cat−call season2

月城 雫

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CASE1(後編)

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この日は色々話した。

辞めた後ロッシーとのんびり過ごしていた事や2年前にロッシーが突然天国へ逝ってしまった事なんかを話した。


次の依頼者の話も聞いた。

依頼者の名前は矢崎りえ

ターゲットはりえの姉を強姦殺人で殺した鏡雪也26歳。

警察も目を付けているがなかなか尻尾を出さずで警察もお手上げ状態らしい。

業を煮やしたりえは日本の伝手からジョージに依頼してきたらしい。
でジョージが考えに考えた結果。

「キャシーなら殺れると思って一緒に来た。」との事。

それを聞いて俺は納得した。

俺は殺し屋だが女だ。
男の懐に入るのも訳ない。

そういう事だろう。

俺は話を聞いて次のターゲットの殺し方を接近戦のナイフでの滅多刺しに決めた。

次の日から俺は行動を始めた。

今回のターゲットにかけれる時間は1日半。

接近戦を達成するには1回はターゲットに近づく必要がある。
それと雨が必要だった。

そこで俺はターゲットがいつも通ると言う公園で待ち伏せ作戦をすると決め公園で赤いレインコートを羽織って待った。
待つ事20分でターゲットが現れた。
俺は飲み物を持って見えてないふりをしターゲットにぶつかり飲み物を引っ掛け話すきっかけを作った。

「あっすいません。」
「いえいえ大丈夫ですよ。」
と言いそのまま去ろうとするターゲットに
俺は
「この後予定空いて無いですか?もし良かったらちょっと付き合ってもらえませんか?」
と少し上目使いで誘った。

そしたら「空いてますよ。」とターゲットが乗ってきた。

仕事の1段階終了。

「いい感じの店知ってるんですがそこに行きませんか?」と言うと

「良いですね。」と言ってきた。

「こっちです。」と人気の無い路地に誘い込み
「はぁ…ここらへんでいいか。じゃこれをどうぞ。」
とナイフで1回刺し動きを止めターゲットが唖然としている間に20回刺し続けターゲットの息の根を止め俺の仕事は終了した。

近くに居たジョージと合流し車でホテルへと向かった。


ホテルに向かう間に俺はコートを脱ぎビニール袋に入れた。

ジョージが「お疲れ。」と言って

俺も「あぁ。」と答えた。


ホテルに着くと早速次の依頼者とターゲットの確認と殺し方を考えた。

次の依頼はちょいとややこしい依頼だ。

まず依頼者は塚本みや25歳。 

依頼内容は親友を殺された。

後で分かったことだが本当は

康平に好意を抱いていたが

康平が振り向いてくれなくて

好意が殺意に変わって依頼してきた。


ターゲットは新神康平。

実は塚本みやからの必要以上のストーキングに悩んでいる。


今回の仕事はターゲットの新神康平と協力して新神康平の偽装遺体を写メをみやに送る事になっている。

そしてみやの気持ちをターゲットから引き離す。


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