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12.スキットルの使い方(一応R-18)
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パンとスープと目玉焼きの朝食を終えた後、ミルティさんを見るとやけにそわそわしていた。それは僕も同じだった。理由はもちろん、この後の行為についてだ。
ちらりとミルティさんがこちらを見る。目が合うとすぐに顔を伏せてしまった。
「それじゃあ私、朝食の後片付けをしますね」
「あ、ああ。僕は少し薪割り場に行って来ようかな」
口には出さないが言いたい事は何となく分かる。それはおそらくこうだろう。昨日は手伝った、じゃあ今日はどうするのか? このまま何も言わないでドアを出れば、ミルティさんは一人で済ましてしまうと思われる。申し出るなら今しかない。だけど下心ありとは思われないだろうか。嫌がっていたりはしないだろうか。優しいミルティさんの事だから嫌悪感を覚えていても、こちらを傷つけまいと我慢をしそうな気さえしてくる。考え過ぎか?
これまでのやり取りでそこまで嫌われてはいないと思うのだが、あくまで業務目的で胸に触るとして、それを不快に思われない為には、どの程度の好感度が必要なんだろう。
考えても答えは出ない。そうしているうちに、もうドアノブに手がかかった。
開けて出て行ってしまえばそれまでだが――。
振り返った先でミルティさんと目線がかち合った。彼女は慌てたように視線を手元の食器へと戻すが、それで僕の腹積もりは決まった。
「ミルティさん、薪を割ったらまた戻ってきます。その時で良ければミルクを絞るのをまた手伝っても構いませんか?」
「えっ、ふぁ、はい…!」
ガシャシャと流し台で食器が鳴った。手元から滑らせただけで割れてはいないようだ。
「あの…、お待ちして…ますね」
「はい、行ってきます」
僕はドアの向こうで小さくガッツポーズを決めた。うおぉぉおぉぉ、断られないで良かったぁぁ!
「せいやっ」
カンッ、カンッ、カンッ、ドスッ。横一列に並べた薪に素早く斧を振り下ろす。
1つ目はかすり、2つ目もかすり、3つ目もかすり、4つ目はなんと斧が薪にめり込んで割れない。
「兄ちゃん相変わらずヘッタクソだなぁ!」
ぐぬぬ、正にその通り過ぎて何も言えない。
「こうだこう!」
相変わらずおやっさんは片手で薪を並べては斧を持ったもう片方の手でスパンスパン割っていく。真似できるか! まずは一本ずつ確実に当てて割っていけるように練習することにしよう。精神統一をして上段から一振り。切り株に立てた薪は見事に7:3に分かれた。いや、髪型じゃないんだからそこは真ん中で分かれて欲しい。
「がはははっ、先は長そうだな、精進せぇよ!」
「はいっ!」
パカンと最後に割った薪はハーフ&ハーフとは言えないまでも6:4くらいにはなっていた。
「ところでおやっさん」
「おぅ、なんでぃ?」
「森でオオカミにあったんですが」
「その事なら風呂屋んとこのおかみさんから聞いたぜ、大変だったな」
「ええ、それでミルさんの事なんですが前に何かあったんですか? 何だかだいぶ怖がってたみたいで…」
「お、おぅ、お前それ、俺に聞くのかよ」
「やっぱり何かあったんですか?」
「い、いやあれだよ! ほら牛のねーちゃんだからオオカミみたいなのが怖いんだろよ…」
威勢の良い声がにわかにどもり始める。何となくそんな気はしたがこのおやっさん嘘が苦手だ!
