cat−call season1

月城 瑠衣

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CASE5(前編)

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家に帰るとさっそくロッシーが出迎えてくれた。
抱き上げると冷たくなっていた。
抱きながら「お前いつから玄関に居たんだよ。」とつっこんでみた。
ロッシーは意味が分かってないみたいな顔したが確実に俺が家を出てからずっとだと感じた。

餌と水をやり俺もスクランブルエッグを食べた。
ロッシーも欲しがったが「餌あるだろ?」とスクランブルエッグはあげなかった。

今日ももう夜だ。
寝ようとロッシーを誘うとロッシーもすぐ俺のとこに来て丸まって寝ようとしたので俺は安心して眠った。

次の日ジョージから(2週間じっとしとけ。)とメッセージ。
俺が(分かった。けど依頼はどうする?)とメッセージしたら(2週間待ってもらうよう言ってある。)とメッセージ。
俺は(分かった。ありがとう。)と返した。

2週間俺はロッシーと遊んだりロッシーにキャットタワー買ったりした。
ロッシーはとても嬉しそうだ。
俺も買った甲斐あったと思った。
ロッシーは猫だから高いとこが好きみたいだ。
キャットタワー買ってから俺が座っていても少し寄ってこなくなった。
ちょっと寂しいがロッシーが嬉しいならそれでいい。

2週間過ぎ俺はジョージに(2週間経ったがどうだ?動いて大丈夫か?)とメッセージした。
ジョージからも(大丈夫だ。今から来れるか?)とメッセージが来た。

ロッシーに「行ってくる。」といい喫茶キッチンに向かった。

喫茶キッチンに行くとジョージが待ち構えていた。
「どうした?」と聞くと「警察も動いているが急ぎで頼みたい事がある。」といい封筒を渡された。
話を聞く限りでは今回の依頼者がジョージの知り合いらしい。

封筒の中身を確認する。
依頼者:エイミー ペイン
ターゲッ:ショーン パーシ
依頼内容:ターゲットのショーン パーシーを痛めつけて殺して欲しい。
猶予は1ヶ月
報酬:2千万
なかなかの仕事だ。

ジョージから話を聞く限りエイミーが後1ヶ月で結婚と言う時に婚約者のロイドが喧嘩をしていたショーンと相手を止めに入ったが逆に殴り殺されたらしくショーンは今も逃げているらしい。

報酬の2千万は結婚資金に貯めていたお金だという。
依頼者のエイミーの気持ちを考えるとやるせなくなる。
絶対に逃がすものか。と心に誓い俺は準備のため家に帰った。
家に帰ったらやっぱりロッシーが出迎えていた。
俺はロッシーに「すまない 仕事だ。」といい、仕事の道具の準備に取りかかった。

おれは考えに考えて決めた。
今回の道具は 手袋2組 ロープ 木製バット 鉄製バット 結束バンド 銃。

さっそく次の日からターゲットを尾行することにした。


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