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20.おひるごはん
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「ひじたかさーん、起きて下さーい」
「んぁっ?」
優しい声にゆさゆさと揺さぶられて目を覚ます。目の前にミルティさんの姿があった。僕を揺すぶる為に身を乗り出していたせいか、大きなお胸が掛け布団越しに乗っかっている。良い目覚めだ。
「すみません、いつの間にか寝てしまっていたようで」
「もー、今日は夜更かししちゃダメですよ?」
人差し指を立ててミルティさんが念を押す。仕草が可愛らし過ぎて叱られているのだと気付くのに数秒かかった。
ぼんやりしている頭を軽く振り、記憶を呼び覚ます。たしか直前までミルティさんの乳搾りをしていて、その途中からの記憶がない。ベッドまで運んでくれたのか。ミルティさんにお礼を言って立ち上がる。
「あぁー…途中で寝ちゃったんですね、本当にごめんなさい」
「別に怒ってないから大丈夫ですよ。支度はもう済ませちゃってますが、すぐに出ますか?」
テーブルの方を見るとミルク瓶が4つ、すでに蓋をされた状態で並んでいた。
改めてお礼を言うと僕は頷く。今の時刻を尋ねると、まだお昼前ですと教えてくれた。
手早くミルク瓶をカバンに詰め込む。
「少し遅くなりましたが行ってきます!」
「あっ、ひじたかさん待って下さい」
ミルティさんがキッチンの方に行き、布でくるんだ包みを手に戻って来た。
「これお弁当です。お店をしていたらお昼になっちゃいますから、簡単なものですみませんが作っておきました」
「うおぉぉぉ、ありがとうございます! 感激です! 」
手作りの弁当を持たせてもらうなんていつ以来の事だろうか。所帯を持つ気などなかったくせに、出勤前のこうした家庭的なやり取りにどこか憧れてたのかもしれない。自分でも驚く程にじーんと来ていた。
「もー、大げさですよ。あっ、スキットルの中はお茶にしておきましたからね」
「はい、ありがとうございます。大事に頂きます」
お弁当とスキットルをカバンに大切に詰め込む。今からとても楽しみだ。
玄関の扉に手を掛ける前に、スライム(”壱号”)の入った鍋を覗いてみる。
壱号はまだ回復してはいなかったが、一応うごうごと動いているので大丈夫そうだ。
念の為に再度、指示を出しておく。
「いいか、もうミルティさんとの勝負は付いたからな。今後はこの人に何かあったら全力で守るんだぞ」
うごうごと壱号がうごめく。意思疎通の手段がないのが辛い。何か間違ってミルティさんに襲い掛からないかが心配ではあるが、まあこれだけ弱っていれば問題もないだろう。
「それでは行ってきます!」
「はい、お気をつけて」
少し遅れたが、今日も町へと配達開始だ。
「あんなに喜んでくれるとは思わなかったな」
ひじたかさんを見送った後、淹れ立てのお茶のカップを手に椅子に座る。おかずをもう一品くらい足しておけば良かったかも。お茶を一口すすって一息。いっぱいお乳を出した後は身体が重たい。
お昼はまだだけど、ひじたかさんに買ってもらったクッキーアソートの瓶に手を伸ばす。
サクッと一枚かじる。甘い、美味しくて幸せ。
それにしてもあんな絞られ方をするだなんて思わなかった。昨日までは終わった後、胸が少し痛かったけれど、今日は全然痛くない。自分でするよりも良く出るし。私の事を考えてくれている気がして嬉しかった。少しくすぐったくて、変に気持ち良すぎるのはいただけないけれど。
「スライムさんは大丈夫かな」
床に置いてある鍋に近づいて中を確認してみると、弱々しくだが動いていた。
「薬草効いてないのかな、うーん…」
薬草を塗ったはずの表面に触れてみる。ひんやり冷たく、すべすべしていた。もしかして薬液が滑って落ちてる? やっぱりスライム用のお薬が必要なんだろうか。だとしたらどうしたら良いんだろう。
私じゃ考えても思いつかなかった。せめてご飯でもあげてみようか。そう思って、お皿に干し肉やら、パンやら、お弁当に作ったおかずの残りやらを乗せて目の前に置いてみる。
うーん、ダメだ。しばらく観察してみたけれど反応を示さない。
ひじたかさんは生き物じゃないって言っていたし、食事はしないのだろうか。
自然に良くなるのを待つしかないのかな。かと言ってずっと放って置くのもかわいそうな気がして、何となく抱きかかえてみる。身体はぶよぶよだけれど、持った端から垂れて行ったりはしないようで、一応ちゃんと抱っこが出来た。
「よしよし」
気が休まるかどうかも分からないけれど、とりあえず撫でてみる。
「気持ちよくないですかー?」
(うごうごうごうご……)
「そうですかー…」
相変わらず、うごうごしているだけだから反応が読めない。
「うーん…」
