cat−call season2

CASE1(前編)

5年後｡


いきなりジョージから電話が掛かってきた｡

内容は仕事の話だった｡

5年前に辞めてたけど仕事の話を聞きに喫茶キッチンに向かった｡

喫茶に向かう前に俺はロッシーの写真を見て行ってくると伝えた｡


5年の間にロッシーは天国へ行ってしまった｡


喫茶キッチンに行くとジョージが待っていた｡

「キャシーすまない｡足を洗ったのにこんな形で呼び出して｡」

「いいよ｡ロッシーも居なくなって何かしたいと思ってたから｡で？仕事の内容は？」

「あぁ…今度の場所は日本なんだが大丈夫か？」

「大丈夫だ｡依頼主とターゲットは？」

「依頼は全部で5つ｡

1人目の依頼者は工藤京次郎　ターゲットは最神真｡52歳｡

2人目の依頼者は矢崎りえ　ターゲットは鏡雪也｡26歳｡

3人目の依頼者は塚本みや　ターゲットは新神康平｡27歳｡

4人目の依頼者は城島俊哉　ターゲットは坂本和之｡47歳｡

5人目の依頼者は山口憲章　ターゲットは谷山裕美子｡37歳｡

詳しくはここに後で読んでくれ｡後道具は日本で用意させるから｡それから日本での滞在時間は明日から2週間｡最後に俺も一緒に行く｡」

と言いながらジョージは封筒を渡してきた｡

俺は「分かった｡」と言い家に帰って明日からの仕事の準備を始めた｡


俺は日本の税関に引っ掛からないようにスーツケースに服や化粧品を入れ渡された封筒は手持ちのリュックに入れた｡


次の日日本に出向くため俺はジョージと飛行場に向かった｡
日本に向かう名目は旅行という事にした｡
無事飛行機に乗る事は出来た｡

日本に着いた俺はジョージが手配したホテルで1人1人の殺し方を模索していた｡

1人目のターゲット最神真。
 依頼者の工藤京次郎さんいわく息子を真に殺された｡
だから一瞬で殺して欲しい｡との依頼だった｡

まずは道具だ｡

俺はジョージに「今回の道具は？」と言うとジョージは無言で黒い革製のバッグを指さした｡
俺は無言のままバッグに近付き中身を確認した｡
中身は ライフル 銃 ナイフ アイスピック 包丁 ナタ 結束バンド 瓶 ロープが入っていた｡
俺はジョージ「こんなによく集めたな｡」と言うとジョージは無言のまま親指を立てた｡

俺は早速1人目のターゲットの最神真の素行調査をジョージから聞いた｡
ココリアと違って日本は警察の目が厳しいらしく素行調査はジョージの昔馴染みがしてくれたとジョージから聞いた｡
後 今回のターゲットは全員警察にマークされてるらしく殺る場所も人に見つかりにくい場所をピックアップしてくれてると聞いた｡

俺は仕事を明日からにしてこの日はそのまま解散にした｡

俺はその日の夜｡

最神真の殺し方をどうするか？迷った｡
ライフルで遠くから狙うか？銃で近射で狙うか？

どういう殺し方が依頼主の気が晴れるか？
遅くまで悩んでライフルで殺す事を決め眠りについた｡

次の日の夕方｡

早速ライフルを手に雑居ビルの屋上に立ってターゲットがいつも通ると言う裏道をスコープから覗いていた｡

するといつものように歩いているターゲットを発見｡

俺はすかさずライフルの引き金を引いた｡

ターゲットが死んだのを確認し俺は雑居ビルから立ち去った｡


その晩ジョージと今日の事を話した｡

「今日の仕事も完璧だったな｡5年前から腕は落ちてないようだ｡」

「そうか？なら良かったよ｡」

実は今回のターゲットの死を見届けたのはジョージだ｡

「俺が見て腕が落ちてないと言うんだ間違いない｡」

と豪語するジョージに俺は

「ありがとう｡」

と素直に感謝した｡