妻の不倫と僕の葛藤

侘助

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妻の不倫と僕の葛藤〜〜その3

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~~つづき


離婚したいのか?やり直したいのか?
すぐには答えが出ません。
そこで、僕の誕生日が近い事もあり、その時の対応次第で決めようと考えました。

毎年、家族の誕生日は4人揃って妻の手料理で食事を楽しむ事が我が家の習慣でした。

私の誕生日に妻が手料理を作って祝ってくれれば、もう一度やり直そうと決めました。

誕生日が土曜日という事もあり、次男が、
「来週の父さんの誕生日はどうすんの?」
と聞いてきたので、僕は自分の誕生日を忘れた素振りで、
「そっか、来週は俺の誕生日かぁ~、みんなでお母さんの料理でお祝いしてよ」
と妻の前で言いました。
すると妻の口から信じられない事を言ったのです。

「ごめ~ん!来週の土曜日はお友達と一泊で温泉に行く約束してるの」
「お父さんの誕生日は翌週にお祝いしようよ」

怒りで全身が震えてくるのを必死で抑え、
「え?俺の誕生日って知ってて予約したの?」
と寂しそうに答えると、

「貴方はいつも遅いしいつも居ないじゃない!!今回だって、いるかどうかも分からないから、予約しちゃったの!しょうがないじゃない!!!」

と捲し立てるように言い放つと、寝室に入って行きました。

なんとも耐え難い、辛い誕生日です。
自分の誕生日に最愛の妻が別の男と旅行に行って、抱かれるんです…

僕の中で方針が決まりました。

誕生日の朝、鼻歌を歌いながら綺麗にお化粧し明るめのワンピースにコートを着て出かけようとしている妻を呼び止めこう言いました。

「旅行に行く前にこれに署名と印鑑を押してから行って」

テーブルに置いたのは離婚届の用紙です。
妻は怒りながら、

「なに子供みたいに拗ねてんの?誕生日を延期したからって、そんな理由で離婚するの?馬鹿馬鹿しい」

僕は、
「書かないならそれでもいい。次は◯◯さん(元上司)も呼んで話し合いになるだろうから、そう伝えておいて」
「向こうの奧さんにもキチンとご挨拶したいし…」

妻は驚いた顔をした後、諦めた顔で言いました。

「知ってたの?」

僕は
「これからはいろいろと大変だと思うから君も準備しておいて」

努めて冷静に伝えました。

「それとも旅行に行くの?」

妻は真っ青な顔で寝室に行き鍵をかけて閉じ篭ってしまいました。

バッグはリビングに置いたまま妻の携帯が何度も何度も音を立てず震えていました。


~~つづく~~
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