お嬢様社長と妖精執事の日常

月城 雫

文字の大きさ
1 / 10

社長令嬢が社長に就任‼??

しおりを挟む
「ふぁ~」瑠香は会議中にあくびをしてしまった。
瑠香は少し前から東城コーポレイションの社長に就任した。
東城コーポレイションは輸入物を扱う会社でそこそこ大きい会社。
東城コーポレーションの元の社長は瑠香の父親だったが、その父親は最近事故で亡くなってしまった。
だから瑠香が社長になったんだが、最初会社の偉い委員の中には瑠香が社長になるのを反対さした者もいたが、瑠香が掲げる信念や改革を演説した所、その場に居た委員の満場一致で社長になるのを納得させた。
まぁ瑠香が話した原稿は妖精執事のコウキが考えて渡した物だった。
今は社長になって初めての事前会議。
前の日に渡された会議資料を徹夜で目を通していて寝不足だったのだ。

一番の緊張の場が終わって瑠香は「はぁ~」とため息をついた。
そして、コウキに「コウキ原稿ありがとう。」
コウキはその御礼に対し「そんな造作もないです。昨晩からお疲れ様です。」
続けて「この後会食があります。今日の予定は会食でおしまいです。」とコウキ。
「分かった。会食も頑張ろう。」と瑠香は少し疲れた顔で笑顔を見せた。

会食も程よく終わり瑠香は家に帰った。
瑠香が家に帰り着いたのは深夜1時過ぎだった。
瑠香は疲れ切った身体でシャワーを浴び、次の日の準備をし3時に眠りについた。
瑠香は次に日の9時に目を覚まし、ヒビキが作ってくれた朝ごはんを食べて会社に行く用意をし会社に向かった。

会社に着いた瑠香は社長室に入ってディスクに向かいながら今日のスケジュールをコウキに聞き、書類に目を通したり、パソコンに来ていたメールに返信して、そしてコウキに目を通した書類を社員に渡すように指示してちょとぼーっとしていた。

「社長?瑠香社長?」
「る か~」

知らない内にコウキが社長室に帰ってきていた。
「はっい~‼」
はっとした瑠香の前には社長室に帰ってきたコウキが仁王立ちしていた。
「何ボーっとしてるの?」
「ごめんなさい。」
「謝らなくてもいいけど、次は会議だよ。」
「そうだね。頑張らなきゃ。で?会議で何話すんだっけ?」
コウキは会議用の書類を渡してくれた。
「会議の前までに目を通す様に。」
と釘を刺された。
瑠香は「はいはい。」
と返事すると会議用の書類に目を通して社長室を出た。

会議室に入って瑠香は笑顔で挨拶して、輸入する物の話を初めた。
会議は順調に進んで、今回輸入するのは可愛い系の置物やキーホルダーに決まった。
そして、輸入するのは1週間後になり、可愛い系と言っても色々あるからそれを決める会議を次の日に決めた。
会議用の資料は会社の社員さんに頼んだ。
明日までって期限だが、その人は気合に満ちていた。
ただ「頑張ります。」と言っていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!

クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。 ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。 しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。 ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。 そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。 国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。 樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

さようなら、たったひとつの

あんど もあ
ファンタジー
メアリは、10年間婚約したディーゴから婚約解消される。 大人しく身を引いたメアリだが、ディーゴは翌日から寝込んでしまい…。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

聖女じゃない私の奇跡

あんど もあ
ファンタジー
田舎の農家に生まれた平民のクレアは、少しだけ聖魔法が使える。あくまでもほんの少し。 だが、その魔法で蝗害を防いだ事から「聖女ではないか」と王都から調査が来ることに。 「私は聖女じゃありません!」と言っても聞いてもらえず…。

処理中です...