「おやっさん…」
「なっ、なんだよ…、あーー! 今日ちょっと急ぎでやらねぇといけない仕事があるんだった! 悪いけど俺は行くぜ、またな!」
勢いと共におやっさんが去っていく。気になるがひとまず聞き出すのは諦めよう。今の様子だと十中八九何かあったようなので、本人に聞くのも止めておいた方が良いだろう。気にはなるが無遠慮に過去をほじくり返す趣味はない。
斧と薪を片づけてミルティさん宅へと戻る。
ノックをして返事を聞いてからドアを開ける。ミルティさんはミルクを入れる為の大型のピッチャーをテーブルに出して椅子に腰かけていた。
「お待たせしました」
「ぉ、おかえりなさい」
若干緊張しているように見える。何か気の利いた言葉を探したが思いつかなかった。自分も動きが少し固いかもしれない。
「えっと、それじゃあ始めましょうか…商品を作る為に」
「そう、そうですね…商品を作る為に」
僕はカバンから昨日買い足しておいたミルク瓶とスキットルを取り出すとテーブルへ並べる。
「それは?」
ミルティさんがスキットルを不思議そうに眺めた。僕は用意しておいた台詞を答える。
「もしミルクが余ったりしたら自分用に少し分けてもらいたいと思いまして、その、ダメでしょうか」
「いえ、別に構いませんけれど、私のミルクなんかで良いんですか…?」
何をおっしゃるこのミルティさんは。
「ミルさんのミルクだからいいんです!」
「うぅ、味にあまり自信がないのですが…滋養はあっても美味しくないかもしれませんよ?」
「あんなに美味しいシチューが出来るのにマズいわけがありません」
「そ、そんなに期待しないで下さいっ」
などとやり取りをしながら、昨日と同じくピッチャーを抱えて椅子に座るミルティさんの背後に回る。正面からはやはり恥ずかしいらしい。
こちらの準備が整うとミルティさんが衣服の前をはだけた。ブラはあらかじめ外してあるようだ。
まだ絞ってもいないのに仄かに漂うミルクの甘い香りが鼻腔をくすぐる。
スキットルを取り出した本当の狙いにはどうやら気づかれてないようだ。
彼女のミルクを飲んでみたいというのは嘘ではないが、それだけの理由でわざわざあの値の張るスキットルを買った訳ではない。目線をテーブルのスキットルの方へと向ける、磨かれた銀メッキの平たい表面にミルティさんのあられもない姿が映り込んでいた。
「……」
「……ひじたかさん?」
「あっ、はい、すみません!」
「いえ、もうこっちの準備は整ってますので……ふー、いつでもどうぞです」
バレてはいないらしい。
「分かりました、では行きますね」
ミルティさんの柔らかくて暖かい2つの山に触れる。おぉ…指が沈み込む感覚はあったが、実際に目にしてみるとこれはすごい・・・。その肉厚に包まれてゆく指と、ふわふわのマシュマロのように変形する胸を見ながら、ぐにぐにと揉んで感触を確かめる。ミルティさんはというと俯きがちに真っ赤になりながら声を抑えているようだった。
胸の方を良く観察してみる。乳輪と乳首が大きい。いやこの大きさなのだから普通かな。触ってみたくなり指を先の方に動かすと、びくんとミルティさんの身体が跳ねた。思わず手が止まる。先の方に触る許可は得られなさそうだ。
「あの、もっと絞るような感じで…」
焦れたような声。いけない、つい欲望のまま貪ってしまった。
改めて掬い上げるようにして持った乳をぎゅうっと絞る。すぐにピッチャーの底を叩く水音が響いた。
「んっ……ふー……ふー……」
そのまま握る力を緩めたり強めたりしてミルティさんを絞っていく。
ミルクを勢いよく出すたびに彼女の身体は細く震えた。この反応はやはり気持ちいいのだろうか。
「…っ……んくっ……」
ピッチャーに1リットルほどミルクが貯まったところでどうしても気になったので言ってみる。
「ミルさん、ちゃんと息していますか?」
「へっ…? ふぁ……はーー…はーー……」
手を離すと耳まで赤くしたミルティさんが荒い呼吸をする。声を我慢するあまり息を止めていたようだ。
「声、我慢しないで下さい。まだまだ絞るんですから酸欠になってしまいますよ」
「でっ、でもぉ…」
「ここには僕しかいません、僕は気にしませんから我慢しないで下さい」
「あっ」
再びその大きな柔らかみに触れる。いきなりギュっと強めに絞ると勢いよくミルクが出た。
ミルティさんは指を噛んで声を押し殺していた。その耳元に囁くように声をかける。
「ほらミルさん、口を開けて、声が出ちゃってもいいので息を吸って下さい」
「……」
「ミルさん」
「うっ…」
強めに言うとようやくミルティさんは口元から手を離した。スキットルでその様子を眺めつつ胸への刺激を開始する。
