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CASE1(前編)
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それは寒い寒い冬のココリアと言うの街だ。
野良猫は酒場のボディガードから逃げていた。
⌜こら~待て泥棒猫~💢⌟
そんな言葉も気にせずロッシーはハンバーガーの食べかけを噛んで走った。
どれぐらい走ったのだろう?
気がつくと真っ白な雪が降ってきていた。
周りを見渡してボディガードが居ないのを確認すると野良猫は酒場のゴミ箱から見つけたハンバーガーの残り物を食べた。
お腹がとても空いていた野良猫はあっという間に食べ終えてしまった。
僕はロッシー名前は前の飼い主のおじいさんがつけてくれた名前で気に入っている。
格段変わったとこはないのだが変わっているとすれば人の言葉が少し分かるという事かな?
どうして飼い猫だった僕がゴミ漁りをしてるかって?決まってる。飼い主のおじいさんが死んじゃってひとりぽっちになったからだ。
だから今は野良猫ってことになるかな?
今度一緒に居てくれる人も優しい人なら嬉しいな~。
そんな事を考えているとガサガサっと音がした。
音がした方に恐る恐る近寄る野良猫のロッシー。
見ると見知らぬ金髪の髪の長い女の人が倒れていた。
どうしたものかとその人の匂いを嗅いだり周りをグルグルして見た何時間そうやってただろう?
すると女の人が目を覚ました。
女の人はとっさにナイフを握りしめ周りを見た。
野良猫ロッシーも危なくないか周りを見渡す。
するとその人は⌜はぁ⌟とため息を付き「もう居ないか…」とつぶやきふと目線を下にする。
ロッシーもちょうど目線をあげた。
「猫?」「野良猫か?」その人が言う。
野良猫ロッシーもジェスチャーで野良であることを伝えると「付いてくるか?」とその人は言うとその女の人は歩き出す。
野良猫ロッシーはその女の人に付いていく事にしたのだった。
女の人の名前はキャシーと言うそうだ。
付いてった先はキャシーの部屋だった。
部屋は無機質な鉄筋コンクリートの打ちっぱなしのダイニングキッチンとテレビとソファーしかないリビングと黒いベットがあるだけのベットルームで格段オシャレとは程遠い一室だ。
そこでキャシーは1人で暮らしているみたいだった。
僕は居てもいいのだろうかと確かめるように歩き回っていた。
不意に「おい!!」と言われ振り向くとお皿に水を入れて床に置くキャシーが見えた。
恐る恐る近寄るとキャシーはニコッとし「飲みな。」とお皿を指さして僕にお水を飲ましてくれた。
その時僕はこの人は優しい人なんだと認識した。
次の日にはご飯も用意してくれて一緒にいてもいいと言ってくれた気がした。
僕用の部屋も作ってくれた。
キャシーは最初僕用の部屋に僕を入れて慣れさせようとしてくれた。
何回も何回も…
でも僕はあまりそこでは過ごさなかった。
キャシーと一緒が良かったからキャシーのベッドに潜り込んで一緒に寝て過ごした。
キャシーは最初こそ戸惑ってたけど僕がそばに居ることを許してくれたみたいに受け入れてくれた。
たまにキャシーは1人で出掛けることがある。
どこかは分からないけど帰ってきた時のコーヒー匂いで喫茶店と察することは出来る。
1時間足らずで帰ってくるのからして働いているわけでは無さそうだ。
帰ってきた時のキャシーの顔はちょっと怖かったりするし封筒を持って帰ってくる。
その中身は気になるけど気にしてないふりする。
前に気になって見てしまって「駄目だ!!」と強い口調で言われたから。
見た時は確か人の写った写真と文字が書かれた文章だった。
今もキャシーは封筒の中身を見て眉をひそめて何かを言っているが僕には分からない。
危ないことしてないといいのだけれどと心配で仕方ない。
だけど僕は猫だ。
止めるすべを知らない。
封筒の中身を見たキャシーは必ず僕用の部屋に僕を入れて壁のとこから何かを取り出して見定めている。
何かは分からない。
キャシーは一体どんな仕事をしているのだろう?
そんな事を思いながら出して欲しいと懇願する。
するとキャシーはニコッとし僕用の部屋から僕を出してくれる。
その時はいつものキャシーだ。
俺はキャシーだ。
最近猫を飼い始めた。
元野良猫だが人懐っこくいいやつだ。
前に人に飼われてたのだろう。
俺にも心休まる相棒ができたということか。
家に帰ってきて猫がいる生活はなぜか心を落ち着かれてくれる。
長生きして欲しいものだ。
野良猫は酒場のボディガードから逃げていた。
⌜こら~待て泥棒猫~💢⌟
そんな言葉も気にせずロッシーはハンバーガーの食べかけを噛んで走った。
どれぐらい走ったのだろう?
