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現状把握 しもべ達 2
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俺を待っていたポセイドン一言
《さぁ、御館様今度は私が案内しましょう》そう言うと陸地に這い上がって来る。
『ちょ、ちょっとまて!水の中だと俺が呼吸出来ないだろ?』
『ご安心下さい。私が旦那様を包みますので』ロデム
『あ、そ、そう?』
俺を包み込むとポセイドンの上によじ登る。息継ぎ穴の少し後ろに俺を固定して、回りにドーム状の膜を張ってくれた。
《さぁ、行きますぞ》なんだか嬉しそうなポセイドン。
ポセイドンはその巨体の割に、波も立てずに泳いで行く。振り返ると岸のロプロスが小さく見える。
いつの間にこんな遠くに。
《では潜ります》ポセイドンがそう言うと、身体が前のめりになり、水が押し寄せて来た。
『おぉぉ』
《大丈夫です旦那様、私が守っております》ロデムの声で少し落ち着く。
確かに水は1m位から来ない。
上を見ると、水面に煌めく日射しが遠くにある。
かなり深く潜ってるんだろう。
もう、光が届かない所まで来た。
今は水平だと言う事はわかるが、進んでるのか、止まってるのか全くわからん。
『ポセイドン、今、どんな状況?』
《はい、今は湖から海に向かって地底トンネルを進んでいるところです。間もなく、海に出ます。》
10秒もしない内、急激な上向きになる。
(海面にジャンプする積もりだな)
そう思った次の瞬間海面にジャンプした。
盛大な水飛沫をあげ、着水するポセイドン。俺には水も掛からんけどね。
ロデムが周りの膜を消したのか、潮の香りが押し寄せて来た。
地球と同じなんだね。
『ポセイドン、森林地帯で海に面していて、凹んだ所有るだろ?わかる?』
《あ~、多分あそこの事でしょう。しばしお待ち下さい。》
と言うと方向を変え、かなりのスピードで進んでる。俺には、気持ち良い程度の潮風しか吹かんけどね。
あっと言う間に目的の場所が見えた。
『そうそう、ここここ、俺、降りられる?』と言うと、入り江の奥の砂浜に勢い良く乗り上げた。
『お~~おっ!びっくりした。』
ポセイドンが止まると、ロデムが俺を降ろしてくれる。
ここはU字の様に森林地帯が凹んでいる。
そこが海になっていて周りは断崖絶壁になっている。奥行や幅なんかは想像も出来ない。中々いい感じの砂浜で遠くには岩場も見える。
紅い豚が昼寝してそうな雰囲気だ。
森林地帯側も断崖絶壁なのだが、下にも森が広がっている。
ポセイドンに驚いたのか、絶壁を器用に登るカモシカの様な生き物がいる。
『ここ良いね』
俺がポツリと呟いた言葉に、ポセイドンが即座に反応する。
《ならば、ここに別宅でも置かれてはいかがでしょう》
『う~ん、その内にね(まだそんな状況じゃ無いよ)』と曖昧な返事を返す。
『他に面白そうな事ない?』
《そーですな、沖の島に人間が群れており、頻繁に船の出入りをしとりますが》
『それ、見に行って見ようか』
《はっ!》
また、ロデムにポセイドンの上に乗せてもらう。
暫く行った先には大小5つの島があった。
少し離れた場所から、俺だけ水面から身体を出し見てると、一番大きな島に結構大きな集落?港?があった。
この辺りは、森林地帯の東側にある国の支配地域らしい。
今の時点で接触を持つのは、まだ早いと思ってるので、そのまま引き返した。
今日判った事は、森林地帯の外縁部に沿って4つの集落と、海の島にも1つの集落の存在だ。
『ポセイドン、そろそろ帰ろうか』
《御意》
来た時と同じ様に帰る訳だか、帰りはポセイドンが気を効かせ、水中遊覧をしながらの帰宅だった。色んな生き物を見て、確かな異世界を感じた。
内陸の湖に帰るとロプロスが待ってた。
いくぶんホッとした様に見えたのは気のせい?ドラゴンの表情は判らんしね。
『みんな、今日はありがとね』
『何をおっしゃいます、礼など不要でございます。』人の姿に戻ったロデム
《主様の申し付けは無上の歓び》ロプロス
《何を申されますか御館様ドンと構えて居られませ。はっはっは》ポセイドン。
だって、僕なんて初めてだし……職場では部下さえいなかったのに。
『みんな居るからこれからの事だけど、
暫くは俺も自分の事をしようと思ってる。でも、いずれ外の世界に行く事になると思う。』
『そーなるかと思っておりました。』ロデム
《いかような事が有っても、主様の手足となる為お側に控えますれば。》とロプロス
《いかにも、御館様在る所に我も在る、はっはっは》ポセイドンも
『いやいや無理でしょ?