「あっ……んふっ…やっ……んぅ……」
再び口元に手がいきかけるのを
「零れると危ないので両手でピッチャーを抱えて下さい」
と言うことで制止する。彼女は渋々ながらも言われた通りにした。絞るのを再開する。
「……んぅっ……んぁっ…」
彼女が甘い声を漏らすたびにピッチャーの水位は上がっていった。酸欠になる心配はなくなったが、代わりに別の問題が浮上してきた。まずいな。嬌声に似たミルティさんの声を聴くたびに理性のタガが外れそうになっている。乳を絞るだけじゃなくて、もっと欲望のままに彼女の胸をめちゃくちゃにしたい。
いけないことだと思いつつもスキットル越しにじっとミルティさんの胸を見つめる。
気付いたのは偶然だった。しっかりと絞る為に彼女の乳をやや持ち上げるようにしているのだが、右胸の下あたりに傷跡がある。最近ついたものではなさそうだ。大き過ぎる胸に隠れる位置でもあり、こないだうっかり覗いてしまった時には気づかなかった。スキットルの反射ではどういう傷なのかまでは判別しづらいが、これがオオカミが苦手な理由だろうか。ただ単に襲われたというだけではおやっさんが下手な嘘まで付いて隠す理由が分からないが。
「ん…ひじたかさん? ……ひじたかさんっ!」
「はっ、ど、どうしました?」
ぼんやり考えを巡らせていたせいで反応が遅れてしまった。
「あの、ごめんなさい、もう出ません」
いつの間にかピッチャーに注ぐ水音は止まっていた。気づかずに揉み続けていたようだ。
「ああっ、すみません」
慌ててミルティさんから手を離す。スキットルに映るその胸には赤く手形がついてしまっていた。
もう少し揉み方を考えるべきだったといまさら後悔する。痛くはなかっただろうか。
ミルティさんが胸の前をタオルで隠すと、僕はピッチャーのミルクを瓶に注いだ。
ミルク瓶がちょうど3本出来た所でピッチャーは空になった。
「ひじたかさんの分がありませんね」
「余ったらで良かったので構いません。昨日もシチュー用に絞ってもらったし充分ですよ」
「それだけじゃないんですが…あ、少し待っててくださいね」
そう言うとミルティさんはこちらに背を向け自分で胸を寄せたり、下から持ち上げてゆさゆささせたりしている。マッサージをしているんだろうか。
「ぁ…出そうです、ピッチャーを取ってもらえませんか」
テーブルに置いてあったのを取って渡す。
「んっ、よいしょ…」
すぐにミルクの音が聴こえてきた。
「ん、これくらいかな、絞れましたよー」
スキットルに移すとちょうど満タンになった。
「無理させてませんか?」
「お乳の事ですか? これくらいでしたら大丈夫です」
ミルティさんがにこりと笑う。頬は紅潮して少し疲れているように見えるが、安心できる笑顔だ。
カバンにミルク瓶とスキットルをいれて支度を済ます。
「それじゃあ町に売りに行ってきます。ミルさんはちゃんと休んでてくださいね」
「はい、大丈夫ですよ。気を付けて行って来て下さい、お昼ご飯準備しておきますね」
「いってきます!」
「いってらっしゃい」
ちらりとミルティさんがこちらを見る。目が合うとすぐに顔を伏せてしまった。
「それじゃあ私、朝食の後片付けをしますね」
「あ、ああ。僕は少し薪割り場に行って来ようかな」
口には出さないが言いたい事は何となく分かる。それはおそらくこうだろう。昨日は手伝った、じゃあ今日はどうするのか? このまま何も言わないでドアを出れば、ミルティさんは一人で済ましてしまうと思われる。申し出るなら今しかない。だけど下心ありとは思われないだろうか。嫌がっていたりはしないだろうか。優しいミルティさんの事だから嫌悪感を覚えていても、こちらを傷つけまいと我慢をしそうな気さえしてくる。考え過ぎか?
これまでのやり取りでそこまで嫌われてはいないと思うのだが、あくまで業務目的で胸に触るとして、それを不快に思われない為には、どの程度の好感度が必要なんだろう。
考えても答えは出ない。そうしているうちに、もうドアノブに手がかかった。
開けて出て行ってしまえばそれまでだが――。
振り返った先でミルティさんと目線がかち合った。彼女は慌てたように視線を手元の食器へと戻すが、それで僕の腹積もりは決まった。
「ミルティさん、薪を割ったらまた戻ってきます。その時で良ければミルクを絞るのをまた手伝っても構いませんか?」
「えっ、ふぁ、はい…!」
ガシャシャと流し台で食器が鳴った。手元から滑らせただけで割れてはいないようだ。
「あの…、お待ちして…ますね」
「はい、行ってきます」
僕はドアの向こうで小さくガッツポーズを決めた。うおぉぉおぉぉ、断られないで良かったぁぁ!
