちだけで···十分で···す。最後に···っ、その言葉が···っ、はぁ·····、聞けて、良かったです。」
「最後だなんて言うな····っ!」
最後·····?
「アステル·····、聞いて·····。貴方は、この帝国の··、皇帝陛下で···、ソルとルナの····偉大な、父です·····。そして····、何よりも―··」
「サーラ····、?おい···っ!?サーラ····っ!サーラっ!!」
女の人の声が途切れ、男の人が、"サーラ"と呼ぶ声も遠ざかって行った。
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