不意に胸に冷たい感触。
「きゃっ!?」
びっくりして落としてしまった。
「あっ、大丈夫ですか?」
ぺちゃっという音がしたが、特に変わりなく動いている。良かった、大丈夫そう。
「さっきのは一体…」
自分の胸あたりを見ると衣服の隙間が不自然に開いていた。この子が触れたのは間違いないようだ。
「……ひょっとして」
こないだの温泉で会った子供達を思い出す。違ってたら恥ずかしいけれど他に出来る事もないし。
「少しだけ待っててね」
衣服の前をはだけさせてブラを外す。外気にさらされた胸が少し寒い。
「えっと、おいでー?」
腕を広げて迎え入れる仕草を取る。スライムさんはゆっくり近づいてきて膝の上に乗ると、そのまま衣服を登ってゆき、胸にまとわりついて動きを止めた。
「あ、やっぱり……んぅっ」
乳首を中心に吸い付かれるような感覚。お乳を欲しがっているんだ。
ひょっとしてさっき絞ってたのを見ていたのかな。
「あぅぅ、冷たい」
スライムさんの身体は水みたいに冷たい。ついさっき今日の分を絞ったばかりなのに冷えも重なって、余りお乳が出ていない気がする。どうしよう。一度離れてもらって、しばらくマッサージしてたら出るかな。
考えているとスライムさんの身体が一度、ぶおんと大きく波打つ。何だろうと思った次の瞬間、ものすごい速さで小刻みに震え始めた。
「んあぁぁっ!? あぐぅぅっ、いやぁぁぁぁ~っ!!」
吸い付かれたままの胸を、まるで何かの機械にかけられているかのような乱暴な刺激が襲う。
「は、離してぇ~~っ!!」
外そうと手を掛けるが刺激が強すぎてうまく力が入らない。もたついている間も振動は収まらずに続く。
やがて胸から全身にビリリッと電気が駆け抜けたかのような感覚が走り、膝立ちだった私はぺたりとお尻を床に付けた。
「あっ、んくっ、はぁはぁ……」
いつの間にか振動は収まっていた。私はどこかぼうっとしながら呼吸を整える。
「ふぅ、ふぅ……。んん、あれ? あったかい」
また急に震え始めたら困るからと、改めてスライムさんに手をかけると、なんと水のような身体がお湯みたいにほかほかになっていた。
「ひょっとして私が冷たいって言ったから温めてくれたの?」
ぷるぷるとスライムさんが震える。
「気持ちは嬉しいけれど、次からは胸に吸いついてる時は震えちゃダメです!」
ぴしっと念を押しておいた。返事の代わりにスライムさんがぶるんと揺れる。
その後は先ほどの刺激と温かくなってくれたおかげか無事にお乳をあげる事が出来た。
「んぁっ?」
優しい声にゆさゆさと揺さぶられて目を覚ます。目の前にミルティさんの姿があった。僕を揺すぶる為に身を乗り出していたせいか、大きなお胸が掛け布団越しに乗っかっている。良い目覚めだ。
「すみません、いつの間にか寝てしまっていたようで」
「もー、今日は夜更かししちゃダメですよ?」
人差し指を立ててミルティさんが念を押す。仕草が可愛らし過ぎて叱られているのだと気付くのに数秒かかった。
ぼんやりしている頭を軽く振り、記憶を呼び覚ます。たしか直前までミルティさんの乳搾りをしていて、その途中からの記憶がない。ベッドまで運んでくれたのか。ミルティさんにお礼を言って立ち上がる。
「あぁー…途中で寝ちゃったんですね、本当にごめんなさい」
「別に怒ってないから大丈夫ですよ。支度はもう済ませちゃってますが、すぐに出ますか?」
テーブルの方を見るとミルク瓶が4つ、すでに蓋をされた状態で並んでいた。
改めてお礼を言うと僕は頷く。今の時刻を尋ねると、まだお昼前ですと教えてくれた。
手早くミルク瓶をカバンに詰め込む。
「少し遅くなりましたが行ってきます!」
「あっ、ひじたかさん待って下さい」
ミルティさんがキッチンの方に行き、布でくるんだ包みを手に戻って来た。
「これお弁当です。お店をしていたらお昼になっちゃいますから、簡単なものですみませんが作っておきました」
「うおぉぉぉ、ありがとうございます! 感激です! 」
手作りの弁当を持たせてもらうなんていつ以来の事だろうか。所帯を持つ気などなかったくせに、出勤前のこうした家庭的なやり取りにどこか憧れてたのかもしれない。自分でも驚く程にじーんと来ていた。
「もー、大げさですよ。あっ、スキットルの中はお茶にしておきましたからね」
「はい、ありがとうございます。大事に頂きます」
お弁当とスキットルをカバンに大切に詰め込む。今からとても楽しみだ。
玄関の扉に手を掛ける前に、スライム(”壱号”)の入った鍋を覗いてみる。
壱号はまだ回復してはいなかったが、一応うごうごと動いているので大丈夫そうだ。
念の為に再度、指示を出しておく。
「いいか、もうミルティさんとの勝負は付いたからな。今後はこの人に何かあったら全力で守るんだぞ」