「せいやっ」
カンッ、カンッ、カンッ、ドスッ。横一列に並べた薪に素早く斧を振り下ろす。
1つ目はかすり、2つ目もかすり、3つ目もかすり、4つ目はなんと斧が薪にめり込んで割れない。
「兄ちゃん相変わらずヘッタクソだなぁ!」
ぐぬぬ、正にその通り過ぎて何も言えない。
「こうだこう!」
相変わらずおやっさんは片手で薪を並べては斧を持ったもう片方の手でスパンスパン割っていく。真似できるか! まずは一本ずつ確実に当てて割っていけるように練習することにしよう。精神統一をして上段から一振り。切り株に立てた薪は見事に7:3に分かれた。いや、髪型じゃないんだからそこは真ん中で分かれて欲しい。
「がはははっ、先は長そうだな、精進せぇよ!」
「はいっ!」
パカンと最後に割った薪はハーフ&ハーフとは言えないまでも6:4くらいにはなっていた。
「ところでおやっさん」
「おぅ、なんでぃ?」
「森でオオカミにあったんですが」
「その事なら風呂屋んとこのおかみさんから聞いたぜ、大変だったな」
「ええ、それでミルさんの事なんですが前に何かあったんですか? 何だかだいぶ怖がってたみたいで…」
「お、おぅ、お前それ、俺に聞くのかよ」
「やっぱり何かあったんですか?」
「い、いやあれだよ! ほら牛のねーちゃんだからオオカミみたいなのが怖いんだろよ…」
威勢の良い声がにわかにどもり始める。何となくそんな気はしたがこのおやっさん嘘が苦手だ!
「おやっさん…」
「なっ、なんだよ…、あーー! 今日ちょっと急ぎでやらねぇといけない仕事があるんだった! 悪いけど俺は行くぜ、またな!」
勢いと共におやっさんが去っていく。気になるがひとまず聞き出すのは諦めよう。今の様子だと十中八九何かあったようなので、本人に聞くのも止めておいた方が良いだろう。気にはなるが無遠慮に過去をほじくり返す趣味はない。
斧と薪を片づけてミルティさん宅へと戻る。
ノックをして返事を聞いてからドアを開ける。ミルティさんはミルクを入れる為の大型のピッチャーをテーブルに出して椅子に腰かけていた。
「お待たせしました」
「ぉ、おかえりなさい」
若干緊張しているように見える。何か気の利いた言葉を探したが思いつかなかった。自分も動きが少し固いかもしれない。
「えっと、それじゃあ始めましょうか…商品を作る為に」
「そう、そうですね…商品を作る為に」
僕はカバンから昨日買い足しておいたミルク瓶とスキットルを取り出すとテーブルへ並べる。
「それは?」
ミルティさんがスキットルを不思議そうに眺めた。僕は用意しておいた台詞を答える。
「もしミルクが余ったりしたら自分用に少し分けてもらいたいと思いまして、その、ダメでしょうか」
「いえ、別に構いませんけれど、私のミルクなんかで良いんですか…?」
何をおっしゃるこのミルティさんは。
「ミルさんのミルクだからいいんです!」
「うぅ、味にあまり自信がないのですが…滋養はあっても美味しくないかもしれませんよ?」
「あんなに美味しいシチューが出来るのにマズいわけがありません」
「そ、そんなに期待しないで下さいっ」
などとやり取りをしながら、昨日と同じくピッチャーを抱えて椅子に座るミルティさんの背後に回る。正面からはやはり恥ずかしいらしい。
こちらの準備が整うとミルティさんが衣服の前をはだけた。ブラはあらかじめ外してあるようだ。
まだ絞ってもいないのに仄かに漂うミルクの甘い香りが鼻腔をくすぐる。
スキットルを取り出した本当の狙いにはどうやら気づかれてないようだ。
彼女のミルクを飲んでみたいというのは嘘ではないが、それだけの理由でわざわざあの値の張るスキットルを買った訳ではない。目線をテーブルのスキットルの方へと向ける、磨かれた銀メッキの平たい表面にミルティさんのあられもない姿が映り込んでいた。
「……」
「……ひじたかさん?」
「あっ、はい、すみません!」
「いえ、もうこっちの準備は整ってますので……ふー、いつでもどうぞです」
バレてはいないらしい。
「分かりました、では行きますね」
ミルティさんの柔らかくて暖かい2つの山に触れる。おぉ…指が沈み込む感覚はあったが、実際に目にしてみるとこれはすごい・・・。その肉厚に包まれてゆく指と、ふわふわのマシュマロのように変形する胸を見ながら、ぐにぐにと揉んで感触を確かめる。ミルティさんはというと俯きがちに真っ赤になりながら声を抑えているようだった。
胸の方を良く観察してみる。乳輪と乳首が大きい。いやこの大きさなのだから普通かな。触ってみたくなり指を先の方に動かすと、びくんとミルティさんの身体が跳ねた。思わず手が止まる。先の方に触る許可は得られなさそうだ。
