cat−call season1

CASE4(後編)

1ヶ月が経ちジョージから連絡来た｡
｢警察も大人しくなった｡依頼だ。来てくれ｡｣と。
俺はロッシーに｢行ってくる｡｣といい喫茶キッチンに急いだ｡
キッチンに着くとそうそうに封筒を渡され｢急ぎの仕事だ｡｣と言われた。
中身を見ると
依頼者:ミンロ チェイ
ターゲット:ジャック クロー(34)
依頼内容:夫と息子を殺したターゲットを出来るだけ早く殺して欲しい｡
殺し方は:ナイフでのメッタ刺しで。
猶予:3日で。
報酬は5千万｡
との内容だった。
依頼者の身元調査やアジト 行きつけなどはジョージが調べてくれていた｡
後は人目に付かない所で殺すだけまでにしてくれていた｡
後｢警察には気をつけろ｡｣と言ってた。
｢分かった｡｣とは言ったもののいつも気をつけている｡
買い物する時も喫茶キッチンに来る時も｡
外に出かける時は必ず｡
なぜって？(俺は殺し屋だからだ｡)
俺は喫茶キッチンを後にした。
また接近戦だ…
苦手では無いが銃の方が早いし人目に付きにくいから接近戦は気が重くなる｡
仕事だ｡
早速家に帰ってナイフを何個か用意して検討してみることにしよう｡
今回はジャックナイフとダガーナイフを持つことにしよう。
女が持つには少し大きいが確実にターゲットを殺さないといけないからだ｡
2つなのは念の為。
明日の夕方俺は決行することに決めた｡
服はこの前着なかった黒のドレスにしよう。
足は黒のストッキングで待ち伏せはターゲットの通る公園だ｡
そこで襲う事にした。

次の日の夕方俺は黒のドレスに身を包み待ち伏せ場所の公園に向かった。
公園ではベンチに座り周りを監視しながら雑誌をめくっていた｡
すると南南東からターゲットが歩いてくるのが見えた。
ターゲットに近づくため俺は体調の悪いふりをした。
ターゲットは俺に近づき｢大丈夫ですか？｣と声をかけてきた。俺は｢大丈夫ですがトイレまで連れてってくれますか？｣といいトイレに誘い込んだ。

広いトイレの中に2人きりになると俺は鍵をかけ持っていたナイフで襲いかかり仕事を5分で片付けた。
死んだのを確認するとジョージに(仕事終わった｡)とメッセージ送り遺体の写真も送った。
ジョージから(お疲れ様｡)とメッセージが来たのを見てその公園を後にしながら警察にも通報した｡
もちろん毎回声は変えてある｡
携帯も使い捨てのやつで｡

普通の携帯から警察に電話かけると足がつくからだ。
この事もジョージから教えてもらった｡

後で聞いた話だと依頼者の方は喜んで嬉し泣きしてたそうだ｡

俺の持論だが良かったのかは依頼者がどう思うかだ｡

さてやる事は終わったし家に帰るか｡
俺は家に急いだ。