cat−call season2

月城 雫

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CASE3(前編)

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ホテルに着いた俺は日本で最後の依頼主とターゲットの書類に目を通した。

依頼主 山口憲章 ターゲット 谷山裕美子。

依頼は憲章の娘美亜が裕美子の必要以上のいじめで心も体もボロボロにされ自殺した。

遺書もあって遺書には裕美子の名前と裕美子にされた事が事細かに書かれていたと言う。

自殺に追いやったターゲットの裕美子がどうしても許せない。

と書かれていた。

まずは道具だ。

俺はアイスピック 包丁 ロープ 結束バンドと新しく鉄パイプと決めた。

結束バンドは前の殺しでも使ったが心をボロボロにするには痛め付けながらでも生きていて貰わないと困る。

鉄パイプは道具に入ってないからジョージに頼む事にした。

依頼者から殺し方は娘と同じ様にしてから殺してほしい。

との依頼だからやられたことも書かれていたからだ。

日本での最後の仕事だ。

少しでも依頼者が報われる様にしあげよう。

そう思いながら「ジョージ1つ鉄パイプ用意してくれ。」と頼んだ。

ジョージは「分かった。次に使うのか?」と聞いてきた。

「あぁ依頼主から娘がやられた以上にと書いていたからな。」と俺は答えた。

「そっか。」とジョージは納得して用意の手配をしてくれた。

そのやり取りを聞きながら俺は飯を食べる事にした。

手配を終えたジョージが俺の食べている物を見て

「飯それだけか?」

「あぁ。」と言うとジョージは意外そうな顔をした。

俺が手に持っているのがホットドックだったからだと思う。

俺はあまり飯を食わないしジョージの前で食べるのは初めてに近いから仕方ない。


俺はホットドックを食べ終わって自分の部屋に戻り次の日から始める仕事のためにベッドに入った。

俺は次の日から2日半かけてターゲットを殺す。

殺り場は廃墟になった学校。

そこにしたのは俺だ。

ターゲットが依頼者の娘が自殺したのは学校でのいじめが原因だったから。

少しでも依頼者が納得出来る様にと思ったからだ。

1日目まず ターゲットを呼び出し 校舎の中へ誘い込んだ。

そして「こちらへどうぞ。」と椅子に座らせ「これ出来ますか?」と俺は後ろに手を組むジェスチャーをしながら後ろ手を組ませターゲットの後ろに立ち「すごい出来ましたね。」と言いながら結束バンドでターゲットの両手首を縛った。

それから俺は「はぁ」とため息を付き「さぁ始めようか。」と言い鉄パイプを手に持ってターゲットに近づいた。

ターゲットは「お前誰だよ。警察に言うぞ。ただで済むと思うなよ。」とかほざいてたが、俺も「じゃあこれはお前への罰だ。」と言い鉄パイプでターゲットの体を叩き続けた。

叩いてる間も「痛い。やめて。」ターゲットは言い続けたが俺は止めることはない。

俺はターゲットが意識を失うまで続けた。


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