「あの、もっと絞るような感じで…」
焦れたような声。いけない、つい欲望のまま貪ってしまった。
改めて掬い上げるようにして持った乳をぎゅうっと絞る。すぐにピッチャーの底を叩く水音が響いた。
「んっ……ふー……ふー……」
そのまま握る力を緩めたり強めたりしてミルティさんを絞っていく。
ミルクを勢いよく出すたびに彼女の身体は細く震えた。この反応はやはり気持ちいいのだろうか。
「…っ……んくっ……」
ピッチャーに1リットルほどミルクが貯まったところでどうしても気になったので言ってみる。
「ミルさん、ちゃんと息していますか?」
「へっ…? ふぁ……はーー…はーー……」
手を離すと耳まで赤くしたミルティさんが荒い呼吸をする。声を我慢するあまり息を止めていたようだ。
「声、我慢しないで下さい。まだまだ絞るんですから酸欠になってしまいますよ」
「でっ、でもぉ…」
「ここには僕しかいません、僕は気にしませんから我慢しないで下さい」
「あっ」
再びその大きな柔らかみに触れる。いきなりギュっと強めに絞ると勢いよくミルクが出た。
ミルティさんは指を噛んで声を押し殺していた。その耳元に囁くように声をかける。
「ほらミルさん、口を開けて、声が出ちゃってもいいので息を吸って下さい」
「……」
「ミルさん」
「うっ…」
強めに言うとようやくミルティさんは口元から手を離した。スキットルでその様子を眺めつつ胸への刺激を開始する。
「あっ……んふっ…やっ……んぅ……」
再び口元に手がいきかけるのを
「零れると危ないので両手でピッチャーを抱えて下さい」
と言うことで制止する。彼女は渋々ながらも言われた通りにした。絞るのを再開する。
「……んぅっ……んぁっ…」
彼女が甘い声を漏らすたびにピッチャーの水位は上がっていった。酸欠になる心配はなくなったが、代わりに別の問題が浮上してきた。まずいな。嬌声に似たミルティさんの声を聴くたびに理性のタガが外れそうになっている。乳を絞るだけじゃなくて、もっと欲望のままに彼女の胸をめちゃくちゃにしたい。
いけないことだと思いつつもスキットル越しにじっとミルティさんの胸を見つめる。
気付いたのは偶然だった。しっかりと絞る為に彼女の乳をやや持ち上げるようにしているのだが、右胸の下あたりに傷跡がある。最近ついたものではなさそうだ。大き過ぎる胸に隠れる位置でもあり、こないだうっかり覗いてしまった時には気づかなかった。スキットルの反射ではどういう傷なのかまでは判別しづらいが、これがオオカミが苦手な理由だろうか。ただ単に襲われたというだけではおやっさんが下手な嘘まで付いて隠す理由が分からないが。
「ん…ひじたかさん? ……ひじたかさんっ!」
「はっ、ど、どうしました?」
ぼんやり考えを巡らせていたせいで反応が遅れてしまった。
「あの、ごめんなさい、もう出ません」
いつの間にかピッチャーに注ぐ水音は止まっていた。気づかずに揉み続けていたようだ。
「ああっ、すみません」
慌ててミルティさんから手を離す。スキットルに映るその胸には赤く手形がついてしまっていた。
もう少し揉み方を考えるべきだったといまさら後悔する。痛くはなかっただろうか。
ミルティさんが胸の前をタオルで隠すと、僕はピッチャーのミルクを瓶に注いだ。
ミルク瓶がちょうど3本出来た所でピッチャーは空になった。
「ひじたかさんの分がありませんね」
「余ったらで良かったので構いません。昨日もシチュー用に絞ってもらったし充分ですよ」
「それだけじゃないんですが…あ、少し待っててくださいね」
そう言うとミルティさんはこちらに背を向け自分で胸を寄せたり、下から持ち上げてゆさゆささせたりしている。マッサージをしているんだろうか。
「ぁ…出そうです、ピッチャーを取ってもらえませんか」
テーブルに置いてあったのを取って渡す。
「んっ、よいしょ…」
すぐにミルクの音が聴こえてきた。
「ん、これくらいかな、絞れましたよー」
スキットルに移すとちょうど満タンになった。
「無理させてませんか?」
「お乳の事ですか? これくらいでしたら大丈夫です」
ミルティさんがにこりと笑う。頬は紅潮して少し疲れているように見えるが、安心できる笑顔だ。
カバンにミルク瓶とスキットルをいれて支度を済ます。
「それじゃあ町に売りに行ってきます。ミルさんはちゃんと休んでてくださいね」
「はい、大丈夫ですよ。気を付けて行って来て下さい、お昼ご飯準備しておきますね」
「いってきます!」
「いってらっしゃい」
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