cat−call season1

月城 雫

文字の大きさ
10 / 10

CASE5(後編)

しおりを挟む
次の日の朝からターゲットの尾行と見張りを開始した。
ターゲットは仕事してるのかしてないのかずっと家に居る。
しかも1週間の家を出たのは土日だけ。
でもその2日間がやばかった。
飲み屋のハシゴ5件以上さすがの俺も呆れた。
さすがに一日中1人での尾行と張り込みはキツいしロッシーも居るからとアイリーンにも手伝ってもらった。
アイリーンと2人で3週間見張りと尾行続けたがターゲットのショーンはお酒が入ると喧嘩ふっかける癖があるのが分かった。
狙うなら3軒目の後ぐらいが1番という結果になった。
喧嘩をふっかけるんではなく誘い込み作戦で行く事に決めた。
こっちは女だからね。

決行は1週間後に決めた。

1週間後。
俺はターゲットの様子を伺っていた。
今3軒目。
出てきた所で誘いをかけ仕掛ける。
3軒目をやっと出てきた。
少し後をつけて俺はすかさず声をかける。
「あのこの辺りで美味しいお酒が飲めるとこ知りませんか?」
すると俺を見て
「知ってますよ。一緒に行きましょう。」
まぁミニスカで胸の開いたワンピース着れハイヒール履いてればたいがいの酔っ払いなら食い付いてくる。

少し歩いたところでつまづいた振りをした。
「大丈夫ですか?」と体を触ってきた瞬間股間を蹴りあげうずくませ用意してた手袋をはめ 結束バンドでターゲットを縛り上げる。

そして木製のバットで殴りつけ唸ってるところに何度も何度も殴りつける。
木製のバットが折れたら今度は金属バットで殴って殴ってボコボコにした。

そして最後に一言「痛かったか?じゃあな。」と言うと銃でターゲットの眉間を撃った。

その後使った道具一式をアイリーンに渡し俺はターゲットの変わり果てた姿の写真を撮ってジョージに(終わった。)とメッセージとともに送りその場を後にした。

後にした俺は使い捨て携帯で警察にも連絡した。
「飲み屋街の路地裏に人が倒れてます。」と。

やっと終わった。
家に帰ろうと家路についた。

家に着き出迎えてくれたロッシーを見た瞬間。
俺は今の仕事が怖いと思った。
もし俺に何かあったらロッシーがまたひとりぼっちになってしまうと。

そして俺はジョージに連絡した。
「ジョージ俺仕事辞めようと思う。」
ジョージは理由を聞くことはなかった。
ただ「分かった。また遊びに来いよ。」だけだった。

ジョージはロッシーを拾ってからの俺の事を見ていてこうなる事を予感してたんだと後で知った。
仕事のおかげで金はあるしロッシーとこれからゆっくり過ごしていこうと思う。
                                                                  【完】


しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

いちばん好きな人…

麻実
恋愛
夫の裏切りを知った妻は 自分もまた・・・。

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...