ロデムはまだしも、ロプロスとポセイドンは一緒に行動は無理でしょ。』
《《何故⁉》に》
『だって大き過ぎでしょ?それにドラゴンと海獣だよ?』
《我らの姿に問題があると?》ロプロス
《成る程の~》ポセイドン
『ね?判るでしょ』
判りました
《では、ロデムの様に我らも人化致しましょう。》ロプロスが言うと
《力は半減するが、御館様と一緒に居られるのなら致し方なかろう》
『えっ!お前達も人みたく成れるの?』
と、言った瞬間
《さぁ、御館様今度は私が案内しましょう》そう言うと陸地に這い上がって来る。
『ちょ、ちょっとまて!水の中だと俺が呼吸出来ないだろ?』
『ご安心下さい。私が旦那様を包みますので』ロデム
『あ、そ、そう?』
俺を包み込むとポセイドンの上によじ登る。息継ぎ穴の少し後ろに俺を固定して、回りにドーム状の膜を張ってくれた。
《さぁ、行きますぞ》なんだか嬉しそうなポセイドン。
ポセイドンはその巨体の割に、波も立てずに泳いで行く。振り返ると岸のロプロスが小さく見える。
いつの間にこんな遠くに。
《では潜ります》ポセイドンがそう言うと、身体が前のめりになり、水が押し寄せて来た。
『おぉぉ』
《大丈夫です旦那様、私が守っております》ロデムの声で少し落ち着く。
確かに水は1m位から来ない。
上を見ると、水面に煌めく日射しが遠くにある。
かなり深く潜ってるんだろう。
もう、光が届かない所まで来た。
今は水平だと言う事はわかるが、進んでるのか、止まってるのか全くわからん。
『ポセイドン、今、どんな状況?』
《はい、今は湖から海に向かって地底トンネルを進んでいるところです。間もなく、海に出ます。》
10秒もしない内、急激な上向きになる。
(海面にジャンプする積もりだな)
そう思った次の瞬間海面にジャンプした。
盛大な水飛沫をあげ、着水するポセイドン。俺には水も掛からんけどね。
ロデムが周りの膜を消したのか、潮の香りが押し寄せて来た。
地球と同じなんだね。
『ポセイドン、森林地帯で海に面していて、凹んだ所有るだろ?わかる?』
《あ~、多分あそこの事でしょう。しばしお待ち下さい。》
と言うと方向を変え、かなりのスピードで進んでる。俺には、気持ち良い程度の潮風しか吹かんけどね。
あっと言う間に目的の場所が見えた。
『そうそう、ここここ、俺、降りられる?』と言うと、入り江の奥の砂浜に勢い良く乗り上げた。
『お~~おっ!びっくりした。』
ポセイドンが止まると、ロデムが俺を降ろしてくれる。
ここはU字の様に森林地帯が凹んでいる。
そこが海になっていて周りは断崖絶壁になっている。奥行や幅なんかは想像も出来ない。中々いい感じの砂浜で遠くには岩場も見える。
紅い豚が昼寝してそうな雰囲気だ。
森林地帯側も断崖絶壁なのだが、下にも森が広がっている。
ポセイドンに驚いたのか、絶壁を器用に登るカモシカの様な生き物がいる。
『ここ良いね』
俺がポツリと呟いた言葉に、ポセイドンが即座に反応する。
《ならば、ここに別宅でも置かれてはいかがでしょう》
『う~ん、その内にね(まだそんな状況じゃ無いよ)』と曖昧な返事を返す。
『他に面白そうな事ない?』
《そーですな、沖の島に人間が群れており、頻繁に船の出入りをしとりますが》
『それ、見に行って見ようか』
《はっ!》
また、ロデムにポセイドンの上に乗せてもらう。
暫く行った先には大小5つの島があった。
少し離れた場所から、俺だけ水面から身体を出し見てると、一番大きな島に結構大きな集落?港?があった。
この辺りは、森林地帯の東側にある国の支配地域らしい。
今の時点で接触を持つのは、まだ早いと思ってるので、そのまま引き返した。
今日判った事は、森林地帯の外縁部に沿って4つの集落と、海の島にも1つの集落の存在だ。
『ポセイドン、そろそろ帰ろうか』
《御意》
来た時と同じ様に帰る訳だか、帰りはポセイドンが気を効かせ、水中遊覧をしながらの帰宅だった。色んな生き物を見て、確かな異世界を感じた。
内陸の湖に帰るとロプロスが待ってた。
いくぶんホッとした様に見えたのは気のせい?ドラゴンの表情は判らんしね。
『みんな、今日はありがとね』
『何をおっしゃいます、礼など不要でございます。』人の姿に戻ったロデム
《主様の申し付けは無上の歓び》ロプロス
《何を申されますか御館様ドンと構えて居られませ。はっはっは》ポセイドン。
だって、僕なんて初めてだし……職場では部下さえいなかったのに。
『みんな居るからこれからの事だけど、
暫くは俺も自分の事をしようと思ってる。でも、いずれ外の世界に行く事になると思う。』
『そーなるかと思っておりました。』ロデム
《いかような事が有っても、主様の手足となる為お側に控えますれば。》とロプロス
《いかにも、御館様在る所に我も在る、はっはっは》ポセイドンも
『いやいや無理でしょ?
ロデムはまだしも、ロプロスとポセイドンは一緒に行動は無理でしょ。』
《《何故⁉》に》
『だって大き過ぎでしょ?それにドラゴンと海獣だよ?』
《我らの姿に問題があると?》ロプロス
《成る程の~》ポセイドン
『ね?判るでしょ』
判りました
《では、ロデムの様に我らも人化致しましょう。》ロプロスが言うと
《力は半減するが、御館様と一緒に居られるのなら致し方なかろう》
『えっ!お前達も人みたく成れるの?』
と、言った瞬間
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