気がつくと真っ白な雪が降ってきていた。
周りを見渡してボディガードが居ないのを確認すると野良猫は酒場のゴミ箱から見つけたハンバーガーの残り物を食べた。
お腹がとても空いていた野良猫はあっという間に食べ終えてしまった。
僕はロッシー名前は前の飼い主のおじいさんがつけてくれた名前で気に入っている。
格段変わったとこはないのだが変わっているとすれば人の言葉が少し分かるという事かな?
どうして飼い猫だった僕がゴミ漁りをしてるかって?決まってる。飼い主のおじいさんが死んじゃってひとりぽっちになったからだ。
だから今は野良猫ってことになるかな?
今度一緒に居てくれる人も優しい人なら嬉しいな~。
そんな事を考えているとガサガサっと音がした。
音がした方に恐る恐る近寄る野良猫のロッシー。
見ると見知らぬ金髪の髪の長い女の人が倒れていた。
どうしたものかとその人の匂いを嗅いだり周りをグルグルして見た何時間そうやってただろう?
すると女の人が目を覚ました。
女の人はとっさにナイフを握りしめ周りを見た。
野良猫ロッシーも危なくないか周りを見渡す。
するとその人は⌜はぁ⌟とため息を付き「もう居ないか…」とつぶやきふと目線を下にする。
ロッシーもちょうど目線をあげた。
「猫?」「野良猫か?」その人が言う。
野良猫ロッシーもジェスチャーで野良であることを伝えると「付いてくるか?」とその人は言うとその女の人は歩き出す。
野良猫ロッシーはその女の人に付いていく事にしたのだった。
女の人の名前はキャシーと言うそうだ。
付いてった先はキャシーの部屋だった。
部屋は無機質な鉄筋コンクリートの打ちっぱなしのダイニングキッチンとテレビとソファーしかないリビングと黒いベットがあるだけのベットルームで格段オシャレとは程遠い一室だ。
そこでキャシーは1人で暮らしているみたいだった。
僕は居てもいいのだろうかと確かめるように歩き回っていた。
不意に「おい!!」と言われ振り向くとお皿に水を入れて床に置くキャシーが見えた。
恐る恐る近寄るとキャシーはニコッとし「飲みな。」とお皿を指さして僕にお水を飲ましてくれた。
その時僕はこの人は優しい人なんだと認識した。
次の日にはご飯も用意してくれて一緒にいてもいいと言ってくれた気がした。
僕用の部屋も作ってくれた。
キャシーは最初僕用の部屋に僕を入れて慣れさせようとしてくれた。
何回も何回も…
でも僕はあまりそこでは過ごさなかった。
キャシーと一緒が良かったからキャシーのベッドに潜り込んで一緒に寝て過ごした。
キャシーは最初こそ戸惑ってたけど僕がそばに居ることを許してくれたみたいに受け入れてくれた。
たまにキャシーは1人で出掛けることがある。
どこかは分からないけど帰ってきた時のコーヒー匂いで喫茶店と察することは出来る。
1時間足らずで帰ってくるのからして働いているわけでは無さそうだ。
帰ってきた時のキャシーの顔はちょっと怖かったりするし封筒を持って帰ってくる。
その中身は気になるけど気にしてないふりする。
前に気になって見てしまって「駄目だ!!」と強い口調で言われたから。
見た時は確か人の写った写真と文字が書かれた文章だった。
今もキャシーは封筒の中身を見て眉をひそめて何かを言っているが僕には分からない。
危ないことしてないといいのだけれどと心配で仕方ない。
だけど僕は猫だ。
止めるすべを知らない。
封筒の中身を見たキャシーは必ず僕用の部屋に僕を入れて壁のとこから何かを取り出して見定めている。
何かは分からない。
キャシーは一体どんな仕事をしているのだろう?
そんな事を思いながら出して欲しいと懇願する。
するとキャシーはニコッとし僕用の部屋から僕を出してくれる。
その時はいつものキャシーだ。
俺はキャシーだ。
最近猫を飼い始めた。
元野良猫だが人懐っこくいいやつだ。
前に人に飼われてたのだろう。
俺にも心休まる相棒ができたということか。
家に帰ってきて猫がいる生活はなぜか心を落ち着かれてくれる。
長生きして欲しいものだ。
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