うごうごと壱号がうごめく。意思疎通の手段がないのが辛い。何か間違ってミルティさんに襲い掛からないかが心配ではあるが、まあこれだけ弱っていれば問題もないだろう。
「それでは行ってきます!」
「はい、お気をつけて」
少し遅れたが、今日も町へと配達開始だ。
「あんなに喜んでくれるとは思わなかったな」
ひじたかさんを見送った後、淹れ立てのお茶のカップを手に椅子に座る。おかずをもう一品くらい足しておけば良かったかも。お茶を一口すすって一息。いっぱいお乳を出した後は身体が重たい。
お昼はまだだけど、ひじたかさんに買ってもらったクッキーアソートの瓶に手を伸ばす。
サクッと一枚かじる。甘い、美味しくて幸せ。
それにしてもあんな絞られ方をするだなんて思わなかった。昨日までは終わった後、胸が少し痛かったけれど、今日は全然痛くない。自分でするよりも良く出るし。私の事を考えてくれている気がして嬉しかった。少しくすぐったくて、変に気持ち良すぎるのはいただけないけれど。
「スライムさんは大丈夫かな」
床に置いてある鍋に近づいて中を確認してみると、弱々しくだが動いていた。
「薬草効いてないのかな、うーん…」
薬草を塗ったはずの表面に触れてみる。ひんやり冷たく、すべすべしていた。もしかして薬液が滑って落ちてる? やっぱりスライム用のお薬が必要なんだろうか。だとしたらどうしたら良いんだろう。
私じゃ考えても思いつかなかった。せめてご飯でもあげてみようか。そう思って、お皿に干し肉やら、パンやら、お弁当に作ったおかずの残りやらを乗せて目の前に置いてみる。
うーん、ダメだ。しばらく観察してみたけれど反応を示さない。
ひじたかさんは生き物じゃないって言っていたし、食事はしないのだろうか。
自然に良くなるのを待つしかないのかな。かと言ってずっと放って置くのもかわいそうな気がして、何となく抱きかかえてみる。身体はぶよぶよだけれど、持った端から垂れて行ったりはしないようで、一応ちゃんと抱っこが出来た。
「よしよし」
気が休まるかどうかも分からないけれど、とりあえず撫でてみる。
「気持ちよくないですかー?」
(うごうごうごうご……)
「そうですかー…」
相変わらず、うごうごしているだけだから反応が読めない。
「うーん…」
不意に胸に冷たい感触。
「きゃっ!?」
びっくりして落としてしまった。
「あっ、大丈夫ですか?」
ぺちゃっという音がしたが、特に変わりなく動いている。良かった、大丈夫そう。
「さっきのは一体…」
自分の胸あたりを見ると衣服の隙間が不自然に開いていた。この子が触れたのは間違いないようだ。
「……ひょっとして」
こないだの温泉で会った子供達を思い出す。違ってたら恥ずかしいけれど他に出来る事もないし。
「少しだけ待っててね」
衣服の前をはだけさせてブラを外す。外気にさらされた胸が少し寒い。
「えっと、おいでー?」
腕を広げて迎え入れる仕草を取る。スライムさんはゆっくり近づいてきて膝の上に乗ると、そのまま衣服を登ってゆき、胸にまとわりついて動きを止めた。
「あ、やっぱり……んぅっ」
乳首を中心に吸い付かれるような感覚。お乳を欲しがっているんだ。
ひょっとしてさっき絞ってたのを見ていたのかな。
「あぅぅ、冷たい」
スライムさんの身体は水みたいに冷たい。ついさっき今日の分を絞ったばかりなのに冷えも重なって、余りお乳が出ていない気がする。どうしよう。一度離れてもらって、しばらくマッサージしてたら出るかな。
考えているとスライムさんの身体が一度、ぶおんと大きく波打つ。何だろうと思った次の瞬間、ものすごい速さで小刻みに震え始めた。
「んあぁぁっ!? あぐぅぅっ、いやぁぁぁぁ~っ!!」
吸い付かれたままの胸を、まるで何かの機械にかけられているかのような乱暴な刺激が襲う。
「は、離してぇ~~っ!!」
外そうと手を掛けるが刺激が強すぎてうまく力が入らない。もたついている間も振動は収まらずに続く。
やがて胸から全身にビリリッと電気が駆け抜けたかのような感覚が走り、膝立ちだった私はぺたりとお尻を床に付けた。
「あっ、んくっ、はぁはぁ……」
いつの間にか振動は収まっていた。私はどこかぼうっとしながら呼吸を整える。
「ふぅ、ふぅ……。んん、あれ? あったかい」
また急に震え始めたら困るからと、改めてスライムさんに手をかけると、なんと水のような身体がお湯みたいにほかほかになっていた。
「ひょっとして私が冷たいって言ったから温めてくれたの?」
ぷるぷるとスライムさんが震える。
「気持ちは嬉しいけれど、次からは胸に吸いついてる時は震えちゃダメです!」
ぴしっと念を押しておいた。返事の代わりにスライムさんがぶるんと揺れる。
その後は先ほどの刺激と温かくなってくれたおかげか無事にお乳をあげる事が出来た。
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